幻想散々的   作:Lan9393

62 / 129
六十一話:紅い愛情

想鵐Sido

 

  僕らは飛んでいる。なんか霊夢にお供の妖怪がいるけど、まあきにしない。

だってどうせ慕われてるだけだろうに。

霊夢に限って、式神とかで縛ることはしないだろう。

 

「・・・」

 

僕は後ろで黙っている妖夢を肩越しに見る。

悲しそうに手を延ばし、引っ込める。

声をかけた。

 

「妖夢」

「はい、なんでしょう?」

 

ニッコリと笑い返してくれた妖夢に、胸のあたりがざわざわする感覚を覚える。

なんだろう、何かを隠されているような。

そっと近づいてきた妖夢。ん?・・・・・ん?!

 

「ど、どうした?」

「へ?なにがでしょう?」

 

あ、聞こえづらいから、か。なんだ。びっくりした。

そんな時に、

 

 

————ドォオオオオオオオン………

 

 

また衝撃波が幻想郷を揺らす。

一刻も早く、助けてあげなきゃ。できるのは、僕らだけなんだから。

速度をあげて、大きな湖を飛び越える。

すると、瀬良が枯葉と妖夢をさらって先行する。

見えてきた紅魔館の門には美鈴がいる。

瀬良は美鈴の前に立つと、枯葉を奥に投げつけ、何かを叫んでいる。

そして、霊夢が砂暗に乗り込んでくる。

 

「私たちは奥まで進むわ。あんたを無事にフランのところへ送り届ける。絶対」

「・・・はは、ありがとう」

 

僕は霊夢の言葉にホッとした。

なぜか?

・・・僕は、一人じゃないって、思えたから。

みんなの手伝いがあって、力があって、僕はフランのところへ行くんだね。

苦笑する。霊夢が、訝しげにこちらをにらんだ。

 

「なによ」

「いや、ありがとね、霊夢」

 

笑って言ってあげる。

霊夢は目を丸くして、そのあと、目を細めて笑う。

そうやって笑うと、可愛いっていうか、綺麗なんだよな・・・。

見惚れてるのがばれないように顔を背ける。

 

「ほら、突入するわよ!上から、門の中へ!」

「了解!」

 

砂暗を上昇させて、門の上をとおって、大きい玄関へ突撃する。

そこで、咲夜と枯葉が戦闘している。流れ弾に当たらないよう、気をつけて前へ押し通る。

僕らはもっと遠くへ進む。そしたら魔理沙と早苗が別ルートへ入る。

 

「・・・なんで?」

「パチュリーと小悪魔ってのの牽制よ。私はレミリアを、あなたはフランを。こういう作戦立ててたの。あんたが死なないようにサポートもするわ」

「へぇ、そりゃいいね。まあ、ここで死んでもいいんだけ・・・ぎゃぶっ!」

 

うへ、やっぱ殴られます?

霊夢は怒ったように拳を構える。あ、はいすいません。

そして、フランの部屋の前に着く。砂暗を戻す。

そこにはレミリアが扉にもたれかかっていた。

 

「いかせないわ。せっかく、フランの頭からあなたが消えたのに」

「・・・は?」

「一種の記憶操作。ふふ、今彼女は私だけを知ってる。あなたのことを慕う妹はもういないのッ!!!」

 

グングニルを創り出し、構えたレミリアの目には光などなかった。

死んだ目。妹を思うあまり、他の人へ向けていた愛情を失ってしまったのか。

あんまりだ!!そんなの、そんなの・・・!

 

「レミリア、相手は私よ!」

「ふふ・・・・ふふふふふふふふふふふふふ!!!」

 

レミリアは霊夢に飛びかかった。僕はその隙をついて扉に駆け寄る。

霊夢がレミリアと一緒に壁を粉砕したのがわかる。

しかし、外は何時の間にか曇天だ。レミリアの弱点・・・いや、吸血鬼の弱点はつけない。

まあいいや。コン、と扉をノック。

 

「だぁれ?お姉様?」

「僕だ、白野想鵐」

 

扉の鍵が壊れる。今日もフランさんの能力は元気です。

僕はその扉を開ける。

向こうに、こちらを見るフランがいる。

 

「・・・やあ。お話しないか?」

「・・・」




さあ、次はみんなが決着つけるまでべっしんべっしん視点変えてくよ!

想鵐「擬音がおかしい件」
瀬良「枯葉が能力使いそうな件」
枯葉「・・・」
瀬良「『誰かがフラグたてそうな件』」
想鵐「狐火が空気な件」

片っ端から言わないでわかんない。
擬音は、僕の一家ならではです。
枯葉くん・・・まあ使うでしょうね。
フラグ・・・・ハッ!!咲夜さんと枯葉(殴
狐火さんは霊夢さんの周りでゆらゆら揺れてますです。
狐火さん、そろそろ名前つけたいなぁ。

狐火「・・・えっ」

でもまあいいか。

狐火「えええええええええ?!ー」

ではまた次回~

狐火「えちょまーーー?!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。