此処はどこ?迷子の日本国   作:特殊作戦群

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その日の夜・・・・異変は起こる・・・・


第2話~地震~

森園家

 

優樹・真理奈 寝室

 

「今日も働いた働いた」

 

パジャマに着替え、ベットに横になる。

 

「ふふふ、今日もお疲れ様、優樹」

 

真理奈もベットに座り

 

「ああ、ありがとう」

 

ベットから妻を見上げる形になる。不意に

 

「ねぇ、優樹はさ私と結婚する時婿養子になる事に葛藤や迷いはなかった?」

 

真理奈は言い

 

「今更だな、義両親には言っていたけども真理奈にはこの事を言うのは初めてかもしれない。」

 

言うと

 

「何?」

 

真理奈は言い

 

「俺の両親は本当は既に亡くなってるんだ。」

 

言い

 

「え?!、だって私達の結婚式の時に・・・・」

 

真理奈は言ったが

 

「叔父と叔母だよ」

 

答え

 

「俺の本当の親は二人とも自衛官だった。母、節華は空自のパイロットで父の宗司は海自の隊員だった。母や戦闘機の墜落事故で父は朝鮮の内乱のとばっちりで、親を2人とも亡くした俺は叔父と叔母の孤児院に引き取られたんだ。そこで育ち今日まで生きている。」

 

答え

 

「そう・・・・なん・・・・だ・・」

 

真理奈は言い

 

「だから婿とか嫁とかそんな事は関係ない、只「暖かい家庭」に憧れはあった。全部だから真理奈に感謝しているんだ、男としては恥ずかしいかもしれないけどもさ恋愛に無頓着な俺を選んでくれて、告白もプロポーズも全部真理奈からだったよな。今思うと情けない話だけどもさ」

 

語りつつ

 

「そんな事ないよ、優樹も準備してくれていたんだもの本当の事を言うとね、他の課の子が狙ってるっていわれてたからかな。焦っちゃって。」

 

真理奈は言うも

 

「その女が何処の課までは知らないけどもそいつはどうせ「防衛大卒」の肩書に惚れ込んだ只のアホだろうよ。」

 

バッサリ切って捨てた。

 

「よくあったよ、防衛大学時代に合コンに連れていかれると皆が皆成績や将来に肩に付けるであろう階級章の事しか興味がない。俺は防衛大学時代は自慢してると誤解されたくないから言わなかったが4年間+幹部候補生過程学校の1年の合計5年間主席の座を明け渡した事は一度もなかったよ」

 

答えると

 

「・・・・・・・凄い・・・なんか超エリートな人を婿に私迎えたんだね」

 

真理奈は言うも俺は首を横に振り

 

「いや、エリートなんかじゃないよ俺は。少なくともね」

 

答えたその時だった、

 

「?・・・・地震?・・・大きいぞッ」

 

揺れが段々と大きくなり棚に飾っている物や写真が落ちる中

 

「真理奈ッ、危ない」

 

棚の飾っている物が一斉に落ち素早く反応し俺は真理奈の上に覆いかぶさる

 

「ツッ・・・」

 

次々と落ちてきた物が俺に当たる中揺れが収まるまで俺はその体制を取っていたが

 

「ゆ・・・優樹・・貴方!」

 

その時真理奈の顔に真っ赤な血がポタっ・・・ポタっと雫のように滴り落ち

 

「どっか切ったかな・・・」

 

真理奈からどいた時

 

「真理奈ッ、優樹君大丈夫か?」

 

廊下から、お義父さんとお義母さんの声が聞こえ、俺が言うよりも早く

 

「父さん、母さん、優樹が!!」

 

真理奈が言い、部屋のドアが開き

 

「!!」

 

お義父さんが

 

「大丈夫か、優樹君!母さん、救急箱急いで!!」

 

お義父さんは叫びお義母さんが急いで救急箱を持ってきてくれ

 

「傷は浅いぞ、しっかりするんだ!!」

 

言われ

 

「大丈夫ですよ、何処切ったかな・・・」

 

鏡で確認し

 

「額か・・・大丈夫です自分で手当てしますよ。」

 

救急箱から慣れた手つきで止血用のガーゼや消毒にテーピングテープを取り自分で止血を行い

 

「痛ッ」

 

消毒薬が染みるが我慢し再度ガーゼを当て、その上からテープを貼り固定するのだった。

 

「流石、元軍人なだけあるね血を見ても動じない。」

 

お義父さんは言い

 

「お義父さん、何度も言いますが軍人ではなく自衛官です」

 

顔を向けて言い

 

「ダイニングのテレビを付けてみましょう」

 

お義母さんに言われ皆で一階のダイニングのテーブルに移動する。テレビを付けると地震速報が出ていたが不審な点が大きすぎた。結構大きめの地震にも関わらず被害がなく

 

「どうなってるんだ?」

 

俺は額を抑えつつも言い、さらに

 

「この地震による津波の心配はございません」

 

等情報もあるが

 

「大丈夫なのかしら?」

 

真理奈も言う。だが同居している真理奈の家は比較的にも高台にあり仮に津波が来てもよほどの大きい津波でなければ飲まれる心配はない。

 

「一応、非常用の備品チェックしてきます」

 

俺は立ち上がる。この家には元自衛官の俺の意見で非常用の備品が多めにある。例えば非常用の電池各種それに充電式ラジオにモバイルバッテリーに携帯トイレ食料品もちゃんと備え自衛隊の戦闘糧食の民生品版を置いてある。水なしでも食べる事が出来るデイトナックス等もある。

 

「私も行くよ」

 

お義父さんと2人地下室に行き

 

「お義父さん、物品大丈夫そうです」

 

保管している物を確認し

 

「こっちもだ」

 

返事が来て

 

「それよりも、さっきはありがとう、真理奈を守ってくれて」

 

お義父さんは言い

 

「家族を守るのに大事な人を守るのに理由がいりますか?お義父さん?」

 

俺は言い

 

「本当に真理奈は人を見る目がある子だ。自分で立派な婿殿捕まえてきた。」

 

改めて言われると恥ずかしくなるが、ある物を手に取り

 

「お義父さんこれもってって下さい。余震があるかもしれないですからね」

 

ヘルメットを二つ渡し、俺も自分の分と真理奈の分と二つ取るのだった。

 

「眠れない夜になりそうかな・・・・・」

 

俺は呟き地下室を後にするのだった。




次回~異常事態~を予定しています。
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