私も見習わなきゃ。
「お待ちしてましたわ。ブリタニアからはるばるようこそ、坂本少佐。まさか501の戦闘隊長、"リバウのサムライ"がお越しくださるとは思ってもいませんでしたが。」
「こちらこそ、"バルバロッサの天使"と共に戦えるとは光栄だ。ヴィルケ中佐からも貴官の話は伺っている。」
「あら、あのヴィルケ中佐からですか...どんなお話なのでしょうか。気になりますわねぇ♪」
「はーっはっはっは!!それもまた機会があれば是非一度話しましょう!!」
おぉ...見てください、お腹の探り合いというかすっごいオトナの会話が繰り広げられておりますよ。
現在あのあと一緒に基地まで帰還した坂本少佐を出迎えたのはリリー中佐さんです。
いやーでもついに出会いましたね、お姉ちゃん以外の501の人物。
近くで見ると凛としてスラッとしてて...やだイケメン///
でもどうして彼女がマルタにいらっしゃるんでしょうか....いや、待てよ?
何か原作開始前、上層部の嫌がらせでどっか別の場所に無理やり坂本少佐だけ異動させられてた時期があるって何かに載ってましたね?
それが原因で我らが宮藤さんが来る前はすっごい501はギスギスしてたって...うーむ何にせよ今は彼女達の会話を詳しく聴きましょうそうしましょう。
あーフランカお姉ちゃん...暇だからって私の髪で遊ばないでぇ。
「....ところで坂本少佐、早急にどうしても質問したいことがあるのですが。」
「はっはっは、奇遇ですな。私も是非お聞きしたいことがあります。」
「....ではお先にどうぞ。それとわたくしは技術士官です、敬語を使っていただく必要はございませんわ。」
「む、そうか、それはありがたい。では―――――」
おや、坂本少佐が巨大なミーティングルームの中を見渡してますね。
もちろん居るのは少佐中佐のお二人と、さっきから私の髪を結って...あっ、お姉ちゃんとお揃いの髪型だぁ♪うれしいよぉ♪
じゃない危ない、その私とお姉ちゃんの二人、以上合計4名だけですね、はい
「...他のウィッチは、何処に?」
はい、至極まっとうなご質問頂きましたー。
「今は訓練で不在にしているのか?それとも部隊の交代などの一時的な不在か?なんにせよ現在激戦区であるマルタで、いっときにせよこんなもぬけの殻の状態を―――」
「ご安心下さい、マルタのウィッチは私と彼女ら含め3人です。」
―――ピシッ。
みたいな音が聞こえてきそうなくらい、坂本少佐の表情と身体が固まっちゃいました。固くなってんぜ?
「今、なんと?」
「私、そこにいるプラマー軍曹、ルッキーニ少尉。以上が数週間前からの現在のマルタのウィッチの全名ですね。」
「はっはっは!!参ったな!!これが本場のリベリオンジョークか!まったくシャーリーから勉強しておくべきだったな!!」
「....ヴィルケ中佐は、私がこんなつまらないジョークを言う人間だと仰ったのですか?」
坂本さん大笑いしてるけど、まぁそうだよね普通そんな反応しますよね。
こんな激戦区にいるウィッチが3人だけなんて、自慢じゃないけど未来予知できる私と、エースでカッコよくてキレイで頼りになっていつも私を優しく守ってくれる大好きなフランカお姉ちゃんじゃないとやってられません。
「...本当なのか。信じられん。来る前の話ではウィッチの部隊が2つ防衛に当たっているという話だったはずだが。」
「それも数週間前までの話です。彼女達はもう限界を迎えてロマーニャ本国へ戻ってしまいました。」
「だと言っても代わりが来るはずだ。ロマーニャにとってマルタは要だろう、こんな空き家同然の状態を軍上層部が見過ごす訳がない。」
「ええ、そのとおりです。だから『ブリタニアから派遣される精鋭のウィッチ隊』に頼ろうとしていたのですが――――」
え?そんなこと教えられてたんですかリリーさん。
やった、そんな凄いウィッチ達が来るならもう安心ですね!!勝ったなガハハお姉ちゃんと一緒にオフロ入ってきます。
で、その精鋭のウィッチ隊とやらは今どこに?坂本少佐だけ一足先にやって来たのでしょうか。
「...ブリタニアから派遣されたのは、私、だけだが...」
「......殺してやる、糞ブリティッシュ野郎共が...」
え?リリーさん?今あなたヤバい形相でボソッとスゴいこと呟きませんでした?
や、やばい、見てはいけないモノを...いや今更だったわ元からヤベー人だったわ。
「お、おねえちゃん、いまのみt...」
「うえーエイミーのコーヒーにがーい!!」
「あっごめんね、はい、ミルクとおさとう。」
ああコーヒーをブラックで飲めないお姉ちゃん可愛い...♪
じゃない、え、来たのが坂本さん一人だけってどういうことですか?
「あ"あ"クソ、面倒な....ゴホン、失礼しました。なるほど、どうやら私達はブリタニアにまんまと踊らされていたというワケですね。」
「....っ、そうだな。迂闊過ぎた、何か裏があるかとは思っていたのだが...!!」
「こんなくだらないコトを考えるのは。彼らの仕業でしょうね。」
「ああ、ブリタニア空軍...それもウィッチ嫌いのタカ派の連中だろう、501にいた私を無理矢理ここに送り込んだのも奴らだ。」
あーなるほど、あの原作でも有名なマカロニ大将率いるブリタニア空軍。
そこからの嫌がらせと言うか裏工作があったみたいですね...ぅぇぇマジですか...。
それにより年長のベテランウィッチ二人がすっげぇ嫌そうな顔を浮かべて頭を抱えています、大変ですねぇ(他人事)
「すまない中佐、私のせいだ。501のゴタゴタをロマーニャにまで持ち込んでしまうとは。とんだ疫病神だな...。」
「いえ...どうして少佐が謝られますか...はぁ...」
やべぇお通夜みたいなとんでもない雰囲気になってまいりました。
あゝ坂本少佐、貴方の高笑いはいずこへ....。
「仕方がない、ドタバタしてるだろうがロマーニャ本国に増援を乞うしかない。私から頭を下げよう。」
「....それが、そうも行かないのですよね。少しこの地図をご覧ください。」
と言って4人の卓上に広げられたのはロマーニャの地図。
そこには何やらロマーニャを取り囲むように赤い大量の矢印が書かれていて。
「これは…ここ1カ月のロマーニャへのネウロイの襲撃か?」
「ええ、この頻度と量は尋常ではありません、過去類を見ない程といっていいでしょう。そのうえ現在ロマーニャを防衛する新たな統合戦闘航空団を結成するための部隊再編も行っていますし。恐らく今ロマーニャ軍に支援を求めてもロクに対応して頂く事はできないでしょうね。」
「…しかし、だとしてもこんな人数でマルタを防衛し続けるなど困難だ。ロマーニャがダメなら他の欧州の国に要請してでも――――」
「これが一つ。そしてもう一つの理由があります。……エイミー、ルッキーニ少尉。」
うお、完全に蚊帳の外だったのにいきなり呼ばれましたね。
私のほっぺたをふにふにしてたお姉ちゃんも「んにゃ?」と反応しました。
「あなた達にもこの際伝えておかねばなりませんね。このマルタ島の真実を。」
そう言って彼女は更に大きな地図…これはマルタ島?
いやでも何でしょうこれ、今私達がいる基地とは真逆の方向にあるもう一つの基地の周辺が真っ赤に染められていますが?
「…グラマン中佐、これは。」
「結論から言いましょうか。もう既に、
はっ……えぇぇぇえええええええ!?!?
「えぇぇっ!?どゆことー!?だってあたし達、毎日ちゃんとネウロイ倒してるじゃんっ!!」
「…詳しい説明を頼む。」
「ええ、まずこの図示した赤い地域、これは全てネウロイの支配下にあると思ってもらって構いません。」
え?でもこの赤い場所、結構広くないですか?今も人が住んでる所にまで及んでいますが。
「まさか、地下か!!」
「ええ、この島には地理上比較的大きめの空洞がいくつも存在しています。これらはネウロイの大きな反応があった地点と、その空洞の地図を重ねたモノです。
ご覧の通り凄まじい数と規模の反応です。恐らくは…「巣」とまではいかなくとも、新たな個体がここで生まれてるのは間違いないでしょう。」
「えっ、じゃあわたし達が毎日倒してるネウロイって、もしかしてっ。」
「オラーシャやアフリカからじゃなく、このしまの、ちかから…!!」
と、とんでもない話になってきましたね。うそ、マルタにそこまで大規模なネウロイがいたなんて原作にありませんでしたよね?
なんだとっても嫌な予感がしますが…。
「混乱によるネウロイへの刺激を避けるために、まだ避難勧告は出せていませんが。こんなのが下にある状態で、助けを待っていれば。」
「…っ、マルタは完全に陥落するな。」
あぁ、年長のお二人が天を見上げてしまいました…まさしくお手上げといった感じですね。
私も一緒に見上げましょう。ほらお姉ちゃんも。
いやでもコレマジでどうするんでしょう。もう逃げるか撤退作戦するかしかなくないですか?
「…マルタが堕ちれば、アフリカは。」
「一ヶ月も持たないだろう。ただでさえ補給が滞ってるらしいしな。」
えっ?それヤバくないですか?
アフリカって今だとマルセイユさんがいるストームウィッチーズとかが戦ってる激戦区ですよね。
そこが負けるって結構人類側にとって大ピンチなのでは。
インフェルノで開始する前に「余裕で人類滅亡させちゃいました><」ってプレイ感想がありましたけど、もしや現実になっちゃいます?
「ねぇねぇ。ちゅーさたちの言ってることわかりゅ?」
「ん、だいたい。」
「わぁ~すごーいっ!!さっすがエイミー♪えらいえらいっ♪」
「んみゃっ///ごろごろ…///」
あっ、ふぁぁぁっ♪えへへぇ♪フランカお姉ちゃんになでなでしてもらってるぅ…///
しかもまた尻尾と猫耳出ちゃったぁ…やだ、その上ごろごろ喉まで鳴っちゃってぇ♪
おねえちゃんっ♪おねえちゃんっ♪すきっ♪もっとなでなでしてぇ…♪
「…初めて見るな。前線で戦うコレほど幼いウィッチ、それも二人とはな。」
「ええ。ですがプラマー軍曹は未来予知の魔女。そしてルッキーニ少尉はロマーニャが誇る最高峰のエースです。彼女達が居なければ既にマルタは堕ちていたでしょうね。」
「うじゅーっ!!」
「未来予知…!?なるほど凄まじい動きをしていたと思ったが、そういうコトか。」
ふにゃぁ…?あ、やだ。わたし、見られてるぅ…///
だいすきなおねえちゃんに、ぎゅ~ってされて、なでなでされてるの見られてるよぉ…///
「なら尚更何か手を考えなくてはなるまい。若い素晴らしい才能達をこんな所で散らす訳にはいかんからな。」
「…ひとつだけ、プランB。予備プランは用意してありますわ。コレを。」
「うじゅじゅ?ぷらんびー?なにこりぇー。」
…はぁっ、はぁっ?りりーさまが、なにか・・・せっけいず?みたいなの、ひろげてぇ…。
だ、だめ、あたま、まわんにゃい…///おねえちゃんのて、きもちいいよぉ・・・♪
「我が社…ごほん、グラマン社の欧州工場で開発、試作している兵器です。名を『対ネウロイ用気化爆弾』」
「ん?わがしゃ?…気化爆弾とは、聞いたことがないな。」
「従来の爆弾は火薬を用いても最終的には破片をぶつけて損傷を与えますが、これは違います。強烈な爆風そのものによる損傷…少しネウロイのビームに近いモノです。」
「…ほう。」
…まずい、きっと大切な話なのに。まったく頭に入らないよぉ…///
「うじゅじゅ??うじゅうじゃ…?」
あ、やばい。おねえちゃんの頭が知恵熱で光熱を発動させてる!!!
「今までの兵器とは全く種類の違う損傷、恐らく魔力なしでもネウロイにかなりダメージを与えられるはず。」
「・・・・学習されるまでは、か?」
「えぇ…だから本来完成しきっていない今、使うべきではありませんが、仕方ありません。」
そこまで行って話は一段落ついたのでしょうか。
私がやっと理性を取り戻した時には二人共うーんと伸びをし始めましたね。
では結局なんかその新兵器を使って私達だけで何とかするってことでFA?
「…申し訳ございません。移動でお疲れの所こんな話を。」
「気にしないでくれ。私こそ厄介事を持ち込んですまない、出来うる限り力にならせてもらおう、リリー・グラマン中佐。」
そう言って握手を交わす二人はとっても大人びて見えますね、私が幼女になったからでしょうか。
「さ!!辛気臭い話はここまでだ!!これから肩を並べ共に戦う戦友なのだから、まずはお互いの事をもっと知らねばな!」
「…うじゅぅ?しょーさのこと、おしえてくれりゅの?」
「あ。それだったらわたし、ごはんのよういしてきます。せっかくだから、みなでたべながら…」
さっそく皆の分を、そうだ、どうせなら今日くらいリリー中佐の分も用意しよう。
「はっはっは!!プラマー軍曹、分かってないな!!」
しかしそれを手で制されてしまって?
「同じ釜の飯を食べるのも素晴らしいが、もっと互いに打ち解けあえるモノがある!!そう―――」
そういって仁王立ちで両腕を組み、胸をはり高らかにこう宣言しました。
「風呂だ!!ここにいる皆で入るぞっ!!」
明日はお風呂回ナンダナ(・×・)
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