魔理沙Sido
「・・・また、か・・・。あの爆発、フランか?」
気がつけばどこかで爆発が起きた。
「なんであんな大爆発を・・・。まさか、あそこに兄貴がいるんじゃあ!」
「・・・いいや、すでに移動とかしてる場合がある。無闇にいっても意味はないだろ」
「で、でも・・・あんな大爆発、絶対死者とかでるっすよ?!」
瀬良が私に向けて叫ぶように言い放った。
「・・・・そうか。そうだな」
私はそれに対して、頷くことしかできない。
おそらくそれでいう死者なんて、想鵐くらいなものだろう。
死んでやれるような輩はそもそもいない。
ならば、死体を回収するのもいいかもしれない。
「どうするんすか、魔理沙」
「まあ行って見ないことにはな。行くか、紅魔館」
「了解っす!じゃあ掴まって!」
瀬良がバッと腕を出した。
なにをするというのか。
捕まる?ここに?何故?
「へっ?」
「ほら!あなたが別で飛ぶよりかはマシかと」
「お、おう・・・?」
私はよくわからないまま瀬良の腕を掴む。
瀬良は、その私の腕をギュッと握って、漆黒色の羽を広げた。
案外(横に)大きかった羽は、思い切り羽ばたき、瀬良は飛び上がった。
余談だが、本人曰く彼は羽がないと飛べないらしい。
「さて!とばしますよーー!」
「うえぇ?!きゅ、急にぃ・・・・はやぁああああ!!!!!」
高速を超えるであろう早さでそいつは進み始めた。私はもう片方の腕で帽子を抑え、目をつむる。
向かい風が吹き付けてきて少し痛い。
というか、先ほどと立場が逆転している?!くそっ、私よりも早いんなら先言えよなぁ・・・。
とりあえず、息が詰まるので瀬良に呼びかける。
「せ、らぁ・・・」
「なんでしょうか?」
「この、そくど・・・はやくね・・・?」
「いつもですが?」
「・・・そ、か」
遅くしろ、と言うのを諦めた。
なんでだろうな・・・。まあ気にも止めないでおく。
紅魔館への道をただ飛んで行った。
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想鵐Sido
意識がはっきりしない。
暗闇の中をただふらふらしているような感覚。
ピチャン、ピチャン、と水音が聞こえる。
それは、なにかの・・・誰かの嗚咽と共に聞こえた。
「・・・・だれ、だろ」
そっと、その音が聞こえるほうに手を伸ばす。
手は虚空を掴み、痛みを放つ。
「・・・痛い、のは、このてが、きずついてるから」
自己分析しながら僕は手を握った。
先ほどの水音とは違った、嫌な水音が耳に届く。
手を流れ落ちる生暖かい水。
それは、色彩的にいえば赤い方の水だった。
「・・・血、か。確か刺されたんだよね・・・・この流れる血すらも枯れてくれればいいのに」
そうつぶやけば、手から流れ落ちたのは・・・砂のような何かに変わった。
簡単にいえば、「タラタラ」、から「サラサラ」に変わったって感じ。
「・・・枯れちゃったんだね」
笑う。笑うしかない。理由は特に見当たらないのに、そうするしかなかった。
その次の瞬間、痛みを放つ手をそっと包んだぬくもりがあった。
「・・・」
小さい手が、僕の手を握った。
嗚咽が聞こえる。
『死んじゃぁ・・・いやぁ・・・!』
視界が明るくなった。
色彩豊かな世界。
青々とした木々があれば、青い空がある。
そして紅い、紅い建物がある。
しかし、覚えのある風景じゃない。
建物が崩れ、木々はなぎ倒され、地面はえぐれていた。
そんな、殺風景の中心に僕は寝ていた。
手のひら以外のところが痛い。
「・・・」
少し目を動かせば、フランがいた。
フランは涙やらで顔をぐしゃぐしゃにし、ぎゅっと僕の手を握りしめた。
「いたい、よ・・・フラン」
「ごめんね!ごめんなさい!お兄様、お兄様・・・!!」
「・・・ううん、別に。フランは悪くないさ。僕が悪い、から」
「うう、うわぁあああああああ!!!!!」
僕に飛びついて泣きわめくフランの頭をそっと撫でる。
血は止まったようだ。しかし、赤い砂が気になる・・・。
すぐ手を退かす。
・・・枯らしちゃう、なんて。
「いったたぁ・・・。衣玖ってば、嘘ついたのかしら!というわけだから、まったねぇ~」
「!!オイ、コラ・・・!」
「想鵐さんは安静にしていてください!僕がついて行きます!」
「・・・あ、うん」
狐火くんがダッと駆け出し、ドロンと火に消えた。
僕はそれを見るしかできなかった。
「アニキーーー!!!」
「大丈夫か、フラン、レミリア!」
レミリア・・・・そうだ、レミリアは!!!
門や他を見やる。すると美鈴に庇われてなお意識を失っているレミリアがいた。
美鈴が起こそうか悩んでいると、魔理沙がその前に降り立つ。
二人は言葉を交わし、レミリアに拳骨を落とす。
「・・・アニキ、犯人は」
「女の子。青い髪の、変な帽子の・・・」
「そうっすか。了解っす。行くっすよ、魔理沙」
「・・・おう!」
瀬良と魔理沙が腕をとって飛び上がって行く。
・・・僕は、フランを抱きしめて目をつむった。
瀬良と魔理沙の組み合わせが好きだww
瀬良「そ、そうっすか・・・」
想鵐「僕は、僕は?!」
フラン?
想鵐「NOOOOOOOOOOO!!!!」
大丈夫、今のところ、妖夢さんと分けれる時はチュー入りだから。
想鵐「ほんと・・・?」
多分。
想鵐「・・・では、また次回」
えええ?!