古城 奏の日々   作:テンツク

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3バカ/花畑チャイカ

 

「奏さんこんにちわ!」

 

そう元気よく挨拶をしてきたのはにじさんじ所属のリゼ・ヘルエスタちゃん、ヘルエスタ王国?の第二皇女でたまにお城に招待をしてくれたりする。

 

「さぁさぁ!早く中に行きましょう!父上と母上にご挨拶をしないといけないので!」

 

そう言って勢いよく俺の服の袖を引っ張って中へ案内をしようとしてくるリゼちゃん、伸びるからやめてほしいかな。

 

「ちょいちょい!そんなに引っ張ったら奏さんが危ないから!」

 

そう言ってリゼちゃんに注意をしたのはリゼちゃんと同じグループのアンジュ・カトリーナさん、にじさんじ所属の自称美少女錬金術師の女の子だ。

 

「何アンジュ?私の邪魔するの?」

 

「奏さんが絡むと暴走するのやめようね!?」

 

「大丈夫だよ、邪魔さえしなければアンジュには何もしないから」

 

「何をしようとしてんの!?」

 

そんなコントみたいな感じで二人で会話をしている。

 

「俺達置いてけぼりだな」

 

「そうやねー♪」

 

そう言って返事してくれたのは前にも登場した戌亥とこちゃん、二人と同じグループに所属しているケルベロスらしいんだけどケルベロスって犬みたいな感じじゃなかったっけ?

 

「後しれっと腕に抱きつくのやめような?」

 

「それなら堂々と抱き着いたら良かったん?」

 

「そう言う事じゃないんだが」

 

「とこちゃん!何で奏さんに抱き着いてるの!?羨ましい!」

 

「戌亥!?」

 

「とりあえず案内頼めない?」

 

「そうですね、それでは私の部屋に行きましょうこっちです」

 

「両親に挨拶するって言ってなかった?」

 

「さっきそう言ってたはずだけど」

 

「アハー↑」

 

とりあえず俺達はそれ以上考える事をやめて後をついて行った。

 

「ここが私の部屋です!」

 

ガチャ

 

「遅かったわね!」ドドン!

 

「「「「・・・・」」」」

 

リゼちゃんが部屋の扉を開けると、中に変な格好をしたオカマがそこにはいた。

 

「チャイカ、何してんだ?」

 

そのオカマはにじさんじ所属の花畑チャイカ、元々酒場の店主をしていたらしい、が今は喫茶店のオーナーをしているらしい。

 

「あら奏じゃない、久しぶりね」

 

「まぁ久しぶりなのは久しぶりなんだが、こんなところで何してんだ?」

 

「それはここが私の家でもあるからね!」

 

「あれ?ここってリゼちゃんのところの城じゃなかったっけ?チャイカ関係なくないか?」

 

「何を言う、この私花畑チャイカはこのヘルエスタ王国の第一第二第三皇女でリゼ・ヘルエスタの兄になるのだからな!」

 

「リゼちゃんのお兄さんってもっとイケメンだったよな?いつの間にオネエになったんだ?」

 

「ふ、それはその兄上と勝負をしてどちらが本物の兄なのかを決着をつけたからだ!」

 

「いや、両親が納得しないだろそれ」

 

カツカツカツ

 

さっきからうつむいていたリゼちゃんが急に歩き出しチャイカに近づき。

 

「うむ、どうした妹よ」

 

などとまだ兄もどきをしているチャイカを。

 

「・・・」ガシッ

 

チャイカの顔を鷲掴みにして。

 

「ここで何をしてるんですかチャイカさん」

 

「ど、どうしたのだ我妹よ、何やらただならぬ雰囲気が出ているが」

 

「明らかにお前のせいだと思うぞ?」

 

「そ、そんな事よりなぜ奏がここにおるのだ?」

 

「俺は」

 

「奏さんは今日父上と母上に私の旦那様だとお伝えするために来てもらったのですよ」

 

「何!?そんな事兄である私が認めんぞ!」

 

「良くこの状況であの設定を続けられるよな?」

 

「別にあなたに認めてもらう必要なんてないんですよ」グググ

 

「痛い痛い!食い込んでる食い込んでる!?」

 

「そもそもいつまでその設定続けているつもりですか?イタイですよ?」

 

「な、何を言う私はお前の兄上である花畑チャイカなのだぞ!?」

 

「私の兄上はお前ではない!!」グッ!

 

「ああああああああ!!」

 

「リゼちゃんって意外と力強いんだな、いやこの場合は握力か?」

 

「確かにあんなリゼを見たの久しぶりかも、私も一回やられたからなー」

 

「そんなことより止めなくて良いの?」

 

「あ!そうだった、リゼストップ!」

 

「とこちゃんは行かなくてい」

 

「アハー♡↑」

 

「半目でアハーって言うのやめようね、怖いから」

 

「そんな事よりリゼはんの旦那さんってのはどういうこと何?説明してくれる?」

 

「いや、俺も知らないんだが?」

 

「そうやんね、だって奏はんは私の彼氏なんやからね」

 

「いや、違うからな?」

 

「何も遠慮する事なんてあらへんよ」近づき

 

「別に遠慮はしてないんだがな」後ずさり

 

「大丈夫やで、時間さえ経てばどんどんいぬいすきになるから」カツカツ

 

「そ、そうか、まぁそれはその時になったらお願いするとするよ、ほら俺にも色々と事情があるからな?」スッスッ

 

「大丈夫やで、その時はうちの喫茶で一生お世話してあげるからね」

 

「奏さん手伝って!っていにゅい何してんの!?」

 

「何やんじゅはん、うちの邪魔するんか?」

 

「今それどころじゃないんだけど!?」

 

「そうだよとこちゃん、奏さんのお世話は私がするんだから」

 

「あれ!?チャイカさんは!?」

 

「・・・・」チーン

 

「死んだー!?」

 

「リゼはんはいつもお世話してもらってる側やろ?お世話はうちがするから気にせんでええよ」

 

「でもとこちゃんはあの喫茶でやとわれの身でしょ?そんな事したらダメじゃん、それに比べてうちの場合はこのお城で何不自由なく過ごす事が出来るんだから」

 

「こんなお城に奏はんを住まわしたら窮屈になってまうやないの」

 

「うふふふ」

「ふふふ」

 

「「あはははははは!!」」

 

「二人と怖いんだけど!?」

 

「って事でアンジュ後は任せた」スタコラサッサ

「ちょっと奏さん!?」

 

バタン!

 

「これをどうしろって言うんのy」

 

ガシッ

 

「ん?」

 

肩を掴まれたアンジュが振り向くとそこには。

 

「「奏さん/はんをど~こ~にやった~~」」ハイライトオフ

 

「勘弁して~~!!」

 

その後アンジュカトリーナがどうなったのかは誰にも分からないのであった。

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