幻想散々的   作:Lan9393

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間が空きました。
課題が多くて・・・(汗


四十六話:散・抜

想鵐Sido

 

  なんで、僕は人を傷つけたんだろう。

こんな弱い僕だからきっと人を傷つけてしまったんだ。

 

「そこにいるのはわかってるのよ、想鵐!!」

 

だから、僕を呼ばないで。

きっと不幸になるだろう・・・?

 

—————————————————

 

霊夢Sido

 

どことなく枯れたイメージのあるその地面。

想鵐がいるという証になるだろう。

 

「・・・れい、む」

「想鵐。ほら帰るわよ。妖夢と鈴仙、魔理沙とフランが戦ってくれてるのよ」

「四人、が」

「ええ」

 

光を失った目。長めの前髪。

色あせた赤と黒のジャージという衣服を身にまとって、うずくまって地面に触れていた。

はたからみたら家出したか、追い出されて行き場を失った『家なし』(これを紫は『ほーれむれす』と言っていた。外来人の言葉で話されてもねえ)と思われるだろう。

どこか荒い息遣いで、後ろの方向をチラリと見て安堵したり・・・挙動不審だ。

そんな様子の想鵐はうずくまりながらうつむいた。

そしてこちらに気がついたか、真っ暗な目をこちらに向けて、表情は暗いまま、笑みを浮かべた。

楽しそう、嬉しそうには見えない・・・どこか、物悲しそうに。

 

「・・・僕を殺せ」

 

そう言われても困ることはわかるでしょうに。

この幻想郷にそういうことできるやつがいるかって言われたら・・・ああ、居たわ。紫とレミリアが・・・。

しかたないから飽きれて返してやる。

 

「なにいってんのよ」

「自分を枯らすことは出来ない、から」

「出来てたらしてるわよね」

「ああ・・・うん」

 

弱気な彼に・・・いや、いつもより明らかに沈んだ彼に、私はイライラする。

なんでかって・・・それは簡単でしょう。

好きな人がこうやって沈んでるのをみるとイライラするのよ!もっとシャキッとしろって言いたくなるの!!

 

「・・あ、そ。あんたは本当に死にたいの?」

「・・・・・・・・うん」

「いやそうね。まったく・・・手間かけさせないで頂戴」

「あ、はは。ほら、棒で滅多打ち、とかさ」

 

ため息が出る。呆れてものも言えないわ・・・。

 

「バーカ」

 

ペチン、と頬を叩く。

想鵐は私が甘いものを食べている時の魔理沙並みに驚いたような顔をしている。

・・・あいつの第一声が、「食えるだけの金あったのか?!」・・・って。

私だって働いてるのよ!!

 

「・・・あ、霊夢?」

「なによ。気がついた?」

「・・・うん。いろいろあったせいで」

「なにがあったのよ」

「未来と会った」

「み、みら・・・どっち?」

 

『みらい』は二人いる。

発音も同じだから、わかったものじゃない。

心を読めたらわかるだろうけれど。

 

「未来。女の子」

「・・・そう。地獄にいたのね」

「ああ。萃香たちが異変を起こしてそれを収めた時・・・。その夜、かな?外出たら居たんだもん」

「だからってついていく?何も知らない子供が紫について行くようなものよ」

「あっはは。紫が不審者扱い、か。当人が不服そうにスキマへ逃げるね」

 

想鵐は乾いた笑を漏らす。なにか、もう諦めているような。

 

「・・・また聞くんだけどさ」

「どうして人殺しにここまでするのかって?なんかもう・・・返答つかれたわよ」

「う・・・ごめん」

「ならやめなさい。言ってもバカにされるだけよ」

「そう、か・・・」

 

遠くを見るような目は下へ向き、パキリ、と割れた地面の破片をじぃっと見ていた。

そこから何もしゃべらない。

 

「・・・・」

「・・・」

 

それがしばらく続いた時。

私はイライラしすぎて爆発した。

 

「あーーーもうっ!!喧しいッ!!暗い!!そんなあんたがーーーーコホンッ」

「え!?なに!?何を言いかけたの?!」

「うっさい!」

「気になるんだけど!?」

「気にするな!」

 

 

 

・・・・・・・・と。

 

 

「————想鵐さん」

 

どこか半人半霊に似た声。

しかし、虚でそれが感情がこもっていないように聞こえた。

そちらを見ると、想鵐のケータイにあった笑顔の写真の相手に見える気がする。

 

「あんたが、未来・・・?」

「・・・はい」

「っ!?もう来たのか・・・」

 

想鵐は後退する。

 

「あなたはさっさと戻ってください。あなたは博麗霊夢たちとともに過ごせない。もう・・・それが真実、ですから。たとえあなたが慕う相手がいて、それが博麗一行にいたとしても」

 

淡々と告げられた言葉には感情はおろか、毒やなんやらも無く、ただの読み上げ機と化していたそいつが、想鵐の手を掴んで引き寄せた。

 

「・・・あんたね」

「あなたの敵はあの人です。さあ、想鵐さん」

「う、・・・あ、ごめ、ごめ、みら・・・」

 

 

ゆらり、と想鵐が振り返った時には、それはもう起きていた。

 

パァンという破裂音。

 

何かが、・・・いや、力が抜けて行く感覚。

 

ぐらりと回った視界。

 

白くなったかと思えば世界は白くなる。

 

私は、どうなったの?

次に聞こえた音は、男がなにかに謝る声と、焦った女の声だった。




80字で2000(白目

想鵐「ま、まあ・・・でも珍しいね。・・・珍しい?」

何がですか。

想鵐「いや、女の子目線。久しぶりなだけ?」

そうでもないと思われ。
花映塚始まってからなぞの第三者目線がありましたからねぇ。
あれは楽だ。が、キャラの心情描写に困る。

想鵐「気がついたらキャラ目線だったからね、作者は」

はい。
あ、そうだ。
花映塚終わったらがしゃどくろ投稿するの確定ですね。
緋乃くんたちも出ることでしょう。

緋乃「マジで?!」
理桜「じゃあ」
詩季「俺らも・・・」

転生録生き残り組の子供だからな?

不参加メンバー「なん・・・だと・・・」
死に←メンバー「理不尽なう」

死んでたら元も子もないだろ。
さて、散々的とも絡めていきます。

想鵐「どうやって?!」

お楽しみで。
さて・・・花映塚終わるかなぁ・・・。
行き詰まったら終わってなくても投下しますんで。
もし終わってない時に出てたら「こいつ終わったな」とでも思っててください。

では~!
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