僕は考える。なんでこうなったのか、を。
いやまあ紫が殺しにかかる気ならむしろ未来を使うだろう。
一人になった時に、偶然未來が、紫が、レミリアが・・・。それで終わるはずだ。
そこに僕が求めないものがない限り。僕がつい枯らさない限り。
(でも、なぜこんな状況を作り出した?)
このごろ幻想郷最速の烏天狗、射命丸文を脅かすほどのスピードを手に入れてしまった妖夢と、凶悪だが精神が幼いフラン。
だが、せいぜい二人とも僕がおかしい行動を起こせば殺すのだろう。そういうふうに言われてても仕方ない。
それにしても・・・僕を知ってる人はいないのか。
この世界に、前の世界の僕を知る人は・・・・。
なんで・・・未来はああなった?なぜ未來を未来と思わなければならない?
ごちゃごちゃした思考を振り払い、僕は前を向いた。すると目前に妖夢の目。
ぱちくりと互いに瞬きすると、僕は我に帰って後ずさる。
なんで!?なんでこうなった!
「顔色が悪かったので少々熱を・・・」
「手で良いんじゃないカナ?!」
「いえ、幽々子様にはこうして測った方が、想鵐さんは喜ぶと・・・・熱を測られて喜ぶって、どういう感じですか?」
「そうじゃないよー!!」
幽々子さんあなたはなんてこと言ってんだ・・・。
自分の従者を大切にしなさい!!・・・って言っててもしかたない、か。
改めて妖夢を見る。
心配そうに上目遣いでこちらを見てくる。
可愛いなぁと思いながら、言い知れぬ不安がある。
もう僕は枯らしたくない。もとは未来に似ていたから好きになったっていう最低な理由だったのに・・・。今は違う。
もう、違うと言えるようになってしまった。
彼女自身が好きだった。好きになってしまったのだ。
無意識に、ポツリと言葉を漏らす。
妖夢、と。
「そーうむさん?」
「あ、いや・・・なんでもないよ」
今の僕は顔が酷いだろう。悲しいんだ。
・・・君は僕のすべてを知らないから。知ろうとしないから。彼女に、一線ひかれている気すらする。
すると、ふいに気配が消えた。
「あれ?フランは?」
「ああ、フランドール様でしたら、つい先ほどお姉様が帰ってきた、と狂喜して外へ出られましたよ」
「いいのかな、それって」
「ええ。まあ一応フランドール様からはここにいるように言われましたから」
「そ、そうか・・・」
それ言われなかったらここに居ないって解釈でいいんですよねこれ。
いいんですねこれ。
「それに・・・想鵐さんのこと、気にかかってやまなかったので」
心肺停止につき少々お待ちください。
☆少年復活中ーーー☆
ええっと、死にかけました。
え?心肺停止って死んでるだろって?・・・ははははは。ギャグ(?)の空気ではそんなものは通用しません。
・・・とまあメタい話は置いておいて。
「あ、フラ・・・・うわぁ!?」
「お兄様、お兄様!今、神社で巫女さんが争ってるって!」
「え?霊夢と・・・・だれ?」
「こ、こ・・・・東風谷早苗!!!」
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第三者Sido
緑の髪を振り、少女は霊夢に寄る。
霊夢は何も思わぬように涼しい顔をする。
「私たちが信仰を集めている、その妨げになります。それに、ここはこの世界によってとても必要な神社と聞きます。ですから、ここから出て行ってくださいませんか。私の神社の神様が移ります、ので」
「いや。博麗の巫女として、博麗神社を渡すわけにはいかない。信仰がどうのって関係ないから。帰って頂戴」
「それこそ嫌です!もう、ここでやるしかないじゃないですか。未来さんも想鵐さんも、いなくなっちゃって、一人になっちゃったから・・・」
「想鵐・・・?」
「はい。私の事情に深く言及せず、あったかい目で見てくれたあの人・・・。とても、強い人だと思いました」
「・・・」
「その人を探すために、引けません」
「あ、そ。考えとくわ。帰って」
「・・・いいお返事が聞けることを楽しみにしています!」
少女は去って行った。
霊夢は嘆息して、小さくつぶやいた。
「渡すわけないじゃない・・・」
早苗さんきゃふーーー!!
想鵐「いつもと違う導入の仕方だったね」
はい。まあ、その前のフランちゃんうふふで東風谷早苗さんと霊夢さんが関わってるって書いちゃったんですからね。
想鵐「まあそうだね」
そしたら、次から風神録ですね!
風神録メンバーの殆どは瀬良さんがたらしこみましす。
早苗さん・・・想鵐さんにもフラグたてちゃったなぁ・・・。
では、また次回!