"Stay, Heaven's Blade" Fate said.  “「その天の刃、待たれよ」と『運命』は言った。”   作:haru970

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少し長くなりました……

アンケートはまだ続行中ですので、ご協力お願いいたします!

第二、第三候補は感想欄にても受け付けています!


第49話 生の業

 ___________

 

 みつき 視点

 ___________

 

 

 そこは荒野のような場所でと(・)あ(・)る(・)メ(・)デ(・)ィ(・)ア(・)の(・)主(・)人(・)公(・)の生首を両手で持ちながら叫んでいた。

 

「────いやあああああああああああああああああああああ?!?!?!?!」

 

 そ(・)れ(・)が(・)こ(・)の(・)場(・)合(・)の(・)『普(・)通(・)』の(・)反(・)応(・)の(・)よ(・)う(・)に(・)叫んでいた。

 

「何で?! 何で?!」

 

 ただそのズッシリとする生首の重さを見て叫んだ。

 

「何(・)で(・)そ(・)ん(・)な(・)簡(・)単(・)に(・)死(・)ん(・)じ(・)ゃ(・)う(・)の(・)?!」

 

 反応は『普(・)通(・)』であっても、理由自体は『普(・)通(・)』から程遠かったらしいと、違和感を持った『接しやすく良い子』は気付く。

 

『自(・)分(・)であって、自(・)分(・)で(・)は(・)な(・)い(・)』何(・)か(・)を見ていたと。

 

「ハァ~~~……………(やっぱり『人類』が(・)一番面白いけど脆(・)い(・)わ~~~)」

 

 憂鬱な溜息を出しながら、生首を髪の毛で持ちながらソレをブンブンと振り回す。

 

 それはまるで『玩具』の扱いだった。

 

「(ま、いいか。 この子の親友の白(・)い(・)髪(・)の(・)毛(・)の(・)子(・)も面白そうだし────)」

 

 そこで『接しやすく良い子』は『自(・)分(・)』がニィーッと笑いを浮かべるのを感じた。

 

「────そもそもこのち(・)っ(・)ぽ(・)け(・)な(・)湖(・)の(・)中(・)で(・)逃(・)げ(・)場(・)な(・)ん(・)て(・)な(・)い(・)の(・)だ(・)け(・)れ(・)ど(・)♪~~~」

 

 気が付けば『接しやすく良い子』は鼻歌をしながら『ガサツ』によって体を揺すられていた。

 

「オイ! テメェも(・)変になるんじゃねえ!」

 

「♪~」

 

「歯ぁ食いしばれぇぇぇぇ!!!」

 

 バシィン!

 

『ガサツ』が『接しやすく良い子』に腕を振りかぶったビンタをお見舞いして『接しやすく良い子』は目を覚ます。

 

「あ、あれ? 私────?」

 

「オウ、あのガキンチョが何かしたのかテメェと数(・)人(・)が急(・)に(・)笑(・)い(・)始めたんだよ」

 

 確かに周りを見れば、『ガサツ』が『接しやすく良い子』にビンタをしたように他の者達が変(・)になった他の者達の目を覚まそうとしていた。

 

『マイペース』が『ツッコミ』と共にハリセンを。

『アニオタ』が『ミリオタ』と共にラバー弾を装填した銃で。

『ガサツ』のようにビンタや拳を使う『大雑把』。

 

 等々等々等々等々。

 

「『ガサツ』は大丈夫だったの?」

 

「アン? んな分けねえだろうが。 オレ達もあの変な出来事を見たけどよぉ、あり得ねえだろ?」

 

「次。次。 次。」

 

「あ?」

 

「え、ちょ、待っ────」

 

 そしてまた場と景色が変わる。

 

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 そしてま(・)た(・)場と景色が変わり────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────周りは暗闇だった。

 

 漆黒の闇。

 

 何(・)も(・)無(・)い(・)闇。

 

 いや、訂正しよう。

 

 何かが『ある』のは『ある』のだが、それは言語化できないモノだった。

 

 

「(…………………………………………………………………………………………………………)」

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………さ   む   い 

 

 ボッ。

 

 暗闇の中に一(・)つ(・)の(・)火(・)の(・)玉(・)が(・)出(・)来(・)た(・)。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………く   ら   い 

 

 更に火の玉などが無数に暗闇の中で創(・)ら(・)れ(・)て(・)行(・)く(・)。

 中には不(・)発(・)に終わった玉(・)がクルクルと近くの火(・)の(・)玉(・)の周りを回って行ったり、互いに衝突したりしていた。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………???

 

 気が付けば火の玉の周りを回っていた不(・)発(・)の何個かに何(・)か(・)在(・)っ(・)た(・)。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………な   に   ? 

 

 それを意識して近づくと聞(・)こ(・)え(・)て(・)来(・)た(・)。

 

 それは■■■■以外の声達だった。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………こ   れ   は   な   に   ? 

 

 不(・)発(・)の(・)玉(・)の表面には無数に何(・)か(・)が(・)有(・)っ(・)た(・)。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………???

 

 それは初(・)め(・)て(・)観(・)る(・)モ(・)ノ(・)達(・)ばかりだった。

 

 暗闇の中を照らす火の玉を回る不(・)発(・)の(・)玉(・)の上に小さな小さなモノが在(・)っ(・)た(・)。

 

 思わずそれを見ていると、それらが二本足や四本足、はては幅(・)広(・)い(・)何(・)か(・)を使って不(・)発(・)の(・)玉(・)のちょっと上を舞っていた。

 

 それが初めて■■■■の興(・)味(・)を(・)引(・)い(・)た(・)。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………む  ね  が  ぽ  か  ぽ  か  す  る?  こ  れ  は、  な  に?

 

 それは■■■■の初めて感(・)じ(・)た(・)事(・)だ(・)っ(・)た(・)。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………■■■■って  な  に?

 

 始めて疑(・)問(・)を■■■■は持った。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………こ  れ  は  な  に?  さ っ き  か  ら  の  こ  れ  は  な  に?

 

 初(・)め(・)て(・)の(・)思(・)考(・)の戸惑い、気(・)を(・)間(・)際(・)ら(・)す(・)為(・)に(・)さっきの玉をもう一度見る。

 

 そこには二本足の者達が四本足や幅広い翼(・)の者達から逃げていた。

 

 ……………………………………………………???

 

 ■■■■が見ていくと、二本足が次々と無(・)く(・)な(・)っ(・)て(・)行(・)っ(・)た(・)。

 

 そして何を思ったのか『壁(・)』を創った。

 

 これに気付いた二本足が■■■■に向かって平伏して行った。

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………む ね が ぽ か ぽ か す る

 

 そこから二本足達は未だに争う四本足と翼を持つ者達と違い、すくすく変(・)わ(・)っ(・)て(・)行(・)っ(・)た(・)。

 始めは石を使い、次に気付けばその石を蔓で棒に巻き付けていた。

 そして次には小さな火を棒に点けて、気が付けば────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────他(・)の(・)何(・)か(・)が(・)聞(・)こ(・)え(・)て(・)き(・)た(・)。

 

『お初にお目にかかります、偉大なる母(・)上(・)殿』

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………は  は  う  え  ???

 

 それは■■■■にとっては初めての事で、今までで一番戸惑う出来事だった。

 

『ハッ、私は母(・)上(・)によって生まれた…… … … … そうですね、“知識”と言います』

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………ち  し  き???

 

『その通りでございます、偉大なる母(・)上(・)殿』

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………は  は  う  え…………

 

『???? お気に…………召されませんでしたか?』

 

 …………は は う え…………

 

『母(・)上(・)』と呼ばれた■■■■は思わず『知識』を抱(・)き(・)締(・)め(・)た(・)。

 

『は、は、は、母(・)上(・)殿?!』

 

 それは『母(・)上(・)』と呼ばれた■■■■にとって初めて思わずに意識した事だった。

 

 ……………………………………………………………か(・) (・)わ(・) (・)い(・) (・)い(・)

 

 未だにあたわたと慌てる(様な感じがする)『知識』に『母(・)上(・)』と呼ばれた■■■■を『可愛い』と呼んだ。

 

 それは■■■■にとって別に何てことは無かった行動だった。

 

 ただ二(・)本(・)足(・)の(・)者(・)達(・)が(・)更(・)に(・)小(・)さ(・)な(・)二(・)本(・)足(・)の(・)者(・)達(・)に(・)す(・)る(・)行(・)動(・)を(・)真(・)似(・)た(・)だ(・)け(・)だ(・)っ(・)た(・)。

 

 そこから瞬く間に■■■■に挨拶をする声が次々と殺到してきて、■■■■は更に胸(・)が(・)ポ(・)カ(・)ポ(・)カ(・)と(・)し(・)て(・)い(・)た(・) 。

 

 だが■■■■はふと思った事を『母(・)上(・)』と自分を呼ぶ者達に問いをした。

 

 ……………………………………………………………じ ぶ ん は な に?

 

 この問いにガヤガヤと共に会話をし始めるモノ達が言うには────

 

『母(・)上(・)』は『母(・)上(・)』。

 

『母(・)上(・)』は『全(・)て(・)』。

 

『母(・)上(・)』は────

 

『母(・)上(・)』は────

『母(・)上(・)』は────

『母(・)上(・)』は────

 

 ────といった具合に、明確な返事は帰って来なかった。

 

 だが『母(・)上(・)』と呼ばれた■■■■は別にこれを不満に思っていなかった。

 

 初(・)め(・)か(・)ら(・)そ(・)う(・)在(・)り(・)続(・)け(・)た(・)だ(・)け(・)に(・)。

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 あれから『時間』が更に経ち(『時間』という『概念』がガッシリと固(・)定(・)化(・)したので)、■■■■は『子供達』に(■■■■を『母上』と称えているからそう呼んでいる)ある日一つの質問を聞く。

 

『わたし、あのわくせいにいきたい』

 

 それは『子供達』にとって『母上』が初めての『頼み事』だった。

 

『子供達』は歓喜に震え、せっせと迎え入れる準備を進める。

 

 二本足、四本足、その他生物の頂点に立つ亜神や眷属の全てに『神託』が下されたりなどして文字通り世(・)界(・)達(・)が信仰を向けている神等の更なる上に立つとされる『大いなる母上』が何時でも来訪出来る様にせっせと準備をした。

 

 そして■■■■は一つの星を決めた。

 

『…………………???』

 

『い、以下がなされました? 『母上』?』

 

『どうやっていくの?』

 

 その星の神に■■■■が聞き、『子供達』は様々な方法を伝授する。

 

『泥から創る』。

『血肉から創る』。

『集合体として存在する』。

 等と言った方法があり、■■■■はどれをするのか迷った。

 

 時間はかかったが、■■■■はその選んだ星の神と共に地上へ降臨して、皆が祝福した。

 

「…………………あ」

 

「どうしたのですか、母上?」

 

 祝福してくれていたのはかつて、四本足や翼を持った者達から自分が気ままに『壁(・)』を創って平伏した二本足達だった。

 

 それから■■■■は知った。

 

『生』のあらゆる『楽しみ』や『娯楽』、『面白さ』など。

 

 それを次から次へと、かつて不(・)発(・)の(・)玉(・)の星達を渡る間に■■■■は経験した。

 

 更に時間が経ち、ある日■■■■は考えた。

 

「…………………そうだ、じぶんでほしをみまわろう」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 場はある森の中で、二人の人(・)間(・)が歩いていた。

 一人は成年したかどうか曖昧な歳の女子で、もう一人は幼い少女。

 

 そ(・)し(・)て(・)二(・)人(・)と(・)も(・)同(・)じ(・)中(・)身(・)だ(・)っ(・)た(・)。

 

 何を隠そう、■■■■は『二人分の体と精神を作れば、二倍楽しめる』と単純に思っていた(あと少し前に幼い姿のまま一人で出かけるのは危険と言われていたから)。

 

 降り立った星は現在から言う、中世の時代に近い技術に魔法や魔術に魔物と言った、ごく良くあるファンタジー設定の星だった。

 

 二人がある村の城壁…………というか塀に辿り着き、大きな木の門の前に着き、戸を叩く。

 二人の見回りらしき男性が気の門を開けると姉妹らしき二人の女性は話しかけてきた。

 

 服装は中世時代の旅人らしく、小さな子は姉らしき人物の手を握りながら男性達を見ていた。

 

「すみません、夜になりかけていて道が見えなくなってしまい…………道を教えて頂けませんか?」

 

「迷子か! 今からだと大変だぞ?」

 

「ああ、さあさあ入ってくれ!」

 

「あ、えと、でも────」

 

「遠慮しなくていい、ここは国境近くの村だ! 難民、旅人、商人などが色々訪ねて来る! ゆっくりしていきなさい」

 

 姉妹は互いに目線を合わせて────

 

「────では一晩、ご厄介になります」

 

 姉の方がニッコリと笑顔を浮かべて返事をする。

 

 男性の一人が姉妹二人を村長に合わせ、男性は二人を自分の家族の待っている家へと案内した。

 中で男性の妻が姉妹二人を迎え入れて、夕飯のスープとパンを出して、彼らの子供と一緒に食事をする。

 

「こんな森の奥で子供二人だけで一体どうしたんだい?」

 

「あ、えと………知(・)人(・)の居る街へと道を歩いていたのですが、初めてでしたので」

 

 男性の妻に姉の方が丁重に答える。

 

「へー、そりゃ偉いね! 大変だったろう? ん? 怖がらなくて良いんだぞ、お嬢ちゃん?」

 

 妹の方は未だに言葉の一つも発さず、ただチビチビとスープを飲み、カリカリとパンをかじっていた。

 

「す、すみません。 妹は人見知りでして……ですが私を心配して付いて来てくれたんです」

 

「小さいのにお姉さん思いの優しい子だね!」

 

「へへ、魔物はいつ襲ってくるか分かんねぇからな! けどそいつらなんかが来たら俺がぶっ殺してやらぁ!」

 

 姉妹が世話になっている夫婦の子供が元気いっぱいにそう言い、彼の父親が笑う。

 

「ははは! この通り家には頼もしい剣士がいるからね! せっかくだから少しここで休んでいきなさい。 もう夜が遅いぞ?」

 

「え?!」

 

 妹の方が時(・)計(・)を出して姉に時間を見せる。

 

「まあ、ありがとうございます。 お礼と言っては何ですが────」

 

 姉の方が小さな小瓶を出す。

 

「ほう! 意外だね、こんな辺鄙な村で『ポーション』を見るとは!」

 

「私達の知人の知り合いに達に分けるつもりの一つの品です」

 

「へ~、こりゃいいね! ありがとうね~! もう少ししたら他の者が出来上がるからね! たんとお食べ」

 

 その夜、ニコニコとした家族との団欒で出て来た食べ物を姉妹は食べて就寝する。

 

 少し時間が経ち、見回りの村人が一人、村(・)長(・)が(・)門(・)番(・)を(・)し(・)て(・)い(・)る(・)事に気付き、笑顔になる。

 

「お疲れ様です村長! 貴方が門番をやっているという事は『来客』ですか?」

 

「うむ、今晩は賑やかになりそうじゃ」

 

 村長と話しかけた男子は両方とも、実に愉(・)快(・)な(・)笑(・)顔(・)を浮かべていた。

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 ガタ……………ガタガタッ!

 

 スースー寝ている旅人の姉は何かの物音に意識が覚醒する。

 

「(…?)」

 

「────ッ────ガ────ぁ────」

 

 姉が目を覚まして音の方へと向くと────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────首を絞められている妹が見えた。

 

「────ぇ? きゃ────ぁグッ!」

 

 今度は姉の方が押し倒され、首を世(・)話(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)男(・)性(・)に絞められた。

 

「あーあ、目を覚ますたぁ運のわりぃ奴」

 

 首からミシミシとした音が聞こえ、痛みで完全に覚醒した意識で男性の後ろに村長やほかの村人たちがいるのを見て、助けを呼ぶように手を伸ばせる。

 

 が、村人たちは誰一人として動かなかったどころか、笑みを浮かべていた。

 

「すまんなお若いの、これが我々の生(・)き(・)方(・)じ(・)ゃ(・)」

 

 ゴキッ!

 

 骨の潰れる音がして、姉妹の目は虚ろになる。

 村人たちはこれを「絶命した」と思ったのか姉妹のカバンなどを漁り始める。

 

 そして実はと言うと人は首の骨を折られても生きているケースが割と多い。

 まあ、「生きている」よりは「意識があるだけ」なのだが。

 

 なので姉妹二人は「意識を持ったまま」以下の出来事を見ていた。

 動かぬ体で。

 

「チ、路銀はこれっぽっちかよ────」

 

「────バ~カ、ガキに何を期待しているんだ?」

 

「けどよう…………ハァ~」

 

 妻の方がポーションの匂いを嗅いで、嫌な顔を浮かべる。

 

「この『ポーション』も安っぽい香りね。 売れてもはした金以下」

 

「ふむ、ならばあの二人の髪を切れ。 カツラ用に売ろうではないか」

 

 村長の一言で未だに意識のある姉妹たちの頭が乱暴に持ち上げられて、長い髪の毛がジョリジョリと切られていく。

 

「お~い! 作業まだか? 穴(・)の準備が終わったぜ~」

 

 文字通り身包み全てを剥ぎ取られ、姉妹達は村の外へと運び出され、新しく掘られた穴の近くに村の男子の何人かが立っていた。

 姉妹たちは穴の中に放り投げられて、土が彼女達を覆う。

 未だに意識がある二人に。

 

 次の日、その同じ村のとある男性は新(・)し(・)く(・)入(・)手(・)し(・)た(・)時(・)計(・)で寝坊せずに見回りに行く前に妻が新(・)し(・)く(・)入(・)手(・)し(・)た(・)リ(・)ボ(・)ン(・)が似合う事を褒めていた。

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 その少し後に、何時もと様子の違う『母上』に『子供達』はオロオロしていた。

 

『母上』が全然返事をしてくれないのだ。

 

 何故こんな事になっていると思い、調査をしていく内に彼らは知った。

 自分たちの管理する星に外(・)か(・)ら(・)降(・)り(・)立(・)っ(・)た(・)存(・)在(・)の(・)記(・)録(・)が(・)あ(・)る(・)と(・)。

 

 つまり彼ら彼女らの『母上』は事(・)前(・)予(・)告(・)無(・)し(・)で(・)様(・)々(・)な(・)星(・)に(・)同(・)時(・)に(・)降(・)り(・)立(・)っ(・)た(・)という事になり、更に調査を進めるとあろう事か悲(・)惨(・)な(・)目(・)に(・)会(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)か(・)会(・)っ(・)た(・)後(・)だ(・)っ(・)た(・)。

 

 そしてこれ等の出来事を三(・)月(・)達(・)は連続で経験していった。

 

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 

 あれから幾度の生(・)を経験していく中、彼(・)女(・)達(・)は発狂して行き、互いを殺し合うか、自殺するかの者達が後を絶たなかった。

 

 何せ経験するものがあまりにも『常識の範疇』を超えていた。

 

『人』である時には地を放浪している間に喉を斬られ、持ち物全てと髪の毛を持って行かれ野垂れ死ぬ結末。

 

 一泊の宿の宿屋に騙されて奴隷や娼婦等々として売(・)ら(・)れ(・)た(・)り(・)、娯楽の為の監(・)禁(・)など。

 

 拉致され、はした金である機関に売られて、意識を保ったまま解剖されたり、など。

 

 騙されて標本化されたり、生きたまま目や脳を取り除かれたり。

 

 ギロチンで首を落とされたり、火あぶりにあったり、首を吊られてただ死を待つ日々など。

 

 ありとあらゆる非人道的行為と出来事を『他者』が『自(・)分(・)達(・)』に行う数多の事を経験して行く度に彼(・)女(・)達(・)は(・)消(・)え(・)て(・)い(・)っ(・)た(・)。

 

 しかもこれらは『人』である場合。

『人』として男、女、子供の場合などはバラバラで、統一性はあまりなく、時には他の『有機物』の『動物』や『虫』や、はては人類から見た『人外』や『無機物』などの場合もあった。

 

 が、『有機物』や『無機物』に限らず悲惨な生や結末や仕打ちなどがされても『生』が終えるまで全(・)て(・)を経験する。

 

 何度も。

 

 何度も何度も何度も何度も。

 

 何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度何度何度何度何度何度何度何度何度何度何度何度何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何何なななななななななななななななななななななななななななななななななななななナナナナナナナナナナナナナナナナナナナナナナナ────

 

「────ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア”(…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………)」

 

『そこ』に残(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)のは暗闇の中で地面に横たわる『接(・)し(・)や(・)す(・)く(・)良(・)い(・)子(・)』だ(・)け(・)だった。




作者:ふぅ~、ちゃんと書けたかな? 久々に十二時ジャストの投稿だったし………

チエ:まだ私一人だけか

作者:いや、まあ、その…………………

チエ:茶を淹れて来る

作者:あ、ハイ

読者として、三月の相手は誰を推しにしたいですか? (ちなみに上から下の選択順は全てd20サイコロで決めましたので、作者の推しの順などありません、決して。) 第二、第三候補などがあればメッセージにて受け付けています! (もしメッセージ機能の使い方が分からないのであれば、ご感想欄でも受け付けています!)

  • ランサー (クフちゃん)
  • 慎二 (ワカメ)
  • 逆ハー(っぽい)
  • 衛宮士郎 (小規模な正義の味方)
  • アーチャー(英霊エミヤ)
  • 作者任せ
  • 柳洞一成 (メガネ)
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