開拓者、海に出る   作:消波ブロック

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4話目をシューート!!


これが開拓者魂だ

「ブロギーさん!!」

 

「ブロギー師匠!」

 

「巨人のおっさん!」

 

 いつもドリーさんとブロギーさんが決闘をしていたひらけた場所に来てみると、胸に切り傷を残したドリーさんがピクリとも動かない状態で倒れている。ブロギーさんの方も地面にうつ伏せになった状態で拘束されており、両手両足にはロウでできた剣が突き刺さっていた。

 

 少し先には巨大な柱が立っており、三人拘束されている。

 ウソップから聞いた特徴からしてあの緑頭の剣士がゾロで、青髪の美しい女性がビビだな。あ、見ないと思ったらナミも居ますやん。やっぱお見送りした方がよかったな…。

 

「…とりあえずお前ら、このロウの柱ブっ壊してくれねェか?」

 

 俺たちがきたことを確認したゾロが、このロウで出来ているらしい柱を壊すことを要求してくる。そう言ってくるゾロの足は血塗れだ。おそらく足首を切って脱出しようとしたのだろう。

 

「よおぉし、おまえら!俺はここから指示するから2人はじゃんじゃん戦ってくれぇ!!」

 

「クエーー!」

 

 いやちょっと待て。そこの鳥と鼻! 早くその木の影から出てこいよ! さっきのあの威勢はどうした!

 

「ルフィはあの3のやつを狙え! バニヤンは巨大化してあの柱を倒してくれ! 俺はここからお前らの援護をする。狙撃手は援護が花道だからな!」

 

「おう! あの3は任せろ!」

 

「え、あっ…。ウィ!! 了解したよ」

 

 予想以上にちゃんとした指示に驚いてしまったが気持ちを切り替えていこう。巨大化したオノを持ち、ダッシュで柱に向かい始める。

 先に言っとくぞBW。柱を潰すついでに踏み潰してもコラテラルダメージだから覚悟しろよ?

 

「おいおい、なんだガネ!? あんなバケモノがまだ居るなんて聞いてないガネ!」

 

「あの巨人共に娘がいたんじゃねぇか?まぁどっちも男だがバケモノならあり得るだろ」

 

「キャハハハハ!どっちにしろガキはガキよ! 簡単に潰してそれでおしまいって話!!」

 

 『一万キロプレス!!』

 

 ふわりと傘を使って空を舞った女が凄い勢いで落ちてくる。咄嗟に体を逸らせて避けたから良かったものの、地面に出来た穴からして一万キロは本当かもしれないな。

 

「避けんじゃないわよ!このデカブツ!」

 

 

 …今自分がどんな状況に置かれてるかわかってないんじゃないかコイツは…。お前は地面に埋まってる。俺はいつでも攻撃準備に入れる。どっからどう見てもお前は今デカい口を叩ける状況じゃねェんだよ。

 

 足を真上に振り上げる。ただの踏み付けだが魔力を込めているので気持ち威力も上がるだろう。

 

「ちょ、ちょっと! 待驚くべき偉業(マーベラス・エクスプロイツ)ぐぎぃ!」

 

 ズドーンと島を揺らすほどの音が響く

 はーい、いっぱーつ

 

「ゲホッ…ま、待ってほ驚くべき偉業(マーベラス・エクスプロイツ)ぎぃっ!」

 

 はーい、にはーつ

 

「お、おい! バニヤン! もういいんじゃねぇか?」

 

 おいウソップ…。何甘いこと言ってんだ?

 

「…痛驚くべき偉業(マーベラス・エクスプロイツ)ぎゃっ!」

 

 こういう邪魔な連中には徹底的にやらないと。

 

「…ゲホッ! ウソップ…! まずいぞ、今のバニヤンは正気じゃねェ…俺やドリーでも見たことがない目をしてやがる!」

 

「わ、私は退散するガネ!ボサッとするな、行くぞミス・ゴールデンウイーク!」

 

「う、うん」

 

「ルフィ! とりあえずお前はあいつらを追え! バニヤンは俺が何とかする!」

 

「おう! バニヤンは頼んだぞウソップ、俺もすぐ戻る!」

 

 そもそも! ドリーやブロギーを傷つけた時点で!コイツらの始末は決定していたんだよ!!

 

「止まりやがれバケモノォ! 止まらねェってなら全身起爆をしてでもお前を止める!!」

 

「ゲボッ、Mr.5…」

 

 ん? うっわ気持ち悪い! 踵に張り付いて来んなよ!!

 この英霊ボディをお前如きが止められるとでも思ってんのか!?

 

「ウオォぁあ!全身起爆!!」

 

 ウニ頭が張り付いている足の方を使って思いっきり後ろ回し蹴りを繰り出す。

 

 ドパァァン! という破裂音と共にロウでできた柱が崩れ始める。

 

 「ゴ、ゴフッ」

 

  おいおい…。全身起爆とかいうから自爆技かと思ったらお前は爆破ダメージ受けねーのかよ。つまんな。

 

「キャァァァァァ!?し、しぬぅーーーーっ!?」

 

「ナミさん! しっかりして! 過程はどうあれ蝋人形化は止まったのよ!」

 

「しかし問題はこのガキが俺たちの味方なのかってことだよな?」

 

 俺の方を見ながら麦わらの一味がなんか言ってるがとりあえずは無視。問題はお前らだよ…。うちの家族に手出したんだからこんなんじゃすまねぇよ?

 ガシッと倒れ伏しているウニ頭と、埋まっている傘女を引き摺り出してくる。

 

「おいバニヤン! もう勝負はついたんだよ!! これ以上は死んじまう!」

 

 どうせなら開拓者時代の処刑方がいいなぁ…。やっぱり主流はギロチンだったのかな? いやでもサメの餌にするってのも良いなぁ。

 

 するとズシンと後ろから大きな足音が聞こえた。振り返るとヨロヨロとした少し黒焦げたブロギーさんが立っていた。

 

「あっ、ブロギーさん! 無事だったんだね! ちょっと待ってて、これ終わらせたらすぐに行くから!」

 

 

「すまんな、バニヤン…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間に首に強い衝撃を感じ、記憶はここで途切れた。

 

 

 

 

 

 




戦闘シーンを描こうとしてたらいつのまにか一方的になってしまいましたね...でもまぁ良し!
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