「何でかばった?」
「・・・え?」
妖夢は、ただ灰色に染まった空間に転がされ、頬を悪寒の主ーー未來に腹を踏みつけられる。
ぐ、と息が詰まるも、目をつむって身をよじらせる。
「庭を枯らさせたあいつの詫び。俺からなんか教えてやるよ。聞け」
「・・・じゃあなぜ、恨んでるんですか」
「殺されたから」
フードのしたに、ひび割れた頬が見える。
目元まで伸び切った黒髪のしたから、憎悪が読み取れる。
「俺は、いわゆる怨霊だ」
「ーーーつ!?」
「安心しとき。お前に危害を加えることはないさ。歯向かわない限り」
ぐぐっと腹に入った足が力をもって妖夢を圧迫する。
「ぐっ」と潰されたように声が漏れる。
圧迫感は拭いきれず、目を開け、きっと未來を睨みつける。
未來はおどけたように笑いながら腹から足をどけた。
自由になった妖夢が起き上がり、刀に手を添える。
「・・・・それ以上近づけば斬ります」
「そういうこと言える立場?」
「それに、まだ恨んでいる理由を聞いてないのですが」
「いいや。言ったさ。殺されたからさ」
「それは理由になっていません。いいえ、あなたが殺されているなら今頃地獄か白玉楼ですよ」
「白玉楼にいたじゃんか」
「今でない。それにあなたには魂が見えます」
「だって生きてるんだもん」
へらっと笑いながら未來はゆっくりと妖夢に近寄る。
妖夢は刀を抜いてーーー仕舞う。
無意識だった。なぜ仕舞った?妖夢ははてなを浮かべる。
「ダメじゃないか」
妖夢の顎に指を添え、未來はくいと持ち上げた。
そうだ、能力は、と我に返るも遅かった。
「想鵐を殺してくれるかい?」
「・・・」
「君ならやってくれると信じているんだ、これでもね」
未來は黒い笑みを浮かべながら、妖夢の鼻に口を近づける。
咄嗟に妖夢は刀を抜き去った。
「・・・・なぜ、斬れない」
「・・・迷いが刃を鈍らせる。それがこのことか。勉強になったよ」
「ーーーーーぐぅ」
「嬉しい。嬉しいんだよ、妖夢」
「・・・?」
「君が刃向かってくれてウレしいンダ!」
片言になっていく未來に、妖夢は首を締められる。
未來の笑みには狂気と憎悪が宿る。
「・・・・」
「ねえねえねえねえねえねえねエネエネエネエネエネエネエネエネエネエネエ」
刹那、刀で峰を打ち据えーーーーその笑みはどこか真面目な顔へ戻る。
すっきりしたように、真面目な顔で妖夢を見て。
「ふぅ・・・目が覚めたよ。ありがとう」
にっこりと笑みながら未來はそう言った。
(やばい・・・どうしよう、強いっ!!!)
きゃっっほおおおおおおおおおおおいいいいい!!!!!
想鵐「・・・・・カオス」
緋乃「ひっさしぶりにこっちで話せるぜぇえ!」
想鵐「僕なんて感想にも出れないんですが?!」
緋乃「そこは俺と琴羽の主人公としての・・・」
想鵐「え、主人公なの?」
緋乃「ぇ?」
想鵐「だってエピソード的には理桜先輩のほうがいろいろ目立ってません?」
緋乃「いや、最後・・・とか・・・」
想鵐「え?痛めつけられて目立ってるって言い張りたいんですか?」
緋乃「あと・・・勇季歌録の・・・」
想鵐「あれも理桜さんにやられてたっぽいし、さとりさんと互角っぽかったじゃないですか」
もうやめて!緋乃君のライフはもうゼロよ!
緋乃「・・・・帰る」
想鵐「え?あ、はい」
・・・・・カオス。で、では、お久しぶりの投稿でした!
ではではー!