【試走】がっこうぐらし!_二人っきりルート   作:千点数

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ハーメルンがtexでも小説を書けるとわかって驚いた。

本日、夜中に予定があるので朝早くに投稿。


G()o o()ut break!()
お買い物デート_その1


 KRMネキと一緒にデートする二人っきりルート(激ウマギャグ)はっじまっるよー!

 前回は本っ当にどうなる事かと思いましたよ皆さぁん。いやぁ、SAN値がちょっとでも回復してくれたのは本当に大きいです。

 さて、今回は何をするのかと言いますと……KRMネキとデートですデート。今回の大筋としましては、「リバーシティ・トロン」まで物資補給がてら、「かれら」を斃してレベル上げ、といった感じですね。細かい部分はゲームを進めながら話していきます。

 

 じゃあ、先ずは一樹君を起こしていきましょう。オラッ、起きろあくしろよレバガチャ。

 はい、起きま

 

『目が覚める。まだ、外は暗いみたいだ。生徒会室の時計を見上げると、午前六時。起きるにはまだ早い。だが______』

『昨日、決めたはずだ。この世界に向き合うと。ならば、今日はその準備に費やそう』

『胡桃は、どうしようか?』

 今、起こす    ←

 少し寝顔を眺める

 

 した。……って、いきなりなんか物凄いシナリオが飛び出してきましたね。

 そして選択肢。ここは、「少し寝顔を眺める」を選択しましょう。

 【恵飛須沢胡桃の寝顔がドアップになっている一枚絵】

 ほら狙い通り! やはり可愛い。ちょっと眺めてから起こしましょう。二日目の朝に「次は無い」って言われたばっかりですからね。起こしてから行動しないと大変なことになります。

 さて、眺めるだけ眺めて満足したので、この辺にして起こしましょう。オラッ起きろッレバガチャ。

 

「……ッ、う、ん……ッ……? なぁにぃ……? もぉ、あさぁ?」

 

 えっ、なにこのふにゃふにゃ可愛いなKRMネキお目目こすってる2D絵がめっちゃ可愛いんですけど(早口オタク)。

 申し訳ございません。荒ぶりました。

 

『すこし申し訳ないけれど、早めに起きてもらうことにした』

『胡桃に、購買から持ってきたものが今日の朝で早速たりなくなってくることを告げる』

『……やはり、ビニールのコンビニ袋では、一日分程度が限界らしかった』

 

 はい。地の文にもありますように、そういうわけです。まだ2階も制圧していないにも関わらず、わざわざ購買に一日ごとに行ってたら、命がいくらあっても足りません。なので一度、「リバーシティ・トロン」まで出向き、大きなカバンを拝借して、その中に一週間分くらいの食料を詰め込んで帰ろうという算段です。狙うのは、「アウトドア用リュックサック」と「缶詰」に「カップ麺」、そして「ナタ」です。さすがに「良質なカッターナイフ」ではリーチが貧弱すぎますから、早めに武器を変えたいですね。

 

「……なるほどな。リバーシティ・トロンか。あそこなら、確かにハイキング用のデカい鞄も、お前のカッターナイフの代わりも見つかるかも……明らかに危ないもんな。3階(ココ)を制圧したときも、攻撃した瞬間に嚙まれそうになってたし」

『確かにその通りだ。攻撃した瞬間に、首を刈り取ろうとした瞬間に、カッターナイフを握っている手を噛まれそうになった。出来れば、ナタなんかが欲しいな』

「ナタぁ? またマイナーな刃物だなオイ」

 

 オイオイオイ、どうやらこのKRMネキはナタの恐ろしさを解っていないらしいです。

 ナタは本当にヤベェですよ? 小さいしほどほどの重量ですから、筋力の少ない子供や老人、女性でも振るえます。その上、重心が少々特殊な位置……刃先に集中してますから、斧のように、適当に振りかぶって相手にぶつけても確率は低いですが即死が取れます。現実だって、日本刀よりも正直ナタの方が相手するのは怖いですからね。適当に振るっても人死にが出ます。

 ゲームのほうでもその特徴ははっきりと出ておりまして、子供でも振るえる程度には要求筋力値が低い上に攻撃力が鎌や鍬、箒や木刀よりも高いです。弱点としてはやはり、大振りになるので攻撃するたびにロスが発生することでしょうか。ですが、プレイヤーを小学生や女の子で設定した場合には非常に有能です。

 

「お、おう……そうか。なるほどよくわかったよ」

『わかってくれたようで何より。それじゃあ、朝御飯を食べたら出ようか』

「オッケー。じゃあ、あたし、ちょっと着替えてくるから待っててくれ」

『了解。そう返した後、自分もスウェットから制服に着替える』

『……今となっては、この学校の制服も最早(もはや)無用の長物。でも、自分たちにとっては日常の象徴だ。そう簡単には手放せない』

『この後、購買から昨日回収した、最後のチョコレートバーを分け合って食べた』

主人公(プレイヤー)の堀山一樹と恵飛須沢胡桃が、二人仲良くお菓子を半分こしている一枚絵】

 

 ……やっぱり、初めて見る一枚絵が多いですね。これってもしかして、「がっこうぐらし!」のキャラを掘り下げる個人ルートだったりするんでしょうか? 確かめる術はありませんが。

 さて。ご飯も済んだことですし、早めに学校から出ましょう。本日は一日作業になる予定ですからね!

 「かれら」のいない、まだ早朝の内に出ましょう。

 

「出発だな! よーし。あたしのスコップが唸るぜ!」

『……昨日とは様子が段違いだ。空元気とはいえ、明るく振る舞う余裕が出来たことにまずは喜ぶべきなのだろうか』

 

 はい。移動中は5.14倍速です。どうして等速にする必要があるんですか?

 移動中の暇な時間帯に、道中の説明を行います。

 

 先ず、購買に一度向かいます。そこで本日の、移動中の水分をある程度確保しておきます。ペットボトル4-5本あればいいと思います。あとはポッケにカ○リー○イトでも突っ込んでおきましょう。

 そして、移動ですが歩きです。だからこそ移動中の水分が必要なんですねぇ。【運転】のスキルがあれば、めぐねえのミニクーパーでもピッキングするんですが、KRMネキはゴリラだし、一樹君は幼馴染絶対守るマンなので運転できません。自転車、という手もありますが、中途半端にペダルを漕ぐ音が聞こえて、二人っきりでは対処しきれない量の「かれら」が集まってきます。非常にガバです。なので、歩きます。

 

 外で移動している途中に、ランダムイベントでKRMネキが実家に一度かえって、「かれら」になってしまった両親を斃すイベントが発生する可能性があります。KRMネキが覚悟を新たにするイベントなので、出来れば拾っておきたいです。

 あとは、出来る限りスニーキングで行って、どうしても斃さなければいけない、やむをえない場合のみバトルをします。無駄な音を立てると昼間は危険ですからねぇ……たった二人しかいないと本当に色々利点がある代わりに不都合な点もそれなりに発生しますねぇ……。ですがそこは実況者力の魅せどころ。この二人っきりルート、最初にクリアーするのはこの私だぁ!

 

 因みに、移動が歩きなので、「リバーシティ・トロン」までの道のりは昼過ぎまでかかります。だから、ポッケにカ○リー○イトを突っ込んでおく必要があったんですね(某構文)。

 

 *

 

 世界がこうなってしまってから、初めての外出。

 

「朝は「かれら」が少ないな」

「うん。なんでか解らないけれどね」

 

 学校の購買で、ポリ袋に4-5本の500mLペットボトルに入った水分を突っ込んでから、「かれら」に見つからないように外に出る。夏が過ぎて、秋が来て久しいこの頃の朝はまだ少し薄暗かった。暗さに比例して、「かれら」も少なくなる。

 奴ら、見た目的には夜の方が多そうなイメージなんだがなぁ。

 だが、「かれら」がいなくても、この近くに生きている人間はあたしたち以外にいないと嫌でも思わされる。ズタボロにされた、まだ干しっぱなしの洗濯物。血で汚れたカーブミラー。衝突・炎上したのか、焦げ跡のついたブロック塀に、散らばる車とバイクの破片。

 どこもかしこも、おおよそ「生き物の気配」というモノは全くなく……あるのは、異常な静寂と、時折聞こえるうめき声だけだ。

 

 しかし、次の此奴の一言で、そんな終末的雰囲気は崩れ去る。

 

「因みに胡桃、気づいているかい」

「……んだよ」

「実は高校に入ってから初めてのデートだぜこれ」

「______んにゃにゃにゃ!?!?!?」

 

 一気に顔が真っ赤になる。

 この状況で何を言ってやがりますかこの幼馴染(バカ)はぁ!?

 いや、確かにそうだけれども! お前とはこう……疎遠になって、しまったけれども。

 

「わはは、何を照れる必要があるんだい。僕とキミの仲じゃないか」

「誰だっていきなりんなこと言われたら照れるわフツー!」

 

 チクショーこの幼馴染は!! こんの野郎は! しんみりとした雰囲気にいきなり爆弾を放り投げてくるッ! これだから!

 

「ほら、そんなに騒いでいたら「かれら」が集まって来るぜ胡桃?」

「だれのせいだと……! どの口がッ……! ッ!」

 

 ……ッ、あ゛ー、もうッ! 此奴の事が暖かいとか思ってた昨日のあたし! 此奴やっぱり変態で快楽主義者だよチキショー!

 

「あ、でもまぁ、本当にうれしいな。前までこうして隣で歩くことさえも、もう想像つかなくなってしまっていたから。どことなく、新鮮な気分だよ」

「ッ、……」

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()原因は、お互い、言葉には出さない。

 あたしが、初めて幼馴染以外に熱を上げた人。先輩をあたしが追っかけている間、ずっと一樹の事をほっぽり出していた。ろくにコミュニケーションも取っていなかった。正直、今のこの状況が、相当ムシの良い話だってことは解っている。

 一樹は優しい。「かれら」になっちまった先輩を斃して、そのあと、燃やして火葬するまでずっとそばにいて手を握ってくれていた。精神状態が不安なあたしを、一度だって放っておかず、常に気にかけてくれた。

 離れたくない。今度こそ、あたしは此奴の傍にいる。

 今まで待ちぼうけさせた分、今、この状況だけど、二人の時間を沢山作ろう。

 

「なぁ、一樹(相棒)

「なんだい、胡桃(相棒)

「……待っててくれてありがと」

「なに、意外と直ぐだったさ」

「ったく、この天邪鬼め」

「よくご存じで」

「ばーか。こちとら天下の幼馴染様だぞ? お前の事ならよく知ってる」

「流石だぜ。ほめちぎってやるよ」

「なんだよその上から目線ッ!?」

「わはは」

 

 だからもう、何があっても、寂しい思いなんてさせるもんか。




・オマケ
二人っきり?ルート

*太郎丸
 まさかのイッヌ。ただ、ちゃんとルートが(何故か)ある。太郎丸は戦闘能力こそ皆無だが、主人公(プレイヤー)の正気度回復、全キャラ中でも断トツトップな直感による「かれら」のエンカウント回避、それに何より物資をあまり食いつぶさないという全体的に見ても良キャラ。好感度ガバも絶対にありえないとRTA的に見ても強い。「幼馴染」システムを切ってるとき限定の、頼れるあなたの忠犬。
「お互いに言葉は通じなくとも、誰よりもあなたの良き理解者、良き友人になってくれます。周囲に誰もいない孤立したあなたの心を、常に寄り添って癒してくれる、心優しい小さな守護者こそが、このわんこ。冷えた心の雪解けを待つ、「ひとりぼっち」のあなたに」『ひとりじゃないよ』

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