"Stay, Heaven's Blade" Fate said.  “「その天の刃、待たれよ」と『運命』は言った。”   作:haru970

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書いている間に聞いていたイメソンは基本的にUBWのSorrowでした。


第44話 義兄妹と蛮勇

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 ライダー運営、セラ 視点

 ___________

 

 時はアーチャーが臓硯を撃つ前の少しに戻り、ライダー達は彼らの空中に近づいた三菱UH-60Jを借りて(ハイジャック)臓硯からの逃走に活用していた頃だった。

 尚もともと中にいた人達はライダーによって力尽くで放り投げ出されていた。

 

 勿論、彼女が彼らを気遣う必要はない。

 

 無いのだが慎二をパイロット席に座らせた責任もあり()()()()()()()()()に未遠川の上だった事もあり、投げ出された人達は川の中へと落ちて行った。

 なので少なくとも生きてはいた。

 

 勿論ライダーが彼らを気遣った事からではなく、慎二(ワカメ)が誤ってヘリコプターを墜落などさせば桜が危険に侵される。 その配慮から川の上を走っていた。

 

「ライダー! もうすぐ新都に入る!」

 

「シンジ、変わります。 桜達を頼みます」

 

 もう一つの操縦席にライダーが座り、慎二は後ろにいた桜とセラの様子を見に行くところでヘリコプターが酷く揺れて、急激にスピードを上げる。

 

 アーチャーの狙撃をライダーが回避したのだ。

 

 ドゴォン!!!

 

 ヘリコプターの後ろで大きな爆発が起きて、慎二は()()()()()

 

「ハハハ…………ハハハハハハハハハハ!!! 何の悪い冗談だよ?! ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

 

 アーチャーの狙撃で少しは止まったものの、追いかける事を再開した化け物(臓硯)を慎二は笑った。

 

 桜の目は虚ろで、焦点が合っていなく、ただ前を見ていた。

 

「桜────!」

 

 ────サァクラァァァァァ!!!

 

「────ヒィ、ヒィィィィィィィ!!!」

 

 桜が頭を抱え、体が震える。

 

「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ────!!!」

 

 さっきから桜は気薄で、臓硯の声にしか反応していなかった。

 しかも決まって謝るだけだった。

 ひたすら謝って、()()()()()かのように。

 

 これを見ていた慎二の中で怒りが爆発した。

 

 「違う!」

 

 慎二が桜の肩を掴んで未だに謝る彼女の体を揺する。

 

「ゴメンナサイゴメンナサ────!!!」

 

 「違うんだ、桜! お前は何も悪くない! 悪いのは────」

 

 慎二がスゥーッと息を呑み込み────

 

 「────悪いのは()()()だ!」

 

 ここで桜の体がビクリと跳ねて、謝るのを止める。

 

『間桐家の当主』に執着し続けていた()()慎二(兄さん)が『()()()』を否定した。

 

 それは桜にとって大きな事で、まさか慎二(兄さん)がそんな事を言うとは思わなかった。

 

 ソレを欲していようが無かろうが『間桐家の次期当主』として祭り上げられた桜。

 ソレを生きがいとして、『間桐家の次期当主』に固執していた慎二。

 

 そう桜は二人のスタンスを取っていた。

 

「桜、聞いてくれ────」

 

「────貴方、今の状況下で何を────?」

 

「────いいから黙ってくれ! 僕は……」

 

 焦点の合っていない眼の桜と、セラに叫ぶ慎二が間を置いてから言葉を続ける。

 

「……僕は()()()()()()()()んだ。 僕は、臆病者だ。 『間桐家に必要無い存在』と知っても尚、それを追いかけ続けた。 でないと僕は………僕はどうしたら()()()()()()()()()()()()()()

 

 桜の目が一瞬泳ぐ。

 

「僕はな、三月に慰められた事があるんだ。 覚えているかい? お前に言った事? あれは僕の実体験だったんだ」*1

 

「………………」

 

「そんな彼女を僕は………………()()()()()*2

 

 桜の目がやっと動き、信じの方を見ると────

 

 

 

 

 

 

 ────彼は笑いながら泣いていた。

 

「そんな彼女が僕に何を言ったか分かるかい? 僕はてっきり罵倒されるか、泣きつかれるかと思ったんだ。 でも違う。 彼女はこんな僕に()()を持ってくれたんだ。 でも僕は結局逃げた、『錬金術』に。 それは全部()()()()なんだ」

 

「…………………………………………………ぇ」

 

 桜が小さく声を出して慎二を見続ける。

 

「笑えるだろ? こんな僕がお前を助ける為に研究に没頭して、結局はお前に成されていた事から逃げていたんだ」

 

 桜はここで思考が戻り始め、セラは逆に何故慎二がこのような事を今の彼女に言っているのかが分からなかった。

 

「だから桜、()()()()。 ()()()()。 ()()()()()()()()()()()

 

 慎二が未だに笑いながら泣いて、桜から離れ、彼女は思わず手を彼へと伸ばした。

 

「に………………いさ……………ん………………」

 

 ヘリコプターのローター音の元で聞こえる筈のない、桜の声に慎二はリュックの中から一つの瓶を取り出した。

 

「ッ?! 貴方、一体どこでそれを?!」

 

 イリヤの世話と教育係を務めていたセラには()()が高度な錬金術で作り上げられた、極めて効力の高い物とは分かった。

 それは神秘の薄れた今の時代にはとても似つかわしくない代物だった。

 

 桜はジッと慎二を見て、彼ははにかみながらヘリコプターのドアを開けて、外を見た。

 

 きぃぃぃさァァァマぁぁぁぁ!!! ドォォォけぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

 そこには自分を邪魔者扱いする()()()()()()の成れの果ての姿がまたも自分を邪魔者扱いが追っていた。

 

「じいさん! アンタは今さぞかし喜んでいるだろうな! 夢に見ていた『不老不死』を得たんだからな?!」

 

 ■■■■■!!!

 

 慎二の叫びに帰って来たのはもう既に言語化不可なノイズだった。

 

「そうさ、アンタは僕の事をゴミ以下と定義付けた! 今からアンタに見せてやるよ、このゴミ以下の僕の成果をな!」

 

「貴方、何をやっているのです?! 早く中に────!」

 

 セラがヘリコプターの外に寄りかかる慎二に叫び、桜の目が見開く。

 慎二が彼女に()()()()()()()

 

「……………………………………………ゃ」

 

「────さようなら────」

 

 ────それはとてもとても清々しくて────

 

「────ぃや────」

 

「────桜────」

 

 とてもとても幸せそうな────

 

「────いや────!」

 

「────()()()()()()

 

 ────()()()()()()()()()()()()()()()

 

「兄さん! 兄さん! 兄さん!!!

 

 セラの腕の中で涙を流しながら暴れて手を伸ばす桜の前から慎二は────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────ヘリコプターから飛び降りていた。

 

 

 ___________

 

 間桐慎二 視点

 ___________

 

『怖い』。

 

 その立った一言が慎二の頭の中を占拠していた。

 だがそれは別に今始まった事ではない。

 

『間桐慎二』。 幼い頃から魔術師として()()()という自覚を持ちながら、「それでも選ばれた一族の嫡子である事実は変わらない」と自分に言い続け、間桐家の後継ぎである事を誇りとし、自分は「他の人間とは違う特別な存在だ」という自尊心を持って生きてきた一人の少年。

 

 養子としてきた桜に対して、「愚鈍で何も出来ない、哀れな妹」と定義付ける事で自分の自尊心を満たそうとする日々、ある日彼は『衛宮士郎』という奴の事を知り、そこから彼は女性の温もりを知った。*3

 

 そこから彼は知らず知らずの間に理解し始めた。

 

「ああ、自分は誰かを必要としていたのか」と。

 

 これは『選ばれた一族の嫡子』としてはあったはならない事と、そのような存在は何時も孤高と、()()()()()()()()()()彼に影響を与えていた。

 

「ハ…………ハハハ……ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

 

「自分は何故こんなような事を今更考えているんだろう?」と思い、()()()()()で彼は笑った。

 

 彼が心底怖くなった時の癖だ。

 

「笑えば元気が出る」という、彼()()の自己流の()()()()()

 

「(ああ………僕は…………僕は────)」

 

 いや、訂正しよう。

「笑えば元気が出る」というおまじないも実は()()を見習ったものだ。

 周りから『月』と呼ばれていた()()は慎二にとって、何時も笑いながら周りをどんな時にも明るく照らした姿は『太陽』そのものだった。

 自分の手が絶対に届かないような所も一緒だと思い、更に笑う慎二。

 

 もう目の前に()()クソ爺(臓硯)が迫って来て、自分の手の中にあるものを見た瞬間怯んだ事に心の中の恐怖に少しだけ、ほんの少しだけ『歓喜』が混じった。

 

 だがそれもすぐに別の何かに入れ替わった。

 

「────()()()()()()

 

 思わずそう声を出した瞬間、慎二の中を占拠していた『恐怖』が『後悔』へとすり替わった。

 そして胸奥にしまっていた本心が溢れ出始めた。

 ダムが崩壊したかのように。

 

()()()()()()……()()()()()()! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!! 僕は()()()()()()ッッッ!!!!」

 

「なら『正義の味方』としては無視出来ないな、()()

 

 ガッシリと()()が慎二の体を支える。

 

「『ギリシャの火』か、こんな危ないものをよく瓶なんかに入れておいたな。 しっかりと処分しないとな

 

 慎二の手からスルリと瓶が取られて────

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────()の手によってクソ爺(臓硯)に投げられ、()はライダーの鎖付き短剣をヘリコプターへと投げて、ライダーがそれを片手で受け止める。

 

「……………………………………()()?」

 

「………まいったな。 君にも分かってしまう位か」

 

 慎二を支えていたのは────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────『正義の味方(英霊エミヤ)』だった。

 

 ___________

 

 ライダー運営、セラ、アーチャー 視点

 ___________

 

 

 ぎゃあああああああ!!! あツイぃぃぃぃ!!!

 

「チッ、化け物が」

 

 アーチャーが舌打ちをしながら未だに彼が乗っているヘリコプターを燃えながら追う臓硯を見ていた。

 

「ちょ、待てって────!!!」

 

 「────バカァ! バカバカバカバカバカバカバカ!!!」

 

 そして場違いな義兄妹(痴話)げんかが彼の後ろで起こっていた。

 

 涙を流す桜が力の入らない腕で慎二をポカポカと叩いていて、彼は桜に元気が戻った事に半分嬉しくなる半面に複雑らしい顔をしていて、呆れたような顔をしたセラが見ていた。

 

 遂に黙ったままに出来なかったのか、桜が息継ぎしている間に慎二が口を開ける。

 

「わ、悪かったって桜! 僕が勝手過ぎたって!」

 

「貴方は何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時もそうです! 勝手に自分で背負い込んで! 勝手に自己完結して! 勝手に無茶をして! 勝手に他人の為に傷ついても笑って!」 

 

「よ、よく衛宮たちの事を見ていたな桜?」

 

「私は先輩達だけじゃなくて()()の事も言っているんです!」

 

「…………………………………………………………………………え?」

 

 慎二がポカンとして、ハァハァと息を切らす桜を見た。

 

「私は()()()()が昔から隠れながら私の為に色々としているのは分かっていたんです! でも隠れながらそうしていたから、私は敢えて()()()()()()()()んです!」

 

 それはかつて、桜が衛宮邸の土蔵で士郎に言った事の一部だった。*4

 

「でも私が黙っても周りの貴方達は必死に私の為に色々やって、傷ついて、『大丈夫だよ』って安心させようとして! それが全部『私の為』と知っている私の気持ちも考えて下さい!」

 

「さ……………桜…………僕は────」

 

「すみません二人とも、ですが今は言いたい事の続きは胸の奥に仕舞ってください。 ()()()()()()()()()()()

 

「え?」

 

「ラ、ライダー…………お前………」

 

 それは、何時も物静かなライダーが初めて他の人の言葉をさえぎってまで自分の考えを出した瞬間だった。

 

「君は主思い…………失礼、()()()()なのだな」

 

「……………………………………………………………………………………いえ。今騒がれては運転に集中出来ませんので」

 

「……………フ、そうか」

 

「そうです」

 

 ニヒルに笑うアーチャーに、無表情なライダー。

 

「で、後ろの『アレ』はどうするのです?」

 

「……………ついさっき、マスターに連絡を取った。 彼らは言峰神父を倒し、新都へと向かって来ている」

 

「作戦は?」

 

「作戦は至極単純。 どの怪獣映画でも出てくるような場面さ。 最高火力を以て『アレ』に総攻撃をかける、それだけだ」

 

「……………ゴリ押しですか」

 

「不満かね? だが現在の戦力では他に方法が無い」

 

「…………そうでしょうか?」

 

 ライダーの返事にアーチャーが彼女を見る。

 

「どういう事だ?」

 

「…………………………」

 

「………そうか」

 

 黙り込むライダーに、アーチャーが何かを察したように声を出す。

 

 

 ___________

 

 衛宮士郎、遠坂凛、イリヤ、衛宮三月 視点

 ___________

 

 士郎達は車を駐車した場所に戻り、道路を走っていた。

 

 誰も何も言わずにただ、黙っていた。

 これは別に誰も何も言いたくないとか等ではなく、ただ単に全員が疲労していたからだ。

 

 ここ数時間…いや、それ以前に数日間ロクな休憩を挟まなかった行動の過労が追いつき始めていた。

 ましてや死闘の連続でアドレナリンの分泌の効果も切れ始め、四肢は鉛のように重かった。

 

 あの士郎や凛でさえ、頭が船を漕ぐかのように動いていた。

 これは運転をしているイリヤも同じで、瞼がほぼ閉まりかけていた。

 

「…………運転代わるよ? イーちゃんも休んで」

 

 そこで三月の声が心地よい提案に聞こえ、イリヤは車を道路の橋に寄せ、無言で後ろの席ですでに寝ている士郎に寄りかかって瞼を閉じる。

 三月は寝ている三人を見ながらガラガラと薬の入っている瓶を振り、手に落ちた全ての錠剤を口に含んでかみ砕く。

 

「ボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリ………………………………ゴックン……………よっしゃ! まだまだいけるで~!!!」

 

 鼻がムズムズした三月は車の小物入れの中を漁ってティッシュ箱を見つけて鼻をかむと────

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────ティッシュペーパーが真っ赤な血で染まっていた。

 

 三月が鼻を拭き、鏡を見ると静かに眠っている士郎、凛、そしてイリヤを見て、急に体を腰で前に折って咳をする。

 

「ゲホ!ゲホゲホ!ガハッ!ゲボッ!オエェェェェェェぇ!!!」

 

 咳と嘔吐に血が混じって、三月はそれらをティッシュで口と鼻から拭き取る。

 

「ハァ、ハァ、ハァ…………(大丈夫、()()()()()()())」

 

 実はと言うと三月が綺礼に放った矢の反動は体に残っていた。

 ただ未だに『痛覚』を遮断して、体が満足に動ける()()をしていたに過ぎなかった。

 なので士郎が先程思った、「今の[三月]は無理をしているかの様に見えていた」というのは、あながち間違いなどでは無かった。

 流石は義兄妹と言った所、三月だけでは無かった。

 

 彼女は少しだけ呼吸がマシになり始めた頃に車の中に戻り、イリヤの『運転技術』を使い始める。

 

「(あと少し、もう少しで………これが終わったら家に帰って────)」

 

 車に付いている一つ残ったヘッドライトを頼りに三月はアーチャーの言っていた場所へと向かう。

 

「(────長風呂に入って、桜の作った晩御飯を皆で食べて────)」

 

 彼女は冬木の東にある高速道路沿いに車を北へと走らせていた。

 

「(────イーちゃんと夜中にゲームをして、セラに見つかって、寝るフリをして、次の日にセイバーと………あ、ダメか………私と兄さんが朝の稽古をして、イーちゃんも混ぜて────)」

 

 それは知らずの間に意識が朦朧と自覚が無かった三月が脳内で描く、()()()()()()()()()()()

 

 そんな彼女が自分の唇と鼻からポタポタと落ちる赤い液体に気付かなったのも頷けるような意識だった。

 

 

 ___________

 

 公安機関、自衛隊 視点

 ___________

 

 冬木大橋ではパニックはまだ起きていないものの、時間の問題だった。

 長らく精神汚染にも似た空気当てられる公安や自衛隊員にも効き始め、隊列の乱れや、過ぎた暴行にすぐに出る者達が出始めた。

 未だに戦線維持が出来たのは、()()()たちが未だに団結して組織だった行動を起こしていなかったから。

 もうこれが一時的な混乱とはだれも甘く思っていなく、『戦争』と呼んでも過言ではない状況だった。

 

 そこに後から来た自衛隊の本体と、米軍の応援が彼らの精神的安定剤として、どれだけの救いになったか誰も自覚はしていなかったが、またも精神が汚染されるのは時間の問題。

 

 よって、上空に待機を出されていてただ指を咥えて事の成りを見ていた航空自衛隊に冬木管制官から命令が出る。

 

『新都に友軍無し。()()()()()』と。

 

 その時と同時に陸上自衛隊の各部隊にも似たような命令が出る。

 

『新都に航空自衛隊が空爆を行いこれが終わり次第、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()』と。

 

 勿論、彼の中に冬木に親族や知人がいる者達は何度も確認を取った。

 彼らは『自衛隊』であって『軍』ではない。

 

『自国民を侵略、財産及び領土を外国、または外敵から守る』。

 

 全員ではないとしても、多くの自衛隊員達はそんな標語を(差はある程度あるものの)信じ、自衛隊に志願した。

 

 だが今の命令は明らかに「自国民を殺せ」と似たようなものに聞こえた。

 

『こちら葉鳥羽です! 冬木管制、もう一度お願いします!』

 

『こちら冬木管制、命令に返答は無しだ! これは自衛隊トップが決めた事らしい………俺達値も抗議をしているが…………正直命令の変更は見えてない』

 

『ではせめて、あの怪物を先に討たせてくれ!』

 

『………………』

 

『頼む、日向!』

 

『葉鳥羽………………これより、冬木管制は10分間の間()()()()()()()()()()()()()()…………ご武運を』

 

 プツリと通信が切れるのと同時に、航空自衛隊達は隊内通信へと切り替える。

 

『葉鳥羽大尉、ありがとうございます』

 

『気にするな中尉。 実は俺の孫達も新都で働いて、住んでいるんだ………』

 

『ハハハ、これがあの映画オタクが言っていた場面なら俺達は“ヒーロー”か、光の巨人が来るまでの“噛ませ犬”かのどちらかですね』

 

『よし! なら犬らしく、一発キツイのを噛ますとするか! 4機は俺のリードにウェポンズフリー! 他のヤツは敵の出方を見て、俺に報告してくれ!』

 

『『『『『了解!』』』』』

 

 そう言い、5機のF-15Jが燃えている臓硯に目掛けて攻撃を開始する。

*1
第17話より

*2
第5話より

*3
第17話より

*4
第19話後半より




作者:申し訳ございません、コントはなしですが何とか投稿出来ました。 では皆さん、次話でお会いしましょう。なお、毎日投稿を目指しますが二日に一回などになるかもしれない事を前もってお伝え致します。
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