おさかな海賊団の幸せな旗   作:つヴぁるnet

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40日目 〜 海軍本部

 

〜 おさかな号 〜

〜 昼 〜

 

 

特に知能は高くないが龍の種族として戦闘能力が高いタツノコ兵。 あと知能は高くない生き物だが兵の数は多く、このモン娘は人海戦術を得意としている。 まぁ知能は高くないが火を吐いたり、槍の扱い長けているため油断ならない生き物であることは確かだ。 ただし知能は高くない。

 

 

 

そんなタツノコ兵は軽く平和ボケしている。

 

 

 

そして自分が兵であり、賊と戦う役割がある。

 

しかしあまり真面目で無い個体が多い事が欠点だろう。

 

 

 

 

 

 

 

故に、先制攻撃を貰いやすい。

 

 

 

 

 

 

 

と、アシェルが言っていた。

 

 

 

 

 

「行け…サイコジャマ」

 

 

 

正門を守るタツノコ兵の上を通る小さな物体。 それはファンネルの様に飛び交い、決められた位置に停止すると紫色のエネルギーが放出、タツノコ兵達まとめて包み込んだ。

 

タツノコ兵達は音もなく痺れて地に伏してしまう。

 

 

「アベベベ」

「し、痺れ、びれ…」

「な、なんであり、ま、すか?」

 

 

 

一応この技も当然だが初見殺しとして働く。

 

気づいてない時点でやりやすかったが、なかなか強力だな。

 

なんせ今は静かな夜。 ビームライフルやバズーカなどで音を立てると周りに警戒されてしまう。 だから音もなく敵の動きを封じれるサイコジャーマーは最適解であり、正門を警備するタツノコ兵は音もなく無力化を受けた。

 

計画はバッチリだ。

 

 

 

「ええと、フラッグ甲板長、このタツノコはどうしますか?」

 

「当然だが殺傷は論外だ。 眠らせるか、マーメイドの歌で恍惚に落として動きを止めて。 この作戦は1時間もかけるつもりもないからな」

 

「そうだねー、じゃあそうするねー」

 

 

 

仲間はタツノコ兵を完全に無力化させると俺は念のため腰に愛機のヴェスバーを装備し、マントで装備を隠す。

 

顔もマスクをして顔バレを防止する。

 

 

 

「アシェル、武器庫や倉庫どこだと思う?」

 

「見たところ本部の中だな。 外には配備されてない」

 

「おーけ、なら次は入り口のウミウシ兵だ」

 

 

 

タツノコ兵とは違ってウミウシ兵は真面目だか夜中でも勤務も全うする。

 

いやしかし、可愛いなぁ、ウミウシ兵は。

 

真面目なキャラ設定だからこのもん娘に関しては完成度高く感じる。

 

 

でも……ウミウシ兵の目の中に移る()を見ると、何というか…

学園都市にいる某メンタルアウトのレベル5を思い出すのは俺だけか?

でもお胸もデカイし、色々と噛み合うと言うか…

 

絵師さん(アレ○シさん)もしかして少し意識してる?

 

 

 

「真夜中だから大人しいな。 昼間なら電撃戦で奪わないと辛かったろうね」

 

「だな。 でも相手は人海戦術が主流だから壁を作られた辛い事この上ないぜ」

 

「もしリヴァイアサンが来たら教えろ。 俺が相手する」

 

 

 

実際に原作でもリヴァイアサンはめちゃくちゃ強い。

 

強力な全体攻撃、そして凍結で行動が制限。

 

明らかに今の俺たちでは勝てない。

 

 

けど初見殺しの塊であるエクバならと考える。

 

 

 

「……フラッグ」

 

「?」

 

「フラッグには策があるし、どんな敵に対しても適応力が高い。 私たちが相手するよりもフラッグの方が可能性が高いからリヴァイアサンを任せるが……本当はやらせたくないぜ。 でも今の私たちじゃ敵わないからな…」

 

「俺はエクバの力を使う事で上手く逃げれるから相手するって話。 死ぬために相手する訳じゃないぞ? まぁ、奴と会わないことが第一なんですけど」

 

「でもその時は無理はしないでくれよ?」

 

「当たり前だ。 そもそもアシェル達と会う前は一人で旅していたんだぜ? 逃げる事については心配ない」

 

「はは、そうかい」

 

 

 

俺の冗談に笑うと少し肩の力が抜けたようだ。

 

 

 

「もう、何イチャついてるのよ? 私を余所者にして」

 

「おおっとエヴァ? 拗ねてるの?」

 

「何言ってるの、そんな訳ないでしょ? ……とりあえず私はどうするの?」

 

「シーフを極めてるからエヴァは耳は良いはずだ。 あとサキュバスだから生き物の風も感じ取るのは得意だろ? だから先行して人気ないルートに案内してほしい」

 

「でも倉庫が分からないとどうにもならないわよね?」

 

「確か中には人間の商人がいるから其奴らから聞けば良い。 エヴァが快楽で堕とせば早いと思う」

 

「なるほどね。 だから私も連れて来たのね」

 

 

一応アシェルもシーフを極めているが現在職業が違う。 なので現在はシーフのエヴァによって情報収集しようと考えている。 あとサキュバスとしてお得意の性技で性別関係なく情報を引き出せたら非常に楽だ。

 

 

 

「倉庫の場所を暴いたらエヴァはハーピーの羽で即座に撤退だ、良いね?」

 

 

「わかったわ」

 

 

 

それから役割を再確認して作戦開始。 まず本部の扉のウミウシ兵もサイコジャマーで無力化した。 そのまま真正面から侵入者するがまず誰も居ない。

 

 

暗闇の廊下を見渡しながら奥に進むと聞き耳立てていたエヴァが反応する。

 

 

 

「! 静かに…」

 

 

「……足音は?」

 

 

「二足歩行……」

 

 

「人間だな」

 

 

「ビンゴ〜、じゅる」

 

 

 

そう言うとエヴァはサキュバスとして人を墜とす楽しさを感じながら人間に襲い掛かり、目立たない隅の方へ獲物を押し込んだ。 サキュバスだから魅力して情報を引き出すにも時間はかからないだろう。

 

 

 

「そういや海軍の飯はマズイって聞くけど……どうなんかね?」

 

「クソマズらしいぜ」

 

「あ、はい」

 

 

 

原作同様に飯はダメらしい。

 

 

ちなみにルカさんは道中でウミウシ兵に負けると海軍の料理人として扱われる。 しかし評判は良く、前章を切り抜けてきた実力を持つから戦い参加すれば兵として戦線に向かったりする。 そして夜になれば性的に弄んでくれる。 しかもウミウシ兵とか言う可愛い生き物によ? もん娘相手に敗北したとは言え比較的幸せな終わり方をしている。 大方残酷な結末迎えるからたまにはいいよねこん感じなのも。

 

 

「おまたせ、倉庫は二階らしいわ」

 

 

「はえーなオイ」

 

 

「魔眼だけで簡単に吐いてくれたわ」

 

 

「下級サキュバスの割には器用だな」

 

 

「あら? 魔眼は基本中の基本でサキュバスの嗜みよ? 試しに受けてみる?」

 

 

「いま狂わされなら作戦パーだ、やめろ」

 

 

 

それから俺たちは二階に進む。

 

しかし中の警備はガバガバだった。

 

そのまま階段近くの倉庫を見つけた。

 

順調過ぎて逆に怖い。

 

 

 

「フラッグ!あったぞ!お魚海賊団の旗だ!」

 

「あら、良かったわね。 あまり私の出番無かったじゃない」

 

「二階に倉庫ある情報を得ただけでも違うよ。 だからエヴァは必要だった、ありがとう」

 

「!!…そ、そう? まぁ、褒められて悪くないわね…………おや? これは何かしら…」

 

 

「長居は無用だ、行こう」

 

 

 

エヴァが何か盗んで袋に詰めてるがとりあえず俺は扉から顔を出して廊下を確認する。 だれもいない。 俺は指でサインを送るとアシェルとエヴァは倉庫を出る。

 

 

そして窓を見つけた。

 

 

 

「どこに飛べば良いかしら?」

 

 

「イリアスポートだ、急げ」

 

 

 

エヴァは胸の谷間からハーピーの羽を取り出すと窓の外にハーピーの羽を空に掲げた。 合流場所であるイリアスポートに念じるとエヴァの体が浮遊して、その方向へと風圧を残しながら先に姿を消した。

 

俺たちを残して。

 

 

 

「って、アイツ自分だけ飛びやがった」

 

 

「手を繋ぎ忘れたな」

 

 

「よし、ならアシェル、お手を拝借」

 

 

「あいよ」

 

 

 

マーメイドだからアシェルの手は水々しく、少し冷たいがこの体温は好きだ。

 

その事を再確認ながらイリアスポートにイメージし、念を込めた………瞬間だった…

 

 

 

 

 

 

__脳裏には飛んでくる氷の刃

 

 

 

 

 

 

 

「!!?」

 

 

 

俺はハーピーの羽を放棄するとアシェルを抱きしめて真横に飛んだ。 突然の行動に目を白黒させるアシェルだが彼女は俺たちが立っていた場所を通過する氷の刃に目を見開く。

 

そして何者かか呟く。

 

 

 

「避けたか…」

 

 

 

体を軋ませるような威圧感が襲われたが辛うじて足に力を入れて真横に飛べた。 しかし階段から転げ落ちる。 一段一段を肌や肉を傷つけながら一階まで転落するが俺はアシェルを傷つけまいとしっかり頭を抱きしめていた。

 

 

「ぅぅ、ぐぁぁあっ!!」

 

 

「フラッグ!?」

 

 

さらに言えば通過した氷の刃だが、ほんの少し触れた冷気だけで肩が凍りついていた。

 

かなり痛い。

 

 

 

「っ、このっ」

 

 

俺は気合を振り絞って立ち上がるが一斉に襲うダメージに体がよろける。 アシェルに支えられながら立ち上がるが、後ろからとてつもない威圧感が襲いかかる。

 

俺たちは階段の上を見上げた。

 

 

 

「「!!」」

 

 

階段から照らされる月明かりは一体の海龍を包み込んでいた。 そして見下ろす瞳は強者である事を証明する。 俺の生存本能が『危険』だと知らせていた。

 

 

 

「リヴァイアサンっ!」

 

 

「真夜中のネズミは人間とマーメイドか、なるほど」

 

 

「……侵入がバレてたのか」

 

 

「一階から卑しい波動を感じてな、目を覚ましたのだ」

 

 

 

おそらくエヴァの魔眼だろう。

 

そんなことも分かるのかこの海龍は…

 

やはりこいつヤバすぎる。

 

 

 

「っ、ごめんっ!」

 

 

 

俺は咄嗟に判断したからアシェルに謝る。

 

 

 

「っ!? 何を!?」

 

 

 

俺は腰に装備していたヴェスバーをぐるりと後ろに半回転、そのままアシェルに撃ち放った。

 

 

 

「っ! フラッ__!?」

 

 

 

ヴェスバーを受けたアシェルは本部の外へ吹き飛ばされる。 ヴェスバーの濃度を高くしたので爆発することなく体を打ち込だ。 太い丸太が体に当たったイメージだ。

 

 

 

「一人……いや一匹逃したか」

 

 

「ぜぇ…ぜぇ……ったく、正義の海軍ご不意打ちかよ」

 

 

 

リヴァイアサンはこちらを強く睨みつける。 排除するためだけの眼差しは恐怖を騒ぎ立たさていた。 さらに周りを見渡せばタツノコ兵が待ち構えていて、俺は絶対絶滅の危機であることがよくわかる。 しかし体の震えは痛みに耐える震えであり、まだ屈したつもりは無い。

 

まだだ、まだ終わらんよ!

 

 

 

「覚悟は出来たか?」

 

「…」

 

 

 

俺はビームサーベルを取り出してそれに応える。

 

 

 

「戦うつもりか? その状態で?」

 

 

「不利なのは理解してる。 あんたは強いし、俺は手負いだし。 正直、この状態で立ち向かうのはアホの極み…」

 

 

「なら投了しろ。 今ならただの盗っ人で済む。 そしたら死刑は免れるぞ?」

 

 

「もしここであんたに歯向かって戦ったら俺の命はそれまでってか?」

 

 

「そうだ。 理解してるならそのマキナを放棄しろ。 そして仲間の事も吐いてもらう」

 

 

「……」

 

 

「たとえ拷問による苦痛で吐かずともこちらは男の人間が最も抗えない快楽で吐かせることも可能だ。 これまで何人の益荒男も堕ちてるからな。 男として惨め受ける前に投了したらどうだ?」

 

 

「そのためのウミウシ兵ってか? そりゃ魅力的な拷問だけど投了の選択技は無い。 俺は生き延びさせてもらう」

 

 

「そうか……ならその命、ここで沈めてやる!」

 

 

「っ!」

 

 

 

リヴァイアサンは槍を構え、階段から飛び降りるとそのまま襲いかかってきた。

 

 

剛体を兼ね備えた一撃。

 

 

しかしリヴァイアサンは初手を間違えた。

 

 

全体攻撃をせずに単体攻撃してきたお陰で俺は命を繋ぐことができた。

 

 

 

 

「ゼロシステム発動!!」

 

 

「!?」

 

 

 

単調な攻撃なら『誘導切り』で逃げる事が可能だ。 俺は脳内に入ってくる情報を頼りに槍の軌道を予測する。 そして大きく後ろに回避しながら俺はとあるマキブを二つ上に投げる。 するとリヴァイアサンのトライデントがF91の取り外したビームシールドに触れて爆発が起こり、目を眩ませる。 シールドの爆発と衝撃波を利用して後方に飛びながら着地、ビームライフルを両手で構えしっかりと狙いを定める。

 

 

 

「っ!」

 

 

 

回避時にビームシールドと共に投げたもう一つの爆弾…または【スーパー・ナパーム】が重力に従って落ち始める。 その瞬間を逃さず俺はトリガーを指を添えて銃口を合わせる。

 

全てがスローに見える。

 

これは必要な一撃だ。

 

外す事は許されない。

 

それを理解してる脳みそは物凄い勢いで働く。

 

 

 

 

 

 

 

キュ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Z_______ィィン!!

 

 

 

 

 

脳裏に電撃が走る。

何かが『今』だと訴えた。

 

 

 

「!」

 

 

 

トリガーを引く。 ビームライフルの銃口からビームが飛び出す。 その一撃はスーパー・ナパームに着弾するとリヴァイアサンを包み込むほどの大爆炎を起こした。

 

 

 

「サイコジャマァァァァァァア!!」

 

 

「!?」

 

 

 

炎上スタンを上書きする様に行動を封じる。

 

 

 

「おまけダァ!」

 

 

 

ビームサーベルを投擲。

 

強制的にダウンを取ると俺は後方に走る。

 

メイン、射撃CS、格闘CS、特格、特射、キャンセルルートが許される限りマキブを解き放ち、俺は必死な思いで撤退する。

 

リヴァイアサンを推し退いた光景にタツノコ兵たちは驚き戸惑うものだから俺は海軍基地かは逃げ切る事ができた。

 

ハーピーの羽を使い、イリアスポートに飛んだ辺りで…

 

 

 

 

意識を失った。

 

 

 

 

 

 

つづく





《サイコジャマー》
ローゼンズールのジャミング武装であり敵の武装を無力化する効果がある。 この世界ではスタン=麻痺効果なので序盤は強い。 小さなビットが浮遊して一気に対象を囲って放つので不意打ちにはもってこい。 案外範囲を広く扱えるので密集してる敵にはまとめて使える便利な武装。 「サイコジャマーァァァアアア!!」って叫ぶ必要は無いぞ。


ではまた
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