魔理沙Sido
「あー、やっときたぁ!」
待ちくたびれた、というように、その場所で女は待っていた。
座り込んで足をパタパタして・・・って、スカートめくれてるぞ!
バッと瀬良を見れば、手で顔を覆って隠していた。よし、OKだ。
「ほらほら、誰から戦うの?暇なの~・・・・ひゃわわっ」
その時、雲の下からそいつを射抜かんと枝が伸びてきたのだ!
それは女の腕を絡め取り、手にあった剣を落とさせた。
「その剣、危険そうだから没収」
「な、おい、この枝・・・」
「幻想樹の枝だ。俺は自然に愛されている。・・・だから、俺の使命は木々を愛することだ」
枝に触れて、瀬良は微笑む。
なんだろうこいつ・・・こんな風に笑うやつだっけか?
「・・・あっはは!面白そうだねぇ。あの男もなかなか面白かったけど、さ!」
「・・・アニキを刺して、どうするつもりだった」
「さぁ?なにがしたかったのかしら!・・・なんて、合わないなぁ」
女は片腕を取られながらも、陽気に話す。
なんで、囚われながらも笑ってられるんだ・・・。
と、次の瞬間、幻想樹の枝が何かによって切られた。
「・・・よいしょ。ほらほらっ、弾幕ごっこするのかしらー?」
「な、なんだよ?!」
「・・・石?」
「要石よ!さあ、誰から戦う?」
石を抱えたそいつはまた笑う。
楽しそうに、愉快そうに。
「・・・お前、名前は?」
「比那名居天子・・・。天人よ!」
「そうか。さて、やろうか。天人よ」
「ええっ、受けて立つわ」
気分屋なのだろうか、先ほどから女口調だったりと口調が安定しない。
天子は剣を握って一振り。
瀬良も、刃無しの刀を握った。
「・・・まったくもって、バカバカしい遊びに付き合わされたものだな」
「私の暇つぶしに付き合ってくれてありがと~!」
「・・・鴉符『ハバタキ』」
瀬良が鴉を一羽放つと、その後ろから羽根の形をした弾幕が天子に向けて放たれた。
鴉は天子の周りを一周し、そのまま瀬良の腕に乗る。
「おお。すごい!」
剣を一閃、二閃。弾幕を切って放って相殺し、瀬良へ一気に近づく。
瀬良は無表情でその刃を振り下ろした。
ガキィンッ
「へぇ・・・それ、どこまでも伸びるのねぇ」
「・・・」
瀬良は刃を天子に向けて告げた。
「・・・貴様にこの刃を見破ることはできない。できるのは、妖夢だけだ」
「あはは!本当に面白いのね!
・・・・・・・じゃあ、試してみましょっか」
ニヤリと、天子が笑ったのに、瀬良も笑みを浮かべた。
——————————————————
——一方その頃、白玉楼で………
「雪ですねぇ・・・」
「そうねぇ。春集めても面白いのだけれどぉ」
「異変に異変を重ねてどうするのですか・・・」
「えぇ?だって楽しそうじゃない~?」
「楽しそうって・・・」
「うふふ~。ほら、想鵐回収に行くわよ~」
「え?!そ、想鵐さんですか?!な、なんで・・・」
「紫から、紅魔館で倒れてるって話だわ~行ってらっしゃい」
「ゆ、紫様が?!あの方、想鵐さんを・・・」
「いってらっしゃい、妖夢」
「・・・はい」
何となくノリで白玉楼ズ。
いや、妖夢さんいなかったなって。
想鵐「ダメだろ」
前回のあとがきで言ったことを実行するまで!
では~!