【ストパンVR】初見で最高難易度だけど超余裕   作:Kkmn

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第三次マルタ防衛戦
マルタの魔女


――July,1943

  Romagna Malta island

  Sgt. Amanda Michael Plummer

  Rebellion Malta Detachment

 

   "Operation Bellows"

 

 

 

はい皆様こんにちわ。

凄まじいアクシデントとクソゲーに見舞われながらも生存を目指すプレイ動画(予定)始まります。

つい昨日までお姉ちゃんお姉ちゃんしてたょぅじょと化していたコトは忘れて下さい、いいね?

あと突然ですが私、リベリオンのウィッチになりました。

『いきなり何いってんだコイツ』?

『なろうと思って簡単になれるモノじゃないぞ』?

 

安心して下さい。怪しい謎の金髪お姉さんの催眠術と裏工作により今や私のステータスは完璧にリベリオン軍ウィッチになってしまいました。

あゝあはれ竹田美喜ちゃん…まぁしょうがないよね頼れる大人も居ない遠い異国で一人ぼっちなんて、生き残れるわけないんだもの。

 

で、私がまだこんなクs…げふんげふん神ゲーからログアウトしてない理由ですが…これですね。

メニュー画面からゲーム内ブラウザで見れる開発からのお知らせなんですが、どうにも今バグがあるようでして。

 

 

不具合情報一覧

【システム】20XX/12/23(対応中)

・NPC専用ステータス異常『催眠』がプレイヤーキャラクターにも適応されてしまう不具合。

・上記不具合発生時、正常にログアウトが完了しない不具合。

 

 

…で、まぁかい摘んで言うと、あの金髪お姉さんに頂いたバッドステータスのせいでログアウトを選択してもログアウトできないという状態なのですよね。

それじゃあこのバッドステータスを消せばいいじゃんアゼルバイジャンと言う話なんですが。まぁこれがですね。

 

《簡易ステータスを表示します》

 

Amanda Michael Plummer

Lv:3

HP:30/30

MP:10/10

装備:『リベリオン下士官服』

状態:【疾病】

   【催眠】94:14:58

 

おっあと解除まで94時間かな?しょうがないゆっくり待ったろと思ってたら。

いやー94日だったよね...やべぇよやべぇよ...朝飯食ったから...。

これ何が絶望かって、多分また未来予知ループ入るとこれの時間も進まなさそうなんですよねぇ。

だからボーッとこの世界でおねえちゃん...じゃない危ないルッキーニちゃんと戯れているだけでは永遠に閉じ込められてるわけで。

のんきに暮らしてたらまたそのうち《ミッションを開始します》とか出そうだし…。

多分こうなってしまった以上ウィッチとしてネウロイと戦うのは避けられなさそうですね(他人事)

 

多分修整パッチ来ても再起動出来ないから意味ないし...。

攻略wiki見ても中身スッカラカンの企業wikiしかないから役に立たないし。

まぁ辛うじての救いは、このゲー厶も最近のVRゲームの例に漏れず時間知覚機能のおかげで現実時間ではまだ1時間も経っていないらしいことでしょうか。

 

「きのおよりーつーよいー、わたーしーになーれー」

 

で、今は何をしてるかと言うとマルゲリータを作っておりますはい。

何故リベリオンのウィッチとなった私が、その上病弱でょぅじょな私が料理なんざしてるかと言うと。

現在実は私はロマーニャのマルタ島に来ております。

原作でも『コイツらいっつもマルタ島奪還作戦してんな』って思うくらいにはネウロイが結構来るらしい危険地帯。

 

なのに何故かここの軍基地にはなんとウィッチが現在3名しかおりません。はい、3名です。

 

優しいお姉さんだと思ったら割かしヤベーやつだったリベリオンのリリー・グラマン中佐。

で、今はその部下であるウィッチの私。

で、残りのもう一人はなんとおねえちゃ…フランチェスカ・ルッキーニ少尉。

 

結構大きめのウィッチ用の隊舎にも関わらず何故かそんな3人しかいないので。

リリー中佐はなんか色々手が離せないしご飯もいらないそうですし。

お姉ちゃんはお料理が苦手らしいので仕方なく私が二人分のご飯を作っております。

それにしても飲み食いの感覚まで完璧に再現してるって最近のゲームってしゅごい。

 

「ん。しょ…よしっ、えへへ、おねえちゃん、よろこんでくれるかなぁ…♪ごほんごほん。」

 

あー…やばいですね。大分精神汚染が進んでおります。

とはいうもののあの地獄の未来予知ループと、中佐の調きょ…さいみん。そして原作キャラであるルッキーニさんに何度もイケメン王子様ムーブを決められてしまったので。

私のキャラはそれはもうすっかりお姉ちゃんすきすき大好きなょぅじょウィッチと化してしまっているのです。

で、ゲームの没入感を深めるためのフィードバック機能で、本当に思考や行動が引きずられちゃうんですよねー。

 

 

でも私はこんな機能なんかに絶対負けません!!

私は見た目は今はょぅじょでも、れっきとした成人です!!

お姉ちゃんなんかに絶対屈しません!!!!!!!(キリッ

 

 

―――バタムッ

 

「うにゃーいい匂い~♪わっ、マルゲリータだぁしゅごーい!!これエイミーがつくったの!?」

「あぁっ♪おねえちゃぁぁぁんっっ♪うんっ!!おねえちゃんにね!!たべてほしくってぇ…♪」

 

バタンと勢いよく扉を開け放ち台所に入ってきたのは―――私の大好きなフランカお姉ちゃん♪

カッコよくて綺麗で、つよくって優しくてあったかくて元気な。ああもう言い切れない!

今日もツインテールはとってもきれいだし、八重歯だって素敵だし…。

 

「にゃはー♪あーもーエイミーは可愛いなぁ~うりゃうりゃりゃ~~♪」

「ぁ"ぁ"ぁ"ぁ……♪いへへ♪」

 

あぁ、足踏み台に乗った私を抱きしめて、むぎゅ~ってして大好きなお姉ちゃんのニオイにつつまれてぇ…♪

それだけで幸せで幸せでたまらなくて、ストライカーも無いのに猫耳と尻尾が生えてきてピョコピョコ揺れちゃうよぉ♪

えへへぇ♪もう一生このままログアウトできなくてもいい、ずっとお姉ちゃんと一緒にいるぅ…♪

 

「…ふぁっ!?ご、ごめんおねえちゃん、おなかすいてるのにっ。はやくたべよっ!!」

「はにぇ?うんっ、たべりゅたべりゅーっ!!」

 

墜ちてたな(確信)

やばいアブナイ所だった。またお姉ちゃん大好き大好きで暴走してしまう所だった…いかん危ない危ない(レ)

 

 

―――▽▽―――

 

「はい、エイミー♪あーん、してあげりゅーっ!!」

「ふぇっ、え、じ、じぶんでたべれるよぉ…」

「いいからいいからー♪ほら、あーんっ♪」

「あ、あーん・・・・・///」

 

はむっ。ああ何してるんでしょうかね私…ああでも美味しい…///

あ、ちなみにエイミーというのは私の使い魔になった黒豹の子供の名前でもあり、同時に今の私の名前でもあります。

アマンダ・M・プラマー軍曹。それが今のリベリオン軍のウィッチとなった私に与えられた名前らしいです。

そしてアマンダの略称がエイミー。偶然らしいですがお姉ちゃんが呼びやすくてよかったですね。

 

「んむぐむぐ。それにしてもさーあ?昨日のネウロイちょーつよかったねー」

「んぐ。…うん、すっごくはやくて、ビームもすごかったね。」

 

語るのは昨日遭遇したネウロイの話。

なんかジェット戦闘機みたいなシュッとした近代的なフォルムで、性能もその外見に相応しいモノでした。

私が引き付けてお姉ちゃんが背後から光熱ワンパンしてくれたおかげで8回くらい死ぬだけであっさり勝てたけど…。

 

「前にいたウィッチも、さいごはず~っと負け続けだったんだってぇ。にひひ、あたし達さいっきょ~♪」

「もー…がんばってくれたヒトたちなんだから、そんなこといっちゃダメだよ。」

 

ええ今でもはっきりと覚えてます…。

ここのマルタの基地に初めて訪れた時、私とお姉ちゃんをそれはもう哀れで仕方ないような目で見つめてきた、やつれた兵士や整備士達を。

おまけになんか哀れんだ目でにお菓子や美味しいモノやぬいぐるみやら、子供が喜びそうなモノをたくさんくれるし。

初めてネウロイが出て出撃した時なんか大変でしたね…『出撃させるなー!』とか叫んで取り押さえられる人とかいたし…泣きながら『なんて俺達は無力なんだ』とか言って敬礼してくる兵士さんとか。

まぁその後ネウロイを倒して無傷で帰ってきた私達を見る目の方がヤバかったですが。

 

というのも、やっぱりここ最近のマルタ島を襲撃するネウロイの量と質はもうとてつもなかったらしいですね。

フランカお姉ちゃんの言う通り、私達が来る前くらいはそれはもう末期の日本軍もかくやの惨状だったらしいです。

2部隊いたウィッチ隊は敗北続き、帰還率もかなり低くなってストライカーの損耗もひどかったらしく。

今ロマーニャ本国では私もお世話になった(意味深)あのフェル隊長も治癒魔法で大忙しだそうな。

 

そうつまりここマルタ島は現在、欧州の中でも屈指の激しく厳しい戦闘が繰り返されている激戦地区!!!!

501がいるブリタニアのドーバー海峡!!502がいるオラーシャのペテルブルグに並ぶネウロイとの最前線!!!

戦わなければ生き残れない!!!!

 

 

「あ、エイミー、こっちむいて?おくちふいてあげりゅー」

「ん~///」

 

あー。きょーもへーわですね~。

 

 

チュートリアルこそクソゲーでしたがフランカお姉ちゃんと出会ってからは割かしイージーモードな気がします。

私だってあの数千回にわたるクソゲーのおかげで足を引っ張らないですむくらいのプレイスキルをゲットできましたし。

それになんか私とお姉ちゃんの使い魔が姉妹のおかげか、手を繋げば未来予知の情報も伝えられますし。

何より最強ですし…これが原作キャラ…。

あと合法的にお姉ちゃんの優しくて温かい手をぎゅってできますし…///

 

あ~このままイージーモードでログアウトできるまで過ごせないかなぁ~。

 

―――ウ"ゥ"ーーーッ!!ウ"ゥ"ーーーッ!!

 

 

「―――――うじゅ!!」

「…ねうろい。」

 

基地内に鳴り響く、けたたましいサイレンの音。

私達二人は瞬時にウィッチの顔になって、咄嗟に椅子から立ち上がり格納庫へ―――!!

――――ひょいっ。…ひょい?

 

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?フランカおねえちゃんおろしてぇぇぇぇえええ」

「きゃはははははっ♪エイミーかるーい!!!」

 

うわあああ攫われてます!誘拐されています!助けてー!単独美少女ウィッチに誘拐されてまーす!!

あぁまさか原作でよくルッキーニがシャーロットさんに担がれてるシーンはあったけど、まさか自分が担がれるとは…。

あーでも楽ですね、この身体一応病弱なのですっごい助かります。

 

 

―――▽▽―――

 

 

「ルッキーニっ、いっきまぁぁぁーーーっしゅっ!!!!!」

「…えと、プラマー機、でます。」

 

仲良く手を繋いで二人でストライカーを離陸させ、マルタの空へと駆け昇ります。

真新しくてだいぶ袖がダボってるリベリオン軍の制服がはためいて割と邪魔ですね。

あとリリー中佐が用意してくれた義手もまだ慣れないし、担いだ銃とかクッッッッッソ飛ぶのに邪魔です。あー捨ててぇ…。

 

「…うじゅ。今日は銃ポイ捨てしちゃダメだかんねーっ!」

「だってこれ、ジャマだし…」

 

だって私の銃のイメージってもうアレなんですよ、あのクソg…チュートリアルでまったく役に立たないところか撃たれたりしましたからね。もう最悪ですよ。

しかも私のキャラ、飛行力はともかく魔法力がカスで…確かG-だもんね、弾への魔力供給がまったく出来ません。

 

――――ピロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ

 

「―――んにゃ。」

 

森林地帯の上空を飛んでいた私達二人ですが。これはどっちからの攻撃予知ですかね…下?

手を繋いでフランカにも見えていたようで、急いで手を放して散開します。

すると数秒後、私達のいた空間を数十本の激しく太い赤いビームの嵐が襲い掛かりますが、当たらなければどうということはない(赤い彗星並の感想)

しかしそのビームの太さや激しさは明らかに異常でした。なんかビームの周りに赤いバチバチみたいな火花が散ってたり、空間が歪んで見えましたし。

 

「どっちから撃ってきたのー!?エイミー見えた!?」

「ううん…まさか木の下にいるのかも…!!」

「うっそー!陸上ネウロイーっ!?」

 

攻撃された方向を、地面を見下ろしてもどこにもそのネウロイの姿はない。あるのは広がる森林だけ。

考えられるのは陸上ネウロイだけど、今までマルタにそのタイプが現れたことはないらしいですが…?

 

―――ピロロロロロロロロロロロ

 

「…えっ!?ちょ、なんでっ!?うえェ!?」

「ふぇぇ?…わにゃーーー!!!?」

 

い、意味が分かりません。

地面から撃ってきたと思ったら今度は私達の遥か上空から同じくらいの規模のアラートが鳴っているではありませんか!

幸い私を狙ってくれたおかげで普通に回避できましたが…教授、これは一体!?

で、上を見て探してみてもその姿は影も形もやっぱりありません!?

 

「えーーーっ!?何コレ、ずるいずるいずるいーっ!!ぜんぜん見えないじゃんっっ!!…そこっ!?」

 

と、言いながら予測射撃でフランカお姉ちゃんが空に向かって銃を放つと…なんか当たりましたね。マジですか。

い、言ってるコトとやってるコトが違う…これがエースですかゲームこわれる。

何かが空中で被弾したのを良く見てみると…うん!?ひ、被弾した虚無からネウロイが現れましたぁ!?

 

「こ、こうがくめいさい……?」

「うにゃにゃにゃにゃにゃーーーーッッ!!」

 

私もそれに続けと言わんばかりにライフルを乱射しますが、やった、1マガジン撃ち切って2発くらいカスりましたね(無能)

そしてお姉ちゃんが距離を詰めて追撃をかけようとしますが…あっまた消えました!?

うーわウッソ…こんな奴のコアを破壊しなきゃいけないの?別のベクトルでクソゲーじゃないですか、誰かサーニャさん呼んできて…。

 

―――ピロロロロロロロロロロロ

 

「おねえちゃんっ、みぎーっ!!!」

「みぎってどっちだっけーっ!!!?…わにゃー!!」

「うそでしょー!?」

 

その一瞬の迷い?が命とりになってしまったらしく…いや本来なら間に合っているはずの回避でしたたが、明らかに今回のネウロイのビームが強力すぎました。

なんと完全にカスリもせずに避けたはずなのに、そのビームによって生じた猛烈な衝撃だけでお姉ちゃんは体勢を崩して――――。

やばいっ!!あんな所を追撃されたら流石のフランカでもマズい気がする!!

 

急いでその手を掴もうとストライカーを加速させましたが、これは……!

 

 

「そこのウィッチッッ!!!地面に退避しろッッッ!!!」

 

 

突如として通信機から鳴り響いたその声は、凛とした女性のモノ。

何がなんやらで軽くパニックになりながらも、お姉ちゃんの手を取ってその言葉の通りに急いで地面スレスレまで急降下すると。

 

「私の眼にそんな手品が通用すると思うなぁぁぁーーーーッッッッ!!!!」

 

見上げた上空から降下してくる小さな黒い点、それが大きくなって人の形だと分かっていき―――――。

勢いよくナニカを振りかぶり、叩き切った瞬間。その背後に真っ二つに割れたネウロイが虚空から姿を現した。

そして真っ白に爆散したネウロイの破片を背に、彼女は私達の目の前に降りてきて。

 

 

 

「いやはや、よもやマルタを守っているのがこんなにも幼いウィッチ達だとはな!!その年で見事な腕だ!はーっはっはっはっはっは!!!!」

 

「…うじゅー?おねーさん、だーれ?」

 

彼女――――白い扶桑海軍の士官服を纏い、紅い魔眼を輝かせながら大声で高笑いする少女。

そう、本来ブリタニアの501にいるはずの扶桑のウィッチ。坂本少佐が扶桑刀を担いで満面の笑みを浮かべていました。




本来なら時系列的にルッキーニは501に入っています。


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