【ストパンVR】初見で最高難易度だけど超余裕   作:Kkmn

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OP

──June,1943

  Somewhere near isola-di-sicilia

  -(Civ) Miki Takeda

  Transport ship VIP room

 

 

「…お嬢様のご容態はどうだ。」

「はっ。今朝は多少船酔いで不調を訴えられてたご様子ですが、現在は安定されております。」

 

…うん?何このめっちゃ渋い良い声のオッサン達の会話、ここはどこでしょうか?

どうやら自キャラ…私はオフトゥンで横になっているようですね、首を動かしてあたりを確認してみましょう。

 

おぉ、THE☆和風な上に超高級そうな装飾や家具が小奇麗に並んだ何とも巨大な薄暗いお部屋。

壁にかけられた綺麗な花模様の提灯と、窓から零れる明かりだけが光源の寂しいカンジ。

 

ん?あれ?でもこの部屋揺れてない?どうなってるの?少し立ち上がって周囲を探索してみましょうか。

 

「んっ…あぅっ…!?」

 

うおおおっ!?立ち上がろうと体を起こしたとたん、とんでもない眩暈とダルさが襲ってきました!!

まるで屋上で先輩と日焼けしてて睡眠薬入りアイスティーを飲んだ後の後輩のように立っていられません、大人しく壁によりかかりましょう!

 

ぺたん、と手と身体全体を壁によりかかりますが…あれ?この壁、なんか凄い冷たいぞ?

んん?よくよく見ればこの壁、なんと無骨な鋼鉄ではありませんか!それもむき出しの!

 

お、てか隣に窓あるじゃん!

 

───ざざぁん…ざぶ…

 

海風に揺れる水面。そしてそれを静かに照らす綺麗な満月。

そして満点の星空に輝く無数の星々と、それを鏡のように反射する地平線まで広がる海原。

 

「おぉ…きれい…」

 

すっごい…凄まじい美麗なグラフィックです。

これには少し感動を漏らして呆然と見とれてしまってました。

 

あれ?そういえばさっきから耳元で聞こえるちょっと舌っ足らずで超甘い可愛いロ〇声は一体…!?

 

 

「お、お嬢様!?お目覚めになられていたのですか!?」

「…ふぇ?うわぁっ!?」

「いけません、まだご体調も優れぬ内にお身体を動かしては。」

 

 

うおおおっ!?い、いつの間にか背後に!背後に巨大な渋いおっさんがぁっっ!!

そしてその超デカいオッサンが私を両腕でにゅっと抱えてっ…うわー誘拐される!

 

…ってあれ?オフトゥンに私をそのまま優しく横たわらせて?このデカいオッサンいい人なの?味方?お嬢様?

 

「…このような窮屈な御部屋に何日も閉じ込められてしまっては、外が恋しくなるご心中もお察し致します。

 ですがもうしばらくだけ、ご辛抱下さい。」

 

そういって渋いデカいオッサンは恭しい正座して頭を深々下げて…超礼儀正しいやん!

 

「えっと…ううん、だいじょうぶ。ごめんね。」

 

とりあえず流石に深々とお辞儀されて無反応は良心が痛むので、それとなく流す返事をしてみましょう。

てかやば、このロ〇声自分の声ですか!?とんでもねぇ犯罪臭がしますね。

そのうえコレ凄いですね。口調補正が働いてるらしく、普通に『わかりました。』って返しただけなのに、辿々しい子供そのものの話し方になっちゃってますね。

 

「何を謝られることがありましょうか、こんな不便な船での御生活を強いているのは私どもだというのに…!

ですがご安心ください。ロマーニャに到着すれば、お嬢様のお身体はきっと良くなられます。」

 

───ロマーニャ?ですか?あのイタリアに近い立ち位置の、あの欧州の国?

 

はて、ますます分からなくなってきましたね。この部屋の和風な内装、さっきから視界にちらつく黒いふわふわ髪、サムラァイのようなおじさん。

どうやら間違いなくにほ…じゃねーや扶桑の人間なのは間違いないようです。

しかし、どうしてそれが遠く離れたロマーニャに向かっているのでしょうか?

 

「長きに渡ったこの船旅も今夜の夜明けにもロマーニャの港に寄港する予定です

 どうかそれまでは、このままお休みになられてください。」

 

ニコリ。とめちゃくちゃ優しい笑顔のオッサン。やだ、惚れそう。

 

というかあれですね、今気づいたけどコレ。オッサンとか部屋がデカいんじゃなくて…私が超ちっちゃい?

それこそキャラクリ時に言ってた、8歳くらいかそれくらいの年齢…?

 

「では私は失礼します。せめて少しでも空が見やすい位置に布団を移動させて頂きます。」

 

 

 

 

「お嬢様のご様子はどうでしたか?」

「いや、いつものように星空をご覧になられていたようだが…またお休みになられた。」

 

 

しばらくの後、あのオッサンは出て行ってしまいました。

あぁ、ですが何か安心した感じがする良いオジ様でしたね…包容力とパパみを感じました。

 

しかし今のイベント…会話で何となく大体情報収集できましたね。

どうやら自キャラはどこぞの扶桑のお嬢様、そしてあのオッサン達はそれの従者のような存在だということでしょうか?

で、ここは船の中で、さらに航海先は何と扶桑から遥かに離れたロマーニャですと?

 

 

はて、13歳の士官学校卒で始めたのにコレは一体どういうことでしょうかね?

…そうだメニューです!メニュー画面を念じて開いてみましょう!

 

簡易ステータスを表示します

 

竹田 美喜

Lv:1

HP:10/10

MP:10/10

装備:『和装寝巻』

状態:【疾病】

 

 

開いた、空中にパーッと表示できたのは良いですが…さ、さっぱり状況把握の役に立たねぇ…。

竹田…だれ?原作キャラの親族とか言うわけではなさそうだけど、うーん竹田なんてキャラたぶんウィッチでも主要人物にもいなかったよね?

竹井さんってウィッチは確か504とかに居たけども、うーん。

 

 

「…船の周りの様子は異常はないか?ここらあたりはもうネウロイの勢力下にかなり近い。ロマーニャにも頻繁にネウロイの襲撃があるという話だ。」

「はい、電探、目視ともに異常は確認できません。…しかし、ネウロイと遭遇する危険性があるのなら、ウィッチの一人も護衛にいないと言うのは心許ないのでは?」

 

「仕方あるまい。そもそもこのリベリオンとの取引は政府には極秘裏のモノなのだ。軍の輸送船一隻を動かした上に、ウィッチまでもとなると流石に感づかれる可能性がある。」

 

 

おう?扉の向こうから聞こえてくる声に耳をすましていると、何やら不思議な怪しいオジ様達の会話イベントが?

リベリオンと極秘裏の取引?宮菱?…宮藤なら分かるけど宮菱?ってなんでしょうね?

 

「忘れるな、名目上はこの船はただの欧州への物資輸送船だ。それも民間の船数隻を伴ったな。」

「承知しております。ただ…我らが技術の結晶である零式艦上戦闘脚を、異国にこう易々と譲り渡してしまうなど…!」

「仕方あるまい、俺とて悔しい気持ちが無いわけではない。しかしもう本社…いや竹田様が決定なされた事だ。覆らん。」

 

零式艦上戦闘脚?本社?…『竹田様』?

竹田って言えばこの自キャラと同じ苗字だけど、じゃあお父さんとかの親族の類なのかな?

 

「竹田様にとってはただ一人の可愛い孫娘なのだ、仕方あるまい。ロマーニャに駐屯しているリベリオンの軍医が美喜様の御病気を治せるというのなら、それに賭けられるお気持ちも分かる。」

 

「しかし…こうも言いなりでは。わざわざ地球の裏側まで美喜様共々、零戦の試作品まで持ってこさせるなどと…!

本当にリベリオンの人間など信用に値するのでしょうか?」

「それでも賭けるしか無いのだ。分かったらもうこの件について文句を口にするな。

お嬢様の治療と引き換えでのリベリオンへの機密提供…もし公になれば、宮菱という大木を揺るがす災いになりかねん。」

 

 

宮菱…戦闘脚!?あっ、そうだ思い出しました!アレですよ!零式艦上戦闘脚とかのストライカーを開発してる扶桑の大会社!!

そこが確か宮菱工業っていう名前の会社だったよね?そうか扶桑のストライカー開発企業かぁ。

我らが主人公、宮藤芳佳のお父さんである宮藤博士も確かそこに所属してる開発員とかだった気がする。

 

そうかつまり、そこの偉いさんがオジサマ達が言っている「竹田様」という人物。

そしてこの私はその「竹田様」の孫娘という事でしょうか?なるほどなるほど…。

 

で、この私は何らかの大きな病気に罹っていて、それを治療できるのはリベリオンのお医者さんだけ?

更にその人がいるのはリベリオンから更に離れたロマーニャ…だからこの船に乗って、宮菱工業のストライカーとかを手土産にそこへ向かっている最中。

 

あーなるほどね。多分そんな感じだよね?

 

しかしそういう事だと益々理解が難しくなってきますね。ここから一体どういう風にシナリオが展開するのでしょうか。

 

「──-心配はいらん。リベリアン達との取引場所の海域まではネウロイ共も来るまい。

ヴェネツィア、ロマーニャ本土を迂回してくるような物好きな進路の奴でもいない限りな。」

 

…スッゴい嫌な感じのするおっさんの声を聴きながら、少しお休みしましょうか。

私というかこの身体、さっきからすっごいダルくて…スヤァ。

 

 

 

 

「お会いできて光栄です。リベリオン空軍技術中佐、リリー・グラマンです。」

 

「宮菱のムラモトだ。…グラマン?では貴方が…」

「えぇ、そうです。まさかウィッチが来るとは思っていませんでしたか?扶桑のお侍様。」

 

 

見てください皆さん、今この目の前に広がっている光景を!

渋いおっさんと…ウィッチ!!ついに生ウィッチですよ!!さっき言ってた通り、多分リベリオンのだよね?

めっちゃ金髪綺麗で妖艶な美人さんのウィッチです!そのお方達が恭しく握手を交わしてる所です。

少し休んで目を覚ましたあと急にイベントが始まって録画を始めましたが、これはアレでしょうか。さっき言ってたリベリオンの人との秘密の取引…!!

 

で、それを車椅子に座って呑気に見ている私の周りには無数のスーツ姿の怖い巨大なおじ様達。

机を挟んで向こう側にはそのリベリオンの美人ウィッチお姉さんの付き人みたいなおじ様達と…彼女とは少し違う軍服を纏うウィッチ数名が!

 

 

「うぃっち…!!」

 

 

ぶふぉっwwwwwこのゲームヤヴァイっすねwwww思ったことが勝手に口から喋らされましちゃいましたwww

いやー行動とか口調とか仕草とか、そういうのをキャラに応じたモノに勝手に矯正してくれるって事前にスレで見たけど。

まさかここまで再現というか矯正されてしまうなんてwwwwやだ恥ずかしいwwww

 

 

「クス…初めまして、竹田美喜さま。

 そこまで嬉しそうな顔をされては微笑ましくなってしまいますね。ウィッチがお好きなのでしょうか?」

 

 

うおおおお!?リリーと名乗ったリベリオンのウィッチの少女…今では自分の方がもっと少女ですが。

彼女が優しく微笑みながら跪き、私の手を優しく握って……あわ、あわわわわ!!

 

 

「は、はじめましてっ…!う、うん。ウィッチ…カッコよくて…だいすき…!!」

 

 

顔が!!ほっぺたが真っ赤に!!熱い!うひゃああ、あ。

このゲームではリアルフィードバックシステムにより、キャラの【臆病】や【あがり症】が直接自身に反映されてしまうのです!

だからこれはセーフ!私…ウィッチに憧れる竹田ちゃん(8歳)の精神状態が直接反映されてるだけなのでセーフ!

 

 

「…グラマン中佐、我々はリベリオンのウィッチとの交流会にお嬢様を連れてきたわけではありません。

 早速本題に入らさせてもらっても良いでしょうか。」

「あら。ええ、勿論ですとも。それではまた後ほど、美喜さま♪」

 

「…あっ…」

 

 

踵を返し去って行ったリリー中佐さんの手が離れた途端、名残惜しそうなかわいいょぅじょの声が漏れてしまいましたね。

やばいwwwwこれ勝手に幼女の反応するの超恥ずかしすぎるんだけどwwww

背後に控えてるリベリオンのウィッチの少女たちもニコニコしながら私の様子を眺めてて…あわわわわわ///

 

「例の資料についてはこの中に。ご確認願います。」

「…ん。ほぅ…なるほど。これはこれは…素晴らしい。」

 

で、再開された怪しげな取引ですが…その様子はまさに『怪しげな取引』という言葉のイメージそのままですねコレ。

…うわぁ見てくださいあのリリー中佐と呼ばれたウィッチさんのあの顔!!

さっきまでのアイドルのような眩しい笑顔とはまるで対照的ですね…。

 

「…そんなに良いモノなのか?ソレ」

「ちょっと大将!!大事な話の最中なんですから水差しちゃ…!」

「えぇ、コレさえあれば我が社のストライカーの性能は…いえ、そんなレベルの話では済みません。リベリオンにおけるストライカーの供給は我が社が独占…!」

 

邪悪な笑みのまま、背後から肩に顎を載せてきた別のウィッチ…うわガム風船膨らませてポケットに両手突っ込んでるあの人!ヤンキーこわい(陰の者)

それを別の大人しそうなウィッチさんが止めたり…あぁもう画面中美少女まみれや。

ん?あれ?っていうかリリー中佐っていうウィッチさんはともかく、あの後ろの二人、見たことある気が…あ、多分アレ原作キャラじゃない!?

いやーでも多分、本編というか501や502のキャラじゃないですよね。うーんうーん。

 

 

「確認は出来た。ということで宜しいですね?」

「ん”ん”っ。コホン…えぇ。確かに、零式艦上戦闘脚の開発設計図、確かに頂戴しましたわ。

 ドミニカ大尉。これを。」

 

「んー?ああ。…なに?まさかコレの荷物持ちの為だけにわざわざ私とジェーンを呼んだのか?」

「まさか、出番はコレからです。宮菱のお方、もう一つのモノは?」

 

 

「…えぇ。もちろんです。おい。」

 

おっ?背後に控えていた別のオジ様達がガラガラと布に被せた何かを転がして来ましたね。

 

「こちらです。宮菱製航空ウィッチ用ストライカーユニット。 宮菱十二試艦上戦闘脚。零式艦上戦闘脚、五二型です。」

 

おおおおお!!予想通り取り払われた布の下には…ストライカーやっとキター!!

そしてしかも零戦!零戦ですよ皆さん!

 

「…ふむ。なるほど…。確認させて頂いても?」

「えぇ、どうぞ。お好きに拝見なさってください。」

 

あ、私の周りのオジ様たちがちょっと悔しそうな顔してますね…ごめんなさいね私のために。

彼らにとっては努力と技術の結晶ですものね、何とも言い難い気持ちなのでしょうか。

 

「……魔導エンジンは栄12型、タンクの規格、翼の形状も資料通り…。よし、ジェーン大尉、お願いしても?」

 

「了解です、中佐殿。大将、ちょっと履くの手伝って…ってどこ触ってるんですかー!!?」

 

───むにゅむにゅっ

 

「うるさいな、大事な話の最中なんだから静かにしないとダメだろう。」

「ぐ、ぐぬぬぬ…後で覚えていてくださいね…!!」

 

うおおおおおキマシタワー!!皆さん!見てますか!!目の前で可愛い綺麗なウィッチ達が百合の花を咲き乱れさせております!!

大将とよばれたヤンキー風貌のウィッチがもう一人のウィッチを支えながら胸部装甲をわしり、と…ふぉぉぉぉぉぉwwww///

それをまんざらでもなさそうに頬を赤らめ身をよじって…あーもうお腹いっぱいだよ。

 

 

「おぉ~…これは中々の出力ですね。速力とかは飛ばないと詳しくは分かりませんが、それにP-51Dと比べるとかなり融通が利きそうなエンジンですよ!」

「ふむ、なるほど、その感じだと術式さえリベリオンのものに変えてしまえば、すぐにでも運用試験は出来そうですね…よし、大丈夫です。

 助かりました、やはりベテランのウィッチの方でなければこの細やかな履き心地のフィードバックは聞けませんからね。

 確認できました、これは間違いなく零式艦上戦闘脚二一型そのものですね。」

 

「…では、こちらについてはロマーニャの軍港へ搬入する物資の中に。」

「えぇ、そうですね。事前の調整通りにお願いいたします。

 もちろん医官についても貴方がたの船が来るまで待機するように伝えております。

 後は彼に美喜様を預けていただければ手筈通りに…。」

 

 

おぉ…どんどん私を置いてけぼりに話が進んでいってしまいますね。

え?マジでコレどうなんのでしょうか、ホントにロマーニャでワクワク☆療養デイズが始まっちゃいます?

 

 

「それでは私達は一足お先にロマーニャにてお待ちしておりますわ。…それではまた会いましょう、美喜様。」

「んー…。」

「バイバイ、早く元気になれると良いね!」

「えっ…あっ…う、うん!!ばいばい、ウィッチのおねえちゃん…!!」

 

さようなら、ウィッチのおねえちゃん。ありがとう、ウィッチのおねえちゃん。

あなたがたが見せてくれた百合の花畑の映像を私は決して忘れないでしょう…(感涙)

 

「…ところでジェーン、あの子、どっかのお嬢様なのか?」

「…えぇっ!?もう大将、出発前に中佐殿が説明してくれてたじゃないですか~!!」

 

 

───▽▽───

 

 

いやー余裕っすわ、プレイ開始してまだノーダメよww何が難易度インフェルノよwwww

 

…ウソです。早くストライカー履かせてくださいお願いします(切実)

 

オープニングイベントなげーよー、もー。こーいネウロイこーい。

 

「…おい!その積み荷の器具はまだ外すな!!接舷の直前でいい!命令があるまで触るな!」

「誰だ車両のエンジンを入れてるのは!?輪留めもせずに何を考えてる!!降りさせろ!」

「コレどこに積んでた奴なんだ!!ボイラー室の目の前に荷物を置くんじゃない!!引火させたいのか!?」

 

わー大変大変。もうすぐ上陸だからかさっきからすっごいせわしなく乗組員さんたちがあっち行ったりこっち行ったりしててもーすごい。

まぁ私はお部屋で一人寂しく星空を眺めております…。はぁ、お星さまきれい()。

 

それにしても…綺麗だったなぁリベリオンのウィッチ達。

結局まぐわってたウィッチが原作キャラクターかどうかもあやふやですが…眼福でしたね。

二人とも楽しそうな人達でしたし、ウィッチになればもう一度出会う機会もあるかも知れませんね。

 

そんな思いを満天の星空に馳せていながらボーッと…数分くらいでしょうか。

いやあそれにしても星がいっぱいですね、海上だからというのもありますがこの時代だと明るい建物とかないですからね。

 

いやーキラキラ!見てくださいあの北極星に輝く北斗七星を……!

 

北斗七星…うん、あれ?()()()()()()()()()()()()()あったかなぁ?

もしかしたら現実の星空と少し錯誤があるのかもしれないですねww開発うっかりさんwwww

 

ってか何だあの星、何か輝きをどんどん増していってますねwwwwしかも色も赤っぽくて星っぽくないしwwww

もしかしてグラフィックのバグか何かでしょうか?まだ発売して間もないから細かいバグが残ってるかもですもんね。

 

「……んん?」

 

あれ?なんか騒がしかった船内の声が小さくなってません?

 

───ピカッ

 

んん?どうしたことでしょう、何故か窓の外がやけに明るく光輝いてますね。

しかもとっても赤いし、夜明けの暁の輝きでしょうか。

 

「お嬢様!!今すぐ窓から離れて下さ…!!」

 

突如として私に付いてくれてるオジ様が勢いよく扉を開け放つと同時に。

 

───爆裂音、破裂音、炸裂音、轟音、悲鳴。

 

それらが大きく叫んだ彼の声をたやすく掻き消しました。

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