開拓者、海に出る   作:消波ブロック

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3話目投稿です。


バーサーカーの片鱗

 ボンジュール、バニヤンです。

 

 私が今何をしているのか…気になりますよね? 実は私は今…トカゲ肉のシチューもどきを作っております!!

 前世の記憶を引っ張りだして何とかシチューに寄せて作ってるところなんだけど…何でこんなに茶色いんだろうね。白味が完全に足りてないよな。とりあえず芋から作ったでんぷんの粉でも入れてみるか?

 

「うーん、味は美味しいんだけど…」

 

 そんなこんなでグツグツと煮込みながらブロギーさんの帰りを待っていると…

 

    ドオォォォン!!

 

 ドリーさんの家の方向で巨大な爆発音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

〇〇〇〇〇〇

 

 

 

 

 とりあえず焚き火を消してドリーさんの家の方面に向かおう。噴火の音とはまた違った爆発音に胸騒ぎを感じ、青い牛を急がせる。

 

 ジャングルを抜けてドリーの家が見えて来たところで地面に埋まったウソップと、ドリーさんの家に潰された麦わら男にでかい鳥が倒れているのを発見した。

 

「ウソップさん!?…にすごく似た植物?」

 

ぞん"な"わげあ"るがい"!!」ビシッ!!

 

 よかった…とりあえず命に別状はないみたい。助けるために急いで体を巨大化させ、ウソップを周りの地面ごと抉り出す。

 

「ハァ…ハァ…助かった。おい…バニヤン。そっちのルフィって奴も助けてやってくれねぇか?そいつウチの船長なんだ。」

 

 ん? ルフィって聞いたことあるな…あー! あれか!! インディードのCMのやつか! 知ってる知ってる、一時期話題になってたもんなぁ。

 …いや待て、それならここはワンピースの世界ってこと?いや、海賊とか海軍とか能力者とか思い当たるキーワードはあったけど。

 

「おーい、バニヤンさーん?できれば急いで欲しいんですがー」

 

 おっと、考えごとは後にするか。とりあえずドリーさんの家を動かしてっと…

 ズズズズと大きな音をたてて巨大な骨が動き、骨の下から出て来たルフィはのそっと起き上がる。

 

「ゼェ…ゼェ…ありがとな。助かった。これであいつらをぶん殴れる」

 

「いや、ちょっと待ってよ。状況をまったく理解できないよ! どうしてそんなにボロボロなの!? 誰をぶん殴りにいくの!?」

 

「…しょうがねぇ、お前にも関係のある話だからな。手短に話すぞ。しっかり聞けよ?」

 

 ふむふむ。ウソップの話によるとBWとか言う秘密結社がドリーさんの飲んだお酒に爆薬を入れたと。だけどもドリーさんはそれを隠したまま戦いに挑み、ブロギーさんはその状態のドリーさんに勝ってしまった。しかもルフィ達の仲間まで攫われてしまった…と。

 

「…酷い。酷すぎるよそんなこと…」

 

 あまりの惨さに怒りが込み上げてくる。何とか、何とか冷静になろうとすればするほど怒りが形をなして自分に語りかけてきている様な気さえしていた。

 

 …ドリーさんのお酒に爆薬を入れた?

《気に入らないでしょ?なら更地にしちゃえ!!》

 

 …ブロギーさん達の戦士としての誇りを傷つけた?

 《許せないよね。じゃあそいつら潰しちゃおうよ!!》

 

 …挙げ句の果てにはルフィ達の仲間まで?

 《まとめて撤去しちゃお!!我慢しなくていいんだよ?》

 

 そうだ…、そうだよな。何を冷静になろうとしてるんだよ。怒りのまま首謀者たちを踏み潰そう。首謀者たちはそれ程のことをしでかした。だからやり返す。それでいいじゃないか…。

 

「....ヤ...! ...ニヤン! おい! バニヤン!」

 

「!! ごめん。少しぼーっとしてたよ」

 

 ウソップの声で我に帰る。

 

「おれとルフィとカルーはBWの奴らのところに行くからよ。バニヤンは危ないから残っておいてくれないか?」

 

 俺を気遣ってくれてるのであろうウソップの発言に首を横に振る。こんなことされて黙って待ってられるわけないじゃないか。やるなら徹底的にだ。首謀者を必ずこの手で…。

 

「私もついて行く。お世話になった人たちにこんな仕打ち…許せないよ! 迷惑は絶対にかけないからついて行かせて!」

 

「おう、好きにしろ!俺の名前はルフィ。海賊王になる男だ!」

 

「私の名前はポール・バニヤン。開拓者になるのが夢だよ」

 

「クエーー!」

 

 ルフィは拳を強く打ちつけ気合十分、カルーくんもやる気満々のようだ。ウソップもさっきまで恐竜を怖がっていたのが嘘のように感じた。

 

 

 

 

 

 

 さて、反撃に出ようじゃないか

 

 

 

 

 




狂化D:意思疎通はおおよそ可能だが理性や人格に若干の破壊、破綻が見られるようになる。
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