WORLDTRIGGER THE ORIGIN 作:taipho
~❖ボーダー本部・C級訓練室❖~
ボッ!
諏訪の散弾銃のアステロイドによる面攻撃がエネドラのトリオン体を削る
だが、トリオン体を液体化させているエネドラには効果は無く一瞬で元に戻ってしまう
エネドラ(だんだんわかってきた。このクソ部屋の仕組み………オレもこいつらもトリオン攻撃の
ドパッ
ガキン
エネドラ「!」
諏訪の面攻撃が液体ではなく固いなにかに当たったような音が鳴る
諏訪「お!?今の手応え………ひょっとして
堤「硬質化したトリオン反応!カバーされた
諏訪「はっはぁ、弱点見つけたぜ!!」
エネドラ「……………あーあーなるほど………そういうことか」
ドバッ
ガキキキキン!!
諏訪「……………!?」
諏訪は見つけた弱点を狙って攻撃を集中するが明らかに当たった音が多かった
堤「硬質化の反応が増えた………!
エネドラ「くっくっ………猿が知恵絞ってんの見んのは楽しいなぁ。死ぬまでそのレベルでキーキー言ってろ」
突如として諏訪の体内から敵のブレードが出てくる
諏訪「あ………!?(コレが情報にあった気体化攻撃か!?)」
アナウンス『仮想戦闘モード終了』
エネドラが撒いた気体化したトリオンは訓練室のパネルに反応して仮想戦闘モードが終了する
諏訪「!!チッ……………!」
仮想戦闘モードが終了したことにより諏訪のトリオン体が腕を失った状態に戻る
エネドラ「無敵タイムは終わりか?暇つぶしにしかなんなかったな」
エネドラはそういうとフルパワーの攻撃で今度こそ訓練室の壁を破る
鬼怒田「いかん!『
根付「もう少しかかるでしょう…………エレベーターに数百メートルの通路………訓練室まではかなりの距離があります………!」
城戸「あの男が、まともに通路を行けばな」
鬼怒田・根付「「………!?」」
城戸「やんちゃ小僧が…………」
城戸の推測通り忍田は本部の外壁を走っていた
目的地である訓練室の外側まで来ると忍田は旋空弧月で外壁を破り、中へ乱入する
忍田「旋空弧月」
エネドラ「!!」
中へ乱入した忍田は真っ先にエネドラに対して旋空弧月を放つ
根付「間に合った!」
鬼怒田「なんつうショートカットじゃ」
忍田「よく足止めした、諏訪隊。おかげで死者はゼロに抑えられた。ご苦労だったな」
諏訪「イヤイヤ、まだ死んでないっスよ」
忍田「鬼怒田さん、悪いが壁を修復してくれ。こいつを逃すわけにはいかないからな」
エネドラ「…………あぁ?誰が逃げるって?この程度でオレに勝てると思ってんのか!?雑魚トリガーが!!」
忍田「当然だ。貴様のようなやつを倒すため、我々は牙を研いできた」
❖WORLD TRIGGER❖
エネドラ(こいつも八つ裂きにしてやりてえが面倒くせえ。
三上『トリオン展開!気体攻撃です!』
忍田「堤!」
堤「了解です、空調を全開にします!」
エネドラ「…………!?(風で押し戻されて届かねえ……!?)」
忍田「やつの弱点の情報をくれ」
三上『ダミーも同時に映ってしまいますが…………』
忍田「構わん。何れにしろ、全て斬る」
エネドラは忍田に対して硬質化ブレードの手数の多さで攻めるが忍田は最小限の動きで躱すとカウンターで旋空弧月を使い、的確に弱点カバーだけを斬っていく
エネドラ「(ピンポイントにダミーだけを………!?)うぜえな、クソ雑魚が!」
エネドラは3つの水球を作り出し、そこから先程以上の数の細いブレードを出して攻撃する
が、忍田は細いことで脆いブレードを斬り落としながら旋空弧月で尚もエネドラの弱点カバーを破壊していく
エネドラ(どうなってんだ、止まんねーぞこの猿!雑魚トリガーの分際で………!!くたばれ!!)
エネドラは足元の亀裂に液体を流し込み忍田の足元から攻撃するも回避されカウンターでさらに弱点カバーを破壊される
エネドラ(ダミーを増やすのが追いつかねえ…………!)
忍田「貴様のトリガーは火力よりもその特殊性が武器だ。ネタが割れれば強みを失う。貴様の敗因は、ネタが割れた状態で
忍田はそう言って最後の2つの弱点カバーを斬り捨てた
エネドラ「が…………!?」
諏訪「マジで全部斬った!本部長やべえな!」
笹森「援護するヒマなかったですね」
だが、エネドラのトリオン体は崩壊せず、再び液体からブレードが飛び出して忍田を襲う
諏訪「!?」
液体化して別の場所へ移動したエネドラが姿を現す
諏訪「あぁ!?なんで生きてやがる!?」
忍田「…………!(土壇場で弱点をカバーから外したのか……!)」
エネドラ「さすがよく避けたなぁ。………けど、気をつけろよ。今はこっちが風上だぜ」
忍田「!!」
エネドラがそう言った瞬間、忍田の体内からブレードが出て来て忍田に初めてのダメージを与えた
エネドラ「あ?即死しねえな。小癪にも体ん中に
忍田「………いいだろう、スグにわかる。私の仕事はもう終わった」
空調の操作が必要なくなったことで戦線に復帰した堤と共に諏訪は火力を集中させる
諏訪(局所防御)
エネドラ「こいつらがオレに勝てるってのか?」
諏訪(ダミー生成)
エネドラ「雑魚だけで何ができる!!」
堤「おサノ!」
小佐野『了解!スタアメーカー
銃手・射手用オプショントリガー『スタアメーカー』
弾丸が命中した場所に
諏訪「(これでもうダミーはムダだぜ!)日佐人!!」
笹森はカメレオンで姿を隠して後ろから接近し、マーカーされた弱点のみを狙って弧月を振り下ろすもブレードが届く前にエネドラのブレードに貫かれる
エネドラ「消えるトリガーはもう見た。気付かねーとでもおもったか?クソガキ」
笹森「…………」
『戦闘体活動限界
笹森が
諏訪「弾を集中させろ!!」
エネドラ「(食らうか馬鹿が!トロいぜ!!)」
「そっちがね」
エネドラ「!!!」
エネドラが声のする方へ振り返った瞬間、風間隊の菊地原と歌川が姿を現し、マーキングされた弱点カバーを斬り落とす
エネドラ(こいつらは…………!尻尾巻いて逃げたチビども…………!!最初から姿消してやがったのか…………!?さっきのやつは
歌川「伝達脳と供給器官を破壊、任務完了」
エネドラ「猿ども…………が…………!!!」
エネドラのトリオン体が崩壊して辺りが煙に包まれる
忍田「ダミーが1度ゼロになった時点でこうなる事は
菊地原「トドメを刺したのは風間隊ってことで、よろしく」
諏訪「おいてめぇ、菊地原!」
~❖アフトクラトル遠征艇❖~
ミラ「ハイレイン隊長、エネドラが敗北しました」
ハイレイン『そうか、そちらは任せる』
ミラ「了解致しました、回収に向かいます」
❖WORLD TRIGGER❖
エネドラ(このオレが………玄界の猿なんぞに………!)
菊地原「どうします?こいつ」
エネドラ「……………」
達也「そいつは一旦ボクに預けてもらおう」
忍田「!!」
エネドラ「……………てめえは………」
達也「久しぶりだネ、エネドラ。元気してたかい?」
エネドラ(ミラのやつが回収に来るハズだ………!さっさと来やがれ…………!なんのためにてめーがいると思ってやがる…………!)
と、その時エネドラのブレスレットが起動しミラがワープゲートで現れる
歌川「!!」
菊地原「人型近界民!」
ミラ「回収に来たわエネドラ。派手にやられたようね」
エネドラ「チッ………!おせえんだよ!」
ミラ「あら、ごめんなさいね」
エネドラはミラに手を伸ばそうとするがその腕は斬り落とされた
ミラの『小窓』ではなく、達也の
ボーダー組「「「!?」」」
エネドラ「なっ…………!!?」
ミラ「…………!?」
達也「こうなるのはわかってた。だからボクはやらせないよ」
ミラ「……………!!」
達也は腕から伸びているブレードを変形させてエネドラの腕を回収すると『
忍田「…………!?……なんてことを!!!」
達也「捕虜としてなら死んでても問題ないよ忍田さん。情報は引き出せる………さて、これで『泥の王』はボクの手の中だ。賢いキミならわかるだろ?ミラ。ハイレインに繋いで」
ミラ「…………………わかったわ」
ミラはハイレインに通信を繋がざるを得なかった
ミラ「…………隊長、申し訳ありません。『泥の王』の回収に失敗し、最上達也に取られてしまいました」
ハイレイン『………!?なんだと!!?』
ミラ「………最上達也はハイレイン隊長に繋げと言っています」
ハイレイン『…………くっ………繋げ……』
ミラ「了解しました……………これでハイレイン隊長と話せるわ」
達也「ありがと、ミラ。…………さてハイレイン、久しぶりだネ。聞いての通り今ボクが『泥の王』を持ってる。そんなわけだから1つ交渉しよう」
ハイレイン『………!?交渉だと!!?』
達也「そう、ボクは今
ハイレイン『…………!!!』
ミラ「!?」
達也「キミならこの意味わかるだろ?だからこそ提案だ」
ハイレイン『…………聞こう』
達也「『泥の王』と『窓の影』の2つと引き換えに、ミラの身柄をこちらで預からせてもらう!!!」
ハイレイン『なんだと!!?』
ミラ「!!!」
ボーダー組「「「「!!?」」」」
達也「ボクは恩義を感じてる人をキミの元へ置いておきたくないのさ。キミはいざとなったら部下をなんの躊躇いもなく見捨てる。現に今はエネドラをミラに殺させようとし、ヒュースは最悪置いていく気でいる」
ハイレイン『………………………』
達也「だからこそボクは恩人の身柄をコチラで保護したい。………理由はわかっていただけたかな?」
ハイレイン『…………いいだろう、だが「泥の王」はともかく、「窓の影」はどうやって渡す気だ?』
達也「簡単さ、今からそっちにミラと一緒に行く」
ハイレイン『!!』
達也「帰りはどうしてもラッドで帰ってもらうことになりそうだけど、ボクはちゃんと約束は守る男だ」
ハイレイン『…………交渉成立だ』
❖WORLD TRIGGER❖
ハイレイン「…………交渉成立だ」
出水「…………達也さんとの話は終わった?」
ハイレイン「律儀だな。待っていたのか」
出水「まあね、アンタが取り乱して攻撃が止んだらしばらく手を出すなって言われてたし」
ハイレイン「…………なるほど、ここまで読んでいたのか」
~❖基地南西部(遊真VSヴィザ)❖~
遊真は現在、ヴィザの猛攻をなんとか切り傷程度で凌いでいた
遊真「爺さんはさ、自分より強いやつと戦ったことあんの?」
ヴィザ「はて………有利な相手、不利な相手なら覚えはありますが、真に己より強いか弱いかは、勝負決して後判ることでありましょう」
遊真「なるほど、強いやつのセリフだ」
遊真はバックステップで建物の瓦礫の中へと隠れる
ヴィザ「おや、撤退…………という訳でもなさそうですな。できれば
ヴィザは『星の杖』で遊真が姿を消した建物の瓦礫をさらに壊す
ヴィザ「向かって来るならば手は抜きますまい」
遊真は
遊真「あの爺さんを倒すには不意を付くしかない」
レプリカ『だが私の事がバレている以上、かなり警戒される。まともにやり合っては分が悪い』
遊真「わかってる。火力勝負には付き合わない。
遊真は『響』印を使って相手の位置を正確に認識し、駆け出す
ヴィザ「む………?また姿が消えた」
遊真「
ヴィザ「下か」
ヴィザは遊真の攻撃を見抜き、手持ちの剣で反撃する
遊真「
遊真は脇腹を少し削られるも追撃として走り回って仕掛けておいた『射』印で足元から放ち、追撃する
ヴィザ「………ふむ、『星の杖』に対して足下の死角から攻めてきたのは、あなたで8人目ですな。追撃もしっかりしている、なかなか悪くない攻撃でした」
ヴィザは『星の杖』のブレードを集めてシールドとして使い、しっかりと防いでいた
遊真「この野郎………」
ヴィザはブレードの回転軸を変え、ブレードの間合いを変化させることで遊真から距離を取っていた
遊真「どんどん近づけなくなるな」
レプリカ『こちらの動きに対応されている。もう一度策を練ろう、この相手は意識の外から攻めなければ勝てない』
遊真「………いや、多分それでもダメだ」
レプリカ『…………!』
遊真「揺さぶり合いじゃ、勝負になんないのはわかった。けどこっちは戦闘体を削られる訳には行かない。達也さんのおかげでこっちにはアイツに見せてない印がまだ沢山ある。それをフルに使って勝負に出る。常に相手に頭を使わせながら仕掛けを作る」
レプリカ『勝算はあるのか?』
遊真「ないと思うか?」
レプリカ『………いや、それを決めるのは私ではない。ユーマ自身だ』
ヴィザ(また姿を消した………同じ事の繰り返しでは私には勝てませんよ……?)
遊真は再び瓦礫に身を隠し、仕掛けを作る
遊真は
遊真とレプリカは印同士を掛け合わせた複合印をヴィザを囲うように仕掛けていく
ヴィザは当然仕掛けを防ごうと『星の杖』で攻撃するが、遊真は姿を消したまま躱し、さらに印を仕掛ける
ヴィザ(…………来る!!)
ヴィザを囲うように6方向の足元から
ヴィザの選択した行動はレッドバレットをマントで防ぎ他をなるべく躱しつつ『星の杖』のブレードで防ぐ事だった
だが、ヴィザが躱して移動した先には
ヴィザよりもさらに上で待っていた遊真は姿を現し、両手にブレードをだす
ヴィザは『星の杖』で対抗するが遊真に当たる前に
遊真は遅くなった『星の杖』を
ヴィザは飛ばされていて遊真へと近付いていくので手持ちの剣で斬り捨てようと考えるが飛ばされていた影響で腕に『錨』印が付いていることに気付けなかった
それでも遊真との距離はヴィザ程の達人でも遊真自身のリーチでは届くはずのない距離だった
そのため遅いが近くにあるブレードで腕の重石を処理して持ち変えようとする
だが、遊真のブレードは持ち変えようとした瞬間にヴィザの胸部を貫いていた
❖WORLD TRIGGER❖
遊真がしたことはまだ見せていない初見の印をふんだんに使って相手の処理能力を削ることで隙を生み出し、
遊真が届くはずのないリーチを届かせた理由はレプリカの解析と遊真の『黒トリガー』の複合印の応用で
スコーピオンにはマンティスという2本のスコーピオンを繋げてリーチを倍にするという技がある
それに旋空弧月を加えれば40メートルもの射程を持つ、かの『生駒旋空』にも匹敵するリーチを手に入れた
それにマンティス特有の見えづらさが加わることで、ヴィザに致命傷を負わせることに成功したのだ
ヴィザ「(馬鹿な、弾を撃つ素振りはなかったハズだ。死角からの攻撃でもない、そもそもこれはブレードだ。これはつまり
遊真はヴィザの戦闘体が崩壊し、爆発したのを見た瞬間『弾』印で飛び出し修たちの元へ向かう
ハイレイン「!」
ミラ「!!」
達也「お、ヴィザ翁が負けたか」
ヴィザ『申し訳あ…ません、突破され……した。ご安……を……『星の杖』………は無事です……、…………しかしお気をつけください。『黒トリガー』の使い手がそちらへ向かっています』
❖WORLD TRIGGER❖
達也は現在、忍田本部長に対策会議での条件のことを伝えてミラを連れ、ハイレインのいる戦場に来ていた
達也「やぁ、ハイレイン。こうして会うのは久しぶりだネ」
ハイレイン「来たか………」
達也「じゃあほいコレ、『泥の王』ネ」
ミラ「トリガー
ハイレイン「……確かに受け取った。だが悪いな達也、キミをここで逃がす訳には行かない!!」
ハイレインはそう言うと『卵の冠』で魚の弾丸を飛ばしてくる
しかし、達也はトリオン体から
ハイレインは達也の挙動を全て見ていたにも関わらず自身の死角から攻撃されたことに戸惑いを隠せない
達也「わかっててもボクの有利が変わらないからネタバレしてあげるよ。このトリガーの名称は
ハイレイン「………なんだと!?」
達也「キミたちはこのトリガーの一部しかわかってない。このトリガーの能力は自身と自身の半径100メートルに渡って存在する、占有者の居ないトリオンを支配し、半径500メートルに渡って操ることができる」
ハイレイン「……!?だが、キューブは俺が占有者のハズだ」
達也「わかってないな〜、キミの弾はトリオンキューブに変えると一旦キミとの接続は消えるんだ。吸収するときはそれに再接続してるだけ、だからキミではボクには勝てない」
ハイレイン「……………くっ………!!」
達也「キミたちはもう負けだ、大人しくしてもらおうか。先に不意打ちしたのはキミだからね。恨まないでくれよ」
達也はそう言ってハイレインを捕らえようとするが突如
達也「今更こんなので止められると思ってんの?」
達也は腕から大量の砲台を作り出して飛ばし、ラービットをオールレンジ攻撃で翻弄し隙を作って『眼』を撃ち抜き瞬殺する
が、その一瞬で別の改造ラッドを使ってハイレインは遠征艇へと逃れた
達也「………チッ……逃げられたか…………………」
その後、ヴィザもイレギュラー
迅が足止めしていたヒュースは『金の雛鳥』が手に入らなかったため予定通り置いていかれ
民間人
死者:0名
重傷:18名
軽傷:72名
ボーダー
死者:0名
重傷:0名
軽傷:10名
行方不明:21名(全てC級隊員)
近界民
死者:1名(最上達也の手による)
捕虜:1名
保護:1名
対近界民大規模侵攻
三門市防衛戦
終結
次回から大規模侵攻後の話からのB級ランク戦編です
達也くんが使用した黒トリガーは非常時だからと強引に使用許可を取って使用しました。詳しいのは挿絵でご紹介します。遊真くんの追加した印の一覧も載せておくので詳しくはそちらで
【挿絵表示】
←レ・ブリスコラの詳細
【挿絵表示】
←BBF風parameter
【挿絵表示】
←印一覧
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←印解説①
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←印解説②
【挿絵表示】
←印解説③
第2回主人公部隊選手権(オペレーターは別で確定済み)
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迅一択!
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恩人(アフトクラトルの○○さん)