ガンダムビルドダイバーズ Behind the scenes 作:ほぼ読み専
朝の陽ざしに暑さを感じるようになり、学生たちが期末考査とその後の夏休みに思いを馳せるようになる頃。
「あー……」
いつもの桜庭邸の世那の自室。そこにあるソファには一体のゾンビとなった嶺が横たわっていた。
「嶺、大丈夫?」
「うぅ……VR酔いって、こんな……なんなのあのゲーム。GBNと全然違うじゃない……」
右腕で目を覆ってうめき声を上げる頭の隣に、ちょこんと腰かけた世那が少しだけ可笑しそうにしながら訊ねると返ってきたのは絞り出すような弱々しい声であった。
「操作方法にかなり癖があるって言ったでしょ? なのに、『思考操作が出来るならなんとかなる』とか『虎武龍で修行したから』なんて自身満々に言い切っちゃって」
「……くっ、なにも言い返せない……」
やったこともないゲームに思い込みと勇み足で無駄にイキり散らかした挙句、様式美のように撃沈した友人の態度がツボに入ったのかくすくすと笑う世那。
「はい、これ」
「……うぅ、ありがと」
嶺の額にぺたりと冷たい感触が広がる。世那が用意した冷却シートを貼ってやれば、再び腕で顔を隠しても耳が赤くなっているのが見える。
「だって、まさか武器さえ碌に扱えないなんて予想できなかったんだから仕方ないでしょぉ……」
顔が赤いのを隠せないまま不貞腐れたように嶺が返せば、その声を聞いて彼女の調子が戻ってきたと感じた世那。嶺がこのような状態になったのは、世那がGBNより前にプレイしていたという対戦要素を持ったロボットアクションゲームを好奇心から触らせてもらったことが原因であった。
一部に
「まあ、でも。嶺がわたしに【阿頼耶識】を薦めてきたのは間違いじゃなかったのは凄いと思うよ」
「世那から話を聞いて、なんとなく似てるなって……でも、まさかあそこまでとは思ってなかったけどね……」
「あはは、プレイログ見たけど、見事に背面武器がただの重りになってたね? それでストーリーミッションの序盤で──」
「言わないでー……! 散々イキってたのは謝るからぁ……」
なにせ件のゲームときたら、ロボゲでありながら、武装や推進器も含めた
「私のっ……、肩や背中にはっ……、キャノン砲やミサイルポッドやスラスターは付いてないのよッ……っていうか、あの操作性であんな鋭角旋回しながら手動照準で偏差射撃当てるとかどうなってんの!?」
以前に見せてもらった世那のプレイログを思い出し、あまりの理不尽さにさっきとは違う意味で顔を赤くする嶺。そんな彼女を世那は「どうどう」と落ち着かせながら、
「慣れちゃえばそんなに難しいものじゃないよ」
と普通よりもズレた感性によるフォローを入れる。そんなことを聞かされた嶺は思わず脱力して溜息をついた。あんな操作性最悪のゲームをして、「慣れればどうとでもなる」と言ってしまえるのはごく一握りの者たちだけだ。
「でも、ま、これで確信できたわ。やっぱり
「二人がかりで結構調べたもんねー」
「プラグインかぁ……セナに言われるまであまり気にしてなかったのは失敗だったわ。ガンプラ作りのほうにだけ意識がいってて、デカールパーツの知識のまま止まってた」
嶺がGBNを始めた当初、彼女は慌ただしい私生活のストレス発散のため、ガンプラバトルの出来る環境だけを求めていた。とりあえず誰かとバトルが出来ればいい。そのように考え、野良バトルを繰り返し、やがてヴァルガにたどり着いた。
面倒な手続き──フリーバトルのマッチング相手を探したり、メンツが揃うのを待ったり──をせずともインすれば即座にバトルが行える。そんなヴァルガでそこそこに戦えてしまった事で満足してしまい、GBNでの知識を求めることなく一年近くも日課、いや惰性で戦っていた。
嶺を擁護するなら、実質的な一人暮らしをしながら高校に通い、祖父の見舞いもしなければならなかったため、調べものをする余裕が無かった、という事情がある。
「それならわたしにも責任があるよ。GBNのプラグインって、他のゲームだとスキルビルドと同じようなものなんだから、重要性に気づかないなんてありえないし、カイムに乗るのは自分なのにそれを疎かにしてたんだもん」
「……あー、やめやめ。この話題、ここんとこ繰り返してるけど生産性がないもの。私も世那も十分に反省はしたし、おかげでイフリート・ゲヘナの改修やスキルの見直しが出来たから、それで良しとしましょ」
ここ最近の二人はあまりGBNにはログインせず、プラグイン関係の情報収集に加えて、嶺は
検証スレや解説動画を漁り、プラグインの販売リストやトレード目的のSNSを眺めて、GBNでのスキル──プラグインによってガンプラに追加できる特殊効果──に関する知識のアップデートを行ったことで、より
「それにしても、通称「真なる阿頼耶識」ねえ……鉄血系ガンプラにだけ使える操縦系プラグインなんだけど……まさか、世間で
「普通の阿頼耶識と比べてレスポンスが過敏すぎて使えないのに、たしか結構なレアなんだよね?」
「そ。でも
「──使いこなしてみせるよ。それでもっと強くなれるなら」
楽しそうに、しかし同時に不敵な笑みを見せる世那。そんな彼女を見る嶺もまた実に楽しそうだ。
「さすが世那ね……にしても、入手条件が厳しいくせしてクリア報酬に設定されてるミッションがねー。
「入手できるミッションをプレイするダイバーがそもそも少なくて、それに加えて出現率も低いってなかなかアレな感じだねえ」
「コレクション目的での需要も今となってはほぼゼロだから、持ってるダイバーもわざわざトレードや買取に出してこないっていう、ね……」
そう言って体を起こした嶺がぐっ、と伸びをする。ここ最近、バトルを控えて調べものを優先していたため、それなりに疲労感を覚えていたが、虎武龍での修行とタイガーウルフとの手合わせによってVRでの操作技術を学び、世那と協力して知識面も補強したことで、嶺は久しく感じていなかった成長を実感して充実していた。
「あぁ~……それじゃ、今日から頑張って
「……」
真なる阿頼耶識、正式には「阿頼耶識(厄祭戦仕様)は、鉄血のオルフェンズの原作再現ミッションのクリア報酬として入手することができる。
原作の中でも最終戦となるために、敵NPDも相応に手強くなっているマクギリスとガエリオの宇宙での戦い。さらに難易度はHARD以上のそれに介入して、マクギリスのガンダム・バエルを
ミッションをクリアすること自体がなかなかに困難なうえ、確定で貰えるわけではなく、さらに入手確率も五パーセントほどだという。
これは周回必須だなぁ、と嶺がぼんやり考えていると、不意に世那が元気をなくして少し俯いているのに気づく。
「? 世那、どしたの?」
「……なんかごめんね。マラソンに付き合わせちゃって」
「いいのいいの。世那には私のアブソーブシステムの時に手伝ってもらったし、ガエリオ捌きながらバエル墜とすのはナノラミ持ち相手の立ち回りの練習にもなるから」
しょんぼりする世那の頭を嶺がわざと少し乱暴にうりうりと撫でる。友人を自分の都合に付き合わせている事に変な罪悪感でも感じているのだろう。バトルの時はあんなに大胆で不敵だというのに、この
「わわわわっ……! もーっ……ぐりぐりするのやめてー。って、あ、今思い出したんだけどそのゲーム、新規獲得のために操縦のほうも思考操作で入力できるようになるらしいよ」
頭をなでくりまわされた影響なのか、嶺にとってどうでもいい情報を思い出した世那が告げると、
「もう二度とやんないわよあんなクソゲー!」
という嶺の魂からの叫びが返ってきたのだった。
§
今日も今日とて盛況なGBNの中では、実に大勢のダイバーたちが行き交っている。世間ではそろそろ学生のテスト期間が迫っているのだが、世界規模でアクティブユーザーを抱えているこのゲームにおいて、その影響は微々たるもののようだ。
そんななか、場所はセントラルディメンションのロビータワー内にある飲食店。店内のボックス席には向かい合って座る三人の男たちがいた。
「──ああ、わかった。それは仕方ない。うん。うん。ああ、大丈夫──」
一人は優男風の外見をした金髪の若い男。鉄血のオルフェンズに出てきたギャラルホルンという組織の制服姿で、誰かと連絡をしているのか通話アプリで会話をしている。その隣に座る地球連邦軍のパイロットスーツ姿の男と、二人の対面に座る恰幅のある少年──こちらは鉄血の主人公陣営である鉄華団のジャケットを着ている──は、それぞれの手元にホロウィンドウを展開してなにかを調べている様子だった。
「……やっぱりダメですね。ダイフク、そっちはどうです?」
パイロットスーツ姿の男が顔を上げて対面に声をかける。その顔はどのような表情なのかうかがい知ることはできない。なにせ彼の頭部はパイロットスーツに付属するフルフェイスのヘルメットによって完全に覆われ、本来透明なはずのシールド部分にはスモークがかかっていたからだ。
「あ~……ダメだお。全っ然手ごたえなし」
体格と服装からどこか鉄血のオルフェンズに出てきた「ビスケット・グリフォン」を思い起こさせる少年が応えると、パイロットスーツの男はがっくりと項垂れた。
「ですよねぇ……僕らの出せる報酬額じゃ、今日いきなりフォース戦の助っ人に来てくれるような手合い、それを二人も雇うなんて──」
「この前手に入れたレアプラグイン、売れる気配がねーお」
「……え?」
「……ん?」
項垂れた男がヘルメットの頭を上げて首を傾げると、ダイフクと呼ばれた鉄華団ジャケットの少年が鏡合わせのようにこちらも首を傾げては不思議そうにしているのが見える。
「……もしかして、さっきから眺めていたのって」
「GBNのアイテムトレード系の板だけど──オーケーオーケー、落ち着けおデッキー。
無言で立ち上がり、流れるような動作で腰のホルスターから拳銃を抜いたデッキーと呼ばれた男に対して、ダイフクはへらへらと笑いながらもあまりの気迫に冷や汗を浮かべて両手を上げ降参の意を示す。VRのはずなのに、己の額にごりごりと押し付けられる銃口の冷たさが嫌にリアルだった。
「君ってやつは……わかってるんですか!? あと三十分でフォース戦が始まるんですよ!? もしメンツが揃えられなければ、対戦相手の五人と僕らは三人で戦わないといけなくなるんですけど!?」
「ンなこと言ったって、もともとこんな土壇場で
「……そりゃそうかもしれませんけどね、野良募集は事前に腕前がわからないのでリスクが高──「今そんな贅沢言える立場かお?」──くっ……」
野良募集──知り合い以外の他人から協力者を募る行為──のリスクを説明する自分に被せる形でのダイフクの意見に、デッキーは思わず押し付けた銃口を降ろす。
「……どーも
フレンド登録したダイバーやアライアンスを結んだフォースへ向けて、助っ人の申請している
「じゃ、時間もないしちゃっちゃと行ってくるおね」
「ちょ、待っ」
「大丈夫大丈夫。こないだのいちパー報酬のレアプラグイン手に入れたみたいに、オイラは
その引き当てたレアプラグインはどこにも需要がないクソレアだったじゃねーか──というデッキーの声が出るより先に、立ち上がったダイフクが体格に見合わない俊敏さで席を離れていくのを、彼はただ見送ることしかできなかった。
しかしこの時においてはダイフクの言った通りになる。
なにせ彼らがいた席のすぐ近くに、今しがたミッションを終えた無類のバトル好きどもがやってきたのだから。
§
「っはぁ~……出ないぃぃぃ……」
「ふへー……さすがに疲れたねー……」
奇しくもダイフクたちがいるのと同じ店内で、レイとセナは互いに向かい合って座ったままテーブルに突っ伏して脱力していた。
真なる阿頼耶識を手に入れるために、ログインしてから何度も同じミッションに挑んでいたのだが、さすがにHARDモードの連戦ミッション。それも鉄血のオルフェンズのラストバトルを再現した長丁場のものに十回以上挑んでも全く出ない結果はバトル好きの二人をしても、一旦クールダウンという名の小休止を必要とするほどには精神的に辛いものがある。
「自分の屑運が忌まわしい……」
「わたしも引きが強いほうじゃないからねー……」
「だいたいミッション報酬でしか手に入らないくせして、出現率が妙に低いのがクソなのよ。このさい値段はいいからショップでも売ってよ……」
「たしか、通常クリアで一パーセント、特殊条件クリアで五パーセントだっけ?」
テーブルに頬をつけたままのレイが手元にホロウィンドウを呼び出し、件のミッションを有志が検証して出した報酬の一覧を見る。
「そう。マッキー生け捕りで基本報酬とは別枠で五パーセントで出るはずなんだけど」
「いちおう基本報酬の五倍の確率だね」
「五倍って言われると凄いけど元が一パーじゃねえ……」
「……昔の人は言いました。出るまで回せば必ず出ると」
「……それ、いつになるんですかねぇ」
「さあ……?」
ぶーぶー文句を垂れながらレイが店内メニューのホロウィンドウを操作して自分の注文を入力すると、対面のセナへ向けてそれを滑らせる。
「ミッション自体も連戦形式で長いし、難易度も高いから敵のAIの性能が高くて、
受け取ったセナもミッションの面倒さに辟易しながら同じく注文を入力。
「そんでもってやたらとレアなクセに、需要は現状ほぼほぼ無いっていう状態なもんだから、トレード系のSNSや商人系ダイバーのコミュニティでも見かけないし」
「まあ毎度毎度マクギリスとガエリオのタイマンに乱入して、
注文が終わると二人はすぐさまそれぞれ手元に新たなホロウィンドウを立ち上げる。この休憩時間を利用してあらかじめ登録していたGBN関連のSNS、その中でもゲーム内アイテムを取引しているものをチェックするためだ。もしかしたら誰かが気まぐれで出品している可能性もゼロではないのだから。
だが、それはそれとして、欲しいものがなかなか手に入らないというのはフラストレーションが溜まる。しばし無言でホロウィンドウを眺める時間が過ぎてから、二人は同じタイミングで顔を上げると、互いに目を合わせてから疲れたように溜息を吐いた。
「うーん……期待してなかったけど、やっぱりないねぇ……」
「はあ……どっかの変人が出品してないかしらね。真なる阿頼耶識──」
「それ、オイラ持ってるお」
突如上から降ってきた声に二人の少女が揃って顔を上げると、そこには鉄華団のジャケットを羽織った一人の少年ダイバーが立っていた。
「真なる阿頼耶識、探してるのかお? プラグインの?」
「……えっ、うん」
「……どちらさま?」
咄嗟に肯定したセナと会話を聞かれていたことに警戒感を露わにするレイ。それぞれに対応は異なるも、その身にじわりと闘志を滲ませる反応は同じで、ヴァルガを
「──おっとと……いやあ、そんなに警戒しなくていいお。なんせ、あんな
「……まあそれはその通りかも。でもね、これだけ同接が多いゲームなら、どんなアイテムやプラグインだろうが欲しがる人ってのはどっかにいるもんでしょ?」
「そりゃそーかもしれんおね」
内心は結構焦っている少年が誤魔化すように話を振れば、レイは一般論を持って返す。
「それで、聞いてくるってことは君は持ってるの?」
このエリアにおいてダイバー同士では直接的な悪さをできないことを知るセナが、まだるっこしい駆け引きを嫌って直球で問えば、彼は口角を上げて不敵に笑う。
「もちろん。これが証拠だお」
そう言ってレイたちの方へと放られたトレード用のホロウィンドウには、確かに彼女たちが探してやまなかった真なる阿頼耶識の文字があった。
「……うわ、マジで持ってる」
「おー。あんまりにも出ないもんだから、ちょっと存在疑ってたけど、ホントにあったんだねー」
少し引き気味のレイと心底感心しているセナはしかし、揃ってどちらも驚いたリアクションを取り、
「で、そっちはこれ幾らくらいで譲ってくれるの?」
「レア度に応じた相場の
さっそくとばかりにレイが交渉を持ちかける。幸いにして、と言えるのか結果的に高難易度ミッションを周回するハメになっていた二人の懐はそれなりに潤っている。だからこその提案だったのだが、件の少年ダイバーは少し意外な事を言ってきた。
「それなんだがお……実は今からフォース戦なんだけど仲間が二人、間に合いそうにないんだお。だから傭兵として参加して手伝ってくれないかお? これはその報酬として渡すから」
相手の提示した条件を聞いた二人は思わずきょとんとする。なにせ想定していたBCの額に比べれば、それはレイたちにとってかなり好条件なものだったうえに、
「それはいいけど……私たちの実力を確認しなくていいの? フォース戦の傭兵枠として頼るなら、相手の戦績を確認するのは当然でしょうに」
「それにもし負けちゃった時、やっぱ報酬はナシ、とか言わない?」
実力が分からないような手合いをフォース戦に誘う、ということは普通はしないからだ。個人的な試合ならともかく、フォース戦となれば所属するメンバー全員に関わること。そんな大事な戦いの援軍を、強さもよくわからない初対面の相手に頼む事に違和感があったからで。
「報酬は勝敗に関係なく払うから安心するお。……いやあ、もうぶっちゃけるけど、実はウチのフォースってこの土壇場で傭兵雇うための割り増し料金払えるほど蓄えねーんだお。で、さっきまで片っ端から知り合いに連絡したりと足掻いてたんだけどダメで、そこにたまたまあんたらの会話が聞こえてきたもんだから、こりゃツイてるなって思わず声かけたわけ」
しかしそれも彼らが直面する問題を聞けば納得できるものだった。
「なるほど。それならまあ」
と、その言い分に頷いたレイが対面へと視線を送れば、
「ん。わたしは問題ないよ。それに今日はログインしてからNPD戦ばっかりでちょっと飽きてきてたところだし、対人戦が出来るならそっちがいいなー」
セナが少し苦笑交じりに肯定する。そして彼女の言うことは今のレイにも心底同意できるものだった。
「はは……確かに。じゃあ決まりね。それで……そこまでして対戦したいっていうことは、相手は有名なフォースだったりするの?」
方針が決まれば後は気になるのは対戦相手の事。需要がないとはいえレアものと言えるプラグイン。希少性を考慮すればほぼ赤字とも言える報酬を用意してまで対戦したいとなれば、おそらくは格上か有名所かとレイは考える。
「もしかしてAVALON? それともSIMURUG?」
「いやなんでランキング一位と三位が真っ先に出てくんだお……」
期待に目を輝かせたセナが
「古参の有名フォースじゃねーけど、ここ最近話題になってる連中だお」
「へえ」
「お、いいねー」
セナの質問に鼻白んだもののバトル好きな二人のノリの良いリアクションに気を良くした彼は、対戦相手の名前を少しだけもったいぶってから告げる。
「そいつらの名前は