僕のヒーローアカデミア~究極生命体幼女RTA~ 作:ヴィヴィオ
レッちゃんと瑞鶴ちゃんが家出してから数日。現在は二人共、カウンセリングを終えて家でお勉強中です。それもしっかりと教師がつきました。それもとびっきりの人達ですね。
「ヒーロー公安委員会の依頼により来ました
小学生と大差ない身長をしたピンク色のカールがかかった髪の毛にピンクの瞳をしたスーツの女性です。身分証には二十代になっております。
「防衛省から来ました
もみあげの長い、やや茶色みがかった黒髪のショートボブに茶色の瞳。頭にはヘッドギアをつけ、首や手には装甲が取り付けられています。身長はだいたい中学生くらいかな? こちらも年齢は二十代のようです。
「よろしくお願いしますね」
「よろしくお願いいたします」
はい。実家と政治家としての圧力をかけてヒーロー公安委員会は黙らせましたが、流石に野放しにはしてくれません。
ネネカさんは教育してコントロール下に置くために教育と監視のためにやってきたというわけです。幼い年齢でオールマイトと戦えるレッちゃん達がヴィランになったら大変ですからね。それにあわよくばヒーロー公安委員会の手駒にするためです。原作のホークスみたいな感じです。
火鳳大空こと大鳳ちゃんは防衛省から派遣された護衛という名の監視です。国防の観点からして奪われたら大変危険ですから、しっかりと守って国益になるようにしろというわけです。
今回の件を無かったことにしてやるから、監視と護衛、教育に関わらせろや! という国の思惑ですね。
「この人達は大丈夫なの?」
「夫の話では大臣からの命令だそうだ」
「ああ、なるほど。内閣情報調査室の所属ね」
「だろうな」
ママもお母様もご理解しておられるようですが、言っちゃえばスパイです。レッちゃんの個性を経験豊富な走者が使えばスパイなんて余裕のよっちゃんですからね! (117敗)
「では、お勉強しましょう」
「「は~い」」
ネネカさんが子供達にしっかりと教えている間に大鳳ちゃんは家の周りを確認していっています。もちろん、彼女達だけでなく日本人の黒服や明らかに外国人の黒服がいます。さらにさらに少年少女の外見をした兵士から厳つい如何にもな軍人さんまで、超厳戒態勢が敷かれております。流石にその人達は個人用携帯火器で武装している程度です。
「なんのお勉強がしたいですか?」
「これ~!」
「ほぅ、核についての勉強ですか。大変よろしい。ですが、まずは基礎的な知識から身につけましょうね。そうでないと内容がわかりませんから」
「は~い」
「まずは読み書きから?」
「そうですね。貴女達の学力がわからないので簡単なテストを作ってきました。まずはこちらをやってください」
ネネカさんが十冊の問題集をカバンから取り出し、二人に渡していきます。国語や算数から始まり、多種多様な科目が用意されています。
「うぇ~」
「多い……」
「一冊終われば休憩です。ご褒美にアイスをあげましょう」
「「アイス!」」
二人の目がキラキラしだしました。ネネカさんは持ち込んだ冷蔵庫からアイスを取り出し、二口分だけそれぞれスプーンで掬ってレッちゃん達に食べさせました。
「美味しい!」
「もっと……」
「ワンカップ十万円のアイスですからね。23金の食用金箔にマダガスカル産バニラビーンズを使用したアイスクリーム。そこにイラン産のサフラン、ブラックトリュフが使用されています。取り寄せて再現した私物ですが、終わったら差し上げます。やりますか? やりませんか?」
「「やる!」」
レッちゃんと瑞鶴ちゃんの両親なら普通に買えますが、子供にとってはわかりません。そんなわけで二人は一生懸命にお勉強を開始しました。その様子をしっかりと監視しているネネカさん。
ご両親は少し離れた場所で見守っています。特にママの方は身重なのでゆったりとしたゆりかごのような椅子に座っています。お母様の方はカウンターに座りながら多数のヒーロー活動に関する書類を処理しています。彼女はさっさとヒーロー免許を取ったのです。
試験を特別にさせて習得しています。方法としては祖国の方で免許を発行させ、それを国内に持ち込んで国内でも活動できるように申請してテストを受けるのです。もちろん、このテストに妥協は一切ありません。権力があろうがなかろうが、既定の点数に達しなければ落とされます。ちゃんと公開されるから仕方がないね。
まあ、現状はこんな感じで国側もしっかりと介入してきているので、放置でいいです。スキップしてレッちゃんに天啓を与えるために用意しておきましょう。スキップだ~!
等速に戻りました。どうやら、レッちゃん達は船で太平洋に来ているようですね。周りには既に何もありません。見渡す限り、大海原です。日本の排他的経済水域の少し外です。
「ここか?」
「教えてもらった座標ではそうよ」
ギャングオルカこと空悟パパが嫁のメルに確認をしております。今回、来ているのはレッちゃんとその両親。それに瑞鶴ちゃんと護衛の大鳳ちゃん、先生のネネカさんにギャングオルカのサイドキック達です。
「そろそろ時間ね。全員、津波に備えなさい」
「「「サー!」」」
「「わくわく」」
「海底より超巨大物体接近中! 浮上してきます!」
子供達が楽しそうに海を見ていると、急激に海面が盛り上がっていきます。少しすると海から凄い勢いで数キロはありそうな巨大なメタリックなクジラが飛び出し突き立ったようになり、重力に従って海面に倒れます。
その衝撃により、巨大な津波が発生しますが、レッちゃん達の周りにママが海流を発生させて上空に巻き上げることで防ぎます。また、同時にレッちゃん達から半径五キロの範囲で発生した津波も全て別の海流が現れて水柱となって空にまきあげます。これらに加え、飛び出したクジラの下に渦潮が発生して周りの海水を急激に巻き取って深海へと送り込んでいますね。
「すご~い!」
「うん、すごいね……」
びしょびしょになりながら喜んでいる子供達ですが、大人達も含めて服の下には水着を着ているのでスケスケになっても大丈夫ですし、救命胴衣もちゃんとつけています。
「これが私の実家、龍宮寺が保有する海底移動型拠点、超巨大潜水空母龍宮城よ」
「ふぇ~!」
「カッコイイ」
全長2250.0m、全高540.0m、重量 82900.0t、最高速度827km/h(出したらオーバーホール必須)。武装は発破用の潜水魚雷や海賊や空賊などに対する対空砲、バンカーから弾道ミサイルまで日本政府に内緒で満載。中には自給自足可能なプラントも装備。海底資源を回収しながら大海原の海底を探索する調査船。そう、調査船扱い……馬鹿かな?
もちろん、動力とか知られてはいけない奴なので、基本的に日本などは排他的経済水域の外で待機し、他の船で買い出しなどを行っております。日本の領海に入らなければ臨検を受ける必要もありませんからね。そういう感じで献金や税金、他の企業への海上補給や救助部隊の派遣なども国際的にやっているので政府としては外に待機させるならよし。という扱いですね。
終盤になるとメルちゃんが率いる海戦の本拠地として扱われるラストダンジョン扱いです。メルちゃんを撃退し、逃げた先にこのクジラさんが待ち構えているという恐怖。プレイヤーは魚雷の嵐から逃れながらメルが回復するまでの間にこいつを撃破、もしくは内部に侵入しないと大変です。
最悪なルートの一つではオール・フォー・ワンさんの牙城となり、融合して超巨大金属生命体とのバトルにもなります。劇場版の一作目であった感じですね。あのノーマルヴィランさんがラスボスさんに代わり、制限なく兵器群を使ってくるのです。ヒーローが勝てるわけないだろ、いい加減にしろ! (51445敗)
兄貴姉貴達が上げてくれた勝利動画には終末戦争よろしく、各国のヒーローや軍が共同で戦う必要があるぐらい悲惨な戦いになっていました。核ミサイルの撃ち合いから始まっていました。もちろん、ヒーローだけで倒す動画もありました。こちらはなんと100時間を超える趙大作です。
そんな話をしている間にレッちゃん達が龍宮城の中へと入っていきました。中に入ると、さっそく案内の人がやって奥深くへ連れていってきます。もちろん、ママのメルちゃんは従業員の方々に歓迎されていきます。
レッちゃん達が向かった先は龍宮城の奥深くであり、住居区画です。その中でもとても格式高いところですね。日本風の城主の間と言うべきところに綺麗な十二単に身を包んだメルによく似た女性がいます。
「ただいま帰りましたお母様」
「よく帰ってきました。空悟さんもお久しぶりですね」
「はい。本日はお招きいただきありがとうございます」
「メルが子を孕んだのであれば当然です。それに戻って来るように言っても聞かないのですから……」
「お母様。それよりも紹介したい子が……」
「でそちらの子ですね」
瑞鶴ちゃんは不安そうにレッちゃんの服を握っていますが、肝心のレッちゃんは不思議そうに周りをキョロキョロと見ていますね。かぁわいい!
「レッちゃん。挨拶しなさい」
「レッちゃんだよ」
「水錬が名前よ」
レッちゃんの言葉に面倒になったのか、丁寧な言葉を止めてレッちゃんを抱き寄せて膝の上乗せてなでまくるママ。
「そうですか。私は乙姫。おばあちゃんになりますね」
「おばあちゃん?」
「はい」
「認めてくれるの?」
「ええ、認めましょう。どのような手段であれ、我が一族の血が入り、“個性”を持っているのであれば問題ありません。ましてや龍宮寺ではなく、逆俣家なので認めないはずはありません」
乙姫さんからしたら、“個性”を確実に引継ぐことが出来るレッちゃんは大変使える存在です。手元に置いて庇護を与えるのに一切問題はないでしょう。
「我が家を継ぎたいのであれば養子としてこちらに来るか、空悟さんが婿入りすることですね」
「どっちでもいいのね」
「ええ、今のところ引継ぐ必要はありませんしね。スペアはまだ居ますから、最低限の役目を果たしたのであればお好きになさい」
「本当に?」
「まあ、こちらからお願いがないこともありません。ですが、ここには我が家系以外の部外者も居ますから、後程としましょう」
乙姫さんは付いてきているネネカさん達を一瞥した後、手を叩きます。すぐに複数の人達がお膳を持ってやってきます。まあ、あちらからしたらスパイが入り込んできているので、適当なところでお帰り願うといったところでしょう。
「まずはお食事としましょう。もちろん、レッちゃんのお友達である瑞鶴ちゃんと護衛の方々も歓迎させていただきます」
ネネカさんと乙姫さんが穏やかな表情で挨拶しながら、裏でバチバチやっているところは無視して、食事をしつつ親族の人達に挨拶をしていきます。
「メルに子供ができたって本当?」
「本当よ、姉様。レッちゃんとお腹の中に居るわ」
「それは目出度いわね」
「この人はおばちゃん」
「なっなっ!?」
「ええ、そうよ。レッちゃんのおばちゃんよ」
「誰がおばちゃんよ!」
やってきた超巨乳のお姉さんが怒りだしますが、無視するママ。レッちゃんの口元を拭いてあげたり、甲斐甲斐しく世話をしています。
「おばちゃんだよね?」
「おばちゃんですね」
「えっと、関係的にはそうかと……?」
「潰す」
両手に水が生まれ、それが巨大な爪を形成します。レッちゃん達は戦闘態勢を取ろうとしますが、ママは丁度いいとばかりにでてきた蟹のゴミを姉に向かって放りなげました。姉は反射的に両手で挟み込むようにすると、両手の間で水によって超圧縮されて一センチ以下になっていきます。
「め~る~!」
「レッちゃん、見た? ああいう使い方もできるのよ」
「お~すごい!」
「勉強になります」
「元気だな……」
空悟さんは空悟さんでメルママのお父様と一緒にお酒を飲んでいきます。次第にレッちゃんと瑞鶴ちゃんを姉が追いだしますが、二人は逃げます。
「「やめなさい」」
ここの主である乙姫さんと教育係であるネネカさんの言葉によって物理的に鎮圧されて正座させられる三人でした。メルママは我関せずと食事を終え、使用人の女性達に妊娠中の注意事項などを確認しております。大鳳ちゃんはしっかりと護衛をしていますので、お酒も飲みませんし、食事もしていません。
「探検だー!」
「探検ー!」
「なんで私が……」
「罰だからしっかりと案内してきなさい」
「護衛なので私もいいでしょうか?」
「いいわよ。どうせ案内するところは問題ないところだし。変なところに入ったら知らないから」
罰として姉がレッちゃん達を案内することになったので、レッちゃんと瑞鶴ちゃん、大鳳ちゃん、お姉ちゃんは四人で探検ツアーに行きました。無茶苦茶広いのでレッちゃんと瑞鶴ちゃんはワクワクドキドキです。まあ、ただの施設案内なんて必要ないのでスキップです。
おや、皆が寝静まったころに等速に戻りましたね。どうやらレッちゃんが誘拐されました。犯人は……おばあちゃんですね。
「連れてきましたよ」
『ありがとう』
そこは複数の培養槽が存在し、中には裸の少女ががたゆたっている物や不気味な生物の死骸や生命活動こそしているものの眠っている物もあります。明らかに違法研究所のような感じすらする場所ですね。やばーい!
対空砲やミサイルの搭載は政府も確認していますが、動力などについても謎です。もちろん、弾道ミサイルなんかも持っているとは知りません。未来で戦った時には持っていました。どこからか買ったのかもしれませんね。
ネネカさん:プリンセスコネクトの方をイメージ。トガチャンの親戚で“個性”は現身。対象の姿などを写し取ることができる。
大鳳ちゃん:皆さんご存知の装甲空母。こちらでは個性が火の鳥
姉:妹が姉になっただけ。圧縮能力は海流操作のちょっとした応用。
乙姫:BBではなく、大奥の方をイメージ。むしろ融合?
ヴィラン側に一緒にくる深海棲艦
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駆逐棲姫
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水母水姫
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潜水新棲姫
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離島棲姫
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北方棲姫
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護衛独還姫
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北端上陸姫
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深海千島棲姫
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泊地棲鬼
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アンツィオ沖棲姫