幻想散々的   作:Lan9393

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三十七話:その夜

想鵐Sido

 

「・・・ん?」

 

僕はそれを、『見つけてしまった』。

まるで、そこにいないはずのものを見てしまったかのように。

宴会で浮かれた頭を冷やすために、外へ出ただけなのに。

彼女はそこにいた。

黒い髪を灰色のリボンで束ねていて、服装は薄緑のシャツに黒の短パン。

なつかしい。そのままの彼女がいた。

 

 

「うそ・・・・だろう?!」

 

走り出す。まるで、何かに取り憑かれたかのように、瞬間的に考えたのだ。

花が香るように、何かを吸い込んだみたいに。

 

「み・・・未来!!!」

 

そいつの名前を呼んだ。追いかける。

 

—————————————————

 

妖夢Sido

 

  思えばさっき「頭を冷やしてくる」と言った時から、想鵐さんがどっか言っちゃったような。そうつぶやけば、周りは静かになる。

あれ?何かいけないことでも言いましたっけ?

 

「それ・・・もそうね。外にはいないようだし」

「しまっ!!未來と出くわしたらどうすんだよ!!もっと早く言えよ!!」

 

魔理沙さんが私の肩を痛いくらい掴んで引き寄せられる。

目を見開いたその視線が、ヒシヒシと私に反省しろと伝えてくる。

 

「すいません・・・」

「謝ったってしょうがねぇ!!さっさと探しに行くなりなんなり・・・」

「あら?魔理沙。妖夢はさっき気づいたのよ?それなのに、悪いなんて咎めるの?探しにいけって・・・あなたこそいったらどうなの?」

「・・・幽々子」

「あなたに呼び捨てられる覚えはないわ」

 

幽々子様が私を抱きしめて魔理沙さんの痛い腕から逃れられた。

ありがたいのですが、幽々子様・・・どうしてお怒りに?

 

「・・・うっせーよ。幽々子」

「ふふ。なによ?殺されたいの?」

「あっはは。できるもんならやってみろ!」

 

魔理沙さんが箒を構える。ともに、幽々子様も扇子を構えた。

私が口を開こうとすると———?

 

「あんたら馬鹿なの?」

 

サクッと魔理沙さんと幽々子様の後頭部にお祓い棒が刺さる。

幽々子様にお祓い棒が・・・?!

 

「なんでだよ!!未來が・・・!」

「それだったら戻ってくるわよ。または何かしらの合図を出すわ。あいつには前持って結界を張ってあるもの」

「さすが、素敵な巫女サマだぜ・・・」

「あんたらねぇ。想鵐がいなくなったくらいで騒がないで頂戴。勝手にいなくなったあいつがわるいの」

「そう言ったってなぁ」

「魔理沙」

 

アリスさんから、魔理沙さんへ。鋭い声が届く。

魔理沙さんはビクリと肩を震わせる。

 

「想鵐を信じてあげないの?私たちは、お願いされたとおり未来を探す。そして、未來を止める。それだけよ」

「・・・はは。それまで私はお役御免ってか?」

「探しなさいよ」

 

魔理沙さんが帽子を深くかぶると、霊夢さんがお祓い棒で頭を叩く。

すると、私に金色の何かが抱きついてくる。

 

「ねぇね、ようむ!」

「フランドール様・・・?」

「次、異変で行くなら・・・私もついてっていい?」

「・・・何故、私に」

「妖夢にお願いしたいの!」

「・・・かしこまりました」

 

フランドール様はニパーと笑ってそう言う。

私に拒否権などない。

了承した・・・否。それに従う。

 

「やったー!ありがと、妖夢!」

「・・・はい」

「ふふ。妖夢。頑張りなさいね?」

「!幽々子様・・・ありがとうございます」

「さて、今日は飲み明かしますか!」

 

霊夢さんが叫び声と同等の声量で言い放つ。

宴会はまだ続くらしい。

 

(・・・・・嫌な予感がする)

 

—————————————————

 

想鵐Sido

 

「・・・はぁ、はぁ」

「・・・」

「未来、待ってくれって」

「・・・」

 

  一向に未来の足は止まらない。

 

「止まってくれよ・・・・おい!!」

 




想鵐「!?!?」

あはは・・・。

想鵐「・・・急展開?!」

前持って考えてたよ?

想鵐「でも・・・これは・・・」

え?あ、活動報告・・・だっけ。に、新しいの追加しときます。見といてください。

想鵐「コメントもください」

あ、そうだ。
ではー。

想鵐「・・・まったく」
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