此処はどこ?迷子の日本国   作:特殊作戦群

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自衛官の人員不足がやはり響く中、人員の補充と言う名目で各隊とも復帰要請者リストを作る中、陸上自衛隊「最精鋭部隊」も動き出す。


第4話~優秀な人員~

あの地震から数週間

 

陸上自衛隊 特殊作戦群 群本部

 

習志野駐屯地 司令室

 

「人員確保の為の復帰ねぇ」

 

机に群長深町洋一1等陸佐と

 

「これまた政治屋の都合で好き勝手やってくれる」

 

副群長の矢野健二2等陸佐は

 

「仕方がありません、群長」

 

言い

 

「各中隊で退官者を含め復帰要請者を絞りました」

 

リストを見る深町1佐は

 

「・・・・・・・・・・・・・?おいおい、あいつが含まれてねぇじゃねぇか最も頼りになる奴がよぉ」

 

リストを見て言い

 

「・・・・一ノ瀬元1等陸尉の事でしょうか?」

 

矢野2佐は言い

 

「ああ」

 

深町1佐は言い

 

「どいつもこいつもマニュアルマニュアルとまぁぬかしやがる、特殊部隊に求められる能力は臨機応変な対応ができるか否かだ」

 

深町1佐は言う中

 

「彼の属する第2戦闘中隊からではありませんが、第1戦闘中隊から追加の要請書としてお預かりして今まで一ノ瀬元1尉の行方を調査していましたが残念ながら戸籍自体が発見できませんでした。それと彼の元上官に当たる坂本3佐の反対の声もありますが」

 

矢野2佐は言い

 

「何?、一ノ瀬がくたばったとでも言いたいのか?それに一ノ瀬が辞めた理由は坂本に原因があるからじゃねぇか、どの身分で反対意見なんぞ」

 

深町1佐は言い

 

「群長お仰る事は分かりますが現状そうとしか言いようがありません、今現在細部にわたるまで再調査を行っている所ですが・・・・」

 

矢野2佐が言った時

 

コンコンコン

 

ドアからノックが聞こえ

 

「入れ」

 

深町が言うと

 

「失礼します、木村1尉入ります」

 

中に入ってきたのは優樹の同期に当たる木村哲郎1等陸尉だった。

 

「矢野2佐の指示で再調査しましたが、ようやく発見できました。」

 

木村1尉は言うと深町にファイルを渡す。

 

「・・・・森園優樹?・・・・こりゃぁ・・」

 

言う深町に対し

 

「一ノ瀬はもう旧姓です。アイツは除隊後大手の〇×に入社し自衛官時代の経験を買われて「危機管理部門」に配属されています。そして会社で奥様の森園真理奈さんに出会い結婚、奥様の家に婿養子に入っていました。ですのでいくら一ノ瀬優希で調べても見つかるはずがないわけです。」

 

木村1尉は言い

 

「なんとまぁ・・・・」

 

矢野2佐は言い

 

「嫁さんの家族の背後は全部洗ったか?」

 

深町1佐は問い

 

「ええ、全て隈なくチェックしました。親戚にいたるまで全て問題ありません。」

 

木村1尉は言い

 

「住所も此処に記載させて頂いています。」

 

付け加えて木村1尉は言い

 

「坂本3佐の反対意見はどうしますか?」

 

尋ねる矢野2佐に

 

「放っておけ、あいつは只のお飾りだ。今のアイツに第2戦闘中隊は統率は出来まい。ベテランの叩き上げの幹部と曹長を付けておけばいい。」

 

深町1佐は言い、木村1尉に向き直り

 

「木村1尉、かつてのアイツの部下を連れてっても構わないからなんとしてもだ何としてもいちのじゃなかったな森園元1尉を説得し復帰させろあいつは群には必要な人材だいち民間企業で腐らせるなんて事は出来ない。対テロ・情報収集・偵察行動どれをとっても貴官に並ぶベストな人材だ。」

 

木村1尉に命じ

 

「ハイ、勿論です。アイツとは幼稚園、小学校、中学校、高校、防衛大学と腐れ縁ですからね、俺もあいつの居ない特戦群にいても何かが足りない感じがしていましたので。必ず説得しますよ」

 

木村1尉は言う中

 

「だが、家族をだしに使う真似をするなよ。解っては居るとは思うが脅迫もだ」

 

深町1佐が言う中

 

「群長はアイツの怖さをご存じない、あいつの大事な物に手を出そうものなら例え味方でも殺されますよそれに喧嘩しに行くわけではありませんしね」

 

言い

 

「頼むぞ」

 

矢野2佐も言い

 

「アイツの部下だった高本2尉や芳賀曹長も連れて行ってよろしいのですね?」

 

確認を木村1尉は取り

 

「問題ない」

 

深町1佐は言うのだった。そして司令室を出た木村1尉は

 

「さてはて森園かぁ・・・アイツ結婚してやがったのかよ水臭い報告の1つくらい入れてくれてもイイじゃねぇかよ」

 

言いつつも

 

「事実難しい問題だな、どうやって森園を納得させて復帰する事を了承してもらうか」

 

木村1尉は考え

 

「{恐らくはあいつは今の家族を大事にしているからな。素直に現状を話し力を貸してくれと言うしかないだろうな、互いに特戦群だ下手な小細工は通用しないだろうしな優希には}」

 

思いつつも

 

「やるしかない・・・な 」

 

木村は言いかつての優希の部下の翼や芳賀曹長を招集し現状を話し

 

「「隊長が結婚?!」」

 

「「婿養子?!」」

 

2人は驚いていたが

 

「そうですか、私も隊長の事は心配していましたがご結婚されていたのですかそれはよかったです。」

 

そこにはベテラン曹長の顔と言うよりも一人の自分の息子・娘の幸せを喜ぶような親父さんともいえる顔をしており、翼も

 

「水臭いじゃないですか、一番今まで近くに居たのに結婚の報告も何もなしなんて」

 

翼は少し憤慨していたが

 

「まぁ・・・・・・仕方がないですよね」

 

翼は呟き

 

最終的に納得し、

 

「それで隊長を説得して特戦群に復帰してもらうと言うのですね」

 

芳賀曹長も言い

 

「しかし骨が折れそうですね、相手が悪すぎる。互いに特戦群ですし手の内は分かり切ってる分下手な小細工は通用しないですよ。」

 

翼は言い

 

「だからストレートに行くしかない。」

 

木村は言い

 

「二人も協力してくれ」

 

言い

 

「「分かりました」」

 

高本2尉も芳賀陸曹長も頷くのだった。二人を見て木村も

 

「{少しは可能性があるかな・・・・}」

 

思っていたのだった。




次回~説得~を予定しています。
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