正真正銘欧州最後の防衛戦線、はーじまってまーす!!
アルプスをはるばる越えてきたネウロイさん達と現在交戦中です。
マップを見る限り遠くでちらほら交戦してるっぽい反応はあるものの、基本もう蹂躙され尽くした後ですね。
背中に背負っている新兵っぽいウィッチさんもさっきから震えていますね。おっぱいふよんふよんで草。
お、また小型地上ネウロイが居ますよ、ほら撃って撃って!!
指さして促したものの…あー全然当たってない、もしかして君クソエイマーの同士?
あーほら撃ち返され始めると叫んで慌てちゃってます、大丈夫こんなん当たりませんて。
すいすいーっとな、はい、急降下斬撃どーん。撃破撃破。
あ、びっくりしてますね。どうですか君も銃なんか捨ててクナイ持たない?
『──Dammi rinforzi!!』
おや?どっかから無線が来ましたね、しかしこれまたロマーニャ語。
『── aiutami! Strega dell'aviazione!』
すまねぇロマーニャ語はさっぱりなんだ。
どうやら女の子の声なのでウィッチ?しかも大分切羽詰まってる感じです。
やっべぇもしかして救援くれって感じ?でも場所も分かんないよ。
と思ったらぐいぐいと引っ張ってあっちあっち!って指差してくれますね、有能!
私としても独りぼっちで空を飛ぶのはアレなので、他のウィッチと合流したいですしおすし。
よし、では道すがらネウロイを狩りつつレッツゴーです!
──▽▽──
いやー楽しいですね、さっきからおぶったウィッチさんが撃ちやすいように飛んでるのですが。
これがすんげぇ当たるようになって、しかも一匹倒す毎に超大喜びしてくれます。
そういえばエースの定義って一人で5つ撃破でしたっけ?
今4体目ですし、どうせならこの新兵ウィッチさんをエースにしてあげませう!
というわけで手ごろ…と思ったけど反応あったの中型、しかも航空ネウロイですね。
(ぐいぐい)
え?逃げよう?見つからないようにしよう?
うるせぇ!ネウロイ殺すべし慈悲はない!イヤーッッ!!
と思って突っ込みましたがやべぇコイツシールド持ちじゃないですか(笑)
「Ayeeee!!?」
叫んでないで撃ってください。しかし彼女にやらせるとなるとどうしましょう。
クナイでシールドは切れますが、うーん…。
よし『この距離ならバリアは張れないな』戦法で行きましょう。
相手のビームの嵐を真正面から掻い潜りながら追突しないようにしつつ零距離に接近し。
しかもそれをお互い時速数百㎞の世界で数秒でやらないといけませんが、私なら大分余裕です。
はいビームの中に突っ込みます、クナイでパリィくらいで叫んでぎゅーってするのやめて!
んですれ違う瞬間に180度ロール、ピッチアップして更に180度ループ、して縦Uターンします。
はい、これで相手の背後を取れました、訓練してくれたハルトマンさん感謝。
ほら吐きそうな顔してる場合じゃありませんよ、銃構えてほら。
よしよしズババと無力な背中に銃弾の嵐ですよ、当たりますねぇ。
で、遅れて可愛いお尻に赤いシールドが展開されましたがもう遅い。
それをクナイで切り裂いてぴったりとネウロイの上部に取り付きます。
手を伸ばせばもう触れる距離です。あとはご自由に料理してくださいな。
「VOLA VIAAAAAAAA!!!」
おお、気持ちのいい雄叫びですね!!
銃弾が至近距離でネウロイの装甲に悲惨な穴を開けまくってます。
んでコアが見えて…え、どうしたの、どぼじで撃つのやめちゃったの?
え?ジャムった?ウソでしょ?この肝心な時に!?そのクソ銃投げ捨てよ!?
ほらアナタ、その腰のナイフ!なんのためにあるんですか!はやくはやく!
「──VATTENEEEEEE!!!」
多分くそったれ!みたいなニュアンスなんでしょうね、なんかそんな掛け声でナイフをコアに突き立てました。
はいこれで撃破5ですね、エースの世界へようこそ名も知らぬロマーニャの新兵さん。
感慨に打ち震えてるのか両手を見つめてなんか呟いてます、可愛いですね。
《僚機のレベルが上がりました》
《僚機の魔法力、射撃力が成長しました》
《僚機がスキル『近接戦闘lv1』を獲得しました》
《僚機が称号【エース】を獲得しました》
お、おお?これはこのゲーム開始以来初めてみるポップアップですね?
いやたまに出てたのかな?何にせよフランカお姉ちゃんと飛んでた時にはほとんど出なかったです。
ほぇーこんな要素あったんですねぇ、お姉ちゃんは出会った時からもうカンストしてたんでしょうか。
(…どさっ)
えっ、どさっ?と思ったら銃とかナイフに籠めてた魔法力が尽きたみたいですね。
結構ぐったりして疲労困憊みたいですね、お疲れ様です。
あとは私に任せてください、早くさっきの救難通信の元へ向かいましょう。
──▽▽──
居ました、街の本当に中央です。
何やら大きな建物を中心に陣取った兵士さん達が…いえ、もう囲まれてますね。
しかもほとんど皆さん遺体です、生きているのは何処?って言うかウィッチいなくない?
あ、いましたが…そうか、ウィッチと合流できたら嬉しいと言いましたがこういうことでしたか。
なんとその建物の入り口を守っていたのは──陸戦ウィッチさん達の部隊でした。
私達みたいな空飛ぶウィッチでは考えられないような重武装で重装甲。
それがバリケードを築いて必死にネウロイと砲火を交えています。
しかし辛うじて生き残ってるのが彼女らだけというのがもう、その戦況を表してますね。
ここまで来る最中に航空ネウロイを退治してなければ、もうやられてたかも知れないです。
さて、手伝ってあげましょう。
まずウィッチさんから預かったM30機関銃で地上ネウロイを掃射します。
背中のウィッチさんはもう魔力を込めることすら出来ないので私が撃ちますよ。
装甲の固い地上型には決定打にはなりませんが、それでもバランスを崩したり注意を逸らしたりは出来ます。
お、流石ですね、そのわずかなスキを見逃さずに合わせて攻撃してくれました。
うひょーすんごい威力の砲撃ですね…これが陸戦ウィッチですかこえぇ…。
『Urrà!』
『rinforzi!È arrivato il rinforzi!!』
おー!皆さんめっちゃ満面の笑顔で嬉しそうに手を振って叫んでくれてます!
私も振り返しましょう、お、皆さんあっちあっちと指さしてますね。
今度は逆方向ですか、よーし任せてくださいよ。
…で。スムーズに陸戦ウィッチさんとの連携で地上に蔓延る小型ネウロイは粗方潰しました。
多分20体くらい退治できましたね、いやー凄い光景でしたよ。
(ぐいぐい)
あ、起きてたんですか背中のウィッチさん。
ん ?あっち?あっちに何が…うーわおわぁ。
大型ネウロイ。しかも地上型ですかぁ、さらにゆっくりとこっちに向かってきます。
巨大なクモの形です、中心部にはおっきな球体と大砲らしきモノがあります、どんなデザインですかこれ。
『VIAAAAAAA!!!』
隊長らしきウィッチさんの掛け声で地上の陸戦ウィッチが一斉掃射を始めます。
おわぁやべぇ、こんなん絶対オーバーキルですよ。
凄まじい爆炎と煙で敵の姿が見えません、やったか!?
…やってません。ごめんなさい私がフラグ立てたせいですね。
というのは冗談でコイツシールド持ちみたいです、紅い巨大なシールドが完全に身体を覆ってます。
怯むことなく果敢に陸戦ウィッチさん達は砲撃を続けますが。
うーん航空ネウロイでさえ高射砲を弾くシールドを張るのに、陸戦ネウロイだとめちゃ硬そうです。
『Non aver paura!Continua a sparare!Finché il corpo della pistola non brucia!』
もう弾も残ってない私に出来る事は無さそうです。
それにクナイ近接戦もこのウィッチさんを背負ってると危険ですし。
おや、隊長さんらしきお方が何か部下の皆さんに指示をしていますね。
皆叫んでそれに応えていますが…皆さん泣いてます?
えっとどういうコトでしょうか。
と思ったらなんと言うことでしょうか、隊長の陸戦ウィッチさんが一人で突っ込んでます!?
他の皆さんは建物の中へ…あ、よく見るとこの中、避難してきた民間人さんがいる!
もしかして避難民と部下を助ける為にあのウィッチさん、一人で囮に!?
やっばめっちゃカッコよすぎませんか、漢ですねあの人。
あっ、でも…隊長を一人で行かせまいと、追随するウィッチがたくさん居ます。
『Stupido!perché mi segui!?』
『Se abbandoni il capitano, è meglio morire!!』
『Ti servirò fino alla morte!』
(ぐいぐい)
ああ、それを見せつけられた背中のウィッチさんはやる気まんまんですね。
仕方ありません、相棒の零ではないですし銃もありません。
そのうえ陸上大型インフェルノネウロイなんて初めてですがやってみましょう。
「──(コクリ)」
言葉は通じませんが私もそれに頷いて、それぞれナイフとクナイを構えます。
かっ飛ばしますよ、しっかり掴まっていてくださいね。
うっお!とんでもねぇ巨大なビーム…あれもうビームマグナムですね。
それを陸戦ウィッチさんに放ちますが、マジですかシールドで防いだしゅごい!
初めて見ましたがやはり餅は餅屋、陸戦ネウロイの相手は爆撃ウィッチか陸戦ウィッチですね。
しかしそうは言っておれません。
彼女達も防いだものの疲労の色が見て取れます、そのうえストライカーから煙も出ています。
紅いシールドも未だ突破できず、攻撃は一切通っていません。
しかし背後を取りました、あの見るからに弱点の脚の中心、球体を狙います。
全力全速力でクナイを突き立てましたが、うーん流石に硬い。
しかもデカすぎて恐らく装甲を貫けてないですね、マズイです。
背中ウィッチさんもナイフをえいやえいやと振り回してますがノーダメっぽいですね。
球体の砲台がぐるりとコッチを向きました。
未来予知のアラートも出ましたし一旦離れましょう。
──ん?今砲台の中になんか赤い輝くヤツが見えませんでしたか?
「C'è un nucleo laggiù!」
どうやら背中のウィッチさんにも見えたみたいです、アレがコアですね。
しかしちょっとアレは骨が折れそうです、二度目の接近は警戒されるでしょうし。
『inteso!Strega della ribellione da sostenere!』
ん?今リベリオンって言いました?もしや私に何か言っていますか?
すると陸戦ウィッチさんの一撃がクモネウロイの脚に直撃しました。
どうやら私達が気を逸らしたおかげでシールドが明後日を向いてたようですね。
更にシールドを展開する前にもう一発別のウィッチさんが撃ち込みます。
流石の火力です、馬力が違いますね。
おお?しかも4本脚のうち、どうやら同じ足を集中狙いしたみたいです。
これには流石の大型ネウロイも堪らずバランスを崩し、跪いてしまいました。
しかしそれでも辛うじてシールドを張ったのは最後の意地でしょうか。
まぁ無駄ですけどね。
その哀れなネウロイが崩れた姿勢で撃つビームを易々と回避し接近します。
凄い威力ですが当たらなければどうという事はありません。
砲台部分をクナイ二刀流で思い切り真っ二つにしてくれてやります。
さ、後は皮の剥かれたミカンの如くむき出しのコアが残るのみです。
「(ぐっb)」
「──VATTENEEEEEE!!!」
親指を立てて合図すると、気持ち良い雄叫びを上げてナイフが振り下ろされました。
さしもの強固な装甲とシールドを誇る大型地上ネウロイといえど、コアの脆弱さは同じみたいです。
ナイフを突き立てられたその身体は次々と白化し、粉々に霧散していきました。
咄嗟に離脱し破片から逃げると、大声を上げて私の背中に抱き着いてくるではありませんか!
しかもうわんうわん泣いています!私多分あなたより5歳以上年下ですよ!?
《僚機のレベルが大幅に上がりました》
《僚機の好感度が大幅に上がりました》
《僚機の魔法力が大幅に成長しました》
《僚機がスキル『近接戦闘lv3』を獲得しました》
お、また出ましたねこのポップアップ、新兵さんだから成長も早いんでしょうか。
しかし私のおかg…せいでどんどん近接への道を進んじゃってるみたいですが。
うん、私は悪くありません。
悪いのは全部ネウロイです、おのれネウロイ!
「──Strega della ribellione!!!」
お、陸戦ウィッチの皆さんが大きく手を振っています。
よく見れば向こうの建物に居る避難民の人や陸戦ウィッチさんまで。
いやー気持ちいいですね、まだ反応的にネウロイは多分いそうですけども。
今はちょっとだけこの気持ちいい声援に手を振って応えましょう!
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