幻想散々的   作:Lan9393

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はい。
はい。想鵐君のサダメです。⇦


三十四話:会っちゃった!?

想鵐Sido

 

  こうも異変の主や重要人物に会うことが多いんだろう。

目の前で瓢箪を仰ぐ少女を見て、苦笑する。

いやなにがあったって、適当にその辺見てたら暇そうに酒を飲むこの子を見て、聞いたらあっけらかん、自分だと教えてくれた。

簡単だなぁ・・・・。

 

「あー♪うめぇ~♪」

「そ、そうか・・・」

 

ここは彼女の家。

正体発覚したら誘われました。はい。

 

(霊夢たち、心配するよなぁ)

 

頬を掻きながら、瓢箪を仰ぎ、笑う彼女を見る。

あきらかに異変の首謀者とも思えな・・・レミリアがいたなレミリアが。

あれはただ幼いってだけだけれども。

 

「しっかし、私を見つけた客人たぁ、珍しいなぁ♪」

 

嬉しそうに瓢箪の中身をかき混ぜる彼女を見て、少しほっこりする。

なぜだろう、アリスさんの視線が痛い。

霊夢と魔理沙ほどじゃないけれど、さぁ・・・。

(ちなみにアリスがいる理由は、霊夢たちに睨まれたので怖かったから連れってきた。怖い)

 

「んじゃあ、遊ぶかっ」

 

軽快に笑む彼女は、名乗りもせず己のペースで構えをとる。

その瞬間、僕は焦り、アリスは上海人形(というらしい)を持つ。

 

「みゃ、脈絡は!?」

「は?遊ぶだろ?」

「悪いけれど、名乗らない人と遊ぶ気はないし、そもそもそのためにきたわけじゃないもの」

 

アリスが冷静に告げると、笑っていた彼女の顔が無表情へと変わる。

それを見て僕らはびくりと震える。

全身がぶわぶわと膨れがるように・・・彼女の体が揺れる。

 

「伊吹萃香」

「・・・え?」

「私の名前は伊吹萃香だよ」

「えっと、よろしく」

「・・・・・・なにを怒っているというの?」

 

 

 

アリスの言葉に、その場がシィンと静まる。

すると、萃香の身体がプルプルと震える。

 

「ぷっ」

 

吹き出した。

僕らは一斉に惚け、その様を見ていた。

何で笑っている?なんでだ?

萃香があっはっはと仰け反りながら、バタバタと転がり回った。

 

「怒ってるって?そういう風に見えるかい?そりゃあ目をこすってもう一度みるといい、私はそんな固い表情はしていないよ!」

「あなたねぇ・・・」

「アリス落ち着け・・・」

「さて、大方想像はついているよ。動機とかを説明するんだろ?」

 

わかってるんだ、とわかったら、「話が早いな」とニヤリと笑って返す。

 

「そうだ。宴会を続ける・・・いや、みんなが集まってしまう異変をやめるんだ」

 

霊夢の言っていたことだ。

きっとこの異変は、宴会を続けるものじゃなく、みんなが集まってしまう・・・その名の通りの異変であるだろう、と。

 

「『集める』?バカいうなよ、私はみんなを集めてるんじゃないさ。私はお花見できる場所に、お花見のための条件を見たしてそれらを集めてるのさ。そしたらぞろぞろみんなが寄ってくるんだろ?私はそれを見越した上でやってるんだけどな」

「・・・・」

 

この子・・・。

見た目のわりに計算高い・・・のかな。

 

「楽しいじゃん?みんなでわいわいやるの・・・さ」

 

萃香はさみしげに笑うと、僕はとっさに撫でてやった。びっくりしたように目を丸くして、僕の手を掴んでのかせた。

 

「ほら、動機も何も言ったぞ?鬼は嘘をつかな・・・おうい?何その顔」

「鬼・・・・」

「ほら、角」

「あ・・・・」

 

僕はやっと気づく。

そうだったーーー!少し違和感感じたんだけどスルーしてたぁああああ!!!

呆然と口を開いている僕に、萃香は笑ってなんだその顔と笑う。

 

「・・・バカなの?」

「うぅ。悪いか・・・」

「別に?」

 

アリスが小悪魔めいた笑みを浮かべる。

僕はそれを見てむぅとふてくされたようにしゃがみこんで腕に顔をうずめる。

何だその顔。なんか・・・・はずかしいんだけど。

 

「さて・・・ばれてしまったからねぇ。歟疾の正体も明かした方がいいかな?」

 

クスリ、とえんで。

僕ははてなを浮かべて。

アリスはムッとしたように。

 

「共犯がいるの?」

「お手伝いをしてもらっただけさ。あはは」

 

歟疾君・・・かな。彼のことを話し始めた瞬間、桃色の何かがぶわっと溢れ出す。

照れ笑いのように左手で頬を掻きながらあせあせと右手が動く上下、左右。ななめに。

 

「ふぅん・・・」

「な、なんだい?その顔は」

「いや・・・アリスさん?」

「なんか親近感が・・・感じたような・・・」

 

首をかしげてアリスが悩み始める。

萃香が「違う!」と連呼している。うん。

違うんならそうなのかな?

 

「そのうち、誰かがその歟疾君を見つけてくるわよ。さ、弾幕で遊ぶなら今のうちよ?」

「マジか?!じゃあやろうぜ!」

 

にっこにっこと萃香がアリスに飛びつく。

僕は笑いながら玄関近くで二人を見ていた。

絶対にこいつら家壊すな・・・・。




はい!ここまでです!

想鵐「さっきと間が空いてないかい?」

・・・・・途中でした。

想鵐「・・・はぁ」

次は、歟疾という彼が出てきます。
さあ!そいつを誰が見つけたのかなー!?
レッツゴー!

想鵐「・・・変なノリだなぁ・・・」

妖夢「また次回よろしく申し上げます」

想鵐「・・・・!?」
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