津屋崎全権委任大使 暗幕
「ふむ・・・・こんなものですかね・・・・」
津屋崎は一つの紙の束を纏め上げた
「新編成部隊 概要」
と記されており新たな「特殊部隊」の創設に取り掛かっていた。
1任務内容 多種多様{特殊任務・非合法・非正規を含む}
2部隊規模 約1個中隊100名前後が望ましい
3装備概要 特殊作戦群や米軍グリン・ベレーを参照
4指揮系統 派遣部隊司令部直轄が望ましい
5指揮官・部隊幕僚メンバー 以下の通りを希望する者である。
森園優樹1等陸尉
坂下雄二2等陸尉
吉川明久2等陸尉
久田利光2等陸尉
木田優子1等陸尉
木田秀吉2等陸尉
土田康太2等陸尉
高本翼 2等陸尉
根本恭哉2等陸尉
岸本司 3等陸尉
尚、部隊総司令官には森園優樹が適任であると思われる。経歴上何ら問題がないと確信する為[3等陸佐]への昇任を推薦するものとする。
「大まかにはこんな感じですかね・・・・」
津屋崎は言い
「多種多様な任務を正規・非正規・非合法を問わず行う部隊」
呟き
「此処に記すメンバーは全員が「特殊部隊過程」を修了済み。人員としては問題はない唯一の女性隊員の木田1尉も非公式ではあるものの、米陸軍デルタの過程を修了済みである軍医・・・」
希望人員としてリストアップした人員のデーターを元にして言い
「この異世界で生きていくには柔軟な対応が求められる、彼らはそれが可能だ。命令された事しかできない人員では意味がない。臨機応変に状況に対処可能な人員が必要不可欠だ。」
津屋崎はコーヒーを飲み
「{森園1尉はその分非の打ちどころがない。あの例の事件は知ってはいるがあれ自身は彼になんの落ち度もない、むしろ彼の上官だった者に落ち度がある。しかし運が良い、彼が復帰してくれている事に}」
パソコンに表示される
「森園優樹」
の個人ファイルを見て津屋崎は言うも
「{だが、特殊作戦群は彼を手放すだろうか?否、手放したがらないだろうが部隊に必要な人員に変わりはない。}」
考えつつも
「!」
思いつき
「{特殊作戦群に後ろ盾になってもらえばいいのか}」
津屋崎は思いもう一度、幹部人事を見て
「うむ、殆ど全員が特殊作戦群出身者だ、これなら行けるはずだ」
津屋崎は再度原案を確認していき
「唯一の問題は装備の偏りだな・・・・・・・」
呟く。政府に要求する人員と装備は殆ど特殊作戦群に匹敵する装備だ。
M4A1アサルトライフル
SFP-9
MP7A1サブマシンガン
M870MCSショットガン
M24SWS対人狙撃銃
M107対物狙撃銃
M203グレネードランチャー
書類を確認する。携行する銃火器も強力だが、彼ら専用に航空団からも何個かチームを作らねばなるまい。部隊編成はうまく行けば人員は承認されるが装備はひと悶着ある可能性を考慮し原案2を考えないとなるまい。
「平和ボケも此処まで来ると病気ですな」
私は言いつつも最後の部隊名に目を通す
「特殊作戦混成隊」
「Special Operations Mixed Unitの頭文字を取り、[S.O.M.U.]と書類には記載されていたのだった・・・・・・・・」
次回~政府の見解~を予定しています。