地獄です。
これはマジモンのクソゲーです、このゲームと言うか洞窟ステージを作った人はマジで気が狂ってるとしか思いません。
某ACのロ○ヴァイセとか某FF14のアレキ零式をソロで挑戦した時を思い出すほどのクソゲーっぷりです、今何回目?これまだ150回目くらい?
とにもかくにも何も見えません、事前に空洞の地形図は見せてもらいましたが現在地すら分かりません。
零戦ストライカーが壊れるわ真正面から岩にぶつかって自分の頭蓋骨が弾ける音が聞こえるわ尖った岩に貫かれて失血するまで数分そのままだわでホンマ。
自分の大腸がお腹からぷらんぷらんしてるところなんか初めて見たよね。
まだネウロイの影も見えずに銃なんて自殺用にしか使ってないザマですしおすし。
どうにかなんねーかなと思ってゲーム内ブラウザから攻略情報を探して見たんですが何と!!このミッションのプレイ動画があったんですよ!!!
勝ったなガハハあばよクソステージ!二度とこねぇよぺっ、と思ったらですね。
このミッションプレイしてる人達のウィッチ、皆《探知魔法》とか《魔道針》とか持ってたよね...。
一部持ってないウィッチの動画も上がってたけど、ナイトウィッチであるハイデマリーさんとか502の視力強化魔法持ちの下原さんとペアで飛んでましたね...。
しかも『大丈夫、私がアナタの眼になります(手ギュッ』とか『一緒に帰ろうね、今夜はあなたの為に美味しいご飯作るから!(ニコッ』とか羨ましけしからんイベントまであるし!!
その上皆さんアレなんですよ。このステージ攻略してるのプレイ終盤あたりなんですよね...。
ストームウィッチーズだったりそれこそ501とか506とかに所属してる方ばっかりで、誰一人ウィッチ4人での作戦とかしてないんですよ、どぼじで?
で、死亡200回目くらいですね。やっと洞窟内ではぐれネウロイに遭遇しましたが。
完全に油断してた上に自殺用の拳銃しか持ってなかったので詰みです、お疲れ様でした。
はい死亡240回目ぇーっ!まさか銃持ったら邪魔すぎてさっきのネウロイの所に行けなくなったよね。やっぱ銃ってクソだわ。
DEATH300回目ぇ。私のK/Dレート酷いことになってそう。やっと銃持ってネウロイの所まで行けたけど、よく考えなくてもただでさえクソAIMなのに暗闇で当てれるワケ無かったわガハハw
33-4回目。開始地点にある武器から別のやつ選んでみましょう。ここはモン○ンで愛用してたヘビーボウガ...マシンガンで!!
335回目、二度と使わねぇなんだこのクソ武器、ぺっ!!
597回目、お姉ちゃニウムが不足してきた...お姉ちゃんに会いたい...。違う私は大人なんだから…うぅ、おねえちゃん....ぐすっ。
840回目、M1897とかいうショットガン楽しいれす^p^
とつげきー^^
841回目、わたしは しょうきに もどった ▼
1023回目。なんか実績解除した。『リビングデッド』?3000回以上死亡する?取得率1%未満?うるせぇ煽ってんのかフランカお姉ちゃんから貰ったズボン投げつけるぞ。
1421回目。新しくアップされたプレイ動画見てたら初期地点に置いてる武器の中にクナイがあることが気づいた。第2次マルタ防衛戦に参戦した扶桑のウィッチのものだそうな。
....え?これめちゃ強いの?
1422回目。クナイYOEEEEEEEタダのナイフのがマシじゃないですかー
1783回目。クナイTUEEEEEEE!!!!
魔力載せたらネウロイがバターですぞwwwwwんんwwこれは勝ったなwwwもう多分半分以上は空洞進んだしイケますぞwwwww
1903回目。だからと言って広い空洞にアリンコみたいにびっしりと詰められてたら勝てる訳ねーだろふざけてんのか。
2130回目。無理。どうやってもあの場所を突破できる気がしない。入った瞬間にハチの巣にされて終わる。
2200回目。多分もう一週間くらい経った。正直まったくクリアできる気がしない。もう正直疲れた。
この前の地獄の夜は何回目でクリアしたんだっけ。
2578回目。お姉ちゃんの事が頭から離れない。あの優しくて暖かい手。あれが今目の前に現れてくれたら、どれだけ私は嬉しいだろうか。
でも今はお姉ちゃんはここにはいない。今はだって別の所で頑張ってるんだから。
2918回目。ショットガンとクナイで空洞に埋まってる半分くらいは潰せるようになった。
ビームももうほとんどクナイで弾けるけどストライカーに当たるのを防げない。シールドが張れないのが恨めしい。
3142回目。お姉ちゃん。お姉ちゃん。お姉ちゃん。お姉ちゃん。お姉ちゃん。お姉ちゃん。
会いたいよ、会いたい。つらいよ、たすけて。おねえちゃん。
4617かいめ。つかれた。おねえちゃん、どこだろう。おねえちゃんのことしかもう、おもいだせない。
7214回目。一周30分くらいだとしたら120000分くらい。多分もう140日くらい。
13076回目。大きな空洞のネウロイを全滅させた。でもこれで終わりじゃなかったのを思い出した。
17601回目。見つけた。巨大な蛇、いやヒルみたいなネウロイの主。ソイツが巨大な空洞に鎮座してた。こんなの動画になかったぞ。
18973回目。ふざけるな。近づくだけでストライカーがネウロイに侵食されて機能不全になった。どうしろと言うんだ。
19369回目。強めに魔法力を展開し続ければいい。そうしたら今度はアイツはウィッチそのものの赤いシールドを張り出しやがった。ショットガンですらまるで効かない。
21604回目。クナイで切らないとシールドを割れない。でも近づくと魔法力を展開しててもストライカーが侵食される。そうでなくとも私は壁で蠢く無数のネウロイの的なのに。
29097回目。何千回目なんだ。未だアイツのコアすら見つけられてないんだぞ。ふざけてるのか。
37159回目。曲がるビームなんてビームじゃないだろ。いい加減にしろ。なんであのウィッチ達はこんな役目を私に押し付けたんだ。殺してやる。あの二人とも殺してやる。リリーも坂本も二人ともぐちゃぐちゃにして絶対に殺してやる。後悔させてやる。
42170回目。たかがシールドとかビームが曲がるくらいで何を混乱してたんだろうか。死ね雑魚。まだコアも見えないんだぞ。私は何か間違っているのか?ううん、違うよね。
59260回目。壁のゴミネウロイ共を全部片づけてヒル型ネウロイの身体をほとんど切り裂いてやった。そしたら急に背中が爆発して死んだ。
64240回目。フランカお姉ちゃんのことを思い出して一人で慰めてた。間違えてお姉ちゃんが私のズボンと自分のを取り換えてくれてよかった。
77151回目。意味が分からない。何度やっても、何回やっても良いとこまで行くたびに何かが爆発して死ぬ。ネウロイのビームじゃない。
79810回目。フランカお姉ちゃんの声、聴きたい。
82601回目。分かった。火薬だ。アイツは私の手榴弾や銃の火薬を爆発させるんだ。ふざけるなそんなコトできるんだったら勝てるワケないだろ。こんな撃ちあいしなくていいだろ。あぁ、どうしろって言うんだ。
88914回目。ショットガンはアイツと会う前に撃ち尽くすことにした。2本のクナイだけでアイツを殺さないといけない。ああだけどなんだかアイツがかわいく見えてきた。もう殺さなくてもいいんじゃないだろうか。
94315回目。行けた。コアが見えた。コアが見えた。コアが見えた。コアが見えた。アイツのコアは身体の中をバカみたいな速度でウネウネ動いていた。しかも適当に動いてるんじゃない、ちゃんと私から逃げようとしているんだ。
98118回目。もう少し、もう少しなんだ。もう少し私に魔法力があれば、もう少し私に体力があれば。いけるはずなんだ。お願いだから。頼むから。殺させてくれ。頼むから。死んでくれ。
今、99999回目。いける。もう少しなんだ。何も見えないし、耳も聞こえない。アラートだけだし。クナイも折れた一本しかない。でもいけるはず。相手ももう無事な所なんてない。傷しかないんだから。
近づいて、偽シールドを割って、コアに、コアに、右手のクナイを、思い切り突き立てて。
刺さった刺さった刺さった刺さった刺さった刺さった刺さった!!!!死ね死ね死ね死ね死ね!!
死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!頼むから死んで―――――――
100000回目。
私はあきらめた。
100001回目。
フランカお姉ちゃんに会いに行った。
凄く驚いていた。どうしたのって。何でいるのって。
私はいつぶりかに会うお姉ちゃんの声に、姿に泣きじゃくって、思い切り抱き着いた。
フランカお姉ちゃんは何も言わずに、私を抱きしめてくれた。
それが嬉しくてうれしくて、辛くて。ずっと大声を上げて泣き続けていた。
次に気付いた時、私とお姉ちゃんはどこかの町の中に降り立っていた。
何かを叫んでいる通信機を私の耳から外して、ずっと私の頭を優しく撫でてくれていた。
私の涙を拭いて、鼻水をぬぐって、何度も嗚咽を漏らして震える背中をさすってくれて。
何も言わずに、何も聞かずに、いきなり全てを投げ出して現れた私を慰めてくれて。
私の手を優しく引いて、マルタの島の無人の町の中を二人ゆっくりと歩き出した。
空に飛ぶ無数のネウロイ達と、あちこちから立ち上る煙を眺めながら、ふたりで。
―――あたしね、マルタって一度きてみたいと思ってたんだぁ。
凄く綺麗な、まるでおとぎ話のような白い石造りの街並み。
イムディーナという名前の町だって、お姉ちゃんは私の手を引きながら教えてくれた。
高台にあるカフェのケーキがすごく美味しいコトや、テラス席からの景色が絶景なこととかも。
その高台を見ると、上半分がちょうどネウロイのビームで焼かれるのが見えた。
―――ウサギの料理がおいしいんだって、ちょっとかわいそーだけど、たべてみたいよねぇ。
誰もいない町の、誰もいないカフェの席。
そこでお姉ちゃんが勝手にお店のキッチンを使って、コーヒーを入れてくれた。
砂糖をどうするか聞かれたから、お姉ちゃんと一緒がいいって答えると、たくさんのお砂糖とミルクをいれてくれた。
とってもあたたかくて、とてもおいしかった。
一緒にキッチンから持ってきてくれたハニーリングという変わったパンは、マルタの伝統のオヤツらしい。
でもとってもおかしな味がしたから、二人で大声で笑いあった。
お会計の硬貨をテーブルに置いて一緒に手を繋いでお店を出た。
しばらくして、さっきのコーヒーの味を思い出して振り返ってみると、お店は消えていた。
―――ここね、すっごく有名な大聖堂?なんだってぇ、よくわかんにゃいよねぇ。
どれだけ、おねえちゃんと一緒に歩いただろうか。
10分くらいだったか、それとも何時間も歩いてた気もする。
でもその間の時間は間違いなくとっても幸せで、久しぶりだった。
その大聖堂に足を踏み入れると、その美しい光景に圧巻された。
様々な物語が描かれた色とりどりのフレスコ画、繊細で美しい色づかいに心を奪われそうになる。
まるで中央の祭壇を照らすように天井を彩るクーポラ。
そこから差し込んでくる一筋の光はまるで、空の向こうにある神の国に繋がっているかに見えた。
手を引かれるまま、私とフランカおねえちゃんは一緒に椅子に腰かけた。
こうしたのは何時以来だっただろうか。なんで私は、どうして。いつから、つかれて、ああ。
―――あたしねぇ、よくわかんなかったんだぁ。才能があるから、って言われて。ウィッチになって。
目の前が見えない。隣におねえちゃんが居るのが嬉しくて。おねえちゃんの声が聞こえるのが嬉しくて。
胸の奥から熱い物が溢れてきて止まらない。
―――つまんなくてさーぁ?ママとも会えないし、ネウロイだって…こわかったし。友達なんていなかったし。
―――でもね、はじめてだったの。"飛びたい"ってあのときね、初めて思ったの。
私の両手を取って、私の眼を覗き込む。
―――やっとわかったんだぁ。あたしが飛ぶ理由。
おねえちゃんが、飛ぶ理由?
―――あたしね、守りたいの。ロマーニャを、みんなを。あなたを。
―――だからっ、あたしが守るから、もうエイミーはくりかえさなくていいんだよ?
私はその言葉に、声すらも出せなかった。
なんで…?どうして、それを。しってるの?
―――ヘンなユメを見たの。エイミーが、なんどもなんどもしんじゃう悲しいユメ。
―――でもね、もういいのっ。おねーちゃんがまもってあげるからっ。
次の瞬間、私たちがいた大聖堂の天井は大きな音を立てて崩れ去った。
私は何もできず、ただお姉ちゃんに庇われていただけで。
…だから数秒した後にお姉ちゃんが背を向けて、真っ暗な空を見上げているのにも、何もできなくて。
―――にげよう
そう投げかけた私の言葉に、おねえちゃんは優しく微笑んで。
「行かなきゃ、あたしウィッチだから、だからロマーニャを守らなきゃ。」
そういって、お姉ちゃんは黒い空に飛び立って。そして―――――――――。
100002回目。
―――空を見上げる。真っ黒の空だった。
愛用のクナイとM1897を背負って、相棒の零にそっと手を這わせた。
―――――行かなきゃ。私ウィッチだから。だから。
おねえちゃんを、守らなきゃ。
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