今話は、かなり情報量が多くなりました(まぁこの拙作基準ですが)。
最後に、後書きにお知らせを書いておいたので、ご確認頂けると幸いです。
では、どうぞ!
夢を見ていた
忘れもしない、あの人に出会った日を
あなたが私の前に現れた時
「あなたは、一体・・・。」
あなたは、私に振り向いてこういった
「俺?ただの武偵だよ。」
そう答えたあなたの目は、とても
ただその一言が、あの時、冷め切っていた私の心を温かく包み込んでくれた
私はあの人に
全ては、あの人に追いつくために
そのために、私は・・・・・・
・・・・・
・・・
・
◆■◆■◆■◆
現在、修也たちは
というのも、先程突然倒れた律子を介抱した修也であったが、気を失ったのか中々目を覚さない彼女を一人残して行くわけにもいかず、彼は現場のエントランスにあったソファーに彼女を横にし、その側に座って彼女が目を覚ますまで待つこととなってしまった。
おかげで、到着してから未だに爆発が起きた階にも行けず、待ちぼうけを喰らうことになったが、現場の状況などは担当の刑事がわざわざ教えに来てくれたため、現場の一通りの内容は理解できた。
「以上が、現在判明している現場の状況です。鑑識作業などは終わっていますので、現場には一応入れますが、どうされます?」チラッ
「あぁ、復帰したらすぐに向かうよ。わざわざすまないな。後で正式に通達するが、この事件は
「わっわかりました。では上にはそのように伝えときますので、どうぞごゆっくり〜。」
刑事は、いやに此方を伺いながら、よそよそしく去っていった。
余談だが、武装検事は、その性質上、警察権の及ぶ範囲と重なることが多い。そのため、武装検事はその職務内容に鑑みて、他の捜査機関を優越した捜査権を保持している。
そのせいか、今回のように、警察の仕事を後から掻っ攫ってしまうこともざらにあるので、基本的に彼らのこちらを見る目はあまりいいものではないのだが・・・どうやら今回は些か様子が違うらしい。
「(?なんというか、いつもと違う様子だ。いつもは敵視してくる視線が多いはずなのだが、これは何だ?敵視といっても別のものを感じるんだが・・・。)」
その元凶①である
まぁ、彼の鈍感さは前話にて判明したことであるが、それ以上に、真の元凶はその隣で寝ている、
うぅん〜「せんぱ~い。私は、私は~。」
この
衆人環視のなか、現在進行形で醜態をさらしている彼女は、気絶したときもそれはかなりのものだったが、それは単なる序章に過ぎなかったのだ。
目を覚ました時には、きっと
あまつさえ、
「せんぱい~」ガシッ
ちょうど立っていた修也のズボンのすそを掴む始末。普段なら絶対にやらないであろうことをしでかす彼女に、
「はーー。全く、困ったやつだ。」
さすがの修也も困惑せざる得なかった。
しかし、彼らの心中はどうあれ、傍から見ればその光景は現場であることも
『『『イラッ(このリア充が!!!)』』』
こうなって(嫉妬の目で見て)しまうのは致し方ないといえるだろう。
このある意味修羅場のような雰囲気は、しばらく絶えることはなかった。
「わ~せんぱいだ~。」
真の元凶は、一切知ることもなく。
◆■◆■◆■◆
ドヨーン「」
結論から言うと、こうなった。
時は少し遡り・・・
あれから少しして、目を覚ました律子は自らの状況を理解した途端、気絶したとき以上に顔を真っ赤にし、
『うん~うん?(あれ、私はなんでソファーに・・・!?あ、あぁぁ!わっ私は、あの時せっ先輩に慰めてもらって、それから・・・うぅぅぅ///)』
案の定後悔した挙句、
『(あの時先輩に、なっ名前で呼んでもらって///、それから・・・)「やっと起きたか。」!?せっ先輩!?あっあの!わたs「起きたなら行くぞ。時間が押しているからな・・・あと、これは減点対象だ。次は容赦しないぞ。いいな?」・・・はぃ・・・。』チーーン
憧れの存在から幻滅されてしまい(まぁ
そして時は戻り・・・
修也たち一行が乗るエレベーターの中は、絶賛お通夜状態となっていた(主に律子が)。
そんな気まずすぎる密閉空間において、修也は律子へと語りかける。
「なぁ臼井(呼び方戻ってる)。」
「はぃ・・・。」
「今のお前は少々浮かれすぎていないか?」
「・・・。」
「現場に出るのは楽しいか?
「ッ・・・。」
「お前が優秀であることは俺が知っている。だからこそ、知己としても、教育係としても、お前には職務を全うしてほしい。」
「先輩・・・。」
「それでも、この仕事が無理なら、別の仕事を紹介しても「いえ!辞めません!私は必ず職務を全うします!」・・・なぜそこまで拘る。
律子に説教をする修也。その中で、彼は測ろうとしていた。
彼女のうちに秘めた、思いの丈を。
「・・・それも全ては、あの時のことがあったからです。私が絶望に打ちひしがれていた中、先輩が現れたとき、不思議な気持ちになりました。それからはご存じの通り、先輩に追いつきたい一心で、ここまで追いかけてきました。私は知りたかったんです。この気持ちを。」
「・・・それで、答えは得たのか?」
「えぇ、少しは。きっと私は憧れていたんだと思います。あの時、
「!ッ」
その瞬間、修也の脳裏にある光景がフラッシュバックしていった。
『修君の正義は、きっとこれからいろんな人を救うんだろうな~。』
『私は、そんな君が好きだよ。勿論、チームの一員としてね!』
「?先輩、どうされました?少し顔が険しくなっていますが。」
「!あぁッ、すまない。・・・臼井の思いはわかった。そうならば、前言を撤回する。今後もその思いを糧に、仕事に邁進してくれ。」
少々ぎくしゃくしてしまったが、話を重ねたおかげで、無事解決したようだ。
これで、二人の仲は元通りに・・・
「はい!ところで先輩!さっきみたいに名前で呼んでくれないんですか?私が倒れる前に言ってくれたじゃないですか。」
「いや。少し甘やかしてまったようだから、しばらく禁止だ。」
「そんなッせめてもう一度だけでも・・・」
「調子に乗るな。」ベチッ!
「いたッ!」
元通りに・・・なった?
「いった~!?、デコピンの強さじゃない~。」
少し涙目になっている律子を見て、笑みを浮かべながら修也は思っていた。
「ふっ・・・(あぁ思い出した。そういえば、
◆■◆■◆■◆
現場を見終わった修也たちは、エントランスに戻っていた。
「初現場はどうだった。」
「やはり、資料で見るのとは違いますね。実際に現場の雰囲気を肌で感じて、その場でしか得られないだろう感覚を味わえました。」
「時にその感覚も、捜査において重要なファクターになる。忘れるな。」
「了解です。」
現場ではすでに、警察の鑑識が検証していたことは述べたが、その結果を資料で客観視するだけでなく、主観的にも事件を
果たして、今回の事件からは、それが得られたのだろうか。
「先輩が刑事さんから伺ったことを考慮すると犯人は只者ではないですね。まぁ、先輩から逃げ切った時点でそれは確定事項ですが。」
「あぁ、刑事によると、事件当時の監視映像は見事に軒並み消されていたらしいが・・・やはり特筆すべきは爆弾だ」
「えぇ、あそこまで限定的な爆発を起こすとなれば、恐らくプラスチック爆薬*1が使用されたのでしょう。それも最上階のフロアだけを効果的に爆発するとなると、精密な計算を必要とします。犯人は、IT技術のほかに、爆薬の専門的な知識を有していることは間違いないですね。」
「そうだな。厄介だが、幸いなことに今回の事件がテロである可能性は潰れた。テロリストなら、多くの人間がいる時間帯に爆破する方が効果的だし、何かしらのメッセージも発信するはずだ。現場にはそれはなかったし、世界中のテロリストが声明を発した様子はないとのことだ。」
「となると、今のところ私怨による犯行である可能性が高いですね。先輩の話も考慮すると、今回の事件が先輩を狙うために行われたのならば、先輩に恨みを持つ存在、またはあの組織の報復でしょうか?」
「どちらにせよ、俺個人を狙った犯行に違いない。今回の件は、その副産物に過ぎないということだ。」
「ですが、犯人への手掛かりは見つかりませんでしたね。例の3Dモデルの照会を含め、あとは、科学分析室の鑑定待ちですね。」
どうやら、犯人につながる新たな発見を得るに至らなかったようだ。
しかし、修也は話を続ける。
「だが、ある程度の状況はわかってきた。組織の可能性も考慮するが、まずは俺の周辺から調べていくとしよう。武偵時代の記録も含めて総ざらいだ。」
「その中で、事件前後気になる動きをしたものでも見つかれば、手掛かりになりそうですが・・・。」
「そううまくはいかないだろうな・・・。ともかく、次の現場に向かおう。あそこは俺も事後処理をしていたから特に行く必要はないが、せっかく実地研修も兼ねているんだ。経験のためにも行って損ではないだろう。」
「ほんとですか!・・・いえ、そうですね。経験を積む機会は早々訪れないんですから積極的にかかわりたいです。」
「ほ~ようやくしおらしくなってきたな。(さっきの説教が効いたのだろうか。)」
「勿論です。(武装検事として、先輩の隣にいるためにも改めなくちゃ!でも、やっぱり先輩と二人っきりになる時間が増えるのは嬉しいし、WINWINだね!)」
どうやら、今後の方針が固まったようだ。律子の本質的な部分が変わっていないのはご愛敬だとしても、ついさっきまでとは少し出で立ちが変わったような気がしなくもない。
現状、犯人の正体はいまだ不明、その目的も定かではないことに変わりないが、彼らは少しづつ真相へと足を踏み出していくのだった。
◆■◆■◆■◆
場所は変わって、舞台は第二の爆発現場である港湾地区の倉庫に移り変わっていた。
まさに、修也と謎の男のファーストコンタクトが行われたこの場所に、修也たちは足を運んでいた。
日が昇り、当時の時間帯よりも倉庫の惨状がよく見えたが、それを見た律子は。
「跡形もなく吹き飛んでいますね。ほんとに倉庫があったんですか?」
「あぁ、あの時は燃え盛りながら倒壊していたが、そのなれの果てだな。」
目の前の
そう、彼らの眼前に広がる光景には、倉庫の面影は微塵もなかったのだ。これでは、あまり収穫が見込めないだろう。
「奴が乗っていた車も、倉庫前に停めてあったせいか、瓦礫の下敷きになった。そこから、痕跡を見つけるのは困難だろう。ナンバーと車種は記憶していたが、昨日盗まれた盗難車だったらしい。警察には、自動車窃盗の面から、捜査を行ってもらっている。手掛かりがでてくる可能性は、限りなく低いだろうが。」
「それでドジを踏むようなら、苦労せずに済みそうですが・・・ここまで用意周到に計画していたとなると、犯人、相当先輩に思い入れがありますね。さらに、その謎の男?が話した通りなら、今後もこのようなことを仕掛けてくるのでしょうか?」
「あぁ、死傷者はまだ出ていないが、これはほんの序章に過ぎないだろう。いつ犠牲者が出るのかわかったもんじゃない。(俺以外に死傷者が出るのは必ず防がなければ・・・)。」
そう話す修也の眼は、もはや自己犠牲も厭わないものだった。この事件に対して、異様な執念をみせる彼はこのままだと、自身の命も顧みず、本当に死に急いでしまうかもしれない。
そんな雰囲気を察した律子は、悲しげな眼で修也に顔を向ける。
「(先輩・・・)確かに今後犠牲者が出るのは看過できません。ですが、それは先輩もですよ。先輩に何かあったら、私許しませんから。」
「あぁ善処するよ。」
そう答えた修也の口調からは、とてもそうには思えなかったが、律子はこれ以上追及しなかった。
しかし、
「約束ですよ。(もしあなたと二度と会えなくなったら、私は・・・・・・・・・・
臼井律子は馳せる。狂気の色香を纏わせながら。
◆■◆■◆■◆
結局、この現場では律子に色々と教える以外、特筆すべき事柄はなかったため、修也たちは、少し暇を持て余してしまった。
港湾地区であるこの場所は、当然ながら東京湾に面しており、現場はまさに海のすぐそばにあった。
だからか、海を見ながら二人は
「潮風が気持ちいですね。」
「あぁ。事件当時もそうだったが、夜が明けるとこんな風に見えるのか。いい景色だ。」
「そうですね~。あ、先輩!あそこに見える人工島ってもしかして。」
その時、ふと何かに気づいたのか律子はある方向に指をさした。
そこには、
「・・・あぁ、東京武偵高校のある人工島だ。そうか、ここから見えたのか。」
「あそこに、先輩の母校が・・・一度行ってみたいです!」
「そうだな、武偵高では毎年文化祭があって、一般の客も入ることができるし、そういえば5月末にはアドシアードがあったな。」
「アドシアードですか?」
「武偵版の国際大会だ。武偵のイメージアップとしてもよく行われているな。例年、多くの一般客が観戦しているぞ。
「面白そうですね?」
「あぁ、伝統的に行われる余興もあるな。もしかするとそっちのほうが人気かもしれない。大会といっても、専門知識がないとその凄さがあまり伝わりずらいからな。(あの余興は正直危ない気もするが。)」
「へ~面白そうですね。見てみたいです。」
「そうか、ならこの事件が片付いたら行ってみるか。」
「え!?いいんですか!?」
「仮にも母校だからな。折角だ。案内しよう。」
「本当ですか!?楽しみにしています!(やったーーー!)」
さっきとうって変わって内心かなりはしゃいでいる律子。
チョロインである。
「武偵高か・・・。」
修也は、かつての母校がある島を見つめ続けていた。
そこには、彼にとってかけがえのない思い出が詰まっているから。
◆■◆■◆■◆
時は遡り・・・東京武偵高校の放課後の教室。そこには二人の生徒がいた。
バンッ!『ちゅうもーーーく!!!』
突然、ドアが開け放たれ、一人の生徒が元気よく現れた。
『《vid:1》いつもバカ騒がしいな。もっと慎ましくできないのか?《/vib》』
それに反応する一人の生徒。どうやらこれは、日常的な出来事らしい。
『・・・・・』カタカタカタカタ・・・
もう一人の生徒は、反応することなくパソコン作業に没頭していた。
こんななか、相も変わらずのテンションでその生徒は話し続けた。
『いやー急いじゃって。そ・れ・よ・り・重大発表がありまーす!』
『『・・・・・』』カタカタカタカタ・・・
『・・・ちょっと!二人して黙んないでよ!?寂しくなるじゃん!?』
まさかのシカトに、思わずその生徒は涙目になった。
『いや、お前のことだから碌な事じゃないだろう。」
コクン『・・・・』カタカタカタカタ・・・
最初に反応した生徒がそう述べると、パソコンに没頭していた生徒も同調して頷いた。
どれだけ信用がないのだろうか。
『ぐぬぬぬ・・・。ふっふっふ、しかーし!今回は一味違うのだよ諸君。何と!今回、私たちのチーム編成の申請をしたのだ!。』
どや顔でそう述べた生徒に、聞いていた二人は、
カタカタk『『・・・・・は?』』
思わず声を漏らした。
『さらに!私たちのチーム名もすでに・・・あれ?どうしたの二人とも。動きが止まっているよ。』
突然の宣言に、思わず固まってしまった二人だったが、その中で一人がなんとか言葉を紡いだ。
『・・・本当に、本当にこの3人でチームを編成したのか?俺たちに断りもなく?」
『え?だって今まで、この3人で任務をこなしてきたでしょ?だったらこれから先も任務をしていくなら、チームを組むのが妥当でしょう?』
『・・・だからって、断りなくするやつがいるかぁ!』ゴツン!
そのあまりの身勝手さに、その生徒は近づいて拳骨を下した。
ゴチン!『いたい!?』
拳骨をされた生徒は、さっきとは違う涙目を浮かべながら頭を押さえて、拳骨を下した生徒をにらんだ。
『うぅーー。殴らなくてもいいじゃない。』
にらむ生徒に対し、拳骨を下した生徒は溜息を吐きながら真剣に話す。
『はーーいいか。確かに、俺たちは何度も苦難を共にしてきた。実質チームというのはあながち間違いではないだろう。『!じゃあ『だが!』・・・』俺は、
その生徒の言葉に、にらんでいた生徒も次第に真剣な目になり、生徒が話し終えると、口を開いた。
『それを承知のうえでのチームよ。勿論、あなたが将来的に武偵として活動していくつもりがないのは知っている。でもね、それでも私は、たとえ一時の間であっても、最高のチームを組みたい。』
『ッ・・・。』
『ねぇ、だからそれを抜きにした、あなたの考えを聞かせてほしいの。」
その生徒が向けたまなざしと思いに、先ほど話した生徒は黙し、逡巡した。そして、口を開きかけ、
『俺は・・・』
『あのー私を置いてけぼりにしないでくれます?』
『『あ。』』
二人はここに至るまで、あまりに影が薄かったため、もう一人の存在を忘れてしまっていた(※なおこの生徒が発言するまでに発した言葉は1文字である)。
というか話すんだ。
『ごっごめん。勿論!あなたも含めて3人で最高のチームを作りたいのよ?』
『わかってます。まぁめんどくさいですが、どのみちチームを組まないといけないので構いませんよ。』
『ほんと!?よかったー、じゃああとはあなただけね。』
『・・・はー、わかった。俺もチームに入るよ。』
『よし!これで全員の承諾をえたわね!」
『どうなっても知らないぞ。』
『大丈夫!さて、こうしてチームを結成することだし、やっぱりチーム名が必要よね?」
『まぁそうだな。』
『では、発表します!私たちのチーム名は・・・』
◆■◆■◆■◆
チーム結成を承諾してからしばらくして、現在、彼らはカメラの前でディヴィ―ザ・ネロを着用していた。
これを着用しながら、斜めに向いて写真を撮るのが基本的な流れだ。
『ふふ。二人とも、似合ってるわ。』
『嬉しそうだな。』
『当然!やっと私たちのチームとしての第一歩が始まるんだもの。」
『はー、早く終わってください。』
『もー、こんな時くらいシャキッとできないの?』
そろそろ撮るぞ~
『あ!ほら二人とも構えて!』
『あぁ。』
『・・・。』
3,2,1・・・
カシャッ!
こうして、後に武偵界に歴史を刻んだ武偵チーム、「チーム・ハウンズ*2」が結成された。このチームの活躍は目覚ましく、その記録は今も伝説として語り継がれている。
しかし、突然の解散宣言を経て、ハウンズは2年の時をもって解散した。それでも、各メンバーは個人で武偵としての活動を継続し、時には一時的なチーム再結成を行っていた。
武偵界では、チームの復活を望む声が多かったが、ある日を境にその声はなくなった。
なぜなら、
そのチームの中心的存在であったリーダーが、死んだからだ。
◆■◆■◆■◆
次回、閑話Episode of Rituko若き正義の懸想
ヤンデレ律子爆誕!!!
さて、今話は主に主要オリキャラについて少し掘り下げましたが、いかがでしたでしょうか。
次回予告にもある通り、今後はメインストーリーのほかにオリキャラのサイドストーリーをちょこちょこ書いていきたいと思います(いつになるかは不明ですが)。
さて、前書きにも書きましたが、お知らせは、サイドストーリーの件だけではありません。
というのも、本作を改めて見返してみたんですが、めっちゃいじりたくなってしまいまして。
なので、これからしばらく各話の加筆・修正に入りたいと思います。特に、壱話は前日談を入れて文量を増やそうと思っていますのでお楽しみに。
では、次回の更新も温かい目でご覧ください。