"Stay, Heaven's Blade" Fate said.  “「その天の刃、待たれよ」と『運命』は言った。”   作:haru970

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遅くなりました、26話です。



毎日投稿するのはちょっと疲れるねパトラッシュ?


と言う訳でアンケートを取りたいと思います、ご協力お願いします!


第26話 「汚物は消毒すべきだ」

 ___________

 

 セイバー運営、アーチャー運営 視点

 ___________

 

 

「────汚物は消毒だぁぁぁぁ!!!」

 

「ぬぅぅぅ?!」

 

 臓硯は三月の手から出た炎から逃げるようにまた蟲に戻り、虫達が拡散する。

 凛は一瞬、自分の父の魔術と連想する。

 

「って、三月! 火傷していないか?!」

 

 という士郎の声で三月の手の中にはライター(お墓参りに使った物と同じ)と催涙スプレー缶(ミニチュア)だった。

 

「まあ、唾付けとけば大丈夫でしょ?」

 

 セイバーが三月を押して迫って来ていた短剣(ダーク)を払い落とそうとするが、先程の三月の即席火炎放射という光源で虹彩が少し縮み、何本かの短剣(ダーク)が後ろにいる士郎達へと迫る。

 

「『トレース、オン!』」

 

 士郎は一歩前に出て短剣を『投影』した双剣で払い落とし────

 

「『ガンド』!」

 

 ────凛がガンドで漏れを撃ち落とし────

 

「行っけー、プチイ〇コム達!」

 

 ────三月はイリヤが以前、三月の前で使った『天使の詩』の髪の毛状の鷲達で士郎と凛の周りを守った。

 

「まさかこれで終わりの訳ないわよね、臓硯!」

 

 凛の挑発のような言葉に臓硯の声はただ暗闇の中で響く。

 

『フッフッフ、流石は遠坂と()()の子達よ────』

 

 急に臓硯の言葉の終わりと同時にアーチャーが凛の首近くを切り払い、彼女を突然退去させる。

 

「ちょ、アーチャー?!」

 

「虫と上空だ、バカ共!」

 

 士郎、三月は上を見る前に反射的に首から来た、針に刺されたような痛みに手を上げると虫の死骸が掌にくっついていた。

 

「うわ! 汚い!」

 

「虫? 蚊か何かか? (でも今アーチャーが────)」

 

 半面、セイバーの顔は青ざめながら士郎と三月を担ぎ、アーチャーのようにその場を離れようとした瞬間空から数多の武具などが文字通り雨のように降って来た。

 

「二人とも摑まっていて下さい!」

 

「おわ?!」

 

「きゃあ!」

 

 セイバーは風王鉄槌(ストライク・エア)と魔力放出を同時に発動し、普段よりも更に素早くその場を離脱し、後ろからガラスの割れるような音が三月の破壊された『天使の詩』から来ていた。

 

 だがアーチャーより一足遅かった為セイバーと彼女が担いでいる士郎と三月の周りに爆発が起きる。

 

 更に無数の短剣(ダーク)が針の穴を通すかのような神業でセイバーたちを襲い、彼女は回避するのに更に爆発に巻き込まれていた(両手が士郎と三月で塞がっている為)。

 

 武具が落ちていない、開けた場所の周りにある林まで着くとセイバーが倒れ込むように落ちて、士郎達は投げ飛ばされる。

 

「ぶわ! クソ、あの前回のアーチャーは出鱈目過ぎる! ……大丈夫か、二人とも?」

 

「「……………………………」」

 

 地面では苦しそうに顔をしかめる三月と────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────深い傷を背中に負い、三月同様に苦しむセイバーがいた。

 爆発などからセイバーが敢えて士郎の『盾』となったのだ。

 

「………ぁ」

 

 士郎は短い息を吸う。

 士郎は()()()()()()()

 ()()()()()()()()()

 

≪誰かを救うということは、誰かを助けないということなんだ。≫

 

「(うるさい)」

 

≪ならば認めろ、一人も殺さないなどという方法では結局誰も救えない末路だけが待っている。≫

 

「(うるさい!)」

 

≪英霊とて全ての人間を救うことは不可能だ。≫

 

「ッ」

 

「シロウ……ご無事………ですか?」

 

 セイバーが見た士郎の顔は何時もの彼とは程遠い、悔しそうな表情だった。

 

 

 ___________

 

 間桐臓硯 視点

 ___________

 

 人外とは言え人型である以上、その()と同様か同じような物理法則制限などがある。

 そして間桐臓硯の場合、彼の体は蟲で出来ていた。

 

「(おのれ、時臣め! 死して尚、儂の手を煩わせておってからに!)」

 

 彼は若干焦っていた。 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()で、()()としては臓硯が陽動をかけ、遠坂凛と彼女のサーヴァント共々殺すつもりだった(そして臓硯は死体を二つ得る)。

 

 ただ攻撃が聞いていたものより遥かに広範囲だったので、臓硯の内包していた何割かの蟲も巻き込まれた上に『衛宮兄妹』がまさかあそこまで魔術を駆使出来るとは()()()()()()

 そして()()遠坂時臣の娘が魔術師として劣っている筈の『衛宮兄妹』を()として利用するスタンスを取らず、()()の手を取るとは予想外だった。

 

 実を言うと臓硯の想定していた考えも凛自身の頭を過ぎったが、もしその行動に出て勝てたとしても、良くて臓硯とアサシンの撃破の代わりに衛宮兄妹運営達との関係が痛みこれから先の戦いなどが不利になる(自分が負けるとは思っていない)。

 そして悪くて臓硯とアサシンを撃破出来ず、衛宮兄妹運営達との停戦協定が無くなってしまう。

 この二つの損得の末、凛は先程の()()としての行動をとった。

 

 とは言え間桐臓硯は500年も生きた人外。 こんな予想外の状態でも余程の事が無い限り、大事には至らないし警戒さえしておけば後れを取る事も無い。

 

 それに間桐邸にさえ戻れば蟲の補充は幾らでもある。

 

 こう考えると先程の戦闘にデメリットしかない様に聞こえるが、間桐臓硯には収穫もあった。

 

『(あの小娘、確かに色々と厄介だが考え方が()()()()()()()。ならばやりようは幾らでもある。 そして手に入れれば桜よりも────)────なっ?!』

 

 臓硯は急に立ち止まる。 立ち止まると言っても意識を『憑依』させた蟲の進行が強制的に止まっただけなのだが。

 

『(な、何じゃ?! ま、全く動けぬ!)』

 

『やあ()()()()()、最近はどうだい?』

 

『ッ?!』

 

 男か女、果ては大人か子供かも分からないような、様々な声帯が混じりあった声がどこからともなく臓硯の考えている事に答えるかのように響いた。

 

『“久しぶり”、と言った方が良いのかな?』

 

『………何故、あなた様がここに?』

 

 それは()()()()()()()だった。

 

『嫌な事を小耳に挟んでね、“時”と“状況”を無断で先行する悪~い虫がいるとか』

 

『はぁ、存じ上げませんが。(クッ、さっきの仕業はこ奴か!)』 

 

 臓硯は必死に考え、久しく感じていなかった『焦り』を思考の奥底に放り込んだ。

 

 ここで()()()()()()()

 

「自分の追い求めていた不死がもうそこまで来ていたからこそ、『順序』を自分の判断で早めたと言うのにそれがこうも簡単に捻じ曲げられ自分の仇になるとは!」と思いながらもある筈の無い話し相手の視線は鋭く、問答を間違えれば今にも殺されそうな空気だった。

 

『まあ、そう構えないでくれよ。 私達は()()()ではないか? 失敗の一つや二つ、いつも言っている様に誰にでもある、()であればね。 それに君と君の孫の働きぶりは実に良い』

 

『………ありがとうございます』

 

『ただねえ、()()()()()────』

 

「ズンッ!」と空気自体が重く、息苦しくなるような場に臓硯は掻く筈の無い汗が噴き出すような錯覚に落ちそうだった。

 

『────()()()()()()()()()()()?』

 

『…いえ、儂は…何も………』

 

『そっか。 じゃあ私()許そう』

 

 フッと空気が軽くなり、臓硯は内心ホッとする。

 

『まあ、もう少しだけ待ってよ────

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────後は時間の問題だからさ♪』

 

 間桐臓硯は周りの気配を出来るだけ隠密に探り、何も無い事にもう少し安心し、間桐邸の門の前に人となり、立っていた。

 

「(だが油断ならん。 もう既に儂を消しても良い位まで進んでおる、本体と()()の確保をせねば!)」

 

 間桐臓硯が急いで家の中に入り、蟲蔵の扉を開けようとすると────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────間桐邸は地獄と化した。

 

 この間桐家が地獄で無い事など、間桐臓硯がいる限り住人達にとって一度たりとてなかった。

 

 しかし、今日のそれはいつもとベクトルが全く違う。 

 

 それは衝撃波だった。

 

 あらゆる家具や壁が吹き飛び、当然臓硯の体も衝撃を躱す為に蟲の群れへと還る。半ば砕かれた家は、残りの部分から崩れ落ち初め、建物全体がきしむ。

 

『(な、何じゃ?! い、一体何が?!)』

 

 間桐邸は燃えていた。 そして臓硯は急いで蟲蔵に向かった。

 燃えている間桐邸は所詮地上にただ置いてあるのは臓硯が用意したカモフラージュ。

 彼にとっての()()は蟲蔵である。 それさえあれば彼は────

 

『────あ、ああああ! 燃えている! わ、儂の可愛い虫達が! も、燃えているぅぅぅ?!?!』

 

 もはや彼に信仰などほどんど残っていなかったが、その場に誰かがいたとすれば「まるで神罰が下ったかのような光景だ」と思うだろう。

 

 そしてあながち間違っていないのが怖いかも知れない。

 

「流石虫だけに、良く燃えるではないか」

 

『き、貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 その火の海になりつつの蟲蔵で立っていたのは黄金の髪に紅の瞳。 何時の日か三月を「()()()」と称し、「()()」の花摘みの代わりにとイリヤの心臓を抉り取った青年がいた。

 

 この煉獄の中にありながら、汗一つ垂らしていない彼を臓硯は()()()()()

 何せ十年前の第四次聖杯戦争、遠坂時臣が当時何のサーヴァントを呼ぼうとしていたのかは取り寄せた聖遺物を確認すれば一目瞭然。

 そしてそのサーヴァントが()()()誰にも制御など出来ぬ事も理解した。

 それも要因の一つとして臓硯は前回の聖杯戦争を諦めていた。

 間桐雁夜をバーサーカーのマスターとして参加させたのは単なる「楽しみ」の「道化」役、「気紛れ」として。

 

「随分と風通しが良くなったぞ? 匂いはまあ、何れ塵となって消えて行くだろう」

 

()()()()()()()! 何故だ?!』

 

『英雄王ギルガメッシュ』。 十年前、遠坂時臣のサーヴァントだった者は「人類最古の英雄」とも呼ばれ、かつてこの世界の()()を統べ、贅と快楽とを貪り尽くし、()()の宝を所有した王であり、強烈な自我の持ち主。

 

 そして第四次聖杯戦争の実質的な「勝者」でもあった。

 

 本来の臓硯ならば彼の機嫌を損ねないようにあしらうが、混乱と動揺が彼の思考を鈍らせていた。

 

『我々は()()()ではなかったのか?! ま、まさかこれは()()()の────?!』

 

「────勘違いをするな。 歳で頭が耄碌したか? たかだか500年生きただけと言うのに。 これは我の『散歩』だ」

 

()()」。 マキリ家から間桐家の数百年作り上げた魔術工房と臓硯が大切に育て上げた虫達が崩れ燃えていくのが「()()」と聞いた臓硯は激怒した。

 

()()? ()()じゃと?! 間桐家の! 儂の悲願を────!』

 

「────まあ分らんでもない。 快楽を求めるのは()の証だ」

 

『ならば何故────?!』

 

「────『何故』だと? 我は豪勢なモノを許す。 装飾華美などもっとも愛でるべきものだ」

 

 これは人外になった臓硯も共感できる、何せ今は燃えているが彼の蟲がそれに値していた。

 

「だが我は()()()()()に与える意義などない。 臓硯よ、我は昔十人の奴隷を選び、その中でいなくとも良い者を殺そうとした事がある。 どうなったと思う?」

 

 臓硯は必死に生き残っていた蟲を安全な場所へと誘導しながら出来るだけ時間稼ぎを考えていた。

 未だに自分に攻撃が来ないのはギルガメッシュの気紛れにすぎない。

 

『………どうだろうか。 その者達の生い立ちや家族、社会への利益などの配慮────』

 

「────そこだ、臓硯。 一人も殺せなかったのだよ。 いかな人足とは言え、()()()()などいなかったのだ。 かつての我の世界には」

 

 臓硯は内心舌打ちを打ちながら、冷静に戻りつつ、次の手を考えていた。

 

「だが今この世界には()()が溢れているではないか! 十人どころか、何千、何万といった人間を選んだ所で殺せない人間など出てきまい! それに多いと言う事はそれだけで気色が悪い。 臓硯、貴様は我の物に許可なく手に掛けようとしたな?」

 

 ギルガメッシュが笑いながら臓硯の蟲を睨む。

 

『な、何の事だ?! 儂は────!』

 

「────貴様は()を犯した。 ならば()である我が裁く必要がある。 ただそれだけだ」

 

 

 ___________

 

 セイバー運営、アーチャー運営 視点

 ___________

 

 ある程度セイバーの自己治療が進み、歩けるようになる間に別の方向に離脱したアーチャー運営が士郎達を見つけた。

 

「衛宮君! 三月! セイバー! 皆無事かしら?!」

 

「遠坂! 三月の様子が変なんだ!」

 

 凛が三月の状態を見ると以前、学校でキャスターが結界を発動した時と同じような症状が出ていた。

 

「学校の時と同じ? いえ、今のこれが更に容赦無いように見えるわ。 結界が無いのにどうして────?」

 

「凛、少しいいか? 彼女の首を見ろ」

 

「アーチャー? ………何、これ?」

 

 士郎が三月の首を見ると、以前イリヤとバーサーカーに会った夜の帰りに慎二が眠らせた美綴と似た痣が出来ていた。

 

「これは、美綴の時の?」

 

「美綴? どういう事、衛宮君?」

 

「あ、ああ。話が長くなるんだが────」

 

「────取り敢えず、移動しましょう。 今ここでは襲撃されては我々が不利です────クッ!」

 

 セイバーが気丈に振舞おうと立ち上がるが、痛みに顔しかめ、体がよろける。

 

「無理をするなセイバー! お前の背中、ズタズタだったんだぞ………」

 

「なら私がお前の妹君を担ごうか?」

 

気安く三月に触るな

 

「…………………………………ハ」

 

 アーチャーの提案に士郎がきつい警告をアーチャーに出すと彼は呆れた顔をしながら士郎を鼻で笑う。

 

「な、何だよ?! 文句あんのか?!」

 

「……………いや、少々思う所があってな。 ここまでのバカとはオレも呆れたよ」

 

「な?! バカとは何だ、この馬鹿!」

 

「何だと?!」

 

「シロウ! アーチャーも! まずは移動を開始してからにして下さい!」

 

「「チッ」」

 

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 士郎は三月を背負い、凛はセイバーに肩を貸し、アーチャーは霊体化したまま周りの警戒をする。

 その間に士郎は美綴の件に関して凛に話し、その時の美綴を診たのも三月だったと言い出し、「遠坂なら何かできるのではないか?」と聞いた。

 

「別に私が診ても良いけど、変に()()したくないのが本音ね。 イリヤスフィール達と一緒なら彼女の知識とかも当てに出来るわ」

 

 これに凛は半分本音と嘘を掻き混ぜていた。 凛が診ても呪詛の類らしいので治療は多分出来る自信があった、リスクは十分あるが。

 だがこれは三月をイリヤ達と一緒に調()()できる機会でもあった。

 

 つい先日、士郎と桜に「自分の性格が嫌い」とカミングアウトしただけに心は揺らいでいた。 だが安全第一の元、凛は敢えて「悪役」は自分がなろうと一人で決めていた。

 

「そう言えば学校の時とは違って衛宮君、魔術師としての魔力が各段階違うわね。 一体何をしたの?」

 

「あ、ああ。『投影』をして、()()()()()()()()()()()()()んだ」

 

「………………………………………………………」

 

「と、遠坂?」

 

 凛はまたもや頭を抱えそうな勢いと、「またか?! こいつめ!」といった目で士郎を見る。

 

「…………衛宮君達といると私の『魔術師』としての常識が日々塗り替えられるわ」

 

「え? そうか?」

 

「そうよ! 魔術回路ってのはね、減るのは簡単だけど増えるのは普段難しいのよ?! 普通はモノスッゴイ苦痛を耐えて手術をやったり移植したりとか!」

 

「へー、魔術ってやっぱ凄いんだなー」

 

 三月がこのセリフを聞いてツッコむ余裕があったのなら「違う兄さん! そこは 『魔術の力ってスゲェ!』って言うのよ! 小太りで細目なら尚更良い!」と言っていたに違いない。

 マサラタ〇ンではなくてここは冬木市だが。

 ただ当の本人は衰弱していく様子だったので余裕などは無かった。

 

「あなたね、どうして私と衛宮君が平気なのか知っている?! 貴方も刺されたらしいわよ、三月と同じようなモノを……アーチャーは私の方を阻止したけど」

 

「そうなのか?」

 

「呆れた、本当に気付いていないなんて……」

 

「でも俺、何とも無いぞ?」

 

 凛は片手でトランプカード箱状の物を取り出した。

 それは三月が士郎、凛、桜達に渡した魔術礼装だった(あと仲間外れにするのは嫌だったのでイリヤとセラにも三月は動ける次の日に渡していた)。

 

「………恐らくこれよ………そしてこれ、とんでもない代物よ? 貴方の………貴方()()()が作った物なんですって?」

 

「そう三月が言っていたな」

 

「これ、三月は『毒あるモノを無効化する』って言っていたけど違うわ。 恐らくこれは『浸食を無効化』するわ」

 

「??????」

 

 そしてイマイチ付いて行けない士郎に凛は苛つきそうになるのを抑え、説明する。

 呪詛は今の時代でいう所のウィルスで、他生物の細胞を利用して自己を複製させる。

 ただこの場合は他生物の魔力を利用している。

 

 本来ならある程度の魔術師であれば魔力を体中に流しておけば対処は出来る(魔力があればの話だが)。

 ただ三月のように急に具合が悪くなるのは普通、何の対処も無意識な防御も出来ない一般人の様子だった。

 

「でも、俺が言うのもなんだけど三月は魔術師として結構いい方なんじゃないのか?」

 

「まあ、『野良』としてはマシな方ね」

 

 凛が「野良」と言った瞬間、士郎の頭に猫耳+尻尾コスをした三月が過ぎった。

 

「…………(何か普通にハロウィンでするような勢いだ)」

 

「??? どうしたの衛宮君?」

 

 そして凛が覗き込み、今度は凛が猫耳+尻尾コスしている所を────

 

「────ブフ!」

 

「え? ちょ、ちょっとどうしたの急に?」

 

「い、いやちょっと……お、思い出して……」

 

「ハァ?」

 

 余りにも妄想が似合い過ぎた事に噴き出した士郎は急いで衛宮邸に帰る事にした。




作者:と言う事でギル君でした。(必死に読み直しをしている途中

ラケール:と言うか私、なんかダ・〇ーンの〇ーボス感を感じていたんだけど………

作者:あ、よくわかりましたね

三月(バカンス体):あー、懐かしいな~

ラケール:ね~

チエ:特にあの星史とか言う小僧が我々に付き纏った時は大変だったな

三月(バカンス体):ほんとね~、良い子なんだけどね~

チエ:私の髪の毛を引っ張った時は驚いた

ラケール:え゛

作者:もし楽しんでいただけたのなら何卒! 何卒、お気に入りや評価、感想等あると励みになります! 宜しくお願いします!

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