想鵐Sido
みんなで博麗神社に集まった。
ちなみに、例の館は紅魔館というらしかった。
ふむ。紅い・・・。
そこで、魔理沙がバッと立ち上がる。
「それじゃあ!異変解決を祝して!」
「「「「乾杯!!」」」」
お酒の入ったコップをみんなでぶつけあう。
なんか・・・楽しいなぁ。
魔理沙がフランやレミリアと話しながら飲んでいる。
咲夜が霊夢にお酌している姿が見られる。
慣れない酒だからな・・・。
「おにーさん!一緒に飲もう!」
「ん?わかったよ・・ってワイン?!」
「ええ。紅魔館にあるの」
「そんな・・・」
なんて言うか、いろいろとあるんだな、幻想郷って。
そんな表情になっていたらしい、レミリアがくすりと笑んだ。
なんだろう・・・。見透かされている気がしてならない。
「おーい。そーうむ~♪」
「酒臭?!」
「飲んでるのかぁ~?」
「う、うん・・・」
「うそだ」
「なぜ?!」
魔理沙が酒に酔った様子で僕にのたれかかっている。
ああもう、なんでこうなるの?!
霊夢が近くまで来ると、魔理沙の襟首を掴み上げ隣の部屋へ放り投げた。
ちょうどそこには布団が敷かれていて、魔理沙は熟睡した。
「・・・」
「あの?」
霊夢はそのまま黙って、縁側へ出て行く。
そしてレミリアはため息をついて、フランを背負った。
咲夜は一度礼をすると、三人の姿はそこにはなかった。
後で聞いたが、咲夜は時を止める能力があるらしい。
それか・・・。
僕はその後、霊夢のいる縁側へと足を運んだ。
「霊夢?」
「・・・あんた、家どうするのよ」
「あー・・・そういう問題もあったねぇ」
「野宿、とかしたら死ぬわよ」
「まさか。フランと殺り合ったほうが死ぬと思ったよ」
笑いながら、霊夢の隣に座る。
霊夢はため息をつきながら、「それもそうでしょうね」と返してくる。
「ねえ、とりあえず博麗神社にいていい?」
「いいわよ。別に追い出す理由もないし・・・」
「はは、そうか。・・・ありがとう」
「・・・ふん」
照れたように霊夢は顔をそらす。
「霊夢?」
霊夢が立ち上がって中へはいる。
僕はそれに声をかけたが、「寝る」としか聞こえなかった。
まあそれを止める必要もなかったし、そのまま空を見上げた。
「想鵐」
「・・・紫?心臓に悪いからやめてくれる?」
「悪かったわね・・・あなた、スペルカードを手に入れたわね?」
「?ああ、うん」
「見せて頂戴」
紫に言われ、僕はそのスペルカードを手渡す。
散乱『苦無』、だ。
「あなた、能力の暴走だけは起こさないで」
「・・・わかってるって。そんなことしちゃあ、この世界が『散る』から」
「それに能力について言ってないのね」
「あっ、そうだったね・・・。言っとかなくちゃね~」
「そうね・・・あと、あなたにプレゼントよ」
「何この札」
紫から札を渡される。
真ん中に欄みたいに空白が空いている。
紫は墨と筆を取り出した。
「これに名前をつけなさい」
「え、何コレ」
「あなたの思いの形よ。いいから付けて」
「・・・・そう、だな」
思いの形・・・。
すると未来を思い出した。
砂になった・・。
「砂・・・『砂暗』」
「それを、召喚って、そのあとに名前言ってみなさい」
「・・・・?召喚『砂暗』」
ぶわっと札が発火する。
すると、砂の塊が具現化され、真っ黒い大きい鳥が形成される。
「あなたの移動手段にも、攻撃にもなるわ」
「・・・」
「その代わり、スペルカードだけど違うから、発火するけど、元に戻るから安心して頂戴」
「あ、はぁ」
「昇華っていったら戻るわ」
「昇華?」
ぶくぶくと泡立ち、砂暗は砂へと帰った。そしてその砂は札へと成る。
なんか、こうよくわからない物を見た。
「じゃあそれだけだから。武運を祈るわ」
「ありがとう」
「いいえ?じゃあ」
「・・・ああ」
紫がスキマに消える。
僕は、縁側に寝転んだ。
札を月明かりにかざして、ため息をつく。
「・・・・・・未来」
まだたたなーい。はず。
想鵐「札もらった」
言い忘れてましたけど、紙で呼び出せる簡単な下僕みたいなものですね。
想鵐「言い方、言い方」
いやぁ、能力使わずしてどう想鵐くんを扱うか。
砂と鳥しかなかったんですが、
想鵐「鳥・・・」
理由は想鵐の鵐の鳥からですしねww
想鵐「・・・・」
では~。