【ストパンVR】初見で最高難易度だけど超余裕   作:Kkmn

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不思議とココ数日だけで☆2や☆1評価をたくさん頂いてて少しムリダナ(・×・)モードに突入しそうです。


奪還への道

ロマーニャ陥落が見えてきちゃったストライクウィッチーズ、はーじまーるよー。

はい、私達は現在トリノから避難民、陸戦ウィッチと共に南西に位置するピネロロ基地に撤退してきました。

しかしこの基地も人員はほとんどトリノから戻ってきていないため、ほとんどカラッポです。

 

あ、僚機さんがいます、彼女も無事だったんですね良かった。

あれ、でも私を見るや否や涙を浮かべて走り去ってしまいました。

後から知った話なんですが、彼女の属していたウィッチ部隊が全滅していたことを知らされていたようです。

それなら仕方ありませんね、それなら隊長さんに会いに行きましょう。

 

…こちらも皆さん泣いておられます、しかし隊長さんだけは私に気づいて抱きしめて出迎えてくれました。

そしてそのままもう一度地図を広げて状況説明をしてくれます。

 

トリノ、ジェノヴァが陥落。

その2都市間にもう一つ街があるとは言え、私達がいるピネロロはイタリア本土から切り離されかけているようです。

さらに救援を要請しているようですが望み薄だと言うこと。

沿岸部にも赤点が付けられていることから海ルートでの撤退や支援も難しいそうです。

 

まさに前門のタイガー、後門のバッファローだ!

おおなんたるマッポー的窮地!!ブッダよ寝ておられるのですか!?

 

 

で、これからどうするかですが。

今から約一週間後トリノの西にあるリボリと言う少し小さな街、ここをネウロイから奪回するらしいです。

その後東側、つまりロマーニャ本国側の部隊と共同してトリノを挟み撃ちの形で包囲、奪還作戦を行うみたいですね。

 

で、君は三日後来る補給部隊と一緒にロマーニャ本土側へ帰れと?

ありがたい申し出ですが無論拒否します、このまま逃げれば多分人類滅亡エンディングまっしぐらですし。

 

その返事を聞いた隊長さん達は私を取り囲んで泣きながら抱きしめてくれました。

あっあっあっ陸戦ウィッチさん力強すぎませんかアババアバーッ!!しめやかに爆発肢散しちゃうーッッ!!

 

 

 

で、ですよ。

あの量の新型ネウロイを相手取るのに航空ウィッチ二人と陸戦ウィッチ1部隊ではまぁ少しキツイですよね。

この辺りにいたカールスラントやガリアのウィッチ部隊はほとんどジェノヴァ奪還のため不在ですし。

 

 

まず考えないといけないのがシールドネウロイの対処です、アレがあるせいで陸戦ウィッチさん達の絶大な突破力破壊力が活かせません。

 

しかしアレは近接武器でなければ破壊できません、じゃあ皆持てば良いじゃん。

って前にミーナさんに言ったことがあるんですが。

 

そもそもネウロイのビームを掻い潜り懐に飛び込むなど一部のエースでないと難しく。

その上デッドウェイトとなる近接武器を持つ為に余分な魔力が必要ですし。

さらに近接武器の扱いに慣れたウィッチが少ないですし、そんな訓練してる国もごく僅かです。

故にそんな航空戦闘を経験してるウィッチなどほとんどなく、研究もされていない…。

 

そんな様々な理由からシールド持ちへの有効な対策だと周知されても近接ウィッチは少ないようです。

 

 

という訳で早速。

 

 

「ぜぇぜぇぜぇ…ひぃぃ!!」

 

踏み込みが甘い!!いけないぞ僚機=サン、そんなことでは!!

さっきこのゲームのRTA動画をゲーム内ブラウザで視聴しましたが、どうやら一緒に訓練すれば仲間のウィッチの能力を成長させれるらしいじゃないですか。

 

という訳で僚機さんと近接特訓重点です。

作戦までにこの子(めっちゃ年上)を一人前のニンジ…剣士に育て上げましょう!!イヤーッ!!

 

 

「──Ayeee!?」

 

 

カラテです!カラテあるのみ!

布を巻いたナイフで延々と模擬イクサを繰り返します!

何事も暴力で解決するのが一番です!

 

しかしこの僚機さん新兵にも関わらず中々のワザマエです、さっきからピロンピロン《僚機が成長しました》ポップアップがうるさいです。

あとそのバストは豊満であった。私やフランカお姉ちゃんが近接できてる理由ってもしや。

 

 

「IYAAAAAA!!」

 

 

あっやべフザけた掛け声出してたら僚機さんがインストラクションしてしまった。おのれネウロイ。

 

で、結局撤退直後で疲れ果ててた所なのに夜遅くまで特訓しました。

しかし凄まじい能力の上がり幅ですね...ん?

 

 

《僚機が『近接格闘Lv41』を獲得しました》

 

 

おっふなんか凄まじい数値になってますね。

え?まだやりたい?最後にもう一回だけ?しょうがにゃいにゃぁ…。

 

──はいナイフを弾いて勝ちです、私は魔力を出してませんし片手しか使ってません。

 

えっワンモア?しょうがにゃいにゃぁ。

はい踏み込んで来た所をジュー・ジツでカウンターして勝ちです。

 

もう一回?え、ええ、いいですけども。

と舐めてたら反射的に使い魔出して魔法力使っちゃいました…これは私の反則負けです。

 

大喜びきゃっきゃしてますぐぬぬ。

と思ったら次は薬が切れたみたいにぶっ倒れましたぁ!?

 

はぁお疲れさまです、しかし末恐ろしいですね、言っちゃ悪いですがモブキャラNPCだと思ってたのに凄いステータスになりました。

これを一週間続けて背中を預けれる僚機にしなきゃ!!

 

 

──▽▽──

 

 

さてついに一週間がたち、出撃の日です。

リボリを奪還し、トリノ解放までの糸口を掴まねけねばなりません。

 

「Sono preoccupato…(大丈夫かなぁ…)」

 

あ、不安がってますね。簡単なロマーニャ語ならなんとか分かるようになりましたよ。

航空部隊(2人)の指揮を執るのは私です、指揮官は初めてなんでドキドキしますね。

 

そうだ少し緊張を解してあげましょう、可愛い部下の特訓後の晴れ舞台なので。

かつてバルクホルンさんが編んでくれたマフラー2本のうち、予備の方をその首に巻いてあげました。

私と御揃いです、首元を隠し、ニンジャっぽさが3割増しですね。

 

あ、めちゃくちゃ目を見開いてウルウル感動してくれてます、そんなに?

やばいちょっと嬉しくなってしまいました、追撃の一撃を食らわせましょう。

 

はい、私の持ってるクナイのうち1本を差し出してそのおっきな手に握らせます。

 

「se…sensei!!!」

 

あっ感極まって抱きしめられました…先生ですか、私めっちゃ年下なんだけどなぁ。

しかし可愛いことこの上ありませんね、この子は大事に守ってあげましょう。

 

よし、離陸、出撃です!ついてきなさい我が愛弟子!

 

 

 

うーん、もう既にリボリ周囲に陸戦ウィッチさん達が展開してますが…これ私達いります?

街の入り口を包囲し、出てくるネウロイを集中砲火してますがまぁ一方的です。

 

建物や地形に隠れたと思ったら、それごと貫いて吹き飛ばして一撃で倒しますし。

直撃なんかしなくてもカスめるだけで中型のネウロイがコアごと消滅しますし。

街を回り込んで来た奴らも重機関銃で一瞬でハチの巣です。

更には飛び出てきた航空ネウロイさえ高射砲らしき装備で一瞬で吹き飛びます。

 

…あー今日もいい天気ですね…。

 

あ、また地上ネウロイのえげつない威力ビームの雨が…ですが陸戦ウィッチのシールドはビクともしてません。

ちょっとネウロイが可哀そうになってくるほどですね。私も陸戦ウィッチになろうかな…。

 

 

『──C'è uno scudo!(盾持ちだ!)』

 

 

しかし、シールド持ちネウロイ達が満を持して現れると状況は変わります。

あの1撃で無数のネウロイを蹴散らしていた砲撃も、そのシールドには容易く防がれてしまいます。

しかもコイツらは頭も良いのか、一方向にしか張れないシールドの死角を防ごうと編隊を組んでいますね。

 

あ、しかもトリノ方面から来たらしき航空ネウロイの群れも遠くに見えますね、うーん。

ダメですね、ジリー・プアー(徐々に不利)です、ジワジワと接近してくる盾持ちに陸戦ウィッチさん達は成す術がありません。

 

なら、出番ですね。僚機さん行きますよ。

力強い頷き、うーん見違えました、一週間前泣きながらナイフを振り回してた頃とは別人の顔つきです。

 

 

地上ネウロイの編隊に真正面から飛び込みます。

無論えげつない量の閃光の雨嵐ですが、全部パリィするので効きません。

お、僚機さん怖がらずにぴったりと私の背後についていますね、よきかなよきかな。

 

はい、すれ違い様にクナイで2体の腹を切り刻みます。シールドももう張れないでしょう。

続いてすぐに反転して他の黒虫の脚を切り捨ててバランスを崩します。

そこをすかさず僚機さんがナイフを突き立てトドメを刺します、良いワザマエ!!

 

私とは違い未来予知が無いのによくやれていますね。もしかしてこの子天才なのでは。

そんな感じでデュオで敵の編隊をぐちゃぐちゃにかき乱してやると、やがて陸戦ウィッチさんの攻撃も通るようになり。

一度崩れた態勢を立て直すことも出来ず、ネウロイ達は順調にその数をただ減らしていきました。

 

「Ninja wasshoi!!(いいぞニンジャたち!) 」

「Ti do Margherita quando torno a casa!(帰ったらとびっきりのマルゲリータを御馳走してやるよ!)」

 

よぉしよーし。

こうなってしまえばあの航空ネウロイ達も簡単に撃破出来ましたし、僚機さんもしっかり守れました。

何とか町も奪還成功です、これでトリノへの道が何とか切り開けましたね。

 

 

「Sensei...!?」

 

 

あ、やっぱりまだ増援がいますか、さて何がくるのk…やべぇのが来ました!?

あの気持ち悪い巨大なヒル型!忘れもしないマルタの悪夢!!しかも2たーい!!?

あのマルタの洞窟ループで死ぬほど苦しめられたあの超大型ネウロイが、アルプス山脈の方からこっちに向かっています。

おおブッダ…寝ているのですか…。

 

通信機で疎いロマーニャ語で死ぬほど叫びます。

『撤退して』『近づかないで』『死ぬ』『絶対に』『私がやる』と。

 

アイツの性質はリリー中佐のマルタ戦闘リポートにも僅かしか書いてません、私しか戦ってないからです。

爆発するから銃は捨てていきます、僚機を手で制し、『銃』『爆発』と言いますが伝わるかどうか。

 

 

思い切り死ぬほど魔力を全身に展開し、ネウロイの浸食からストライカーを守ります。

あぁくそこれメッチャ死ぬほどつらいんですよー!!

 

ドーモ、ご無沙汰してます、ヒル・ネウロイ=サン。ザッケンナコラー!

 

───ガキィンッ

 

私だってあれからかなり強くなっています、魔法力も機動力も未来予知も。

だからといって前章のラスボス2体を持ってくるバカがいますかあなた?ネオサイタマいい加減にしろよ。

 

あーやばいやばい未来予知がマジでずっとなってて画面が真っ赤です。

零なら避けれますがこのストライカーではキツイし2刀流では無理ですね。

 

あむっ。うおおおこれが両手と口と黒豹の尻尾でクナイを構えた4刀流だああああああ!!

ふははははこれでウォーズマン理論で私の戦闘力は4倍!しかも魔力の消費量も4倍です!うわああ。

あー渡り合えてますよ私、あのアホクソゲー仕様のボスネウロイ2体と渡り合えてますよ!

 

かといって倒せるとは言ってませんがぁぁ…あーつれぇこれ休憩してぇ。

せめて一瞬でもスキがあればなぁ、せめて次のループの為に情報収集を…お?

 

 

「IYAAAAAAAAA!!!!!」

 

 

───ガキィィィンッッ!!

 

おお、出来た愛弟子です!銃を捨ててクナイのみで助けに来てくれました!

しかも片方の胴体を真っ二つに!しかもコア見えるじゃんゴウランガ!!

すかさずクナイ・ダートでそれを打ち抜きます!イヤーッ!!グワーッ(アフレコ)!

 

サラサラ量子になっていきますね、おお数の力ってすごい…あんなに苦戦したのをこんな簡単に。

と思ったらアレ?僚機さんどうした…あああアナタ魔法力展開してないじゃん!

そらストライカーが侵食されて墜落していっています!助けに…あっクソネウロイ邪魔!!

 

「──GUWAAAA!!」

 

ヤバイ、ネウロイからの攻撃をシールドしてるせいでクッションシールドが張れてない!!

やばいっ!嫌な落下音がした、アレ怪我してるんじゃないの!?

しかも狙われてる!!早く起きて!!ああああああああマジでダメだってぇぇぇ!!

 

「──Ninja.Stai bene!?(ニンジャ、無事か!?)」

 

彼女を踏みつぶそうとしたネウロイの巨体を弾け飛ばしたのは一人の陸戦ウィッチさんです。

ああありがとー!ほんとにありがとー!私の愛弟子を…。

おらああテメェ何してくれとんじゃあああ!!スッゾコラー!!

 

しかしクナイで無騒乱舞の如く切り刻みますがコアが中々見えません。

そういえばコイツのコアってヌルヌル移動してるんですよね…あーもう面倒くさい。

それにもう限界が近いです、魔力がもうマジでヤバイです。

だってあのマルタの時の倍以上の戦闘時間は経過しておりますもん。

 

 

 

陸戦ウィッチさん達が遠くから撃ってくれてますが、浸蝕を受けないあの距離だと当たってません。

それに私達が巻き込まれそうなのを察してか満足に打ててません。

 

あ、やべ。ついに魔力が完全に切れました、左手の義手が侵食されだしたので投げ捨てます。

げほっ、やっば吐血も久々ですね、眩暈もしてきましたしちょっともう。

 

 

「È abbastanza!(もういい、よくやってくれた!)」

 

 

駆けつけてくれた陸戦ウィッチさんが下がるよう促してくれます。

しかしだって、愛弟子がまだ居るのに見捨てたくはないです。

 

 

「────Salva la Romagna(ロマーニャを頼んだぞ)」

 

 

その言葉とともに彼女が陸戦ストライカーに触れると、異音と黒煙が立ち上りました。

しかもおかしいです、その足元に青白いとてつもない規模の魔法陣が輝いて、まさか。

 

次の瞬間、彼女はネウロイの懐に飛び込んで──光になりました。

 

壮絶で凄まじい、とてつもない爆発が彼女を中心に生まれました。

それをただ、僚機さんの隣でただ茫然と見ていることしか出来ず。

 

 

だからその煙の中からぬっ、と半壊し、コアをむき出しにしたネウロイが現れた時は、久しぶりにマジ切れしそうになりました。

そこは死んどきましょうよKY。

 

その誰よりも勇敢な陸戦ウィッチさんが残してくれた山砲を構え、標準を合わせます。

 

《魔法力が足りません》《魔法力が足りません》

 

知りません撃ちます。

 

 

放たれた弾丸は虫の息だったネウロイに完全にトドメを刺し、消滅させました。

あー…でもこの大砲、まじでえげつない魔法量をドレインされました…死んじゃう…。

 

 

 

次に起きたのは野営地のベッドでした。

あ、隣のベッドで僚機さんが起きてますね、ちっすちっす…おや、目に光がないですね。

 

するとそこにあの隊長が垂れ幕をめくり現れてくれました。

不思議と勝ったはずなのに、暗く渋い顔で。

 

 

「──Asti è caduta.È un comune tra Genova e Torino.(アスティが、トリノとジェノヴァの間の都市が、墜ちた)」

 

は?

 

「Siamo stati isolati.(私達は、完全に孤立した)」

 

…こんなのってないぞ、ネオサイタマいい加減にしろよ。

 

 

 

「E ancora uno.(それと)」

 

 

 

「A Torino è nato un nido Neuri.(トリノに、ネウロイの巣が生まれた)」

 

 

…次回、ロマーニャ死す。デュエルスタンバイ()




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