旅人はどこかズレている 作:歩みを止めた旅人
色々と拙い部分もありますがお楽しみください。
タルタリヤの名前が所々間違えているのはワザとです。旅人のイタズラです。
ここはテイワット大陸の璃月。岩神と仙人の庇護の下、璃月七星と呼ばれる実力者によって治められている国である。最近色々あって岩神と仙人の庇護が無くなったが、今も変わらず活気に溢れた港街である。
「んで?天賦素材のために週一でぶっ飛ばされているタルタルソース君は、ワタシに何の用かな?」
「タルタリヤだ。相棒を呼んだのは少し相談したい事があってね」
そんな璃月港の万民堂に旅人はいた。向かいに座る男性はファデュイの執行官、公子・タルタリヤ。
「...何でかな、今相棒に喧嘩を売られた気がしたよ」
「...気のせいじゃないかな?それよりも相談って?」
普段璃月でのんびりしてるかと思えばたまに旅についてくる彼が相談事とは珍しい。少し興味を持った旅人は彼の相談とやらを聞くことにした。
「少し前に鍾離先生から相棒のことを聞いたんだけど、いろんな世界を旅してたそうじゃないか」
「そうだね。観光してただけの世界や戦いに明け暮れた世界なんかもあったね」
「そこで、相棒の旅した世界の戦い方とか、武器とか、何か参考になるものはないかと思ってね」
戦闘の幅を広げたいんだと語るタルタルはどこか期待した目で旅人を見る。
「異世界の戦い方を参考にしたいねぇ...武器はこの世界の文明レベル的に無理だろうけど戦い方ならまぁ...」
それなら別にいいかな、と呟いた旅人だったが何かを思い出した表情をするとでもなぁ、と渋り始めた。
「おや、教えてくれないのかい?」
「いや、教えるのは別に構わないんだけどね?ワタシってほら、この世界に来てから力をいろいろ失ってるじゃん。だから昔通りの動きができるかわからないよ?」
どうしたもんかなぁ、とウンウン唸る旅人だったが思わぬところから助けが入る。
「なぁ旅人、あの世界なら本気出せるんじゃないか?」
「「あの世界?」」
「オイラがたまに見る夢の世界だ」
パイモンの発言にタルタルソースは首を傾げるが旅人はなんとなく理解したようだ。夢の世界とはパイモンが度々迷い込む場所で、他世界を旅していた旅人と出会うことの出来る場所だ。しかし、
「確かにあの世界なら本来の力も出せるだろうけど、今のところパイモン限定で行ける場所じゃない?」
「興味深い話だけど、俺と相棒がそこに行けなきゃダメだな。何かキッカケとかはないのかい?」
本気の旅人と戦えるのなら何でもいいやとパイモンにキッカケを尋ねるタルタリあ。パイモンは暫く考えていたがやがて、
「多分アレだ!旅人と一緒に寝てる時だぞ」
「なるほど、意識が混ざり合って出来る可能性か。...って、ちょっと待って!」
「おい非常食ゥ!言い方ァ!!」
特大の爆弾を投下しやがった。
「お、お、おチビちゃん?それはつまり俺と相棒に、一緒寝ろって言うことかい?」
「??? そうだぞ?」
冷や汗をかき始めた公子の質問にパイモンは何か問題でも?と返す。
「パイモン、モラルやセクハラって言葉を知ってるかい?」
「オイラだってそれくらい知ってるぞ!旅人にはあってないようなものだろ!それにタル蛍とかディル蛍とかカップリングイラストに「いいね♡」連打してるの知ってるんだぞ!何も問題はないはずだ!」
「それはイラストだから許されることであって
旅人の普段の行動にツッコミを入れるパイモンと2次元の話題にリアルを持ってくるなとキレる旅人。その後も暫くワーワーギャーギャーと騒ぎ続け、通報を受けてやってきた千岩軍に説教された。
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そして時間は夜、場所は宿屋の一室。
「タルタルこれ大丈夫?ファデュイの執行官が年下の女の子と寝たって噂立ったら社会的に死ぬよ?」
「他の執行官や部下達には絶対にバレたくないね。もちろん、家族にもね」
「ワタシのお兄ちゃんにバレた日には命日になるね」
「なんか頭痛くなってきたんだけど。まぁいい、これ以上不毛な言い合いをしてても始まらないよ。諦めて寝るとしよ......ゔ!!」
噂ひとつで身が滅びかねない状態でグロッキーになっていたとは言えタルタリヤはファデュイの執行官、そんな彼がバチンという音の後に突然倒れてしまった。あまりにも突然なことにパイモンは驚いたが旅人が布に巻いた何かを持っていることに気がついた。
「た、旅人?オマエそれ... なんだ?」
「これ?電気水晶。タルタルの神の目が水だからかな?いやぁ、よく効くねぇ」
旅人が持っていたそれは電気水晶と言い、モンドのあちこちで多く採掘できる水晶である。素手で触れると感電するため注意が必要だ。そんな危険物を使ってタルタリヤを昏倒させた旅人は、どこからともなくロープを取り出してタルタリヤの腕と胴を縛る。
「よし、ここまですれば何も心配はないね!じゃあパイモン、おやすみ」
「何が安心なんだろうか... ってもう寝てるし!」
宿屋の一室、そこにはロープで縛られた哀れな青年と穏やかな顔で眠る少女、そしてツッコミ疲れた小さな案内人がいたのだった。
そして、
>Side:タルタリヤ
「おや、ここはどこかな?おチビちゃんも相棒の姿もない、それどころか人の気配すらないな」
目が覚めたタルタリヤは現在見知らぬ森の中にいた。周囲の植物は見たこともない種類であり聞こえてくる動物の声も聞いたことの無いものだった。
「仕方ない、どこかに人がいないか探しに行こうかな」
ぼやくように呟くと歩き始める。
暫く歩いていると地響きと共に大きく毛深い生物が襲い掛かってきた。
「おっと、危ないなあ。いきなりなんだい君は?
巨大生物の動きを警戒しつつ弓を取り出す。そして、
「おいおい、いきなり殴りかかってくる奴があるかい?それにしても随分と身軽だね?ジャンプして全身で押しつぶそうとしてくるなんてなかなか面白いじゃないか!」
巨大生物の拳を避け弓で牽制する。ダメージは受けているようだが怯むことなく攻撃を仕掛けてくる様子にタルタリヤは感心していた。巨大生物は拳が当たらないからか大きく飛び跳ねるとグルリと回転し、体を大きく広げるとそのまま落ちてきた。全身を使ったボディプレスを回避し弓を放ち、隙あらば双剣で斬りつける。大ぶりな攻撃を回避し反撃し続けるタルタリヤ。やがて体力が尽きたのだろう。巨大生物はがくりと膝をつきそのまま倒れて動かなくなった。
「おや?もう終わりかい?運動にはちょうどいいけどさ、闘いとしては物足りなかったよ」
当たらなければどうと言うことはない、そうして余裕たっぷりに伸びをするタルタリヤだがどこからか視線を感じ振り返る。そこには、
ピシッ パキンッ パキンッ
何かが割れる音が響き目の前の空間が割れる、そして
「キシャァァァァァアアアアア!!!」
空間を突き破って白く痩せ細った獣が現れた。タルタリヤはその様子に驚き暫く呆けていたが、やがて獰猛な笑みを浮かべる。
「へぇ、これはなかなか楽しめそうだ...ねっ!!!」
先程の巨大生物とは比べ物にならない俊敏性、そしてそこから繰り出される素早い攻撃、そして極め付けは、
「キシャァァァァァアアアアア!!!」
ギチギチ ギチギチ キュイイイイ
「おいおい、新手を呼び出すとはね。これは驚い...... なんだ?身体が、引っ張られる!?」
白い獣が腕を構えると、黒い球体が発生し、周囲のものを引き寄せ始める。タルタリヤはそれに抗っているが周囲に呼び寄せられた黒い虫のような生物は吸い込まれていって...
「呼び寄せた奴らを、喰ってるのか?」
やがて黒い球体を飲み込んだ白い獣は咆哮ひとつ。それだけで姿が変わった。腕には黒い棘が生え、背中には血を固めたかのような黒く細い骨のような翼、そして膨れ上がり青く発光する胸。パワーアップした獣は宙に浮くと黒い針のようなものを周囲に浮かべ、
「おっと!なかなか速い...ね!しかも爆発までするのか、厄介だな」
次々とタルタリヤに向けて射出してくる。かなりのスピードで放たれる黒い針は地面に刺さると爆発して周囲に散らばる。素早く回避はしていたが1つ、2つと傷が増える。負ける気はさらさらないが無事に勝てるかどうか怪しい。あの厄介な機動性をどうしたものかと考えていると。
「ク○ーム・ドラゴン、初見さんにとっては面倒なのと遊んでるね?」
苦戦してるの? そんな声が聞こえたかと思うと白い獣の翼に赤い円のようなマークが浮かび上がり、閃光、翼が跡形もなく砕け散った。続け様に顔に円が浮かび、顔についた仮面が剥がれる。剥き出しになった顔に再び赤い円が浮かび上がると、
「エ○ドアトラクト、これで終わり!」
青白い極光が獣の顔を貫き消し飛ばした。崩れ落ちた獣は赤黒い霞となって消えていった。
「やぁタルタル、大丈夫かい?」
「相棒かい?どう攻めるべきか悩んでたから正直助かった......よ」
タルタリヤが攻めあぐねていた敵をたった3回の攻撃で消しとばす。その事実に冷や汗をかきつつ聞き覚えのある声に振り返り、固まった。そこにいたのは、
「君、本当に相棒かい?」
「失敬な、タルタルから禁忌滅却の札をもらった可愛い可愛い旅人さんですよ?」
「いや、俺の知る君とは随分と姿が違うからね」
「...あぁ、そう言うことか。この世界だとかなり変化してるんだったね」
背丈が低いのは変わらないが真っ白な肌に真っ白な髪、同じく白いベレー帽を被り
「随分と変わった姿だね?見えているのかい?」
「見えていない(目は)けど見えている(TPS視点)」
なんとも言えない返しをした旅人は武器を消し小さな声で何かを呟いた。
「それにしても夢の中だからか、即座にクラス変更が可能なのはやりやすい」
「...? 俺にはよく分からないけど、相棒の戦い方が見れるんだよね?だったら善は急げだ!さぁやろう!すぐやろう!」
「ちょっ!おま!このバトルジャンキーめ!」
>Side:旅人
タルタリヤが笑顔で放った矢を同じく弓を構え相殺する。地面を滑るように迫ってくる水弾も
「クラス変更、FiHu」
「さぁさぁ!存分に踊ろうじゃないか!」
左右からの素早い連撃を同じく双少剣へと切り替え一つ一つ確実に防ぐ。相手が距離をとったら武器を即座に槍へ切り替え
「あっははは♪いいねぇ!楽しいねぇ!弓に双剣に槍だなんて、相棒はなんでもうまく使いこなすなぁ!」
「バクスマで沈めるつもりだったのによく防いだよ...ね!」
「どんな距離でも武器を切り替えて対応してくる相棒だからね、油断できないよ!」
「それはどうも!FiHuからHuFiへ」
大剣を使って
「距離をとったところで弓じゃお互い通じないだろう?」
「わかってる。だからこうする。クラス変更、RaTe」
距離をとった旅人は
「クラス変更、BrHu」
旅人は小さく呟くと地面を滑るように動くとタルタリヤと
「今回はワタシの勝ちだよ」
背後をとった旅人はそのまま技を派生させ強力な一撃を叩き込み意識を刈り取る。
倒れたタルタリヤはやがて光の粒子となり消えていった。
「ふむ、そろそろ朝か。タルタルは先に起きたみたいだね」
夢の中とはいえこれだけの激闘だったのだ。寝覚めは最悪だろう。
「気は進まないけどワタシも起きないとね」
そう言って伸びを一つ。旅人の姿もまた光の粒子となって消えていった。
戦闘描写難しいね?ちゃんとかけてるか心配だぞ。
今回は宇宙蛮族でお馴染みPS○2からロッ○ベア、ク○ームドラゴン、ア○クスモードの主人公ちゃんです。主人公ちゃんのストーリーは東京編で止まっているので旧クラスのみでの戦闘となります。
旅人「やぁ、ワタシだ。ア○クス式コミュニケーション講座、はじまるよ♪」どんどんぱふぱふ♪
旅人「気になる人を見つけたらとりあえず近づこう!そのあと周りをぐるぐる回り続けたり目の前でジャンプしまくったりロビアクで踊ったりしましょう!」ジャーン!
旅人「向こうが何も反応しなければ離席放置かもしれません、別の人を探しに行きましょう。もし反応してロビアクやジャンプ等をしてきたらOKのサイン!パーティーに誘ってクエストや探索に行くもよし、カードをお互い確認するもよし、SAで叫び散らすもよし!」ズバババン!!
旅人「なおここまでチャット機能は一切使用しないぞ!ここまでできたら君も立派なア○クスだ!」てってれー!
パイモン「ア○クスってやつは蛮族の集まりなのか!?」
旅人「宇宙蛮族って呼ばれてるくらいだしなぁ」