古城 奏の日々   作:テンツク

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ねぽらぼ

 

「あれー?何処行ったんだ?」

 

「奏どうかしたの?」

 

「ああ、昨日話していたオヤジたちに渡すための酒が無くなってんだよ」

 

「え?それって確かご両親の結婚記念日にいつも渡してたやつじゃなかったっけ?」

 

「ああ、そうなんだけどな、事務員用の冷蔵庫に入れておいて今通り道だから取りに来たんだけど見当たんなくてさ、探してんのよ」

 

「確かに昨日入れてたのは見たけど・・・・私じゃないよ?」

 

「それは分かってるよ、えーちゃんの場合は目の前で飲んでくるからな」

 

「あ、あれは悪かったって」

 

「まぁ今はそれは置いといて、どうしたものかな」

 

「あのお酒って確か奏でのお父さんの友達の人が作ってたんだよね?」

 

「ああ、でもあれは二人のために特別に作ってもらったやつだからな」

 

「あれって幾らぐらいするの?」

 

「一本○万円だよ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「んー、どうしたもんかね、とりあえず謝りに行くか」

 

「・・・・・・・・・」

 

「えーちゃん、しっかり」

 

「は!いけないいけない、そそそ!そんな高価なものどうするの!?」

 

「とりあえず俺はオヤジたちに理由を説明しながら謝りに行ってくるよ」

 

「許してくれるの?」

 

「ああ、金さえ払えばやってくれると思う、まぁオヤジたちには悪いとは思うけどな」

 

「そうだよね、特別な日の楽しみだったんだもんね」

 

「まぁなんとかなるだろ」

 

ガチャ

 

「こんにちわー」

 

「おう、ぼたん配信しに来たのか」

 

「うん、もうそろそろ時間だからねー」

 

「お前は心配してなかったけど他は大丈夫なのか?」

 

「うーん、どうだろう、昨日結構飲んでたからねー」

 

「ん?なんだお前昨日飲んだのか?珍しいな」

 

「いや、私は飲んでないんだけど、ラミィちゃんが珍しいお酒を見つけたらしくて、それを三人が結構な勢いで飲んでたのを見たよ、私もちょっともらったけど、美味しかったよ、あれだったら私でも飲めそうだったよ」

 

「へー、珍しいなあんまり酒を好まないお前でも飲めるのか」

 

「うん、それより奏さんはどうしたの?今日休みだったでしょ?」

 

「ああ、ちょっと事務所に取りに来るものがあったんだが、それが見当たんなくてさ、探してたんだよ」

 

「何を探してるの?」

 

「ああ、酒なんだがな」

 

「お酒?昼間から飲むの?」

 

「俺のじゃねーよ、両親に渡すもんだよ」

 

「いつも奏でがご両親の結婚記念日にあげてるお酒なんだけど、昨日事務員用の冷蔵庫に入れてたんだけど、今日来たら無くなってたんだって」

 

「え?それって大変じゃん大丈夫なの?」

 

「まぁなんとかなると思いたいけどな」

 

バン!!

 

「こんねねー!!」

「こんにちわー!!ポルカだよー!!」

「こんラミィ!!」

 

「お前らえらいテンション高いな」

 

「えへへー、これから四人で配信だからね!元気も出るっしょ!」

 

「そうあるよ!」

 

「それに昨日美味しいお酒も飲めたので気分が良いんですよー」

 

「さっきぼたんも言ってたな」

 

「それより奏さんはどうしたある?今日はお休みだったと思うけど」

 

「ああ、ぼたん説明頼むわ」

 

「はーい、実は・・・・・・・ってな事があったみたいで」

 

「「「へーーー」」」

 

「ちなみに何だけど、どんなお酒なの?銘柄とか名前とか」

 

「銘柄はねーよ、オヤジたち専用の酒だからな、名前は二人の名前を取った」

 

 

 

「『桜勇気』って名前なんだけどな」

 

「「「・・・・・」」」

 

「え、えっとさ、そ、それってちなみに幾らぐらいするとか、わ、分かったりする?」ダラダラ

 

「ああ、一本○万円だよ」

 

「「「・・・・・・・・・」」」ダラダラ

 

「あのお酒ってそんなに高かったあるか?だからあんなに美味しかったあるね!!」

 

「「ん?」」

 

「「「ちょ!?」」」

 

「なんでねねがその事知ってるんだ?」

 

「え?昨日の四人で飲んだあるよ」満面の笑み

 

「「・・・・・・・」」

 

「「「・・・・・・」」」

 

「あれ?みんなどうしたあるか?」

 

「どうしたもこうしたもあるかーー!!」

 

「ちょっとおまるん落ち着くあるよ!」

 

「これが落ち着いていられるかー!!」

 

「てかラミィちゃん!?昨日お酒ラミィちゃんが持ってきたよね!?」

 

「ギクッ!!」

 

「あれって何処から持ってきたの?」

 

「えーーーーっと、知り合いの人からもらいました」

 

「奏さん、そのお酒って何処かで売ってたりするの?」

 

「残念だけど、世界に一つだけだ」

 

「「・・・・・・」」

「????」

「・・・・・」ダラダラ

 

「なんで未だにねねは分かってないんだ?」

 

「多分あれわざとじゃなくて本当に分かってないんだと思うよ」

 

「だよな、えーちゃん説明お願い出来る?」

 

「うん、分かった、ねね、ちょっと来て」

 

「??なにあるか?」

 

さて、お前ら、詳しい話を聞こうじゃないか

 

「えっと、ですね・・・・・って事です」

 

*説明するとこうだ、昨日最後事務所にえーちゃんだけが残って仕事していて、そのまま寝落ちしたらしい。

そこにラミィが忘れ物を取りに来たらしい、そこでラミィが事務員用の冷蔵庫が開いてることに気づいて、中を見たところ例の酒を見つけたらしい。

そのまま何の躊躇いもなく四人で飲むための酒として持っていったらしい、それで何も知らない三人はそのままラミィが持ってきたと思ってそのまま飲んだって言うのが今回の事の経緯らしい。*

 

「なるほど、とりあえずぼたん、ポルカ、ねねは何も知らなかったと」

 

「ラミィも何も知りません!」

 

「いや、お前事務員用の冷蔵庫って分かって持っていったんだろ?」

 

「そ、そうとも言いますね〜」

 

「こっち見て話せ」

 

「奏終わったよー」

 

「お疲れー」

 

「ラミィちゃんねね達大変だよ!!」

 

「ねねち遅いよ」

 

「ねねちゃんだから」

 

「??」

 

「はぁー、とりあえず終わったことをどうこうしろとは言わねーよ、ただな」

 

「「「ただ?」」」

 

「きちんと責任はとってもらわないとな?」

 

「「「責任とは・・・」」」

 

「それはな、まぁ言っても三人は何も知らなかったから今回はお咎め無しで良いぞ、それでだ、ラミィには罰を与える、まぁ俺も鬼じゃないからな」

 

「ですよね?」

 

「それで?ラミィへの罰は何にするの?」

 

「ああ、そうだな”禁酒一週間”だな、俺も鬼じゃないからな、これぐらいで許してやるよ」

 

「禁酒・・・・一週間・・・・お酒・・・・・飲めない?」

 

「「「ラミィちゃん?」」」

 

「ああああああああああ!!!!!」

 

「ラミィちゃんがお酒飲めないから暴れだした!!」

 

「お酒ーーーーーー!!!」

 

「なら、これからもう一本頼みに行くからその分の合計○十万円払うか?」

 

「さ、お酒の代わりになるもの探しに行こーっと」

 

「ラミィちゃんこれから配信だよー?」

 

「あ、そうだった」

 

「本当に良かったの?」

 

「まぁあんまり重くして配信に影響が出たらダメだからな」

 

「さぁー配信頑張ろー!!」ノ酒

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「だからダメって言ってんだろ(でしょ)ー!!」」」」」

 

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