鍛冶屋と錬金術師   作:サバ缶DX

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前回からぶっ続けでやっているので雑な感じになっていたら申し訳ない。


005

上井がオルクス工房で特訓して1週間がたった。

上井はグレイから様々な訓練を受けた、その結果上井のステータスは城で特訓していた時よりも早く成長しいくつか技能も習得することに成功した。

 

1週間も経つと工房の人たちとはそれなりに関係を築くことに成功した上井であったが1週間経ったら城に戻らなくてはいけないので上井は現在関わった人たちにお礼とお別れを言いにいろんなところを回っていた。

 

そして上井の恩師であるグレイのいるらしい部屋に上井は入る。

 

 

「失礼します。 グレイさんはいますか?」

 

「坊主どうした?」

 

「今日で俺は城の方に戻らなくちゃいけないんでお別れの挨拶に来ました」

 

「そうだったな。坊主…短い間だったがよく俺の指導についてきたな今のお前さんなら戦闘の方もそれなりこなす事も可能だと思う…だが、毎日の鍛錬は怠るな。毎日やれば棟梁を越すことも不可能じゃないはずだ。 頑張れよ」

 

「はい! ありがとうございます」

 

「そうだ、坊主最後にお前さんに卒業試験をする」

 

「唐突ですね」

 

「今思いついたんだから仕方ねえだろ」

 

「そうですか…」

 

「そんなめんどくさそうな顔すんな」

 

ガハハと笑いながらグレイは自身の近くにあった拳程度の鉱石を取ると上井に投げ渡し、試験の説明をする。

 

「これからやる卒業試験はその鉱石からこの位の剣を作ることだ」

 

この位といってグレイが指をさした方向にあった剣は人並みほどの大きさのある大剣があった。

それを見た上井は目を擦りもう一度グレイの指が刺した方向を確認しグレイに尋ねる。

 

「俺の目の前にあるのは大剣だけなんですけど冗談ですよね?」

 

「大剣であってるぞ」

 

「…まじか」

 

グレイが本気で言っているのを知った上井は苦笑いしながら鉱石を見つめる。

 

「今の坊主なら出来るはずだ…たぶん」

 

「多分なんですか…」

 

「いいからさっさとやれ」

 

グレイに急かされて上井は急いで鍛治を行う。

 

「アドバイスとしては魔力武器製造を応用してみろ」

 

「応用…(鉱石に魔力を混ぜるイメージ…)」

 

グレイのアドバイスを聞き魔力武器製造を使用してみる上井、上井の握っていた鉱石は最初はそのショートソードぐらいの大きさになり、その周りを囲むように魔力がくっつき大剣ほどの大きさになった。

その大剣を見たグレイは上井の作った大剣を受け取りまじまじと見る。

そして上井に合否を言い渡す。

 

「合格だ。そこまで出来れば、あとは技術を磨けばいい」

 

「よし!」

 

上井が喜んでいると扉から護衛の騎士の一人があとすこしで出発することを伝えにくる。

それを聞いた上井はグレイに1週間の感謝を伝える。

 

「グレイさん、今までありがとうございました。 今度会えることがありましたら何か奢らせてください」

 

「いいのか? そんなこと言ってお前の財布がすっからかんになっても知らんぞ」

 

「望むところです」

 

そう言って上井はグレイのいる部屋を後にし、あらかじめまとめておいた荷物を取り近くで待ってくれていた馬車に乗り込みヴェルカの街を去っていった。

 

 

 

 

昼ごろには無事着くことが出来た上井は1週間ぶりに戻ってきた城をとても懐かしく感じながら元いた部屋に戻る。

同室のハジメは留守のようで一人で荷物を取り出したりしているとメルド団長が入ってくる。

 

「南雲はいるか?」

 

「メルド団長! 1週間ぶりですねお久しぶりです」

 

「おお、上井か久しぶりだな。 どうだ?オルクス工房での訓練はためになったか?」

 

「とても勉強になりました」

 

「それはよかったな。 そこで学んだ物を生かせるように頑張っていこうな」

 

「はい! ところで、メルド団長はどうしてここにきたんですか?」

 

「お前の護衛が帰ってきたのを今さっき知ってな、あと少ししたら実技の訓練があるから一応知らせとこうと思ったんだ。 だが、お前は帰ってきたばかりだからな参加は自由とする」

 

「わかりました、荷物を出し終えたら行きます」

 

「分かった、他の連中にも伝えとくな」

 

「はい」

 

話を終えるとメルド団長は部屋を出ていった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

荷物を全て出し終えた上井はヴェルカでこっそり買ったお土産を持ちながらメルド団長に言われた訓練施設に着くと檜山達が南雲に魔法を打ち込もうとしているのが見える。

それを見た上井は手に工房の人たちから貰った鉱石を一つ握りしめて檜山達の間に割り込もうとする。

 

「ここに風撃を望む"風球”」 「ここに焼擊を望む”火球”」

 

檜山達は上井が割り込む前に詠唱し終え、魔法は放たれた。

 

(くっそ! 間に合ってくれ)

 

心の中で念じながら手に持つ鉱石を身の丈の大きさの十字型の盾に形に変え檜山達の魔法を防ぐ事に成功する。

檜山達は突然防がれた事に戸惑い出すがそれを無視し上井は急いで南雲の容体を確認する。

 

「ハジメ大丈夫か?」

 

「え?  なんでレイがここに? いつ帰ってきたの?」

 

「少し前に帰ってきたところだ、後でお土産渡してやるから少し待ってろ」

 

南雲がそれほど大きな怪我をしてないことを確認した上井は檜山達の方を振り向き睨みつける

 

「お前ら?何やってんだ?」

 

「俺らはただ南雲の特訓に付き合ってただけだぜ?」

 

檜山の答えに対して便乗するの斉藤達3人。

 

「ふーん…訓練なんだ」

 

納得していそうな上井の表情に檜山達は武器をおろし始める

 

「そんな理由で納得すると思ってるのか?」

 

上井は檜山達との距離を一気に縮め作った盾で一番無防備であった檜山を壁に押し付ける

檜山は何か訴えようとしているが盾と壁により圧迫されておりうまく言葉が出ずに入り、呆然としていた檜山の取り巻の斉藤達は正気を取り戻したようで上井に襲い掛かろうとするが上井の一言で動けなくなってしまう。

 

「動くな! そこから一歩でも動いてみろ、俺は檜山を潰す」

 

そういって上井は盾に体重をかける。するとメキメキと不穏な音がし壁と盾の間にいる檜山はフガフガと苦しそうに何かを言おうとしている。

苦しそうにしている檜山を無視して上井は話を続ける。

 

「いいか? お前らのやっていることは特訓じゃない、ただのリンチだ。 次同じことをやってみろ今度は檜山だけじゃなくお前らもやられることを覚悟しとけよ」

 

言いたいことを終えた上井は挟まれていた檜山を開放する。

檜山を心配してなのか斉藤達は周りを囲む。

檜山は上井を睨むが当の上井は無視する、すると後ろから女性の声が聞こてきた。

 

「何やってるの!?」

 

振り返ってみるとそこには八重樫たちがいた。

 

「よっ 八重樫、白崎さんそれに天之川に龍之介も」

 

「上井! あんたいつ帰ってきたの?」

 

「少し前かな。 そんなことより白崎さんハジメを治療してもらえる?」

 

「分かったわ」

 

白崎さんが南雲を治療している間に上井はここで起きたことを説明する。

ちゃんと話を聞いていないのか天之川は何故か檜山達を擁護する。

 

「檜山達がそんな事をするはずがないだろ?檜山達は戦えない南雲に戦い方を教えていたんだと思うな」

 

天之川の意見を聞いて苛立っている上井であったが冷静に天之川に聞く。

 

「お前は一方的なリンチを訓練とでも言うのか?」

 

「上井だって檜山と南雲の行動を全部見ていないだろ? それなのに一方的に決めつけるのはよくないな」

 

「確かに俺は全部は見ていない、だがなハジメがあんなに怪我を負っているのに対して檜山達は何も負っていなかったんだぞ。 それを見てリンチと思わない方がおかしいだろ?」

 

「檜山はクラスメイトで仲間だ!そんな事はしない!」

 

自分の意見に固執してしまった天之川を見て上井はため息をつきこれ以上は無駄だと判断し訓練施設に戻ろうとする。

 

「待て! まだ話は終わってない!」

 

「これ以上話すと訓練の時間に遅れる。 俺は遅刻してまでお前と話すつもりはない」

 

そう言って上井は白崎に治癒してもらった南雲を連れてその場から立ち去るのであった。




感想、評価お待ちしております。
最初グレイとの別れのシーン少し短かったので無理矢理ですが伸ばしました許して。
ミレイは後々出す予定なんでお別れシーンはないです。
今回はコロコロと場面が変わって申し訳ねぇ。


どなたでもいいんで振り仮名の振り方を教えてください…
このままだと詠唱シーンとか書けなくなるんで…


結局貴族の伏線?や殺人事件等の伏線は回収できなかった…
番外編とかで回収するつもりなんで気長に待ってください

サーヴァント何体までなら許せる?

  • 1体
  • 2体(二人で一騎のサーヴァントを含める)
  • 3体
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