ビナー様の日に便乗して書いたよ
急いで書いたよ
口調が若干ふわふわだよ

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完全開放戦(予想) ビナー様の日

ローラン「はいよー、頼まれてた本持ってきたぜ」

ビナー 「ふむ…」

ビナーは二冊の本を受けとると、彼女には珍しく興味深げな視線で本に読みふけって

いる

ローラン「やっぱり、何か感慨深いものはあるのか?元同僚の本は」

そう、今回ローランが持ってきた本は爪と調律者の本だった。当然ビナー…ガリオンとは別人の本ではあるものの

何か興味を示すのではないかと、アンジェラが持っていくことを提案したのだった

 

一通り読み終えたのか、手元の机を消し、本を片手に持ったまま立ち上がった

ビナー「頃合なのかもしれないね」

ローラン「? 何がだ?」

ビナー「私は、私が私になってから、奴の成果を見届けることを目標に据えていたの

    だよ」

   「奴が、私の頭を開き、それによって何を得、何を成すのかに興味があったの

    さ」

   「今や、あれは消え、残っているのは残骸と遺児だけではあるが…、それでも

    いつの日か見定める必要があるとも考えていたのさ」

   「であるならば好機は今であろう」

ローラン「しかし、見定めるって言ってもどうするつもりなんだ?何を持って決める

     んだよ?」

ビナー 「愚問だね、今も昔も、私に出来る芸は何もかわらないのさ」

そうつぶやくと、ビナーの姿が変わり始める。それはかつての彼女が調律者として呼ばれていたころの姿。セフィラとなった時に失われた「完全なる」調律者の姿だった

図書館が揺らめき、彼女に呼応してその姿を変える

光印字の施された石碑 無骨な血まみれの鉄板床 それは、あの舞台とあの部門はつぎはぎのように混ざり合った空間であった

制圧したはずの幻想体が喚き立つ やがて、あふれたそれは黒い門の形を取り始めている 三羽の鳥はまるで、彼女が自分の主であるかのように付き従っている

後ろから何かが歩み出てくる… それは先ほどの接待で見かけたばかりの爪であった 当然のように調律者の前に跪く

 

アンジェラ「一体どうなっているというのこれは… まさか、ビナーあなた!!!」

ビナー「来るべき時が来ただけというだけだよ、アンジェラや。そもそも抽出は私の担当。同質の力なら引き出すのに手間はかからないさ。それがあるべきだったものが欠けているならばなおさら

さあお前たちがここまで積み上げてきたものをどうか見せておくれ…  過去の私を超えてみせておくれ」

 

哲学の司書補は向こう側についたようだ ほかの指定司書も集まり、おのおのの武器を構える

他の司書補は、来れていない 各階層の幻想体の処理に追われている

動けるのはここにいる9名だけだ 赤い霧の姿をとり、ゲブラーが武器を構える

ローランは黒い仮面を被り、臨戦態勢になる

ここに、あの七日間とよく似た、それでいて決定的に違う試練が始まった


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