WORLDTRIGGER THE ORIGIN 作:taipho
気に入ってもらえるかはわかんないですけど、多機能フォーム使いこなせてきたのでこれからはルビも含めてガンガン使いたいと思います
遊真「オサムと………」
木虎「風間先輩が模擬戦………!?」
嵐山「いきなり何を言い出すんだ風間さん、また城戸司令の命令か?」
風間「
修「A級3位、風間先輩………!!」
風間「訓練室に入れ三雲、おまえの実力を見せてもらう」
修(なんでこんな
嵐山「無理に受ける必要は無いぞ三雲くん」
烏丸「模擬戦を強制することはできない。イヤなら断れる」
修「……………(A級隊員……普通に考えて今のぼくが戦えるような相手じゃない………そもそもぼくが正隊員になれたのは迅さんと空閑の
木虎(『やりましょう』じゃないでしょ本当は弱いくせに………一方的にやられて恥をかくだけよ)
「なんだ?」
「正隊員同士の勝負か?」
時枝「はいはい終わった人はラウンジで休憩しよう」
「えー」
「見たいのに……」
修(時枝先輩………ありがとうございます)
遊真「俺は見ててもいい?」
嵐山「もちろんだ」
烏丸「今のおまえじゃ勝てないぞ」
修「わかってます」
烏丸「無理はするなよ」
修「はい!」
諏訪「風間がB級に絡むとは珍しいな」
堤「さっきの白い子の関係ですかね………まあともかく」
アナウンス『模擬戦開始』
修(風間さんの
修は風間の装備から中・遠距離攻撃はないと判断し中距離から一方的に攻撃しようとアステロイドを出す
風間「なるほど、レイガストを盾として使う防御寄りのシューターか」
風間は一瞬で修のスタイルを見抜くと自身の部隊の十八番である姿を消すトリガー、カメレオンを発動し自身の姿を消した
修「…………!?」
遊真「!きえた!」
達也「アレがこの前説明したA級3位部隊がよく使ってる姿を消す隠密トリガー、カメレオンだ」
修は姿を消した風間に対して動揺からロクに動けず自身の左側に姿を現した風間に胸のトリオン供給機関をスコーピオンですれ違いざまに貫かれる
アナウンス『トリオン供給機関破壊、三雲ダウン』
菊地原「バカだなー、訓練室ならトリオン切れしないから
風間「立て三雲、まだ小手調べだぞ」
ブゥン
風間は再びカメレオンを使って姿を消す
修「…………!!(また消えた……!?)シ……
レイガストをシールドモードで奇襲に備えようとするが修の反応速度では対応できず後ろから首を切り裂かれる
修「!!」
アナウンス『伝達系切断、三雲ダウン』
修「が………!!(風間先輩を捉えきれない)」
それから3度、修は風間の動きを捉える前に切り裂かれてダウンする
遊真「姿を消すトリガーか………、ふーむ………おれならどう戦うかな………」
烏丸(
修「(透明になるトリガーは無敵じゃない、それはわかってる。もし本当に無敵なら他の隊員もみんなそれを使ってるハズ、でも実際そうじゃないってことは透明化トリガーには何か
修はカメレオンの弱点を看破するとアステロイドを9×9×9の27個に分割し、広範囲に放つが1つも風間を捉えられない
風間「正解だ」
修「!!」
風間は修の後ろから姿を現す
風間「だが、その手には慣れてる」
風間はそのままスコーピオン2本を修の胸に突き刺し、トリオン供給機関を破壊する
アナウンス『三雲ダウン』
修「くそっ…………!!(戦闘経験が違いすぎる……!どうすれば風間先輩の透明化を破れる………?考えろ、もっと考えるんだ)」
菊地原「
木虎「烏丸先輩、もうやめさせてください。見るに耐えません」
遊真「キトラ」
木虎「三雲くんがA級と戦うなんて早すぎます、勝ち目はゼロです」
烏丸「なんだ修の心配か?」
木虎「なっ…………ちがいます!」
遊真「オサムだって別に今スグ勝てるとは思ってないだろ。先のこと考えて経験を積んでんだよ」
木虎「『ダメで元々』『負けても経験』いかにも三流の考えそうなことね。勝つつもりでやらなきゃ経験は積めないわ」
遊真「ほう?」
烏丸「おまえいいこと言うな」
木虎「いえ、それほどでも………」コホン
達也「まあ見てなって、もうちょっとで風間さんがメガネくんに効果抜群なこと言って実力引き出してくれるから」
遊真「でも、終わったっぽいよ」
烏丸「………………」
達也「なんだ烏丸くん?そんな眼で見るんじゃない。ここからだよ」
風間「…………もういい、ここまでだ。時間とらせたな」
修「ありがとう、ございまし、た……………(結局20回以上負けてかすり傷も与えられなかった………これがA級の実力………!)」
風間「(これといって特徴のないB級下位といった印象だな。本部の話ではこいつが近界民を手懐けたという話だったが………『迅の後輩』ということで少々期待しすぎたか)迅め………やはり理解できない………『
修「え…………!?『黒トリガー』を………!?」
風間「………?なんだ知らないのか?迅は
修「(迅さんが………ぼくたちのために『黒トリガー』を………!?……………)風間先輩、すみません、もうひと勝負、お願いします」
風間「ほう………」
❖WORLD TRIGGER❖
遊真「あれ?まだやるみたいだぞ?」
達也「な?だから言ったでしょ?」
木虎「なんで………!?もう充分負けたでしょ………!?」
遊真「さあ………なんかしゃべってたっぽいけどな」
諏訪「なんだあのメガネまだやる気か、もうあきらめて引っ込めよ。俺は白チビの方が見てーんだよ」
堤「そうですか?オレはあのメガネくんもうちょっと見てたいですけど。なんだか………雰囲気が変わった気がする」
修(20戦以上戦ってぼくの攻撃は1度も風間先輩に届いてない。相手はA級3位部隊の隊長、はっきりいって勝てる気がしない…………でも迅さんのあの話を聞いてしまったら、このままで終わるわけにはいかないだろ………!贅沢なことは言わない、この最後の1戦、絶対1発当ててやる。ただそのことだけに集中しろ、知恵を絞れ、烏丸先輩に教わったことを思い出せ………!)
─────────────────────────────────────
烏丸「まず、一口に
修「じゃあぼくは射手タイプですね」
烏丸「そうなるな、射手タイプの特長は弾丸の性能を細かくいじれるところだ。『威力』『射程』『弾速』この3つを毎回の攻撃で自由に調節できる。小さく割ってバラ撒くのも、1個丸ごとぶっ放すのも自由だ。その分攻撃に手間がかかるのと命中制度がやや荒いのが欠点。使いこなすにはセンスが必要だな」
修「センス………」
烏丸「逆に突撃銃や拳銃の銃手タイプでは予め設定した2種類の弾しか撃てない。そのかわり取り扱いがシンプルで訓練するほど命中制度が上がる。さらに銃型トリガーには弾丸の射程を20%ほど延ばす補助機能がある。安定・堅実な戦いをしたいならこっちだ」
修「なんだか話を聞いてるとぼくには射手より銃手の方がいいような………センスが必要とか言われると正直自信が無いです………」
烏丸「俺の考えは逆だ。銃手タイプは安定してる分トリオン能力の差がモロに出る。トリオンが弱いおまえは先に進むほど不利になるぞ。おまえは弱いけど馬鹿じゃない。発想と工夫を反映できる射手の方が合ってると思う」
修「………!………はい!」
烏丸「銃手・射手は考えながら戦うポジションだ。自分が持ってるもの、相手が持ってるもの、お互いの狙い、
────────────────────────────────────
修(透明化を封じる手は思いついた。問題はその先………どうやって風間先輩に攻撃を当てるかだ。『ぼくが持ってるもの』を確認しろ)
『アステロイド』:射撃用トリガー、威力・射程・弾速の調節ができる
『シールド』:防御用トリガー、防御範囲を小さくすればするほど耐久力が上がる
『レイガスト』:接近戦用トリガー、ブレード部分を変形できる、『盾モード』で防御にも使える
『スラスター』:レイガスト専用のオプショントリガー、トリオンを噴出してブレードを加速させる
修(ぼくの武器はこの4つ、この4つを使って風間先輩に一撃食らわせる……!)
アナウンス『ラスト1戦、開始!』
風間は開始の合図とともにカメレオンを起動し姿を消す
遊真「さあどうする?オサム」
菊地原「ムリムリ、また瞬殺で終わりだよ」
修(行くぞ、相手の動きを読み切れ)
堤「………!?」
諏訪「なんだこりゃあ!?」
修が展開したアステロイドのトリオンキューブは細かい粒となって部屋にばら撒かれた
堤「これは………超スローの散弾…………!?」
アステロイド
威力:70
射程:29.9
弾速:0.1
風間「………!」
嵐山「……そうか!訓練室ならトリオン切れはない、弾丸で訓練室を埋め尽くす作戦か………!」
烏丸「風間さんは透明のままじゃ弾丸を防御できない、考えたな修。けど
風間はカメレオンを解除し、邪魔なアステロイドの弾丸をスコーピオンで切り捨てながら修に迫る
修(来た!!!チャンスは一瞬………!)
修は前面に構えたレイガストの影でアステロイドを分割なしで展開する
木虎(弾丸の壁で動きを制限して大玉で迎え撃つつもり………!?)
修(この一撃が勝負だ………!!)
風間(やりたいことはわかるが、そう簡単には当たらないぞ。視線で狙いが丸わかりだ)
修「『
修がとった行動はアステロイドの射出ではなく前面のレイガストでのスラスターによる突進だった
風間「!?」
諏訪「シールド
修の突進は風間の不意をつき、風間はスコーピオンでシールドモードのレイガストを受け止めるがそのまま押される
風間「シールド!!」
しかし風間の背面にはアステロイドの弾丸が無数にあるため背面にシールドを張らざるを得ず両方のトリガーを使っているため反撃できず、壁際に追い込まれる
諏訪「うおっ壁まで押し込んだ!!」
堤「いや!風間さんの間合いですよ!」
壁まで押し込まれたことで背面にシールドを張る必要が無くなった風間がスコーピオンで反撃しようとするがそれより早く修がレイガストのシールドを広げて風間を包む
嵐山(
修は広げたレイガストで風間の反撃を防ぐと、一部分のみ円形に穴を開けそこにアステロイドを丸々1発叩き込む
風間「!?」
修「アステロイド」
風間(ここでゼロ距離射撃か………!!)
ドンッ
菊地原「!!」
遊真「決まった」
❖WORLD TRIGGER❖
菊地原「まさか………!!」
諏訪「やったんじゃねーか!?これ!!」
アステロイドによる爆煙が晴れるとそこには首をスコーピオンで貫かれた修がいた
アナウンス『伝達系切断、三雲ダウン』
諏訪「くぁーっ!!マジかよ!!」
嵐山(読み合いでは三雲くんの勝ちだったが…………)
修「……………(作戦はこれ以上無いくらい上手くいったのに…………)くそっ……!!」
木虎「………惜しかったわね」
達也・遊真「「…………いや」」
遊真「そうでもないよ」
修のレイガストが消えレイガストで封じていた空間の煙が晴れるとそこには左肩から大きく削られた風間が居た
堤「!!」
アナウンス『トリオン漏出過多、風間ダウン』
修「えっ…………それじゃあ…………」
風間「最後は相打ち…………
嵐山「………!!」
アナウンス『模擬戦終了』
【模擬戦結果】
風間○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○△
三雲✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ✕△
三雲修:0勝 24敗 1引き分け
木虎「風間さんと引き分けるなんて………!」
烏丸「勝ってないけど大金星だな」
達也「だから言ったろ?」
空閑「オサムやったじゃん」
修「やった………のかな?」
遊真と修は歓喜のハイタッチをする
烏丸「うちの弟子が世話になりました」
風間「烏丸………そうか………おまえの弟子か。最後の戦法はおまえの入れ知恵か?」
烏丸「いえ、俺が教えたのは基礎のトリオン分割と射撃だけです。あとは全部あいつ自身のアイデアですよ」
達也「風間くんが迅の話をメガネくんにしてくれたおかげだよ。彼は………なんて言うか……人の為なら頑張れるタイプの珍しいやつなんで」
風間「なるほど、おまえは
達也「まぁ………ネ」
烏丸「どうでした?うちの三雲は」
修「………!」
風間「…………はっきりいって弱いな。トリオンも身体能力もギリギリのレベルだ。迅が推すほどの素質は感じない」
修「………………」
風間「………だが、自分の弱さをよく自覚していてそれゆえの発想と相手を読む
修「………!」
風間「邪魔したな三雲」
遊真「あれ?結局おれとは勝負してくれないの?」
風間「……勝負?おまえは訓練生だろう。勝負したければこちらまで上がって来い」
風間はそれだけを言い残し部下の二人を連れて訓練室をでて行った
遊真「A級3位のかざま先輩か………
─────────────────────────────────────
菊地原「あんなのと引き分けちゃダメですよ。ぼくなら100回戦って100回勝てる、あんなパッとしないメガネ」
歌川「そうか?遅い弾で
菊地原「あんなのトリオン無限ルールだからできたことでしょ。最後の大玉だって1回
風間「そうだな、張り合ってカウンターを狙った俺の負けだ」
菊地原「もう、しっかりしてくださいよ風間さん」
歌川「おまえはなんでそんなにえらそうなんだ…………」
風間(三雲には才能も怖さも感じなかったが……最後の1回だけは完全に
────────────────────────────────────
烏丸「ラストの1戦はいい
修「烏丸先輩の指導のおかげです」
烏丸「けど、1回読み勝つために20回負けてたら普通はアウトだぞ」
修「は、はい」
木虎「そうよ!調子に乗らない事ね!」
修(こいつはなんで嬉しそうなんだ………?)
嵐山「三雲くん、大変だ。きみたちのチームメイトが………!」
修「え……………?」
~❖狙撃手合同訓練場❖~
一方、アイビスで本部に穴を開けた千佳は申し訳なさから土下座で佐鳥達に謝罪していた
千佳「ほんとうにごめんなさい壊した壁は一生かけてでも弁償しますので…………」
佐鳥「なっ、え!?こちらこそ!」
東「頭上げなよ、大丈夫。訓練中の事故だ。責任は現場監督の佐鳥が取る」
佐鳥「ひええ!?東さん!?」
東「きみは本部の隊員じゃないな。トリオンの測定記録がない。その肩のエンブレムは…………」
千佳「………玉狛支部の雨取千佳です………」
東(なるほど………玉狛ということはこのこの師匠は多分レイジか)
千佳「あの………私のせいで玉狛の先輩が怒られたりとかは……」
東「しないしない。責任は全て佐鳥にある」✨
佐鳥「ですよね!やっぱり!」
鬼怒田「なんだこれは!一体どうなっとる!?なぜ穴が開いとるんだ!?誰がやった!?」
千佳「………………!」
佐鳥「鬼怒田開発室長、訓練中にちょっとした事故が起きました。責任は全て現場監督のボクにあります」✨
鬼怒田「その通りだ!!」ドシッ
佐鳥「痛っ………くない!」
鬼怒田「防衛隊員が基地を壊してどうする!?」
佐鳥「あれえ、これが正解じゃないの?」
千佳「すみません!わたしがカベを壊しました!」
鬼怒田「何………?東くん、本当かね!?」
東「それは事実です、彼女がアイビスで開けました。玉狛支部の雨取隊員です」
鬼怒田「なんだと………!?玉狛の………!?」
嵐山から報告を受けた修と遊真は達也と共に狙撃手合同訓練場に走ってきた
修「千佳!!………!?」
そこで3人が見たものは
鬼怒田「そうかそうか千佳ちゃんと言うのか、すごいトリオンの才能だねぇ。ご両親に感謝しなきゃいかんよ」✨✨
千佳「?、?は、はい」
鬼怒田「壁のことは気にせんでいい。あの壁もトリオンでできてるから簡単に直せる」✨✨
鬼怒田開発室長が千佳を孫のように愛でている所だった
修「鬼怒田開発室長!?これは一体………!?」
佐鳥「鬼怒田さんはロリコンだった………!?」
東「別れて暮らしてる娘さんを思い出すんだろ。たしか今中学一年生のハズだ」
千佳「あっ修くん、遊真くん」
鬼怒田「む………?」
修「千佳!」
鬼怒田「三雲…………?そうか、玉狛に転属しおったのか。おいこらメガネ!ちゃんとこの子の面倒を見んか」バンッ!!
修「………!?はい、すみません」
少女「あんたすごいね!なんであんなの撃てるの!?」
千佳「わっ」
東(玉狛ってことは迅の後輩………この子の半端ないトリオン性能を報告しなかったのは本部で派手にデビューさせるためか……?迅や林藤さんが考えそうな事だが………)
~❖警戒区域❖~
迅「よしよし、みんな無事に入隊したか。派手に目立っただろあの3人。サイドエフェクト使わなくてもわかる、おれの後輩だからな。今頃きっとウワサになってるぞ…………………けど、あの3人が注目を浴びるのはまだまだこれからだ」
遊真くんのトリガー構成
-
小南仕様の弧月とスコーピオンの二刀流
-
原作とほぼおんなじスタイル