おさかな海賊団の幸せな旗   作:つヴぁるnet

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74日目 〜 グランドノア

 

〜 グランドノア 〜

〜 夜 〜

 

バイキング形式の外食店で食事を終え、それぞれ与えられた寮で休むことになった。 俺としてはおさかな号にある個室で休みたかったが、訳あってそれは許されなかった。 理由としはグランドノアの戦争に10日間の参加契約が結ばれてるためこの国から離れずにいるのだ。 その代わりリーダー格の団長、そしてもう一人をグランドノアに残すことで、その他は一時帰宅可能との事だ。

 

なので俺とボニーだけがグランドノアに残り、アシェルと五姉妹はおさかな号に戻った。

 

別に俺じゃなくアシェルがグランドノアに残るのもアリだがボニーの強い要望と言う名のワガママで残ることになった。 まぁアシェルも一旦戻って今回の戦争で使うアイテムを整理したいと言ってたので従った。

 

 

で、今寮にいるのだが…

 

 

 

「うぅぅ…た、食べ過ぎて動けないのだ…」

 

 

「量的にお好み焼き10枚分は胃袋に詰め込んだよな?」

 

 

 

そしてその栄養は胸に行くのだろう。

 

ただでさえ泳ぎ辛いのに更に大きくなると対策が必要だな。

 

……断食でもさせるか?

 

 

 

「ボニー、俺は少し散歩してくる。 ついでにお茶があったら買ってきてやるよ」

 

 

「た、頼むのじゃ…」

 

 

 

布団の上から動けない俺のお頭を置いて出る。

 

え? 一人で危なくないかって?

 

なーに言ってんだ。

 

どう考えても外海を渡ってるボニーに勝てる奴がいる訳ない。 こんな(なり)だけど、彼女はとても強いのだ。 まぁそれでも腹一杯で動けないことを考えると心配なのでボニーの部屋にはファンネルが停滞させてある。 もし俺の仲間以外が入り込めば銃口を向け、ボニーが指示すればファンネルによって蜂の巣だ。

 

しかしニュータイプになると離れてもこんな事も出来るようになるからこの種族凄いわ。 その内ニュータイプの力をハマーン様並みに得てしまえばもっと凄いことができるのは確かだな。 だから天使さん達には感謝極まっている。 なので今度お礼の証にダメになりそうなほど美味しいお菓子を渡して堕天使にしてあげます。 感謝を込めてね。

 

 

 

「……だれかいるな」

 

 

 

なんか扉の奥に人の気配を感じる。

 

それも俗物な感じだ。

 

この部屋に聞き耳を立てているのか?

 

俺は気配を消して忍び足で扉に近づき、鍵に手をかけると少し呼吸。

 

心の準備を終えるとそして一気に鍵を解除して扉を開けた。

 

 

ガチャ!

 

 

 

「うわっ!!?」

 

 

 

一人の大人が開かれた扉にぶつかり、廊下に尻餅をついていた。

 

 

 

「……おい、人の部屋で何やってんだァァ?」

 

 

「ひっ!」

 

 

「…? お前、さっきの外食店にいた客か?」

 

 

「! な、なんのことだ……し、しらねーな」

 

 

 

しらばっくれるか……

 

なら…

 

 

 

 

「それにしても…」

 

 

「?」

 

 

「ロリ巨乳って素晴らしいよな」

 

 

「おお!! お前もそう思うか!! だよなぁ! 最高だよな! ロリ巨乳ってのは!!」

 

 

「……そうか、そうか」

 

 

「……あ」

 

 

「やっぱりさっき『ロリ巨乳はぁはぁ』してた変態じゃねーか! くたばれ俗物!!」

 

 

「うわあぁぁぁあ! しまったァァ!!」

 

 

 

ハマーン様の例え出した瞬間本当に俗物が現れるとか笑えねぇ…

 

それでそんな俗物はものすごい勢いで逃げる。

 

俺は扉を閉めて一直線の廊下に出ると、壁に立て掛けられた箒を掴んで右手に構える。

 

腕を大きく振りかぶりなから右足で地面に踏み込み、一気に間合いを詰め出した。

 

 

 

「なっ!? はえぇえ!?」

 

 

 

そりゃX1の『BD格闘』は早いに決まってる。

 

いつもはABCマントを付けて使ってるので速度が少し落ちるが付けてない状態でのこの格闘は25機最高クラスなんだぞ? しかしこのまま箒で攻撃するわけにはいかない。 この箒は寮の道具だから壊したりするのは良くないと考えて箒をリリースする。

 

その代わり、短剣のマキブを取り出して構えると頭の中にイメージした兵器をリンクさせ『シグルブレイド』に変える。 AGE-1スパローの最大の強みである特格の容量で一気に踏み込んでその背中を切り裂いた。 X1よりも早い格闘はこれしかない。

 

 

 

「がっぁ!?」

 

 

「安心しろ、刃は隠してる」

 

 

 

そもそもこれはカット耐性高いだけで、最終段を出すまでは威力ないからな。 だからマジで切り裂いてもさほどダメージないだろう。 まぁしかし、こいつは俺の愛人を狙った変態だから別に軽く血飛沫晒しても良かったけど、ここは大国だからあまり問題は起こさないようにする。

 

 

 

「どうしました!?」

 

 

 

すると騒ぎの音を聞いた兵がやってきた。

 

俺は軽く説明すると、廊下に倒れてる男を不届きものとみなし、兵はそいつを担いで去っていった。

 

 

 

「さて、散歩の続きだ」

 

 

 

しかしどこかにお茶でも売ってるだろうか?

 

自販機なんて存在しない世界だからな、手に入るのは容易じゃないかもね。 しかも今は夜であり、道具屋などば閉まっているから望み薄だろう。 そんなことを考えながら公園にやってきた。 昼間は子供達で活気があっただろうけど数日後始まる戦争によりこの場所も子供が寄り付けなくなるのは確かだ。

 

そう考えると子供達のためにも戦争を長引かせない方が良い。 俺たちお魚海賊団はただの雇われだが、手を抜かずに戦うだろう。 大国に恩を作るためにもな。

 

 

 

ヒュン、ヒュン

 

 

 

「?」

 

 

 

何かが空を切る音がする。

 

誰かがまだ公園にいるのか?

 

すると俺よりも身長が低い子供に出会う。

 

 

 

「……」

 

 

 

その子供は黙々と木刀を振るう。

 

一般人から見たらただのチャンバラに見えるだろう。 だがボニーの太刀筋を見ている俺からしたら、子供の剣戟は敵を斬るための太刀筋だ。 しかし型などは感じられず、まるで我流だ。

 

だけど、あの感じは、わかる。

 

 

 

「天使の剣技か」

 

 

「!!?」

 

 

 

つい声を出してしまった。 その声を聞いた子供はこちらを警戒しながら武器を構えた。 普通町の中なら武器まで構える必要が無いが、彼の扱う剣技を見破ったことで警戒心を膨らませすぎた。 更に俺は『天使』だと言ったのだ。 希少な存在を知るような言葉を吐かれたらそりゃ武器も構えられるだろう。

 

 

 

「ああ、ごめん。 邪魔したか?」

 

 

「い、いえ……ですが、今なんと言いました? 僕には天使の剣技だと聞こえましたが…」

 

 

「まいったねぇ、聞こえてたか。 まぁ、いいや。 うん、言ったよ、天使の剣技だって」

 

 

「……なぜ天使の事を?」

 

 

「そりゃ会ったことあるからとしか言えないな。 そして手合わせした事ある」

 

 

「そ、そうなんですか!?」

 

 

「まぁな、冒険してるとそういうこともある。 そんで天使の剣技と言ったが、どこか君の剣技は天使が扱う太刀筋を感じさせるんだよ。 そんで君のような子供が使うから、ポロっと感想を零した」

 

 

「そうですか。 しかし天使の事を知ってる人がいるなんて…」

 

 

「その口振りだと、君も関わりあるようだな」

 

 

「え!? いや、なんというか、訳ありですね」

 

 

「まぁ良いさ、深くは突っ込まない」

 

 

「! あ、ありがとうございます」

 

 

「あ、でもそのかわり俺が天使の話をしたことは仲間や周りに言わないでくれよ? 何だかんだで天使ってあまり口に出して良いモノじゃないから…な?」

 

 

「ええ、僕もその事については察してます。 だから大丈夫です」

 

 

「ん、わかった」

 

 

 

少しは警戒心を解いてくれたようだ。

 

そして話が通じるようで助かった。

 

 

 

「あと今頃ですけど、あなたは何者ですか?」

 

 

「俺はこの大戦に参加する事になった者だ」

 

 

「傭兵ですか?」

 

 

「いや、違う。 俺は義賊って奴だな」

 

 

「え? ぎ、義賊?」

 

 

「まぁな。 ところであんたは?」

 

 

「え? あ、はい。 僕も今回の戦争の密偵として…………あ…」

 

 

「密偵? なんかこの大戦で大変な役目でも受けてるのか?」

 

 

「ええと、まぁ、はい…」

 

 

「ははは、そんな顔すんなよ。 今のは聞かなかった事にするから」

 

 

「ご、ごめんなさい、そうしてもらえると助かります」

 

 

「でも…そうだな、一つお願いがある」

 

 

「お願いですか?」

 

 

 

そう言うと少年は顔を少しだけ厳しくする。

 

だが俺は両手を広げてフレンドリーに雰囲気を作った。

 

 

 

「そう警戒すんな。 ただ今さっきの剣技を見せてく欲しいだけさ。 そんで俺も同じようにやって見たいから」

 

 

「今さっきやってた剣技ですか?」

 

 

「ああ。 できれば習得して強くなりたい。 愛する者のためにな」

 

 

「……わかりました。 でもこれは難しいですよ?」

 

 

「構わん。 センスが無かったら俺にそこまでさ。 でも、ニュータイプをなめんなよ」

 

 

「ニュータイプ?」

 

 

「気にすんな。 とりあえず木刀もう一本あるようだな? 借りるぜ」

 

 

「は、はい」

 

 

 

それから互いに木刀を握り合う。 少年は腰を低く構える。

 

 

「この剣技は初歩的な技ですが、しなやかに筋肉を使わなければなりません。 とりあえず見てください」

 

 

「ああ」

 

 

「……あ、それと、まず名前を教えてくれますか?」

 

 

「おっと、そりゃそうだな先生。 俺はフラッグ」

 

 

「せ、先生? せんせい……せんせい、か………え、えへ、うえへへへへぇへぇ」

 

 

「うざっ」

 

 

「……はっ!? いかんいかん、時折過激的に襲う妄想に浸ってしまうところだった!」

 

 

「なんか色々と大変だなあんた……まぁ良い。 ところで、あんたの名前は?」

 

 

「え? あ、はい。 失礼しました。 僕の名前は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー ルカ と言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラッグ は エンジェルダンス を 覚えた ▽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

「ただいま。 あとお茶無かった」

 

 

「随分と長い散歩じゃったな?」

 

 

「面白い人と出会ったから少し(剣で)話し込んでいた」

 

 

「ふむ。 因みにそいつはおさかな海賊団に入る者になり得るか?」

 

 

「いや、ならない。 旅仲間がいるからな、おさかな海賊団には加入しないだろう」

 

 

「そうか。 それよりフラッグ、こっちに寄れ」

 

 

 

寝間着を身につけているボニーはベッドの上に座り、寝間着に着替えた俺を見計らって横に招く。

 

断る理由は無いのではボニーの隣まで寄り添い、ベッドの上に座り込んだ。

 

 

 

「こうしてフラッグを独り占めするのも久しぶりじゃ…」

 

 

 

ボニーは横に倒れると右腕を抱きしめ、ギュウッと包み込むようにしがみつく。

 

 

 

「ッ〜♡」

 

 

 

まるでご主人を見つけた猫のように甘え出す。

 

ふんわりと広がる金色の髪の毛はキラキラ。

 

鮮やかに煌めいておりとても綺麗である。

 

 

 

「ふぅらぁっぐ、だいすきなのだ…」

 

 

「俺もだよ」

 

 

 

ボニーは自分の頭を俺の肩に預けながらうっとりとしているため、少し呂律が回ってないがそれほどに幸せを感じてくれている。 俺は余っている片手をボニーの頬に触れ、手のひらから彼女の体温を感じる。

 

そんなボニーは大好きな人に寄り添える幸せによって恍惚に染まり始める。 熱に浮かれたように頬を赤く染め、もたれかかる彼女は女性であることと、魅惑的なもん娘であることを再確認させられる。 その肌と熱、そして抑えきれない吐息は耳元を擽るから胸の鼓動が速くなる。

 

 

 

「聞こえるぞ、ふらっぐも、どきどきしてるのが…」

 

 

「ああ……」

 

 

 

隠せる気がしない幸せの鼓動は密着してる彼女にも伝わる。

 

愛する彼も同じようにこの時間を幸せに感じてくれてることを彼女はなによりも喜びに満たされる。

 

 

そして…

 

 

もん娘としての性は当然のように彼を求め始めた。

 

 

肩に押し付けている顔が離れるとこちらを伺うように下から覗く。

 

恍惚に浸っている彼女の表情は無条件でこちらの体温を高める。

 

 

 

ああ、こんなにも可愛い生き物がいるのか…

 

 

 

抑えが効かなくなることを理解していても両手を伸ばし、やさしく彼女の顔を支えて近づける。 この後、何をするかを察している彼女は嬉しそうに目を瞑り、口元を前に突き出して合図をする。 それが引き金となり、甘く啜りあった…

 

 

 

「んっ…んっ…ちゅ…ぱ…」

 

 

 

もうこうなってしまっては心満たされるまでこの啜り愛は止まらない。 息苦しくなっても繋げあった唇は磁石のように離れず、そのままベッドに倒れこむ。 もっと奪いたいがために彼女の背中に手を回し、深く抱き寄せ、豊満な胸はいやらしく潰される。 脳が蕩けそうなほど柔らかな感触は魅惑的であり、この興奮が収まらない。 それは同じく彼女も昂り、もん娘としての性は最高潮に達しようとしていた。

 

 

 

「ふらっぐ……お主が欲しい…」

 

 

「ああ、いっぱい愛してくれ、ボニー」

 

 

 

 

 

 

その後は言うまでもない。

 

 

マーメイドと人間は肌を重ね合う。

 

 

それは深海よりも深く溶け込んだだけの話。

 

 

 

 

 

 

 

 

名前【 フラッグ 】(真名:海ノ雪旗)

レベル【 51 】

熟練度【 65 】

この世界に来て【 74 】日が経過。

 

 

ここまでの冒険は愛を確かめ合った後

来る大戦に向けて日記帳に記録を残した▽

 

 

 

つづく

 





お楽しみでしたね案件。
ボニーと甘々ラブラブで性なる夜を過ごしました


《シグルブレイド》

AGE-1スパローが使用する短剣であり、素早い動きの中で切り裂くのに打って付け。 そのためエクバでも伸びない火力の代わりに爆速の伸びとカット耐性を持ち、ビームライフルではカットが困難である。 ただそれでもモンパラ世界では攻撃が弱いためシグルブレイドで詰め寄ってから射撃CSのジャゲの薙刀をぶち込んだりと初動に使うことが多い。

ではまた
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