"Stay, Heaven's Blade" Fate said. “「その天の刃、待たれよ」と『運命』は言った。” 作:haru970
お楽しみ頂けると幸いです。
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三月、衛宮士郎、イリヤ、ツキミ、リカ 視点
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それはある休日、激突の誘いだった。
「お兄ちゃん! ちょっと
「へ?」
テレビを見ていた士郎にイリヤが声をかけ、テレビを見ていたツキミが二人を見る。
「お出かけか、買い物か何かなん?」
「ううん、
「え」
「ほらほら! シロウもボーっとしないで支度をして!」
「お~、ほな行ってらっしゃいお二人はん」
「ありがとう!♡」
「あ、ちょっと待てイリヤ────」
士郎が呆気に取られながらもイリヤに腕を引っ張られて、無理矢理立たされて居間から連れていかれ、ツキミは二人に手を振っていた。
「……………………………………………………………………」
そしてこの事に何故かポカンとして手が止まった三月がキッチンに居た。
「どうしたんですか、
リカが三月の顔を覗き込んで、三月はハッとしたようにビクリとする。
「あ。え、ああ! ごめんごめん!」
三月は直ぐに下ごしらえを再度し始め、顔が「スン」と無表情になる。
「………………………………気になりますか?」
「フヒャホヘハ?! な、な、な、な、な、何の事かな~?」
未だに覗き込むリカの言葉に明らかに動揺する三月。
「いえ、先程から手の動きがぎこちなく、醤油の変わりにソースを入れていたので────」
「────ぎゃああああああ! それを先に言ってよ~~~~?!」
三月はソ-スを入れるのをやめて、溜息を出す。
「…………」
「大丈夫ですか? さっきから様子がおかしいですよ?」
「…………う、うん。 実はと言うと胸がザワザワしていてね? ちょっと戸惑っていると言うか────」
「────それはどういう風な感じですか?」
「え? ど、どうって…………こう………何と言うか……………うん、やっぱり『気になる』かな?」
リカが小さなメモパッドに書き込んでから三月を見る。
「今日の献立はツキミに任せて、二人の様子を見ませんか?」
「え?」
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弥生、凛、カリン、アーチャー、ランサー 視点
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「アーチャー! 少し二人だけで出かけないかしら?」
「凛?」
アーチャーがキッチンで献立の確認をしているときに凛が彼に声をかけ、これを
「一体急にどうしたんだ? 君から声がある時はほとんどの場合、機械類の質問か────」
「────少しはね、労おうと思って。 気分転換にもなるしね!♪」
「(え? ちょ、何このドキドキ?)」
廊下では何故かドキドキし始めた弥生は?マークを出していた。
「それじゃあ行くわよ、あーc────ああ、じゃなくて『次郎』!」
「やれやれ、君は突拍子もない事を時にやりかすから苦労が絶えないな」
チク。
「???????」
アーチャーが笑みを浮かべて凛を見ている事を物陰から見ていた弥生は急に傷んだ胸に困惑していた。
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
「凛、この格好は必要かね?」
「何よ次郎? 私のコーデに文句でもあるの?」
「アリだ、戯け! 何故よりにもよって
「あら? たまたまよ? それにあの『凡骨が着るような服』じゃなくて『大学青年』っぽいものを選んだんだけれど? それに、貴方の普段の姿はとてもじゃないけど現代では変よ?」
「ぬ……………グッ…………」
遠坂邸の玄関から道に出る凛の後ろには何時もの赤い外套と黒いインナー姿から現代風のジャケットにインナースエットシャツ、ジーンズと言った衣装に(伊達ではあるが)眼鏡をかけていた。
髪型も最初は「せっかくだから下ろしましょう?」の凛に「だ、駄目だ!これだけは譲らん!」というアーチャーの抗議に代わりに眼鏡を着用。
「おう!楽しんで来いよ、二人とも!」
「お土産楽しみにしているからな~」
「ワン!」
「い、いってら………しゃい」
元気よくお見送りをするカリンとランサーにクフちゃん。
そして浮かない顔を我慢して笑う弥生。
凛とアーチャーが道を歩き、姿が目視出来ない距離まで弥生はジ~~~ッと二人を見ていた。
「ん? どした嬢ちゃん?」
一旦中に入って弥生が居ない事に気付いて、未だに玄関外で立っていた彼女を見たランサーが声をかける。
「……………………」
「オイ」
「わひゃい?!」
ポ~~ッと見る弥生の前にドアップで急に覗き込んだランサーにびっくりして変な声を出す。
「どうした? 何か悪いもんでも食ったか?」
「え? あ………う、ううん! ただちょっと…………」
弥生が凛とアーチャーの消えた方向を見ると────
「────ケ! らしくねえな、お前! 気になるんだったらとっとと変装するなり何なりして追いやがれ!」
「え? わわわ────?!」
ランサーがグイッと弥生の手を掴んで、遠坂邸の中に引き込む。
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衛宮士郎、イリヤ、三月、リカ 視点
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「ほらシロウ! レディのエスコートをしっかりとこなしてみなさい!」
「こらこら、イリヤもそんなにピョンピョン跳ねると転ぶぞ?」
何時もの紫シャツ&ブーツではない私服姿になったイリヤ(ジーンズ風ジャケット、赤のシャツに白スカートとスニーカー)を先頭に私服の士郎が後から歩く。
「♪~~~」
「ご…ご機嫌だな、イリヤ?」
「だってシロウと二人っきりなんだもん!♡」
「そ、そうか」
「えへへへ~~♪」
イリヤと士郎が歩く後ろに距離を開けて、横道から覗く
『こちら“蛇”。“ブレイン”、聞こえますか?』
『こちら“ブレイン”。 はい、感度良好です』
『本当にドラム缶で行けるのかしら?』
『前回の段ボール箱はあまりにも場違いでしたからね。 後、移動開始してください。 くれぐれも存在を悟らせてはいけません。 今は“隠密行動中なので”』
ドラム缶から細い脚が二つ(底がある筈の部分から)「ニョキ」と生えて出てきて、「トテトテトテ~」とした足取りでイリヤと士郎の後を追う。
ちなみに上記の会話は声に出ていなく、いわゆる
『
『ステルス迷彩があれば文句なしだったんだけど────』
『無茶言わないで下さい、本体。 さっき頼まれた
『リアリスト過ぎ! こういうのは場の雰囲気よ! 雰囲気!』
『ハァ、そうですか』
この様子で三月の
たまに不思議なものを見るような目でご近所や商店街の人達に見られていたが三月はお構いなしの様子だった。
途中で深山町にある交差点から新都行きバスに乗るイリヤと士郎を見て、とあるドラム缶が急遽近くの物陰に入ってから肩から掛けたポシェットに
服装はちょっと緩い&野暮ったいオーバーオールにシャツとスニーカーと、どこか
『ほう。“再結成”と“再構築”の応用でドラム缶に含まれた腐食金属原子を髪に編み込み、服装も変えたんですね。 流石です』
『フフン! 今の私は“オールマイティー”…………とまでは行かないけど、これ位は楽勝よ!』
『気を付けるのだぞ、“蛇”』
『了解です、“ブレイン”』
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衛宮士郎、イリヤ、三月、弥生、凛、アーチャー 視点
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新都は数か月前に聖杯戦争の所為で大打撃を受けた…………………と言うのは、
なので(経済的には良くなかったが)新都の活気は依然とほぼ同じだった(連日工事の音などを除けば)。
凛とアーチャーがバスから降りて、弥生も同じくして二人の尾行を続ける。
この一連の動作は士郎とイリヤ、そして三月が深山町の浜辺公園でしたのと同じだった。
何てことは無い。
親友である
ただそれだけだ。
だから────
────この胸の奥に感じるものは
だから観察を続ける。
幸せになって欲しいと思い続ける。
続ける。
続ける、続ける、続ける、続ける、続ける、続ける。
楽しんでいる
その言葉や思いにうそ偽りは何一つ無い。
「「(その筈なのに────)」」
ズキッ。
────「「(むね が いたい)」」
一緒にカフェで甘味を味わったり、
ズキッ。
一緒に雑貨店で物を見たり、
ズキッ。
一緒に買い食いをしたり、
ズキッ。
一緒に、
ズキッ。
一緒に────
ズキッ。
「「……………………………………………………………」」
それはまるで、胸の痛みに体が自然と自分を守るかのような────
「「(────違う、これは
だから────
────
そう
そして────
「────今日は楽しめたかしら、シロウ?」
イリヤは夕焼けの中の海浜公園で士郎に振り向かいながら問いかける。
「ああ、いい息抜きになったよイリヤ。 ありがとう」
「ん~、エスコートとしてはダメダメだけどシロウだから許しちゃう!」
士郎が苦笑いを浮かべ、少し離れた場所では三月は彼女に似合わない暗~~~~~い表情になっていた。
「あ、シロウ。 髪の毛に何か付いているわ。 少ししゃがんで」
「こう────?」
「ッ」
ほぼ同時刻の新都にある、とある時空体でアロハシャツを着たどこぞの槍兵が釣り場として活用していた埠頭にて凛とアーチャーは向かい合って、こちらでも弥生は暗~~~~~い表情だった。
「どうだったかな、凛?」
「そうね~、70点と言った所かしら?」
「厳しいな」
「当たり前じゃない。 ここでいきなり100点満点なんて出してみなさい? この後つまんなくなっちゃうわ。それにしてもアーチャーってばやっぱり士郎ね~」
「ん? どういう事だ?」
「だって貴方近所や商店街の人達に凄い人気なの、知っているかしら?」
「して、凛。 今日はどうして急に私を連れだしたのだ? ただ単に労おうという訳ではあるまい?」
「うん、そうね。 ちょっと伝えたい事があるからしゃがんでくれるかしら?」
「こう────?」
「ッ」
同時に
────二人は形振り構わず
彼女達はただ走って様々な人を横通る。
後ろから声が聞こえたかも知れないが
いずれ二人は未遠川の堤防の坂に体育座りで川を眺めていた。
流石に場所は別々だが、やはり三月は弥生で、弥生は三月で行動は似ていた。
これでも冬木市に10年間生きて来たので未遠川にも勿論思い出はあった。
と言っても士郎や藤姉に
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三月 視点
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「三月!」
「…………………え? 義兄さん?」
三月がビックリして声の方を向くと、士郎が汗を掻きながら彼女の隣へと来ていた。
「隣、良いか?」
「………………」
「よいしょッと」
士郎がドカッと座って、三月の隣で未遠川を眺める。
「……………泣いていたのか?」
「義兄さん、デリカシー足りない」
「う、すまん」
三月が乱暴にゴシゴシと目を袖で拭く。
「「…………………………………」」
別に言葉が交わされる訳でも無く、二人はただ川を見ていた。
「なあ、三月。 もしかしてだけど、『悲しい』のか?」
「………………知らない。
「じゃあ何を感じているのか聞かせてくれないか?」
「義兄さんには関係ないでしょ、イーちゃんをほっぽって何を言っているの? 彼女が待っているんじゃない?」
「……………今俺が気になっているのは三月だ。 それに、今日一日中ずっと俺達を見ていたのも三月だったんだろ?」
「え? どう…やって────?」
「オイオイ、これでも俺はお前を幼少の頃から知っているんだぞ?
「……………………………」
「…………今から言う事は独り言でも取ってくれ。 俺、実はと言うと
「…………………………………え?」
そこで士郎は以前、凛に語った事と似たようなものを並べ始めた。
三月の印象が『綺麗な子』が『不可解な行動をする子』。 そして『優秀過ぎるな義妹』で、義兄としては面子が何時潰れてもおかしくない事だった。
「
情けない話だが
「変な話だよな。 俺は『三月が
それは、親友である慎二と似たような行動だった。
やはり親友同士の理由は伊達ではなく、似ていた。
「こう…………三月は何時の間にか色々と出来てしまって、俺じゃあ目指せない高見まで行っているような感じがしてさ…………………って何を言っているんだろうな、俺は」
士郎が頬を掻きながら気まずそうにする。
「義兄さんがこのように遠回りに言い方をするのは言いにくい事がある時なのは
「……………三月、こっちを向いてくれないか?」
「…………………ヤダ」
「頼む」
「ヤ」
士郎が近くまで来るのを感じて、三月は膝の間に頭を埋めるが、士郎は強引に彼女の顔を向かせる。
そこには真剣な顔をした士郎が居た。
「俺は三月の事が好きだ」
「………」
三月がニコリと笑う。
「私も義兄さんの事が好きだよ?」
「違う。違うんだ。俺は……………俺は知らされたんだ」
「………………お兄ちゃん?」
士郎の顔が赤くなっていたのを三月はここで気が付く。
てっきり夕焼けの所為かと思ったが、ここまで迫ってくれば嫌でも分かってしまう。
「お、お、お、お、お、俺は。 み、み、み、み、み、三月の事が。 す、す、す、す────」
ピトッと三月の人差し指が士郎の口を止め、彼女は切ない顔をしていた。
「ダメだよ。 『私』はこの世界の『異物』。
────
と士郎に続きが聞こえた。
だが────
────
「俺は。 衛宮士郎は。 三月の事が好きだ。 一人の異性としてだ────」
────ああ、この胸の高鳴り。
────
もう既に泣き始めていた。
────
「────俺と付き合って欲しい」
「私一応年上だよ?」
「それがどうした」
「私………『
「寧ろ良いと思っている」
「……………………………………『私』の、この姿は庇護欲をワザとくすぐる為のモノよ? それは
「────俺は外見なんかどうでも良い。 俺は『三月』と言う個人が好きなんだ。
────それが最後の抑制する気持ちを粉々に吹き飛ばし、三月は泣いた。
「う……………うううぅぅぅぅぅぅ」
「……………………俺はここに居るからさ」
「ウワァァァァァァン!」
士郎が横から泣きじゃくる三月を静かに抱き締める。
「「(こんな『私』でも、『幸せ』を求めても良いのでしょうか?)」」
それは
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弥生 視点
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時は少しだけ遡り、士郎が三月に声をかける時とほぼ同時だった。
ただし、ここでは────
「ここに居ると風邪をひくぞ、弥生君」
「…………………アーチャー、さん?」
そこにはアーチャーが彼女の肩にコートを羽織らせていた。
「春とは言え、夜はまだ冷える時期だ」
「………………」
「隣を失礼するぞ」
アーチャーが座って、弥生の隣で未遠川を眺める。
「……………涙は君に似合わないな」
「そこは士郎だね、配慮はしているけど」
「う、すまん。 これでも精一杯なのだが…………」
弥生が乱暴にゴシゴシと目を袖で拭く。
「こらこら、ハンカチを使いなさい。 目を痛めたらどうするのだ?」
「………………………ムゥ~~~~」
ハンカチを手渡され、弥生はそれで涙を拭きとる。
ここでも言葉が交わされる訳でも無く、二人はただ川を見ていた。
「もしかして、弥生君は『悲しい』のか?」
「………………
「君は解かっていないな。
「アーチャーさんは遠坂さんをほっぽって何を言っているの? 彼女こそ泣いて待っているんじゃない?」
「……………今日一日中ずっと私達を見ていたのだろう?」
「………………それも『英霊』…………ううん、『守護者』としての勘?」
「心外だな、これでもオレは君の事が気にはなっていたのだぞ?
その言葉は、士郎が三月を長年見て来た『経験』を、『観察力』(または『洞察力』)で見抜いていた。
「……………………………」
「…………私は実はと言うと
「…………………………………え?」
そこでアーチャーは語る。
『三月』という、不可解な存在。
『
それらは
「
「情けない話だがそうすれば
衛宮士郎ではないエミヤシロウ。
だがやはり根は似ていた。
「諦めていたオレに、直接ではなくとも君のおかげで無念は晴らせた。 イリヤも………桜も………慎二も………
アーチャーが頬を掻きながら気まずそうにする。
この仕草は士郎と似ていた。
「…………………
「……………その、何だ? うむ。 ここまで難しいとは想定外だ」
「…………………?」
珍しく言いよどむアーチャーに弥生は顔を自ら彼に向ける。
そこには肌黒な彼の顔は夕焼けの中で、真っ赤になっていた事が分かっていた。
「………………よし」
そこには真剣な顔をしたアーチャーが居た。
「オレは、
「………?」
弥生がニコリと笑う。
「それは良かった」
「あー、その………………違う。えっと………………オレは……………オレは
「………………アーチャーさん?」
彼の顔が更に真っ赤になっていく。
「や、や、や、や、や、や、や、弥生君が。 その、と、と、と、と、と、と、隣に居て────」
ピトッと弥生の人差し指が
「その先はダメなのは知っているでしょ?『守護者』さん? 『私』はこの世界の『異物』。
────
それは、三月と士郎のやり取りと酷似していた。
三月は弥生で、弥生は三月。
士郎はシロウで、シロウは士郎であるかのように。
だが────
「────
弥生はもう既に泣き始めていた。
────
「────迷惑でなければ、オレの隣に居て欲しい」
「……………私、アーチャーさんより一応年上だよ?」
「お互い歳を気にする者でもないだろう?」
「私………『
「それを言えば、私だって存在自体が亡霊に近い」
「……………………………………『私』の、この姿は庇護欲をワザとくすぐる為のモノよ? それは
「────それは私も同じだ、君も夢で見ただろう? 何、お互いに
────それが最後の抑制する気持ちを粉々に吹き飛ばし、弥生は更に泣いた。
「ヒグッ……………うううぅぅぅぅぅぅ………」
これには流石のアーチャーもギョッとして慌て始めた。
「そ、そんなに嫌かね?! わ、私としては本心を語ったつもりだが────!!!」
「違う! 違うの! 嬉しいの!『こんな私でも幸せになっても良いのか』って思っちゃったから!」
「…………………そうか」
泣きじゃくる弥生の背中を静かにアーチャーがさする。
それが優しくて、
嬉しくて、
「
でも────
「「(────こんな『私』でも、『幸せ』を求めても良いのでしょうか?)」」
それは
作者:いや~、型月のサントラ最高ですよね~
三月(バカンス体):ね~?
ラケール:うううううう、ええ話やがな~…………グスッ
作者:あかん。 さっきまで泣いていたのにまだ涙が
三月(バカンス体):いや~、照れちゃうな~
雁夜(バカンス体):三月、俺……………
三月(バカンス体):え?ダウナー系カリヤンは原作Fate Zeroでもうお腹いっぱいです
雁夜(バカンス体):え?ちょっとその話詳し────
作者:────アンケートに票を入れてくれている方達に敬意を! いや~、推しの影響を今出しているんですが独者達の皆さまには如何でしょうか? お気に入りや評価、感想等あると嬉しいです!
三月(バカンス体):後、次の物語のアンケートって見事にばらけているわよね~
読者として、次に見たい作品の物語はどれですか? (ちなみに上から下の選択順は全てd20サイコロで決めましたので、作者の推しの順などありません。 登録されていない方からもメッセージ、または感想欄にて受け付けています! *注*あくまでも参考ですのでご了承をお願い致します。
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BLEACH
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ペルソナ4G
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NARUTO
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ペルソナ5R
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エヴァンゲリオン
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オリジナル(本編、時空的にバカンスの前)
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コードギアス
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ペルソナ3
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HUNTERxHUNTER
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鋼の錬金術師
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ガンダム
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その他(感想欄にて)