初めて仕えた神様は   作:メイドさん大好き

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お久しぶりです。
めっちゃスキップしました。
すっげぇどうしようかなと思っています。


第四十四話

何もなかった。

トラブルはまあまああったけれど、命の危険は何もなかった。

ヘルメスは割と丁寧にボコったのでまあ別にいいや。

ベルに悪影響を及ぼしそうな輩には鉄拳制裁である。

まあそれはそれとして。

 

「皆で温泉と洒落こもうじゃないか!」

 

「は?」

 

あなたがそれを言うんですね、と思ってしまった。

女性陣はヘルメスから後ずさりしている。

当たり前すぎてもう一回殴りたい。

 

なぜこうなったのかというと【ロキ・ファミリア】と別れて普通に帰ってたら未開拓領域温泉を見つけましてね。

命さんって温泉大好きなので走っていっちゃって。

みんなで温泉に入ろうという流れになりました。

本当にただそれだけです。

温泉見つけたらそりゃあ入りたいですよ私。

精神の中に日本人飼ってんだから当たり前だね。

 

「ん?どうしたんだい、みんな」

 

「は?」

 

「ローズくんどうどう。抑えて抑えて」

 

「でもローズ様の気持ちも分かりますよ。覗き魔と一緒だなんておぞましい」

 

「うん。ヘルメスがいるんじゃ安心できないね。ローズくん?そのこぶし解こうか」

 

「ニコニコしてるのが怖いですよローズ様」

 

「ニコニコ」

 

殺意が甦ってきた。

ダメなんですよ、神殺しなんて。

ダメですよね、神殺しって。

どうしてなんでしょうね、こんなに殺したくなるなんて。

 

「そうですね温泉は惜しいですが…」

 

「残念ですね…」

 

「そんなぁ…」

 

よーし、こいつを縛って転がしておこう。

天井から吊っておいたら全部解決だね。

アスフィさんに神様にリリは手を離してくださいますかね。

ふん縛ってぶん殴る。

 

「水着を着ればいい」

 

んー?

なにか聞こえたぞー?

この声はリューさんですねぇ、何か言ってますね。

水着って言いましたか今。

一理ありますね。

 

「…みずぎはどこに?」

 

一理ありますが不可能では?

そんなことを思って思わず口に出した。

それを聞いた瞬間、ヘルメスの目が赤く光って私は拳を握った。

 

「こんなこともあろうかと!」

 

ヘルメスがそう言った瞬間、アスフィさんのマントとスカートがめくられた。

マントの裏には人数分の水着が見え、ヘルメスの準備の良さが伺い知れる。

まあ、彼らしいところではあるが感心できるところではない。

 

「用意しておい、ぶべらァ!」

 

アスフィさんと私の拳が炸裂した。

 

 

 

 

 

 

先に着替えるのは女性陣となった。

着替えるの早いのは女性の方だからと男性陣が譲ったのである。

ヘルメスがレディーファーストだと譲った?

いえ、アスフィさんと私でボロボロにしたのでそこら辺に転がってますよ。

当然気絶させてまーす。

着替えてるのは私とリューさん以外です。

リューさんは温泉に入らないからとのことで私は足湯でいいからなんだぜ。

あとメイド服は絶対脱がないからな。

 

「ローズはいいのか?温泉」

 

「足湯でいいから」

 

「温泉好きって聞いた気がするけど」

 

「ゆっくりはいりたい」

 

「なるほど」

 

あと洞窟内の温泉とかは好きじゃない。

滝とか海とか見ながらの温泉が好きなのであって、温泉だけとかあんまり。

あとね、水着好きじゃないんですよ。

泳げるけど海が嫌いだからね、しかたないね。

 

とまあそんな感じで時が過ぎてベル君たちも着替え終わって。

変わらずヘルメスは縛って転がして、みんなで温泉を楽しむことに相成った。

過半数にとっては初めての温泉だ、良いものなのだろう。

私も久々の足湯である。

 

「さて、温泉に入る前に…」

 

さてさて、私も久々でめっちゃワクワクしている。

靴と靴下脱いでー、先にタオル用意しといてー。

 

「ローズ殿!!」

 

「え?」

 

なんか命さんの声は聞こえていたけれども。

温泉に作法なんて掛け湯くらいしかなかったはずなので気にしてなかった。

…そういえばこの子普段も結構癖あるけど温泉に関しては輪をかけて変な子なんだよなぁ。

てかこの子バスタオル巻いてるだけなんか?

んぅ?痴女かなぁ?

まあ面倒くさそうなのでヘスティア様の横で正座するとしよう。

 

「まず二礼!」

 

おっとぉ?

ツッコミどころはたくさんあるがおっとぉ?

まずは二礼二拍手一礼のことだよねこれ。

温泉に入る前にやることではないですねええ。

あとベル君の目は隠してるけど何がとは言いませんが見えかけてますね。

姿勢が美しいがゆえの弊害っぽい。

 

「命さん」

 

「はい!なんでしょうかローズ殿」

 

「ちょいちょい、こっち」

 

頭にはてなマークを浮かべたまま、私に着いてきてくれる。

周りから見えないすみっコに移動したあと、ヘスティア様に先に入っておいてください的な意味で目配せをしておこう。

分かるかな?多分わかる問題ない。

 

「あなたはばかなんですか?」

 

「えっ?」

 

ため息をついた後、直球で命に言葉を吐く。

温泉が絡んだら一気にアホの子になるとは聞いていたがこれほどとは思っていなかった。

顔がアホの子すぎるぞ命ちゃんよ。

 

「それではしゃぐとみえます」

 

「何が?」

 

「なにがっていうと…ここ」

 

該当箇所を指さしてみる。

指先はまあ、股間。

当然ながらそこに命さんの視線も行く。

 

「えっ」

 

「私がちっちゃいからかも知れませんが見えてましたよ」

 

「みっみえ!?」

 

「じっとしてたらみえないのではしゃがないでくださいね。ということでおんせんにごー」

 

顔が茹だった命さんと共にみんなの元に戻ると、既に温泉リゾートを満喫しているようであった。

ということで千草の元に命さんを放りこんだあと、ヘスティア様を探すことにする。

 

温泉には、一人でしか行ったことはない。

子供の頃も温泉なんて連れていってもらった記憶は皆無だ。

大人になってからも自分で運転して山中の温泉に行って、そんな経験は数回程度ではあるがいい記憶である。

ただ、足湯には行ったことがない。

そもそも旅行にもほぼ行ってなかったため、基本は家にひきこもっていた。

よく老衰するまで生きてたなぁ。

 

「ローズくん!」

 

「気持ちいいですか?」

 

「気持ちいいよ。いやぁ、長年の謎の肩こりが溶けていくようだよ」

 

「なぞの…?それはよかった」

 

全くもって謎ではないがそれは置いておこう。

風呂に入れていないので足だけでもだいぶいい。

いやー、キマりますねぇ。

 

 

 




本編通りに進めていきたいと思いますがオリジナル要素足しすぎてしにそう。
なんであんなに足したんでしょうね過去の私。
博士は存在は消えてません。
消したいのと消したくないの感情が二つ存在しています。
博士みたいなキャラ好きなんだもん…。
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