幻想散々的   作:Lan9393

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七十四話:電気椅子

瀬良Sido

 

  今日は一日河童の元で過ごそうと、川の近くへやってきた。

にとりさんの開発を手伝うためだ。なんだか、今は嘘発見器とかを作ってるみたいで、その試運転をするらしい。

なんかもう人体開発とかそんなんじゃないからいいけど、とても嫌な予感がする。

もう誰かが被害にあってるような・・・。

まあそれはいいか。オイラが受ける被害が少なくなるわけですし。

にとりさん・・・だから・・・雛さん?その辺の人が被害を受けてるだろう。

この頃将棋だったかを打ってるっていう椛も、被害に・・・。

なんでだろう、そう考えたらキリがない。

はぁ、とため息をついてしまう。

刹那、俺の中の静寂を破る悲鳴が響いた。

 

「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

「あははは!嘘つけないだろ!だろぉ!」

 

拷問のような惨状である。

電気椅子に座らされた椛がいい笑顔をしているにとりさんにいじめられている。

ああ・・・かわいそうに・・・。

ビリビリとこちらにも聞こえ・・・あ、バチバチだこれ。

すると、くいっと裾が引っ張られた。

 

「・・・」

「ああ、枯葉か」

 

帯電してるかのように、握られた裾からピリピリした電気が伝わる。

生気がない表情で、枯葉はオイラを見つめる。

 

「・・・」

「お前も、あれの餌食に・・?」

「・・・・はぁ」

 

(枯葉がため息か・・・珍しい)

 

オイラの前でもしゃべることが少ない枯葉がため息をつく。

枯葉はため息をつくことがない。ま、つくような事態にならないんだけれど・・・。

さすがににとりさんのあれを見たら・・・ああ、うん。

なりますよねぇそりゃあ。

 

「せ、せ、瀬良さぁあああああ!!」

「やめろくるな痺れ・・・あっ」

「おお!やっと来たか。遅いぞ、瀬良!」

「出来れば来たくなかった・・・」

「なんだ?照れてるのかい?」

「どういう解釈をすれば・・・ああ・・・」

 

オイラはにとりさんに肩を掴まれる。

終わった。これは終わった。

ズルズルと引きずられた先には椛がいた電気椅子。

まだ帯電しているようで、パチパチと音がなっている。

 

「ほら、座れって!」

「ひぃ!?ちょ、静電気レベルのが体に・・・?!」

「あー、まあ気にすんな!」

「しますよ?!」

 

にとりさんは歯を見せて笑う。キラッ☆だ。

やだもうにとりさんの発明品・・・いいのもあるに、たまにものすごく嫌なの作るからなぁ、にとりさんは。

ふと彼らを見やれば、生暖かい笑顔でこちらを見ている。

おーい、助けてよー。

そんな願いも伝わらず、拷問タイムは始まった。

 

「レッツ電気やっはー☆」

「ひぎぁあああああああああああああ!?」

 

 

意識が刈り取られたっていうのは・・・言うまでもない。

にとりさんめ・・・絶対椛たちとレベル違うな・・・。

ビリリリリリ!って一気に来ましたからねっ!

・・・にとりさんに実験台にされる時は丁重にお断りせねばな。

心苦しい・・・わけでもないし。

 




なにがしたかったんだろう、瀬良の日常生活編。
想鵐はおかたいシリアスムード。瀬良はほのぼの(笑)。
あと一話、二話で異変行きます。
では~!

想鵐「いいなあ、瀬良」
瀬良「あ、あはは・・・」
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