"Stay, Heaven's Blade" Fate said. “「その天の刃、待たれよ」と『運命』は言った。” 作:haru970
あと今回だけ(?)文章スタイルが若干変わっています。
現在の(3/1/21)アンケート結果に驚きです。
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それはある日、激突に三月(&弥生)のクラスメイトからの問いだった。
「三月と弥生って彼氏とかいるの?」
「「へ?」」
二人が呆気に取られる顔をするとクラスが一瞬だけ静かになってからドヨドヨし始める。
無理もない、『三月』
確かに士郎に「義妹紹介してくれ!」はあったが、これに対して彼は「逃げ」の一手を貫いていた。
さすがアーチャーに成れたかもしれない男(?)と言った、単独行動ぶりである。
とは言え、10年間もの間にアプローチの一つも無かったと言えば無かったのは以前、『三月見守り隊』(古名称“MMT”)がそれらを中学辺りから阻止していた。
余談だが「月の女神/天使」の二つ名の発端は彼らだったりする。
だが『MMT』はとある出来事によってその勢力を大きく低下する事となる。
それは数か月前に到来した三月の
「ハ~イ! 皆静かに~! 今日はかなり大きな発表があるからね~!!!」
そこで大河、及び宗一郎が
「新人教師の~、マイ・
「「「『月の女神』の生還じゃ~~~~~!!!」」」と騒いだその時のMMT隊員達は新しく『マイさんマジ女神』の『MMM』を結成。
「クルミ・
「「「Coooooooool!!!」」」と騒いだその時のMMT隊員達は新しく『Coolな天使最高』の『CTS』を結成。
「弥生・
「「「『第二の天使』、FOOOOOOOO!!!」」」と騒いだその時のMMT隊員達は新しく『弥生ちゃん見守り隊』の『YMM』を結成。
「ツキミ・
「「「『活発な
最後にリカの場合は────
「────リカ・
────挨拶がクルミとかなりかぶっていて、見た目もパッとしなかったので最初の頃こそはリアクションは薄かった。が────
「────へぶ」
トテトテと自分の席に行こうとしたリカが
「はて、おかしいですね??? 上靴のサイズが合わないのでしょうか────?」
「「「────『天然ドジっ子』キタァァァァ!!!」」」と騒いだその時のMMT隊員達は新しく『天然ドジっ子を守り隊』の『TDM』を結成。
この様にかつて一つだったMMTが六つに分裂した事でその勢力を大きく低下して、お互いの部員の足を引っ張る事となった。
ちなみに次女のカリンはカリンで、裏社会での『獣の悪魔』の片割れとして、または『カリンの姉御』(それかただの『姉御』)として知れ渡っていた。
尚、彼女の事を知った(または助けられた)穂群原の学生達や町の住民達で密かに『冬木の
という事で7人姉妹全員に晴れてファン(?)クラブが出来上がり、以前は未然に防いでいた事柄も薄くなった(本人無意識の)ガードを抜けて行った。
そしてその一つが上記の「三月と弥生って彼氏とかいるの?」だった。
「マジか?!────」
「────どストレートに聞きやがった────?!」
「────流石女子────!」
「────ちくせう、以前の『MMT』であればこんな事には────!」
「────他の『YMM』隊員は何をしていた────?!」
等と言ったヒソヒソ声が鼓動する中、三月と弥生はキョトンとしていた。
ちなみに何故この二人がクラスにいたのかと言うと
「「う~~~~~~~~~~~~~ん…………………………………『彼氏』か~~~~~~~~~~」」
三月と弥生が同じ動作、同じ仕草、同じ具合に腕を組みながら深く考えこんだ。
そして出た答えは────
「「────う~~~~~~~ん????????」」
────頭をただ傾げる二人だった。
勿論この出来事が広まらない訳が無く、他の場にいた彼女達にも同じような問いがかけられていた。
「マイ先生、今夜み見回りに行きませんか?! 私は確かに
「はい~、高田さんは確かにそう仰いましたね~」
「しかも
「そうですね~、確かに
新人教師として数か月前からの
数か月前に学園の警備員は「幽霊が出たァァァ!!」と騒いで先生イたちも夜の学園の見回りに回る事になって、これを聞いたオカルト研究部員達も同行をお願いしてマイ先生が許可していた。
まさか目の前のマイ先生が(ある意味)その幽霊とは学園の誰もが夢にも思っていないだろう。
「そう言えばマイ先生は誰かと付き合った事はあるんですか? 今ちょっと気になる相手が居て、先生ならいいアドバイスを出すと思うんですけど」
「……………………そう言えば
「「「え?」」」
そして物静かな生徒会室では────
「────ク、クルミ殿はその………生徒会にほぼ毎日来ているようだが、人付き合いは悪いのか?」
「急にどうしたんですか、柳洞さん?」
「い、いや。 クルミ殿の姉妹達の噂は俺の耳にも入って来るが、クルミ殿は何も無いもので生徒会長としてだな気になったというか────」
「────??????」
急に赤くなって早口になる一成をクルミを読んでいた本から目を上げて、ただジッと見る。
そしてその日のコントステージの食堂では────
「────ツキミとリカは彼氏とか作らないのか?」
「え”? な、な、何急に聞いとんねん?!」
「『彼氏』ですか………成程、『番候補』探しですか。
「そりゃあ二人とも人気があるから選びたい放題じゃね?」
「と、というかお持ち帰りsh────」
そして最後にカリンは────
「────ブァックショイッッッッ?!」
「キャウン?!」
────盛大にクシャミをして、子犬をびっくりさせていた。
「オイ大丈夫かよカリン? お前、さっきからずっとクシャミばっかじゃねえか。 お前でも風邪引くのか?」
「うっせぇ、バーロ! 多分誰かがオレか
「はは! 『
「クゥ~~~~~~ン」
「しょんぼりするこたぁねぇよ『クフちゃん』! オレは気にしていないからな!」
「マジでその名前変えてくんねぇか?! 俺物凄く気にするんだけど?!」
「凛の嬢ちゃんと次郎に先に話を通せたらな?」
と言う、他愛ない話をしながら冬木市の中を子犬の『クフちゃん』と歩いていた。
その夜、彼女達に色恋沙汰に関する噂を聞きつけた各御三家(今では新参の衛宮家、「新」間桐家、最古参遠坂家を示す名称)がその夜、各々が
「マイ母さんやクルミは誰か気になる人とかいないのか?」
「はい~?」
「???」
「「?!」」
「新」間桐邸の食卓ではド直球に慎二がマイに訊いていた事にその場に居た桜とライダーがピクリと反応した。
余談だが慎二は以前の三月には好意を抱いてはいた。
だがその好意が「異性」としてではなく「
慎二の母は彼が幼い頃に臓硯によって蟲蔵の餌食とされ、彼は『母親』と言う存在とは無縁の人生を歩んでいた。
だがそれも三月に会ってからは変わり、彼女に「母」を求める様になっていた事に『マイペース』のマイが間桐家の『保護者』としていた。
これには桜もかつての『遠坂桜』の母、『遠坂葵』を連想していた事もあり、慎二と一緒に「マイ母さん」と呼んでいた。
「誰か気になるって~、ん~…………鴨根さんは最近寝不足みたいだから今度栄養ドリンクでも作って────」
「────そうじゃなくて『恋愛対象』として」
「……………………え~~~っと、これはちょっと困っちゃうわね~。 ね~、クルミ?」
「そうですね。 今でこそ
「へ~~~、それはそれで興味深いな」
「兄さん、もしかして堂々と浮気ですか?♡」
真っ黒な空気に包まれた桜が「
「ち、違う! 断じて違うぞ桜! ただ僕のクラス色々噂が届いてきただけだ!」
「その不届き者達は誰ですか? 姉さん達は誰にも渡しません」
「
「ムゥ~~~………………………………………マイ姉さんがそう仰るのであれば」
桜と同じ体格の
少し遅いが、『外』や他人の前でライダーは『アネット』だった。
彼女の(または由来の)神話の一つで出て来る名前の『
その夜の間桐邸では結局マイとクルミの恋愛事情の聞き込みに進展はなく、グダグダに終わった。
遠坂邸では同じく噂を聞いた凛が回りくどくなる訊き方をする前に三月からの教訓で
「ねえみt────弥生とカリンは気になる相手とか居るのかしら?」
「『気になる相手』?」
「アン? そりゃあ『四国の竜』や『九州の虎』────」
「────あー、喧嘩相手じゃなくてだな?」
「『喧嘩相手』じゃない? じゃあ何なんだよ?」
「どうしたの、遠坂さん?」
「いや~、だからもし『私が異性と付き合いを始めるなら~』と思ってね? 別に桜は関係ないからね?! そこだけは分かってよね?!」
「「「(あ、気にはしているんだ/だな)」」」
凛の半ギレ気味の早口抗議(?)で反射的に思ったランサー、アーチャー、弥生だった。
「あああ? 『異性とのお付き合い』ってどこのお嬢様だよ? あ、遠坂家って貴族だったんだっけ?」
「パクパクパクパクパクパクパク────急ですね遠坂さん? モグモグモグモグモグ」
弥生が食べている合間に訊き返す。
「い、いえ遠坂家で生活をしているのだから、『世間体も気になる』って言うか────」
「「そんなのアーチャーに決まってんじゃん」」
「ブホッ?!」
アーチャーが食べていた物を吹き出しそうになり────
「「んな?!」」
凛とランサーがサラリと言った弥生とカリンに対してポカンと口を開け。
「クゥン?」
突然静かになった食卓に頭を傾げるクフちゃんだった。
「後はー、ランサーにライダーに士郎に────」
「────そうそう、それに藤村組の────」
弥生とカリンが冬木に居る様々な人達の名を次々に並べ始めると、だんだんと肩と共に気を落とす凛だった。
そして弥生は何処かホッとしているアーチャーを見て胸がチクリとした事に内心?マークを上げていた。
衛宮邸ではキッチンで立って皿洗いを三月と士郎がしている間、テレビを見ながら大河の相手をしているツキミがいた。
リカはと言うとイリヤに別の部屋に連れていかれ、話中だった。
そこで三月はちらりとテレビ&ツキミに夢中の大河を見てから小声で士郎に話し始める。
「………………ごめんね、義兄さん」
「ん? 何の事だ?」
「その、セイバーの事」
「……………」
実はと言うと、今まで士郎達は思っていた。
「キャスターや葛城宗一郎、アサシンの上に亡くなった筈の自衛隊(あと新都の人達)はどうやって蘇生したんだろう?」と。
最初は『聖杯の奇跡』と『思い込まされていた』のを士郎とアーチャーが『消されていなかった苗と文通』によって、三月が何らかの方法で行ったと思っていたが、彼女のプラナリアの如く分離と言うハプニングによって聞きそびれた事と、彼女が説明をしない事に何かを感じたのか、聞くタイミングを逃していた。
「えっと………セイバーの霊基復元は出来るんだけど、彼女の精神と魂がね? その…………滅茶苦茶で………復元したとしても正気であるかどうか分からなくって────」
ポンッ。
「────へ?」
ナデナデナデナデナデ。
士郎が笑みを浮かべながら三月の頭を撫でていた。
「気にするな三月、俺はお前が返って来た事だけでも嬉しいさ」
「あ………………う…………………???????????」
「ん? どうした三月?」
急に固まった三月を士郎が見る。
普通なら、何かを言う三月だが────
「(────ちょ、ちょっと待って! お、おかしい! おかしいぞ?! 何時もの義兄さんなのに、何でこんなに緊張しちゃうの~~~~?!)」
「顔が赤いな。 熱か?」
ピトッ。
「(ちょっとまってええぇええぇぇえ?!?!?!)」
士郎が片手を三月の額と自分の額の間に挟んで体温を比べる。
「うわ、熱い」
「(何でなんでナンデェぇェぇェぇ?!?!?!)」
説明しよう!(〇川透さんボイス。)
今の三月の耳朶はただ「ドドドドドドドドド!」とうるさく、士郎の声は聞こえていなかったのだ!(大〇透さんボイス終わり。)
「三月、もう皿洗いは良いから早く風呂に入って薬飲んで寝ておけ」
「………………」
三月はフラフラ~っとおぼつかない足取りでキッチンを後にするのを士郎が見届けると今からニマニマした顔の大河が見ていた。
ツキミはちゃぶ台で頭を伏せながらボ~ッとテレビの方を向いたままだった。
「な、何だよ藤姉? その如何にも邪悪な微笑みは?」
「フフ~ン。なんだかんだあっても、士郎もやっぱり男の子なんだな~って」
「ハァ? そんなの当り前だろ? と言うかなんだ急に?」
「…………三月ちゃんってさ~? 士郎以上に鋭いのか鈍感なのか分からない時ってあるのよね~」
「だから何の────」
「────教師としてはどうかと思うけど、お姉ちゃんとしては二人には幸せになって欲しいのよね~?」
「??????」
士郎は困惑するだけで大河は呆れたように溜息を出す。
「ハァ~…………桜ちゃんの事もあるから~…………考えたくないけど、案外切嗣さんも何か考えがあったりして~? イリヤちゃんの事もあるし? ちなみに彼女が来てから三月ちゃんの服って可愛くなっていない? こう、前は子供っぽさが残っていたけれど、イリヤちゃんが来てからは大人っぽい服装に変えているし~?」
「確かにそうだ」と士郎は内心思っていた。
三月
実はと言うと今まで三月が着ていた服は切嗣が成長したイリヤを意識して買っていたもので、最近では吹っ切れたかのようにファッションの良い物へと変えていた。
というのも今までは切嗣が「着て欲しい」という
「…………士郎は切嗣さんから何も聞いていない?」
「何の事だ?」
士郎が一段落して座り、自分の分のお茶を淹れる。
「こう、『士郎には許嫁がいる』とか」
「……………………………………………………………………………………………………………………うわっちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ?!?!?!」
「うお?! な、何や何や何や?! じ、地震か?! うぎゃあああ?! お茶が髪の毛に~~~~?!」
士郎が淹れ過ぎたお茶が零れ、彼が焦ってちゃぶ台をガタガタと動かし、寝起きのツキミが寝ぼけながら周りを「バババッ!」っと見渡した弾みで彼女の髪の毛が零れたお茶で濡れる。
その間お風呂の中で三月はずーっとブクブクと泡を出しながらさっきの事を考えていた。
「ブクブクブクブクブク…………(さっきのは何? 何このドキドキは? 何何何何何何何何何何何?)」
数か月前から三月は色々と戸惑っていた。
【 】の声が前ほど聞こえなくなり(自動処理機能が上がった為)、更には胸の中から来る『ドキドキ』、『ザワザワ』、『チクチク』と言った
今までもこのように感じる事はあったが、三月は別側面の多重人格から来ていた考えなどからだと思っていた。
だが今になって、それらが
が、初めての事なのでどう処理すれば良いのか分からなかった。
「(……………………………………………………あ、そうだ────
────
___________
三月
___________
三月:という訳で、『第一回脳内議論』を始めたいと思いまーす!
マイ:わぁ~、パチパチパチパチィ~
カリン:な、何だ何だ何だぁ?!
リカ:これはまた凄い
クルミ:うんうん
ツキミ:と言うかこないな風に力使うなんて聞いてへんわ
弥生:でも丁度良かった、私も皆に訊くところだったのよ
皆は
色とりどりのお花畑と優しい陽光とそよ風が吹く中にちゃぶ台の周りを座っていた
三月:私今日、義兄さんに熱測られた時に滅茶苦茶ドキドキした
弥生:今日は凛に『気になる人はいる?』って聞かれて皆お名前を出し始めたら、アーチャーさんがホッとしたのを見たら『チクリ』って胸が痛かった
マイ:私は~、『付き合った事があるかどうか』って他の先生と生徒達に聞かれたわ~
クルミ:ボクは柳洞さんに人付き合いの具合を聞かれた
ツキミ:お前らもか? ボクとリカも同じようなこと聞かれたで?
カリン:成程、テメェ等の所為で俺は今日中ずっとクシャミしていた訳か
リカ:フ~~~ム、これはイリヤ氏の提案に乗っても良いかもしれませんね
他の皆がリカを見て?マークを出す。
リカ:いえ、
そして次の休日────
衛宮邸では────
「────お兄ちゃん! ちょっと
「へ?」
遠坂邸では────
「────アーチャー! 少し
「凛?」
イリヤが士郎を、凛がアーチャーを当世で言う、所謂
マイケル:成程、このコントはそういう事か
作者:厳密には亜種です
ラケール:え? じゃあ何? 私達は存在しないって訳?
作者:さあ? どうでしょう?
三月(バカンス体):お気に入りや評価、感想等あると更に嬉しいです! よろしくお願いします!
雁夜(バカンス体):ちょっと待て! それって俺の事もか?! 俺も存在しないのか?
作者:さあ? どうでしょう? (。´・ω・)
読者として、次に見たい作品の物語はどれですか? (ちなみに上から下の選択順は全てd20サイコロで決めましたので、作者の推しの順などありません。 登録されていない方からもメッセージ、または感想欄にて受け付けています! *注*あくまでも参考ですのでご了承をお願い致します。
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