調査部隊キャンプ
調査部隊 幹部用テント 尉官用
森園優樹 坂下雄二
「本当にお前が戻ってきてくれて嬉しいわ」
同じキャンプの宿営地内のテント内で高校時代の友人の1人坂下2尉が言い
「そうか?、俺はせっかく新婚生活を楽しもうとしてた矢先に呼び戻されたからある意味ではブチキレたいけれどもな」
坂下に言い
「まぁまぁそう言うなよ、森園1尉殿」
茶化すように言い
「茶化さないでくれ」
俺は言い
「・・・・・・・・・・・・・」
迷彩服のボタンを取り首に下げている認識票に付けいているペンダントを取り出しそっと見た。
「奥さんか?」
雄二が言い
「ああ」
横からのぞき込み
「美人じゃねぇか、あ~羨ましい」
言う中
「皆川さんとは?」
俺が尋ねると
「祥子はマジで勘弁してくれ、お前も知ってて言ってるだろ!あいつから逃げる意味合いもかねて防衛大学・幹部候補過程・陸上自衛隊入隊・空挺過程と逃げ回ってるんだ」
冷や汗を流しながら雄二は言い
「うーん・・・・雄二もいい加減観念したら?」
言うと
「お前は理想の結婚が出来たから言えるんだ!!畜生め~~」
雄二が冷える中
ビーーーッ、ビーーーーーーッビーーーーーッ
突如として警報が鳴り
「敵襲か?!」
俺と雄二はすぐさま枕もとに置いてあるSFP-9が収まったホルスターを装着し
「雄二、弾倉」
6本あるうちの3本を雄二に投げ
「サンキュウ」
マグポーチに急いで入れ、暗幕を飛び出す。外であった隊員に
「何があった!」
聞き
「お客さんん目覚まして暴れるみたいだ」
89式小銃を携えた隊員と医療テントに行くと
「動くな、道を開けなさい!!さもないとこの女の首が飛ぶわよ」
1人の女性が自衛隊の医務官の首元にメスを突きつけているが
「はぁ~・・・・・・・」
医務官の木田優子1等陸尉がため息をついている。それに気付いたのか
「な・・・何がオカシイ!!」
女は逆上するが
「イイ事、相手を殺せるチャンスが合ったら躊躇わない事、フンッ」
次の瞬間溝内の一発肘鉄をかまし
「ウっ」
もろに喰らったその人はメスを取り落とし
「少し落ち着きなさいな」
木田1尉は言う。まさに余裕の表情だ。周りがあっけにとられる中俺と雄二はすぐさま
「動くなッ」
SFP-9の銃口を向ける
「悪く思うなお嬢さん、そうそう暴れられてもかなわないもんでな」
雄二が言い
「まず目的を聞かせてくれ、手荒い真似は・・・・もうしちまったか・・・」
木田1尉を見てため息をつき
「ちょっと何よ!」
抗議めいた口調で言われるがこの再無視し
「姫様は何処に?」
言い
「貴方と一緒にいた方ですか?」
尋ね
「・・・・・・・・」
一瞬木田一尉を見て
「コクン」
彼女も頷き
「こちらへ」
木田一尉はその人を案内し
奥のテントへと連れて行く。そして
「姫様!」
ベットに寝せられている女性に言い
「なんです・・・騒々しいですよ・・・・シエル」
女性は言い、シエルと呼ばれた女性は
「この方は、リディアナ王国第45第女王エリー・サリファン王女であらせられます」
言われ、俺は
「敬礼ッ」
すぐさま号令をかけ、89式小銃を持つものはすぐさま捧げ筒をする。
「???」
「???」
2人とも訳が分からないというような表情をしているが
「大変失礼致しました、今私の上官がこちらに向かっていますので」
言い
「雄二!」
「ああ、うちの中隊長と派遣部隊司令と外務省の全権委任された外交官が向かってる」
雄二は言い
「了解だ」
そうしてすぐに
「森園1尉、坂下2尉ご苦労」
派遣部隊司令の深崎真司1等陸佐と特殊作戦群第1戦闘中隊中隊長の深田3等陸佐が来て最後に
「すみません、遅れました」
外務省全権委任大使の津屋崎が訪れる。軍人の俺達は完全に蚊帳の外に置かれる中
「成る程、分かりました」
2人から話を聞き終えた津屋崎全権大使は、テンとの外にいる俺と雄二に
「いい働きをしてくれました、うまく行けばこの世界で初めての国交を結べる国かもしれません。それと同時に私が政府に提唱していた部隊の編制を承認して頂けるかもしれません。」
津屋崎は言い
「新編成の部隊?」
雄二は言い
「フフフ、お二人とも休める時に十二分に休んでいてください。」
意味深な事を言い、津屋崎全権大使は去って行った。俺達は一度暗幕の中に入り
「失礼致します」
中に入り
「先程は配下の者が大変なご迷惑をお掛けしました。重ねてお詫びいたします。」
頭を下げられ
「いえいえ、訳も分からず拘束されれば誰しもああいう行動に走ります」
言い
「お医者様も付きっ切りで看病して頂いて」
木田1尉を見て言い
「それが私の仕事ですから、どうぞお気になさらずゆっくりお体を休められてください」
木田1尉は答えたのだった。その後俺達は自分の暗幕に戻り
「なぁ、あの外務省から着た野郎どう思う?」
雄二が言い
「なんか独自に部隊組織を考えているようだが、危ない奴じゃないといいんだがな」
俺は言い
「まさか、いまさら異世界でクーデターを起こしてもしょうがないんだ」
雄二が言い
「でも引っかかるんだよなぁ・・・・・・」
俺はつぶやくのだった。
次回~津屋崎全権大使の考え~を予定しています。