ガンダムビルドダイバーズ Behind the scenes   作:ほぼ読み専

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ロータスチャレンジへ向けて

 彼方からの閃光が闇を切り裂いて、すぐ横をかすめて飛んで行った。

 

「……っぶな!」

 

 圧縮されたGN粒子によって生成されたビームの一撃は、咄嗟に機体をバレルロールさせなければコクピットを貫かれていただろう。

 レイは操縦桿を握る掌が汗で滑るのをこらえ、必死にレーダーとモニターに視線を行き来させる。

 

 開戦してからまともに敵を捕らえられていない。ヒットアンドアウェイに徹する相手の動きに翻弄されていた。

 

『いい反応だ。だが、まだまだ。こんなモノじゃないだろう?』

 

 オープン回線にしている通信ウィンドウからは、対戦相手を務めるテンカワの楽しそうな声が聞こえてきた。

 

 敵機接近の警報を受けて死角だった方角を見やれば、電脳の宇宙に溶け込むような漆黒の機体が急速にこちらへ接近してくるのが見える。テンカワの操るブラックサレナだ。重装甲な見た目に反して、GNドライブ搭載機特有の高い機動力を有しているのが特徴のガンプラ。

 

「ハッ、あったりまえでしょ!」

 

 吠えるレイに対して返ってきたのは、ブラックサレナの前腕に一体化するように装備されたGNハンドカノンからの連続射撃。

 偏差射撃を交えて続けざまに撃ち込まれたビームだった。

 

 ――()()()()()()()()()

 

 セナほどではないが、着実にテンカワの動きに慣れてきている。レイとて伊達にヴァルガ民をやっていない。

 正確に相手の意図と射線を読み、イフリート・ゲヘナの増加装甲に付いたスラスターを用いて最小限の動きで躱し、反撃にとこちらも両腕と一体になったビームアサルトカービンからのメガ粒子を放つ。

 

『ふっ、』

 

 が、さっきのレイと同じくテンカワもまた機体をバレルロールさせて射線をずらし、軌道を変えることなく間合いを詰めてくる。

 遠距離からの撃ち合いではなく、中距離の機動射撃戦闘をしかけてくるつもりだ。ヒットアンドアウェイでは落とせないと踏んで、いい加減テンカワも焦れてきたのだろう。

 

「ならこれよ!」

 

 ここまで凌いだ甲斐があった、とレイは内心で拳を握る。

 

 イフリート・ゲヘナの肩部と脚部に装備されたビーム砲が分離して飛翔すると、内臓されたパルスロケットを吹かし、独特の鋭角な動きでブラックサレナの周囲へ展開。四門の砲口からそれぞれビームを放って包囲しようとする。

 

『……インコムか!』

「飛んで火にいるってね!」

 

 本体から有線で繋がれているため、動きに制限を受けているはずのインコムたちだが、レイが操るそれらは位置取りや射撃タイミングが絶妙で、テンカワが知るものよりも明確に素早く、迷いがない。

 

『それにしても嫌らしい位置取りをする!』

 

 これまではハロに任せて半オート操作にしていたインコムを、今のレイは全てマニュアルによって操作しているからだ。これは虎武龍での修行の成果であり、彼女はかつてGPDで出来ていた技術を取り戻しつつあった。

 

 もともとオールレンジ攻撃を得意戦術にしていたレイの操るインコムは、的確にブラックサレナの回避先を潰していく。

 

『くっ、これでは――』

 

 ビームカービンを含めて六つの銃口による死角からの攻撃に、さしものテンカワも足が鈍った。

 

「まだまだァ!」

『やらせはしない!』

 

 ここが攻め時と判断してレイはイフリート・ゲヘナの背部のミサイルを発射。インコムによって作られた檻に捕らわれたブラックサレナは、回避機動を取りながらハンドカノンに内臓されたGNバルカンでこれを迎撃する。

 次々に撃ち落されるミサイルだがこれでいい。インコムを用いた牽制射撃とミサイルによって機動が制限されたために移動先が読みやすくなった。

 

「そこぉッ!」

 

 予測した回避先へとイフリート・ゲヘナはショートバレルキャノンからの置き射撃を放つ。

 二門の砲から放たれた弾頭は、見事にブラックサレナを捉えた。戦闘が始まってからの初めての直撃弾。

 

『――ッ、なるほど、そうくるか!』

 

 レイの猛攻にテンカワは思わず叫ぶ。

 二門のビームカービンと四門のインコムによるオールレンジ攻撃。それに加えて、ミサイルの発射タイミングと軌道設定に、回避先を予測してのキャノンの置き射撃。

 これだけの数の武装を巧みに使い分け、互いに高速移動しながらの機動射撃戦の中で的確にしかけてきている。

 

 しかも相手はSランクダイバーの操る高機動機体。これがどれだけ凄まじい事なのか、それをよく理解しているテンカワは内心で舌を巻いた。

 

「――ッ、まだか!」

『さあ、ここからもっとギアを上げていこうか!』

 

 砲弾が直撃して広がった爆炎の中からブラックサレナが飛び出してくる。その漆黒の装甲には傷ひとつなく、機体の周囲には粒子による球状のバリアが張られていた。GNフィールド。太陽炉搭載機に備わる防御装備だ。

 

 フィールドを展開したままこちらへ突撃してくるテンカワへ、レイが迎撃にとインコムからビームを放つが――

 

「……硬い!」

『武装を絞っているからね。粒子の使い道が限られるぶんだけ余裕があるのさ!』

 

 テンカワのブラックサレナが纏うそれは、三基の疑似太陽炉で生成される豊富な粒子量によって絶大な強度を誇る。

 インコムからのビームだけでなく、イフリート・ゲヘナの腰部にある120㎜マシンガンの斉射も彼の前では豆鉄砲だ。

 

「さすがにセナが嬉しそうにしてただけあるわね……」

 

 先に対戦を終えた友人が、負けたというのに妙にツヤツヤした顔をしていたのを思い出して苦笑を漏らす。

 

「でも!」

『なにッ――!?』

 

 接近したブラックサレナがハンドカノンからの攻撃をしようとフィールドを解除した瞬間、レイはテンカワとほぼ同時に射撃トリガーを引く。畳んでいたバレルを展開し、速射から収束モードへと切り替えたビームカービンから放たれた光は、吸い込まれるように目標へと向かっていく。

 

 互いに放ったビームが真空の闇の中で交差して、それぞれの片腕を吹き飛ばした。

 

「確かに鉄壁の守りだけど、射線を通すならフィールドは解除せざるをえない」

『こちらの攻撃に合わせて……!? ――ははっ、やるじゃないか』

 

 被弾から立ち直るのもほぼ同時、両機はさらに速度を上げて。宇宙の空に軌跡を描いて飛翔する。

 

 

 

 

 

§

 

 

 

 

 

「だぁー! 負けたぁー!」

 

 フォースネストに転移してくるなりレイは悔しそうに叫んだ。

 

「いやー、惜しかったねー」

 

 先に対戦を終えて待っていたセナが、椅子から降りて出迎えてくれる。

 

「いや、紙一重の勝負だった。二人とも素晴らしい実力だったよ」

 

 遅れて転移してきたテンカワがフォローを入れてくれる。彼には入室許可を付与していたため、バトル終了後にはここで合流することになっていた。

 

「嬉しそうだね。アキト」

 

 備え付けのソファに座っていた人物がそう声をかける。それは小柄な少女の姿をしたダイバーで、彼女がテンカワの唯一の仲間であり、今回のロータスチャレンジ攻略に参加する最後のメンバーだった。

 

「それはそうだよラピス。この二人が協力してくれれば、クリアも夢じゃなくなってきたからね」

 

 ラピスと名乗るテンカワのパートナーは、劇場版ナデシコに出てきた【ラピス・ラズリ】に寄せて外見をエディットされたらしく、十代前半ほどの金色の瞳が特徴的な、美しくもどこか人形めいた無機質な印象を抱かせる。

 驚くべきことにテンカワの現実(リアル)での妻だというが、ダイバールックが()()なので、初対面の時にレイはちょっと引いた。

 

 ――残念ながらアバタースキンにはなかったから、なんとか頑張って再現したんだ。

 

 とはテンカワの弁。リアルのラピスはちゃんとした成人女性で、彼いわく「性格含めて、どちらかというとユリカっぽい人だね」らしい。どうもGBNでは夫の趣味に合わせてロールプレイをしてくれているようだ。

 ちなみに【ユリカ】とは【ミスマル・ユリカ】のことで、これまたナデシコの登場人物であり、劇中のアキトの幼馴染で後に妻となる天真爛漫な女性だ。

 

「さて、ここからは作戦会議だ。難攻不落、前人未踏の要塞を俺たちで攻略するぞ」

「おー!」

「ま、やるからにはクリアを目指すのは当然ってね」

「ふふ、頑張ろうねみんな」

 

 テンカワの号令に合わせて、それぞれがやる気をみなぎらせて反応する。

 それに満足そうに頷いた彼は、壁際の大型モニターにミッション詳細のマップを表示した。

 

 ロータスチャレンジ。

 

 GBNに存在するクリエイトミッションの中でも屈指の難易度を誇り、未だにクリアしたダイバーやフォースが存在しないという。曰くじみた伝説を持つミッションだ。

 そのクリア報酬はなんと三千万BC。さらにユニーク称号「Sr.GAIA」を獲得できるという。

 

「概要を簡単に説明するなら、寡兵で大戦力に守られた要塞のコアの破壊を目指すのがこのミッションだ。ただし、条件がある」

 

 ロータスチャレンジの条件とは、制限時間十五分、参加可能機体の上限は五機まで。スタート地点は地上であればどこでも。この条件でZZに出てきた「ラビアン・ローズ」を改造した「ラビアン・クラブ」という宇宙要塞のコアを破壊しなければならない。

 

「しかも制限時間のほとんどは、ラビアン・クラブのある熱圏への移動時間になってしまう」

 

 検証好きのダイバーたちが出した結果によれば、GBNで使える移動手段のどれを使って移動したとしても、要塞攻略に充てられる時間というのは五分もないという。

 

「そうなると、なるべく早くに要塞の外郭を壊して、コアを露出させないといけないけど――」

「MSが携行できる大規模破壊兵器で攻略……は無理そうね」

 

 セナの言葉に続けて、サブウィンドウで過去の挑戦者たちのプレイログを閲覧していたレイが確認する。誰でも思いつく作戦などとっくに試されているのは承知だが、それでも映像に映る要塞はあきれるほどに堅牢だった。

 

「ああ。主催者のロータス卿麾下(きか)のガンプラたちによる妨害もそうだが、そもそも要塞にはサテライトキャノンすら凌ぐ強固なIフィールドが備わっている」

 

 五機のガンダムXによるサテライトキャノンの照射にも、びくともしないラビアン・クラブの姿を写したスクショをテンカワがモニターに表示しながら答える。

 

「プラズマダイバーミサイルやアトミックバズーカなんかの実弾系も、分厚い対空砲火で撃ち落されてるわね……」

「これじゃあクラブじゃなくてハリネズミ(ヘッジホッグ)だねー」

 

 プレイログからスクショを撮ったレイが追加でそれらをモニターに表示させれば、セナもそれを見て呆れと感心が半々の様子。

 

「攻略の要点は二つ。まず大多数の防衛部隊。それと要塞自身の防御の硬さと迎撃性能の高さだ。これをどうやって抜くか。シミュレートは幾度もしたが、俺とラピスだけではどうしても無理だった」

「私とアキトだけだと、武装の関係でどうしても要塞の守りを突破できなかったね」

 

 Sランクダイバーであるテンカワが攻撃役を務め、ラピスが支援する編成は、ブラックサレナの装備の関係からビーム兵器がメインとなる。

 ラピスも決して下手なわけではないが、たった二機ではどうやったって火力不足だ。防衛部隊は突破できるが、要塞の外郭を破壊するには至らなかった。

 

「このIフィールド、発生器が大きいから外に露出してるわね。だったら……」

「わたしのカイムならいけるね」

 

 だが、今ならそれを突破する糸口がある。

 セナのガンダム・カイムに装備されたレイザーブーメラン。戦艦すら一撃で沈める威力の巨大な刃なら、ラビアン・クラブのIフィールド発生器を破壊することも可能だろう。

 

「ああ。対戦してみて思ったが、要塞への攻撃役はセナ君が適任だろうね。俺はロータス卿たちの足止めに徹するほうがいいだろう」

 

 ラビアン・クラブの前には、ロータス卿自らが側近を率いて立ちふさがっている。ファイターとしても有能な彼とその部下を相手にしながら、コアの破壊をするというのはかなり難しい。テンカワの判断は妥当だとレイたちも納得した。

 

「でも対空火器は? あれだけの密度の弾幕を張られちゃ、セナが攻撃するにもタイミングを図らないと……」

 

 時間制限のある中で、いつ途切れるか分からない対空砲火を避けながらチャンスをうかがう、というのはセナをしても運任せになりそうだとレイは懸念を示す。

 

「そちらは問題ない。わずかな時間だけど、対空砲火を一時的に黙らせる方法がある。後で説明するが、そのためにはラピスの協力が不可欠だから、レイ君にはラピスの直掩として彼女を守ってほしい」

 

 あれだけ巨大な要塞の攻撃をどうやって止めるのか気にはなるが、ひとまずレイは頷いて了解の意を返す。

 

 ラビアン・クラブそのものの攻略はだいたい目途がついた。そうなると残る問題はひとつになる。

 

「防衛部隊のほうもなんとかしなきゃねー。要塞からの支援攻撃が降ってくる中で、後ろを気にしながら高ランクダイバーを相手に戦うのは大変だし」

 

 セナの言うとおり、ほぼ無人のNPD機とはいえその数は脅威だ。

 

「じゃあそっちは私が担当するわ。対多数の乱戦はヴァルガで慣れてるし、ラピスさんを守ることにも繋がるから」

 

 対防衛部隊の受け持ちはレイが立候補した。

 ラピスの直掩として付く都合上、防衛部隊の相手を主体になるだろうと考えたからだ。

 

「とはいえあの数を相手にするには、オーキスみたいな装備が必要ね……」

「デンドロビウムかー。戦闘シーンかっこよかったねー!」

 

 レイが挙げたのは「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場した拠点防衛用のMSだった。

 大量の武器弾薬を内臓した【アームドベース・オーキス】と呼ばれる大型の装備で、別名を「機動弾薬庫」とも呼ばれ、劇中でも単機で多数の敵部隊を撃墜して大暴れしていた様は、最近0083を視聴したセナにとっても記憶に新しい。

 

「防衛部隊を相手にするには良い装備だが、俺たちが使う移動手段だと……」

 

 しかしテンカワの反応は芳しくない。というのも、地上から宇宙を目指す都合上、どうしても積載できる武装や装備には制限がつくからだ。

 

()()()にはちょっと大きすぎるかな」

 

 今回のミッションで宇宙までの移送を担当するラピスも困り顔だ。

 

「……じゃあ、もう少し小さければいける?」

 

 しかし、レイの豊富なガンプラ知識は、すぐに次の候補を探し当てていた。

 

「そうね……サイズとしては全長が100m以下なら」

「だったらピッタリのがあるわ」

「……ふむ。それなら任せるよ。では役割分担も決めたことで、熱圏に上がってからの具体的な流れをシミュレートしようと思う。合わせて使う装備の詳細も詰めよう。まずは――」

 

 テンカワの説明を聞きながらレイは思う。

 偶然出会った見知らぬ相手と協力しながら難関ミッションに挑む。それも入念に準備をしたうえで。ヒロトたちと参加したベアッガイフェスのような、レクリエーションの面が強いクエストではなくガチガチのバトルミッション。

 

 ――悪くない。

 

 普通のバトルとも、ヴァルガでの乱戦ともまた違う、四人がチームとして連携することが求められる戦闘に、緊張と期待を抱いてワクワクしてくる。

 

 レイにとってガンプラバトルとは、まず対戦相手がいて、目の前の敵をどう倒すかに集約されていた。対人戦ありきのものだったし、それで十分だった。

 ネット上の人付き合いが煩わしくて、最後はヴァルガにたどり着いた。そこは終わらない闘争の坩堝で、とりあえずバトルをしたい欲求は満たされたが、どこか空虚だった。

 

 だからこそ今回の出会いはとても新鮮なものだった。ひとりでヴァルガに潜っていたら体験できなかっただろう。

 

 ――いや、そもそも。

 

「セナと会ってなかったら、まだヴァルガにこもってただろうなぁ……」

 

 ちらりと傍らの小柄な少女の横顔を見る。この子と出会ってからレイの世界がいっきに広がっていった。

 GPDが終わってから、止まっていたレイの時間を再び動かしてくれた。

 

「え? なに?」

「ううん。なんでもない」

 

 こちらを見上げるセナに笑顔で答え、意識をミッションの攻略へと戻す。

 

「俺とセナ君は敵陣を素早く突破する必要がある。ブラックサレナにはそのための装備があるが――」

「それならこっちも大丈夫よ」

 

 カイムの改修プランとして、いくつか作りかけていた装備がある。

 

「ただ、私が使う装備も合わせて、完成まで時間が必要だけど、二週間あるなら間に合わせてみせる」

「頼もしいな。それじゃあ、基本はこのチャートで進めて、あとは臨機応変に対応していこう」

 

 こうしてロータスチャレンジに向けて、レイたちの夏休みが始まった。

 




Tips:【ブラックサレナCB】

素体キット:HGラファエルガンダム

武装

GNハンドカノン×2
 両腕に装備された強力なビーム兵装。前腕を差し込む形で保持する。
 HGガンダムアリオスGNHW/Mのキットに付属する「GNキャノン」を改造したもので、取り回しをよくするために小型化と幅詰めがされ、砲身側面にはベースキットと同じGNバルカンも付属している。
 通常時は肩部外装内部に搭載された疑似太陽炉が常時生成するGN粒子を随時ラファエル本体の前腕に増設されたGNコンデンサーへと送りそれを介してビームを放つ。
 出力を任意に変更することが可能で、照射時間を短くしてビームライフルのように速射したり、逆に長くすることでバスターライフルのようなゲロビで薙ぎ払うように攻撃することも可能。 

 しかし疑似太陽炉が外装に搭載されている関係で外装をパージした場合、本体のラファエルガンダムはGNドライブを持たず、機体の各部GNコンデンサーに貯蔵された粒子のみになるために威力の低下と残弾が設定されてしまう。

GNバルカン×4
 主に牽制やミサイルなどの迎撃に使用される。元になったGNキャノンに付属する射撃兵装で、元になったパーツと同じく砲身側面の左右に発射口が付いている。
 銃口は砲身の両サイドに付いているので、片側二門、計四門を持つ。
 銃口がメタルパーツに換装されているため、豆鉄砲と侮れない威力がある。

テールバインダー
 外装に装備されている格闘武器で名前の通りに尾部に設置され、先端部には開閉するクローアームを持つ。フレキシブルに可動する長い軸と先端の重みによってAMBACにも利用できるスタビライザーとしても機能する。
 メタルパーツになっている先端部に薄膜のGNフィールドを展開でき、定着させた粒子が耐ビームコーティングの役割を持つためビームサーベル等とも切りあえる強度を持つ。これは原作のGNソードと同じ仕組み。
 長さがあり自由に動くため、機体の姿勢制御の他、接近戦における搦め手として使われる。機体の推力にものを言わせてクローアームによって敵機を掴み、引きずりまわすことも可能。

GNフィールド
 厳密には武装ではないが、この機体においてはGNフィールドを展開した頑丈な装甲を用いた体当たりも一つの武器として想定されているのでここに記載する。
 主に発生装置に設定された肩部を中心に展開されて、敵の攻撃や宇宙での小型デブリから機体を保護したりするほか、ショルダーチャージの際には攻撃に転用される。

GNビームサーベル×2
 本体のラファエルガンダムに追加で装備された近接装備。本体の腰部サイドアーマー外側に発振器が一基づつ付けられている。
 外装をパージした場合の使用を想定しているので、外装を纏った状態(またはハンドカノン装備時)だと使えない。

外装パーツ
 通常使用される武器ではないが、原作の劇場版ガンダム00と同様にトランザムシステムによって意図的にオーバーロードさせた疑似太陽炉を、搭載した肩部外装をパージして自爆させることで爆弾のように使うこともできる。

自爆
 ラファエル本体も映画同様にトランザムからの自爆が可能だが、それをした場合、バトルには(当然ながら)勝てない。チーム戦のような味方が他にもいる状況では意味がある機能と言えるが。


概要

 「劇場版 機動戦艦ナデシコ」のブラックサレナを模したガンプラ。
 GNドライブの恩恵による豊富な武装と高い機動力を兼ね備え、戦う場所を選ばない万能機。

 ナデシコを知らない人間には一見すると脚部が太くなった黒いクィン・マンサのようにも見える。外装パーツの中身は「アキト専用エステバリス」の代わりに「劇場版ガンダム00」に登場した「ラファエルガンダム(エステバリスカラー)」が使われている。
 登録名の「CB」は「ソレスタルビーイング」のこと。
 限りなく原作に沿った作りで、武装は両椀のハンドカノンとバルカン。GNソード付きのテールバインダーと豊富なGN粒子を用いた強固なGNフィールドを利用した体当たりのみ。

 ラファエルガンダムを素体にした理由として、似たような機体コンセプトである「ラファエルガンダム ドミニオンズ」の存在がある。
 これはバックパックユニットの「セラヴィーガンダムⅡ」を「セラ」という無人機に換装。それを外装のように機体各部に装着するラファエルガンダムの地上戦仕様で、外装である「セラ」が自立して稼働する点を除いて、まさにブラックサレナを再現するにはうってつけの設定だったため。
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