僕のヒーローアカデミア~究極生命体幼女RTA~    作:ヴィヴィオ

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第2話

 

 お待たせいたしました。それでは続きをやっていきましょう。前回は研究所からレッちゃんが脱出したところですね。

 現在、レッちゃんは爆風でコロコロされて地面から転がり落ち、止まったところでわけもわからずペタンと女の子座りをしながら周りをキョロキョロしています。

 まあ、無理もありません。彼女は研究所の外から出たのが初めてですからね。

 

「ん~? ん~!」

 

 さて、不思議そうに怪我しつつも遊んでいるレッちゃんを放置しておきます。どうせ細胞が増殖して再生するので放置しておいても問題ありません。

 むしろ、ここからが問題です。このままこの場所に居ると爆発を見たか、聞いたかは知りませんが、ヒーロー事務所に通報されます。そうすると近場のヒーローがやってくるんですよね。

 ヴィランルートであればここでコロコロするのも手ではありますが、タイムロスになるのでやりません。ヴィランとなると指名手配されて公共交通機関がほぼ使えなくなるんですよね。(5敗)

 ヒーローに見つかればいらないというのに保護された後、警察官に取り調べを受けます。戸籍も身元保証人も、居ないレッちゃんでは長期間拘束されること間違いなしです。そんなタイムロスは頂けないのです。ヒーローに保護されるにしても、欲しい細胞を手に入れてからでないといけません。ですから、研究所に居る間に個性のレベルを上げておかないといけなかったのです。

 ここからはヒーローに見つからないようにこっそりと研究所がある何処かの山から脱出しましょう。もちろん、研究所の位置はランダムなのでまず現在位置の把握からが重要です。とりあえず高いところにレッちゃんを登らせて周りを確認しましょう。

 

「ん!」

 

 木に指を突き入れながらするすると登っていきます。筋肉のなせる技ですね。物理さいきょー! 

 さて、レッちゃんが木に登り終えたので、周りを確認しましょう。どうやら遠くに海と港が見えるようです。見覚えはあります。目的の場所から少し遠いですが、まだましなところです。では、そちらの方に向かって山を下りていきましょう。イクぞー! 

 

「おー!」

 

 自動モードだとヒーローに見つかってしまうので、ここは手動でやりましょう。試走で二十回ほど走ったマップなので問題ありません。

 

「っ!?」

 

 木々を抜けると、そこは道路です。飛び出さずに木の後ろに隠れて少し待ちましょう。少しすると右側からサイレンの音と赤い回転灯をともした集団がやってきます。ここで飛び出していたら彼等に気づかれていたんです。

 息を殺してしばらく待っていると、全てが通り過ぎていきました。あの集団にはヒーローも乗っているので、見つかればタイムロスになります。わかりましたか? 

 

「ん」

 

 では、道路に飛び出して崖を飛び降りましょう。途中で崖を蹴って大きな木の方に移動します。

 それから枝に掴まって身体を回転させて速度を殺して木から木へと飛び移って移動しますが、タイミングをミスるとそのまま落ちて死にます(24敗)。

 何故こんな事をするかというと、地上を走ると移動した痕跡が残るのでまず味だからです。

 木から木への移動は慣れないと途中で落ちてタイムロスになりますが、走者の皆さんなら練習しているはずなので問題ないでしょう。練習する時は崖から飛び降りずに木から木でやりましょう。お兄さんとの約束だぞ! 

 

「ん!」

 

 移動していると、そろそろエンカウント地点に入ります。ヒーロー襲撃イベントは相手の拠点が判明しているので、襲撃するわけなので当然ですが、監視されています。一定の距離を置いて逃げられないよう布陣されています。

 襲撃後にこのルートを通ると、ほぼ確定でヒーローと警察とエンカウントします。ですが、今回はヒーロー側の準備が整う前に行動を起こし、研究所を爆破していますので警戒網に穴が出来ています。その穴から脱出しましょう。ここでガバると、タイムがまず味になります。

 

「ん~?」

 

 おっと、エンカウントしたようです。相手は──

 

「迷子か、怪我人か、まあいい。どちらにしろ濃密な血の匂いだ。捕獲すればいい」

「そうですね。お願いします」

「任せろ」

 

 なんで、なんでここにいるんですか! 止めてよ! タイムが、タイムが死んじゃう! 今までの試走であんたが出てきた事なんてないでしょうがぁぁぁぁっ! 

 

「ガルァアアアアアアアアアアァアァァァァッ!!!!」

 

 そう、そこに居たのは二足歩行の犬のような風貌をしているヒーローです。髪で隠れているため、耳の形状は不明。鍛えられた体躯と逆立った長髪により相当威圧感を感じる容姿であり、牙を剥き出した際の迫力は凄まじいです。

 そう雄英高校で教師をしているプロヒーロー、ハウンドドッグとそのサイドキックの人達のようです。何故彼がここに居るのか、答えは単純です。まだ教師になってないからでしょうね! 

 

「っ!?」

 

 急いでレッちゃんを操作して逃げます。というか、逃げるしかありません。ここで火をつけて山火事を起こして逃げ……れません。火種なんて持ってきてません。

 相手はレッちゃんの身体に滲みこんでいる血液の臭いとかに反応して追ってきているので、逃げきることは難しいです。ですので、倒すことになるのですが……そうなるとタイムロスです。もうこれはリセット案件──

 

「……みすて……ないで……」

 

 ──ではありません。ガバをリペアーしてこそ走者です。そもそもガバを起こさないのが一級の走者なのですが、万を超えるフラグがあるゲームですから仕方がありません。はい、仕方がないのです。

 レッちゃんをある方向に進ませます。後ろから怖い狼さんならぬワンコ達が追いかかけてきます。どんな風に逃げても追いつかれます。

 

「ハウンドドッグ! あっちは……」

「まさかっ!」

 

 レッちゃんがこちらの操作に従って、木を蹴って木々の間から外へと踊ります。そこには何もありません。いえ、下には激流と呼ぶべき渓流が流れております。つまり、川に落ちて山を下る方法ですね。

 

「ふがぁっ!?」

「くそっ! 落ちやがったぞ! すぐに救助部隊を要請しろ!」

 

 水中操作もしっかりと走者は覚えているので、飛び込みもなんのその。回避コマンドをタイミングよく押して回避しつつ、息継ぎもしっかりとやります。

 これで臭いも何もかも洗い流せるので追跡は不可能です。後はレッちゃんが負うダメージがどれだけかという問題があります。全部を回避することなどできませんからね。

 そう、ここはハイリスクハイリターンの短縮ルートでもあるのです。水に関する個性持ちなら使えるルートですが、それ以外だと基本的に死にます。

 はい、レッちゃんが気絶したのか視界が暗転しましたので今日はここまでです。また次回! あればいいです。リセマラからスタートとかいやだよレッちゃん! がんばれ、がんばれ! なんでもするから! (なんでもするとは言っていない)

 

 

 

 

 

 

 

ヴィラン側に一緒にくる深海棲艦

  • 駆逐棲姫
  • 水母水姫
  • 潜水新棲姫
  • 離島棲姫
  • 北方棲姫
  • 護衛独還姫
  • 北端上陸姫
  • 深海千島棲姫
  • 泊地棲鬼
  • アンツィオ沖棲姫
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