が普通にいるようなった世界で男子高校生たちが疑問に思ったことをぐだぐだと話すだけのお話です。

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仕事中にクソ疲れたせいで頭マジで回ってなかったときに同期と話したくだらない話がベースになってます。


〇の話

「そう言えばさぁ……」

 

欠伸しながら大手メーカーが出している清涼飲料水を飲んでいると目の前にうんこ座りしている連れのユウガがそう声をかけてきた。

 

「ぁんだよ。俺昨日遅くまで頑張ってたから眠いんだよ。」

 

言外にはよ本題入れと言いながら俺がそう答えると

 

「最近魔法少女とかおるから昔のアニメとか調べてみたんだよ。」

 

「あぁ、日曜朝にやってたりしてたな。最近不謹慎だって叩かれて放送見合わせてるらしいけど。」

 

幼いころ見ていた仮面ライダーとかスーパー戦隊とかそう言った特撮もののすぐあとにやっていたアニメ作品のことを思い出しつつ一昨日ネットニュースで見た見出しを告げるとユウガは

 

「それそれ。そう言ったやつの記事見ててふと思いついて動画投稿サイトで変身バンク上がってないか調べてみたんよ。」

 

「それで?」

 

俺が続けるようにそう言うとユウガは自身の携帯端末を操作して動画投稿サイトのとある動画を見せてきた。

 

「それでこの動画にたどり着いたんですけどね。これ見てふと思ったんよ。」

 

そう言って俺に見せてきたその動画のタイトルはそのアニメ作品の変身バンク集だった。

 

「はぁ。これで何を思った?」

 

俺が話の全容を掴めずに尋ねるとユウガは

 

「いやね、考えたんよ。こういった変身した少女たちって髪伸びたり髪の色素薄くなったりもはや面影ないくらい髪の色染まったりしてるじゃん。」

 

「あー、俺ら世代だと髪の色変わってないけどそういや、その次ぐらいから変わってるって昔同級生から聞いたことあんな。」

 

「そーそーそれで疑問に思わないすか?」

 

「疑問て……お前……マジかよ。」

 

そこまでしないとわからないのかとでも言いたげな顔をしながらユウガが指さした方を見ていてふとその事実に気付く。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()!?」

 

人間というか、全ての生き物はとても小さい小さい細胞単位で構成されている。それら一つ一つには寿命があり、成長しきったらそれは命を終わらし抜け殻となる。

それが風呂入ったときに体擦ったらごっそり落ちる垢だったり年頃の女性だったら毎月出てしんどいらしい月経で出てくるやつだったり髪の毛とかするんだが………

 

俺は今()()()と言った。即ち髪の毛の根っこである毛根はある一定のサイクルでその儚い生命を終わらし、毛根毎抜けていく。

それがひどく進行したのがユウガが指さした先で天頂部をテカらせてぶっ倒れてたりするおっさんだったりするんだがそれと同じ理屈は彼女たち変身ヒロインにも当てはまる。

 

「気づいたな。ならお前も俺と同罪だ。」

 

そう言ってユウガは悪い笑みを浮かべた。

 

「いや、そりゃそこまでヒント出されたら気づくよ。」

 

てことは…………だ。

 

「例えばこのプリキ〇アは変身すると同時にもみあげぎゅーんって延びてるからいつかもみあげから禿げると。お前はそう言いたいんだろ?」

 

「That's Right.そう考えると面白いこと思いつかね?」

 

「面白いって……俺としては乗り気でやることじゃねーと思うんだけどな。………で、実際の所どうなのその辺?」

 

そう言って俺はもみ上げの下りの少し前にこの場所のすぐ横に吹き飛ばされた来たフリフリのドレスを着た不思議な髪の色をした少女に問いかけた。

 

「急にそんな話振られてもこっちも答えられないわよ!!というか、なんで逃げてないの!?今魔獣がこのすぐ近く大暴れしてるのに!避難警報聞いてなかったの!?」

 

少女は俺のその問いに対して逆切れするかのように叫び。そしてすぐ飛ばされてきた方を見て絶望の表情を浮かべた。

 

「そん……な……」

 

少女が飛ばされてきた方からすさまじい勢いで化け物が迫ってきていた。

 

「はぁ~」

 

俺はそれを見てため息をついて立ち上がる。

 

「お、コウキやんの?」

 

そんな俺の様子を見たユウガは俺をはやし立てるかのように聞いてくる。

 

「乗り気じゃねーけどやんなきゃ死ぬならやるだけだろ。」

 

近くにあった変哲もなさそうな鉄パイプを握りしめ軽く振る。

 

「そもそもお前発の疑問なんだから俺が帰って来るまでにお前聞いとけよ。」

 

そうとだけ告げて俺は化け物の方へと鉄パイプを振りかざすかのように跳んだ。

 

「待って!!」

 

少女がそう叫ぶが知ったこっちゃない。俺は笑みを浮かべて回転しながら鉄パイプを叩き付けた。

 

 


 

「あ………」

 

呆然としながら目の前の光景を見る。

 

迫ってきていたはずの魔獣の動きは止まっていた。そしてその命も。

それを成し遂げたのはぱっと見何の変哲もないはずの鉄パイプの一撃。

横向きに回転しながら放たれたそれは魔獣の脳天を打ち貫いた。

 

私が吹き飛ばされたせいで廃墟の穴に下から手が出てくる。

 

「よっと。」

 

「コウキお疲れさん。さて、嬢ちゃん危機は去ったし俺らの疑問に答えてクレメンス。」

 

ユウガと呼ばれていた男がそう言って私の肩に手を置く。

 

「別に言いたくないなら言わんでもええよ。他の人にワシら聴くだけやし。」

 

コウキと呼ばれたどこかの高校だろうか、制服を着た謎の少年はそう言って欠伸をした。

 

通常ならありえない魔法少女以外の手による魔獣の撃破。しかもその手段が何の変哲もない鉄パイプの殴打。

 

普通じゃあり得ない物事に巻き込まれた混乱の中で聞かれたその疑問に私が答えられたのは

 

「知らないわよバカぁああああああ!!」

 

それだけだった。




多分またこんなくだらないこと思いついたら続きかきます。

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