WORLDTRIGGER THE ORIGIN 作:taipho
ちょっとネタバレなるけどA級全員出揃いましたね!
全員名前と年齢、セリフもしくは反応が見れたので今後ちょこっとだけ絡ませれるかもしれないですね(他の作品に大いなる期待)
ちなみに作者は草壁隊の佐伯竜司と宇野隼人はスクエア2月号を読んだ時逆で予想してました(笑)
黒髪イケメン絶対宇野隼人だと思ったのになぁ〜
片桐隊の一条雪丸と桃園藤一郎は予想通りでした!
なんか連載再開してからビミョーに絵が一部変わってると思うのは気のせいですかねぇ?
三輪とか風間さんとか迅さんとか目元(特にまぶた)で雰囲気が落ち着いた感じが出たり増したりしてる気がする!
今回は間が空いただけあってちゃんと(?)長いのでご安心ください(?)
~❖那須隊作戦室❖~
日浦「那須先輩!」
志岐「おつかれさまです」
熊谷「大丈夫?」
那須隊作戦室では先に落ちた2人とオペレーターの志岐が最後に落ちた那須をベッドルームから出迎える
那須「ごめん…………1点しか取れなかった」
熊谷「何言ってんの」
日浦「いつも点を取ってもらってるんですから………………わたしの方こそ三浦先輩見失っちゃって…………!どぅわあぁ〜!」
志岐「はいはい、泣くな泣くな」
~❖鈴鳴第一作戦室❖~
別役「うぅ………何も出来なかったっす…………」
来馬「今回は完璧に那須隊にしてやられたね」
村上「今回の那須隊は完全に俺対策でしたね」
来馬「うん、今回はダメだったけど新しい
別役・村上・今「「「はい!!」」」
~❖香取隊作戦室❖~
香取隊の作戦室では試合が終わってから香取が不貞腐れてベッドルームで突っ伏ししていた
香取「もうやめる。ボーダーやめる」
三浦「
香取「最上…………さん、に言われた。アタシ程度じゃ大したことないって。実際スグに落とされたし。落とされて言い返せなくなった自分が嫌いだ。だからやめる」
染井「今やめても余計に惨めだと思うけど?」
香取「そういう言葉がほしいんじゃない!ムカつくんだよ最上隊!元A級かなんか知らないけど急に出てきたポッと出のクセに!ムカつく!ムカつく!」
染井「やめたいならやめれば」
若村「華さん…………!」
染井「葉子はやりたいことをやったほうがいい。そういう性格だから」
三浦「………
若村「…………!」
三浦「最上さんみたいにはなれなくても工夫して、作戦立てて、勝てるようになろうよ。ランク戦は始まったばかりだ、まだ全然遅くないよ」
香取「…………だってアタシ、工夫とか勉強とか苦手だもん………」
染井「大丈夫、最上さんに弟子入りを打診されたんでしょう?悔しいって思えるなら苦手でもできるハズだから」
香取「…………うん………………最上隊の作戦室行ってくる」
香取は強くなる覚悟決め、強さを求めて達也の元へ向かった
~❖最上隊作戦室❖~
達也「やぁ、来ると思ってたよ。香取さん」
香取「……………ムカつくけど、アタシは悔しかったから強くなりたい。………弟子に………して、ください」
達也「フフ、満点だ!!キミが悔しいから強くなりたいってとこが気に入った!!じゃあ早速トリガー構成から弄ろっか」
達也は他人にはあまり見せられないような笑顔で香取を弟子に迎え入れた
❖WORLD TRIGGER❖
達也「弟子入りするにあたってまずはチームメイトと居候を紹介しておくよ」
香取「………はあ……?」
達也「我らがオペレーターの忍田瑠花。通称お嬢、16歳」
瑠花「…………よろしくね、香取さん」
達也「それでウチに入るために特訓中の居候、ミラ、カナダ人の23歳」
ミラ「紹介とはいえ女性の年齢を堂々と言うものじゃないわ」
達也「ま、まぁ紹介が終わったところで、まず先に言っておく、ボクは自称ではあるが効率厨だ」
香取「効率厨………」
達也「そ、つまり効率いいのが大好きだからボーダーの
香取「………なんで?」
達也「そりゃあ銃の枠が1つなのに合成弾を使ってないから」
香取「そもそも銃手で合成弾って使えるの?」
達也「結論から言えば使えるよ。ただしアステロイドとハウンドといった1つの銃で2種類の弾丸を使うことはできなくなるけどネ」
香取「じゃあなんでそれが万能手だけの非効率になるわけ?」
達也「万能手は攻撃手トリガーで枠が1つまたは2つ埋まるだろう?だから片方1種類ずつしか入れない人がいる。例えばキミとかA級なら木虎とか佐伯くんとかかな〜、銃手の例外として里見くんも」
香取「………まあまあいるのね」
達也「そもそも銃トリガーの1番の長所は2種類の弾丸を1つの銃で撃ち分けることで生まれる切り替えの速さだとボクは思ってる。なら1種類しか弾を使わないなら1番の長所を潰していることになる」
香取「………言われてみれば……そうかも」
達也「だからこそそのロスを取り返すための合成弾だ。キミのアステロイドをギムレットに変えるだけで攻撃力がアップする」
香取「確かにギムレットならシールドも割れる…………」
達也「あとは機動力の強化だ。今年から参戦した玉狛第二のエース、空閑遊真くんはキミとよく似たタイプの攻撃手だ。そんな彼の機動力を強化するトリガーが2つある。まぁキミのことだからどーせ玉狛第二のログ見てないだろーから今回はサービスで答えを教えたげる。グラスホッパーとスパイダーだ」
香取「スパイダー?糸ってこと?」
達也「そ、糸を足場により立体的で変則的な動きで敵を翻弄している。彼にとって糸は足場であり盾だ」
香取「……盾…」
達也「気がついたかい?盾ってことはつまりシールドを張ることが減る………つまりは攻撃の手数を増やせることに繋がる」
香取「…………!!」
達也「だからキミのトリガー構成はメインにスコーピオン、ギムレット、シールド、グラスホッパー。サブにスコーピオン、スパイダー、シールド、バッグワームだ。コレでキミは攻撃力だけに関して言えば風間くんすら越えられると思ってる」
香取「…………!?……攻撃手2位の…………」
達也「風間くんの強さは攻撃力よりも技術力だからネ」
香取「……………」
ミラ「あら、上げて落とすなんて性格悪いわね、達也」
達也「…………ミラ、やけに黙ってると思ったら急に毒吐くネ」
ミラ「だって貴方が師匠なんて見ててすごく面白いじゃない?」
達也「そうかなぁ〜、まぁいいや。コレからキミにはあるメニューを毎日やってもらう」
香取「………メニュー?」
達也「そ、詳しい内容はこの紙に書いてあるけど大まかに言えばスパイダーとグラスホッパーを使って機動力強化、そしてスパイダーによる高機動でも正確に攻撃を当てれるようになってもらうこと、それからボーダーのトップランカー達を倒すこと。この3つだ」
香取「…………反復練習苦手なんだけど……」
達也「心配はいらないさ、キミの隊の3人に手伝わせて状況のパターンを複数作って毎日違うパターンをこなせばスグには飽きないさ」
香取「…………全部アンタの掌の上ってわけ」
達也「まぁキミのことは性格と想い人位はわかるからネ〜」
香取「なっ……!!」
瑠花「あら、そうなの?」
達也「おや、お嬢は恋愛に興味が御ありですか?」
瑠花「!?………あ、いや……その」
達也「まぁお嬢もお歳頃ですから同然かもしれませんネ」
瑠花「……………………」
ミラ「達也はそのうち生身を刺されるかもね」
達也「!?」
達也は香取にメニュー表を渡し、トリガー構成を変更して初日を終えた
そして達也はその日から風呂と食事の時以外は常にトリオン体で過ごすようになった
❖WORLD TRIGGER❖
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~❖幕間❖~玉狛第二2回戦
~❖ランク戦観戦室❖~
武富『B級ランク戦新シーズン!二日目・夜の部がまもなく始まります!実況はスケジュールがうまいこと空いたわたくし、武富桜子!解説席には先日の大規模侵攻で一級戦功をあげられた………東隊の東隊長と草壁隊、緑川くんにお越し頂いています!』
東『どうぞよろしく』
緑川『どもっす』
茶野「あっ、解説東さんだ」
藤沢「見とこうぜ」
武富『今回の注目はなんと言っても前回完全試合で10点をあげた玉狛第二!注目度の高さからか会場にもちらほらと非番のA級の姿が見られます!』
達也(ボクの試合も前回パーフェクトだったのに解説すらつかなかったんだけどなぁ〜)
武富『さて東さん、一試合で10点というのはあまりお目にかかれませんが……』
東『いや、すごいですね。それだけ玉狛第二が新人離れしてるってことでしょう』
緑川『遊真先輩は強いよ、あっという間にB級上がってたし』
武富『緑川くんは玉狛の空閑隊員と
緑川『うわ、その話ここでする?8-2で負けました!ボッコボコでした!でも今度また10本勝負する約束したから次は勝つよ!』
緑川が武富に話を振られ、苦い思い出である遊真との10本勝負の話をする
そしてそれに1人のA級隊員が興味を示した
黒江「駿が負けたんですか?8-2で?」
米屋「いい勝負だったぜ」
武富『玉狛第二の今日の相手は接近戦の諏訪隊に長距離戦の荒船隊、
東『順位が低い玉狛第二はステージ選択権があるので、まずは地形で有利を取りたいところですね。………それに前回もそうでしたが玉狛の三雲隊長のポジションが以前の射手から工作兵に変わってるので今回は三雲隊長の活躍が見れそうですね』
武富『確かに……………さあステージが決定されました!玉狛第二がえらんだステージは……………「市街地C」!坂道と高低差のある住宅地ですね!』
東『…………!?』
武富『しかしこれは狙撃手有利なステージに見えますが?』
東『狙撃手有利………ですね。道路を間に挟んで階段状の宅地が斜面に沿って続く地形です。登るにはどこか道路を横切る必要があるので狙撃手が高い位置を取るとかなり有利です。逆に下からは建物が邪魔で身を隠しながら相手を狙うのが難しい。射程がなければなおさらです』
武富『玉狛にも超強力な狙撃手がいます。高台を取れればあるいは…………という作戦でしょうか?』
東『うーん、どうだろう…………狙撃手の熟練度が違いますから普通にやれば分は悪いと思いますね』
武富『と、なると狙撃手のいない諏訪隊は…………』
緑川『いやー超きついでしょ。上取られたら動けないよ。今頃諏訪さん切れてるだろーなー』
~❖諏訪隊作戦室❖~
諏訪「はぁ!?市街地『C』!?ざっけんなクソMAPじゃねーか!大人しくAかBにしとけよ!」
諏訪隊の作戦室では緑川の予想通り諏訪が切れていた
堤「こりゃなかなかきつい…………」
笹森「玉狛は狙撃が怖くないんですかね?」
小佐野「スタートはバラバラだからまだチャンスあるよ」
諏訪「取られる前に全力で高台取るしかねーな!ここで勝ちゃ上位入りだ!やるぞ!」
堤・笹森・小佐野「「「おう!!」」」
~❖荒船隊作戦室❖~
荒船「市街地『C』…………!?」
加賀美「狙撃手有利MAPじゃん、なんでここ選んだんだろ?」
半崎「狙撃手とやるの初めてなんじゃないすか?」
穂刈「助かるな。オレたちにとっては」
荒船「一応玉狛第二の狙撃手には注意しろよ。あとはいつも通りだ」
半崎・穂刈・加賀美「「「了解!」」」
~❖玉狛第二作戦室❖~
修「今回の相手は荒船隊と諏訪隊だ。荒船隊は全員狙撃手だけど、隊長の荒船先輩だけマスターランクの一流攻撃手でもある」
遊真「荒船先輩だけは対狙撃手のセオリーが効きにくいってことだな」
修「その通りだ、他の2人もレベルが高い。今の千佳に太刀打ちしろって言っても無理なのは見えきってる」
遊真「じゃあどうするんだ?」
修「今回は狙撃手の位置の方角を誘導しやすいMAPを選んで千佳で徹底的に狙撃ポイントを潰して乱戦に持ち込む」
千佳「まかせて」
遊真「乱戦になったらおれの出番って訳だな」
修「そうだ。狙撃ポイントを潰す間は空閑と千佳は合流して空閑は千佳のガードについててくれ」
遊真「了解だ、隊長」
修「宇佐美先輩はぼくのサポートで一緒に敵の方角の特定をお願いします」
宇佐美「りょーかい!まっかせて〜」
修「よし………行こう!」
アナウンス『B級ランク戦転送開始』
~❖ランク戦観戦室❖~
武富『さあ転送完了!各隊員は一定以上の距離を置いてランダムな地形からスタートになります!そして荒船隊の3人と三雲隊長がバッグワームを起動!レーダー上から姿を消した!しかし玉狛の狙撃手がバッグワームを起動していない!狙撃手3人の荒船隊、やはりまっすぐ高台を目指します!半崎隊員がいい位置に転送されたか!諏訪隊もそれを追う!玉狛第二も…………………おっと追わない!空閑隊員と雨取隊員が合流を目指す動きをしている!』
東『転送直後は一番無防備な時間帯ですからね、合流するのはありです(たが……………)』
狙撃手3人の荒船隊と相性が悪い諏訪隊の笹森は荒船隊に高台を先越されて抑えられそうな状況に焦り駆ける
笹森(このままじゃ荒船隊に上を抑えられる…………!転送位置が悪かった、急げ………!)
だがそんな笹森の上着を掴んで諏訪が路地に引っ張り込む
笹森「!?」
いきなり引っ張られて動揺する笹森の眼前を狙撃手の弾丸が通過する
笹森「諏訪さん!」
諏訪「飛び出すな、壁に張り付いてねーと死ぬぞ」
武富『笹森隊員間一髪!』
東『穂刈の牽制ですね、躱されましたが諏訪隊は進みづらくなった。いい仕事です』
武富『この隙に荒船隊長も脇をすり抜けて登っていく!荒船隊が完全に上を取った!』
諏訪「クソッタレ、めんどくせー展開だぜ」
荒船「ここまでは100点だな」
だがここで南のMAP下から千佳のアイビスによる砲撃が荒船を襲う
荒船「!」
半崎「撃ってきた!?」
荒船「素人が………位置がバレバレだぜ」
荒船隊の3人は玉狛第二の千佳と一緒にいる遊真に狙いを絞り3人でそれぞれイーグレットによる狙撃を行う
が、二宮隊隊長二宮匡貴の2倍を越えるトリオン量を誇る千佳のシールドを破ることができない
遊真「千佳、今光ったところにもう1発だ」
千佳「うん!」
千佳は遊真の指示通り荒船のマズルフラッシュを狙いにアイビスで砲撃を放つ
荒船は余裕を持って躱すが自分がいた家はタダの瓦礫と化した
武富『この威力!もはや砲撃!玉狛第二、意外にも撃ち合いを挑んだ!東隊長、この展開はどう思われますか!?』
東『(なるほど………)玉狛第二の分が悪い……と言いたいですが雨取隊員のトリオン量を甘く見てましたね。通常よりも少々
武富『東隊長の解説通り撃ち合いはお互い決定打にならない』
東『…………いや、端から勝つ気は無いようです』
武富『…………え!?』
その時荒船隊のオペレーターから警告が入る
加賀美『荒船くん!!』
荒船「!」
玉狛第二を狙撃しようと構えた荒船の横から諏訪のショットガンが火を吹き荒船の右脚を削る
諏訪「はっはぁ!よォ荒船!!」
荒船「チッ……………!!『2対1』か…………!!」
武富『あーっと!!砲撃の陰で諏訪隊が登って来ていた!!』
東『さっきの砲撃は諏訪隊の援護ですね。長距離戦で荒船隊に勝てないのは織り込み済み、エースの空閑隊員を一緒に居させたことで奇襲が無いと思わせたんですね。ステージ選択から敢えて状況を荒船隊有利に偏らせることで諏訪隊と玉狛第二の利害を一致させた。玉狛第二は地形戦をよく練ってますね』
修「荒船隊を捕まえた!こっから乱戦に持ち込むぞ!」
遊真「OK、こっからはおれの仕事だな」
修「千佳はここから予定通り常にシールドで全身を守れるようにしながら敵の目を引いてくれ」
千佳「………うん、わかった!」
修「空閑!点を取りに行くぞ!」
遊真「おう!」
一方、MAP北側では諏訪が散弾銃特有の攻撃密度で中距離を持たない荒船を一方的に攻撃する
武富『荒船隊有利から一転!玉狛の砲撃を隠れ蓑にして諏訪隊が獲物に食らいついた!』
加賀美「(玉狛に気を取られて諏訪隊が消えたのを見逃してた………!)ごめん、私のミス!」
東(砲撃の圧力もさることながら、いかにも狙撃手が撃ちたくなりそうな動きを玉狛第二がしていたのが大きい)
中距離での攻撃手段を持たない荒船は車を盾に諏訪の攻撃を凌ぐ
武富『これは完全に銃手の距離だ!荒船隊長、さすがに苦しいか!』
東『いや、これは
諏訪が車を撃ち抜いた瞬間に荒船隊の半崎がイーグレットで諏訪の頭部を狙撃する
武富『あーっと!?』
荒船「…………!」
諏訪は頭部のみに小さく集中的に展開したシールドで狙撃を防いだ
諏訪「大当たりだぜ」
半崎「げっ、マジ?」
堤「半崎の位置確認!」
武富『ヘッドショットをピンポイントで防御!』
東『半崎の狙撃の正確さが仇になりましたね』
武富『なるほど!』
東『通常余程のトリオン差がない限り
武富『…………しかし一点読みが外れれば死んでいた!諏訪隊長、なんという胆力!』
だが、狙撃を防いだ隙に逃げた荒船を追う諏訪をさらに狙撃が襲う
諏訪は再び集中シールドで頭部を守るが左足の膝から下を吹き飛ばされてしまった
武富『さらに1発!今度は防げなかった!目の前の荒船隊長に追いつけない!』
東『しかしこれで荒船隊は全員の居場所が割れた。この距離でこれはでかいですよ。諏訪も脚の1本は必要経費と思ってるでしょう』
笹森「諏訪さん、退がりますか?」
諏訪「アホ言え、こっからだぜ!」
笹森「ですよね」
諏訪「見失うなよ堤!」
堤「もう追いつきます」
加賀美「下から来る!気をつけて!」
半崎「見えてますよ、堤さんでしょ?」
加賀美「違う!玉狛よ!!」
遊真がバッグワームをつけて半崎を奇襲する
遊真の鋭い一閃を半崎は仰け反ることで急所を外す
半崎「うお、速っえ!」
遊真(急所を外された、もう1発……………!)
遊真がバッグワームを解除し、今いる建物の屋上にある入口の壁を足場に切り返してもう一度半崎に攻撃を仕掛ける
しかし下から登ってきた堤の散弾銃による
遊真は空中で体を捻って巻き添えを躱したが半崎は堤に落とされてしまった
半崎「こりゃダルいわ、すんません」
武富『半崎隊員
東『狙撃手は寄られるとこうなります、寄らせちゃだめですね』
武富『先制点は諏訪隊!そして依然堤隊員の間合い!ここで2点目が動くか!?』
遊真はサイドステップで堤の射撃を躱しつつ距離を詰める
堤(速い………!…………でもそのくらい動けるってことはもう知ってるんだよ)
堤は遊真の動きを読んで飛び上がった所を狙うが遊真はグラスホッパーを使って即座に地面に戻ると反応しきれていない堤を腹から上下真っ二つにする
武富『おおお!?今の動きはグラスホッパー…………!?空中機動を可能にするジャンプ台トリガー!前回は使ってなかった気がしますが………!?』
緑川『オレが教えました、昨日』
武富『昨日!?なんと、普通に覚えたてだった!』
緑川『いや、なんか元から入れてたけど実際に使ってるとこ見たいって言うからお手本を昨日見せただけだから覚えたてではないよ』
黒江「あのバカ………ライバル強くしてどうするの………」
米屋「オレはああいうの好きだぜ」
緊急脱出した堤は作戦室にあるベッドに落ちた
堤(しまった……!攻撃手の片手が空いてたら仕掛けを警戒してしかるべきなのに…………!)
堤はすぐさま起き上がってオペレーターの小佐野の元へ向かう
堤「…………もうしわけない!」
小佐野「OK、OK。つつみんは1点獲ったから悪くない」
武富『さあ玉狛第二も1点取り返して次の相手へ!狙うは穂刈隊員!徹底して荒船隊狙いだ!』
緑川『狙撃手が残ってるとめんどくさいからね』
狙われた穂刈が遊真を狙撃するが遊真は姿勢を低く走ることで的を小さくし、集中シールドで確実に狙撃を防ぐ
武富『弾の出処がわかっていればトリオン体の反応速度次第で
東『まあ、普通はそうですね』
穂刈を追う遊真にブレードによる斬撃が襲いかかる
遊真はしゃがむことで回避しすぐさま姿勢を整える
東『…………ただ荒船に限って言えば、あいつは元・攻撃手ですからね』
アクション派狙撃手
荒船哲次
・
イーグレット:8349
弧月:8266
諏訪「荒船が抜きやがった!日佐人!おまえは穂刈をやれ!」
笹森「諏訪さんは?」
諏訪「俺は攻撃手2人をまとめて吹っ飛ばす!」
笹森「了解!」
諏訪隊はバッグワームを起動し2方向に別れて点を取りに向かった
武富『荒船隊長が弧月抜刀!空閑隊員と剣比べか!?』
東『荒船は本職の攻撃手じゃありませんが………ここで空閑を止めたことで穂刈の援護射撃が効くようになりますよ』
遊真「
荒船「クソ生意気な
武富『さあB級ランク戦二日目・夜の部!徐々に形勢が傾いてきました!ここまでのスコアは……玉狛第二1得点ノーアウト!諏訪隊1得点1アウト!そして荒船隊!得点なし1アウト!狙撃手有利のこのMAPで以外にも狙撃手が追い詰められる荒船隊には苦しい展開!ここで反撃に転じたのは…………剣も狙撃もマスタークラス!武闘派狙撃手荒船隊長!攻撃手から狙撃手という異色の経歴の持ち主です!たしか私がB級に上がった頃には荒船隊は既に狙撃手3人部隊だったと記憶していますが…………』
緑川『荒船さんは8ヶ月前まではバリバリの攻撃手で順位もかなりよかったよ。今でもたまに弧月でランク戦やってるし。荒船さんが攻撃手やめたときはみんな「なんで?」って言ってたくらい』
荒船はバッグワームを纏ったまま左手で弧月を振るう
バッグワームを靡かせて遊真の視界から得物を隠しバッグワームを突き刺すようにして遊真を攻撃する
しかし遊真は少し左肩を削られつつも回避する
武富『バッグワームを目隠しに使って攻撃!?』
東『それっぽいことしてますね。ですが実際、荒船がバッグワームを解除しないのは諏訪に削られた足を隠すためでしょう。バレればそこを攻められます』
武富『なるほど………!』
荒船の不意打ちを躱した遊真に立て続けに穂刈から狙撃が飛んでくる
遊真は間一髪ギリギリで回避するがその隙を見逃さず荒船が斬り掛かる
回避しきれない遊真は仕方なしにスコーピオンで受け太刀する
しかし耐久値の低いスコーピオンは一撃で刃こぼれと刀身の罅を起こした
武富『空閑隊員が初めて太刀を受けた!穂刈隊員の援護狙撃が機能している!スコーピオンと弧月では耐久力に差があります!打ち合えば荒船隊長が有利!』
遊真(思ったよりやりにくいな、さっきのやつと同じおれの動きを知ってる動きだ)
加賀美「諏訪隊の2人がレーダーから消えてる、奇襲警戒!」
穂刈(登ってこれねーだろ、諏訪さんは。吹っ飛ばしたからな、片足。来るとしたら…………)
笹森「穂刈先輩をマークしました!」
穂刈「この野郎。忙しいんだよ、オレは」
荒船(笹森…………!じゃあ諏訪さんはこっちに来るか?)
武富『諏訪隊も2手に分かれそれぞれ得点を狙う!戦況が混沌としてきた!』
東『各隊ここが勝負所ですね。荒船隊は2人ともマークされていて諏訪隊もバラけた。これは玉狛が当初から狙っていた状況にかなり近いハズ。最大のチャンスをものにできるか、逆にそれを跳ね返せるか、あるいは自分たちのチャンスに変えられるか、荒船と空閑のエース対決を中心にしておそらくここで決まります』
武富『両方の強さを知る緑川くんから見てエース対決はどちらに分があると思いますか?』
緑川『そりゃ遊真先輩だね。荒船さんは今は狙撃手がメインだし、遊真先輩が勝つと思う』
荒船(ちっ………さすがレイジさんや迅さんの後輩。曲者揃いじゃねーか、
東『玉狛の雨取隊員が地味にいい動きをしてますね。荒船隊の2人を狙えるいい距離にいつの間にか陣取ってます。バッグワームを使わずレーダーに映っているので荒船隊は雨取隊員の攻撃にも意識を割かざるをえない。ただそこにいるだけで荒船と穂刈を心理的に挟み撃ちにしている。いい射程の使い方ですね。そして何より、三雲隊長が
嵐山「これ多分三雲くんの指示だろう?やるなあ、三雲くん」
木虎「偶々じゃないですか?」
穂刈「(雨取の射線がジャマで制限されるな、逃げ道が。追いつかれるぜ)………おい笹森、いいのか?諏訪さんについてなくて……………それとも
穂刈は笹森とプライベートでもそこそこ仲が良く、笹森の性格を知っているため挑発するが大規模侵攻で『
笹森「そうすね、でも今は穂刈先輩をおさえるのがオレの役目なんで」
穂刈「(………………やべえな。こんな落ち着いたやつだったか?こいつ…………撃つか?この距離で。当たんねーだろな、走りながらじゃ)…………こりゃ死んだな、オレ」
自身の死を悟った穂刈は最後の仕事として荒船を援護すべく空閑を狙撃した
笹森が穂刈を追っていた為、あまり警戒していなかった遊真は左肩を撃ち抜かれ左腕が死ぬ
遊真を撃った穂刈はスグに笹森によって落とされた
武富『穂刈隊員捨て身で狙撃!?』
東(空閑が崩れた)
緑川『まだだよ』
遊真は自身の後ろの足元にグラスホッパーを1枚展開しバックステップする
荒船「(グラスホッパー!上!)逃がすか!!」
しかし遊真は荒船の不意をつき、グラスホッパーを踏まずにその奥の壁を蹴る
荒船「!!」
東・緑川『『上手い!』』
荒船の不意を突いた攻撃は荒船の両脚を切り落とす
荒船「……………!!」
アナウンス『警告、トリオン漏出甚大』
荒船(この場面でフェイントのためだけにグラスホッパーを…………!?このチビ戦い慣れしすぎだろ…………!!)
と、ここで追いついた諏訪が住宅の屋根から攻撃手2人に向けて銃撃を浴びせる
両脚を失った荒船は少しずつ削られ、遊真はシールドで防ぎつつ躱すことでノーダメージで凌いだ
千佳「遊真くん、笹森先輩がそっちに向かったよ。今カメレオンを起動した!」
修「よし、宇佐美先輩サポート頼みます!」
宇佐美「OK!遊真くん、真後ろのちょびっと左!すぐ来るよ!」
遊真「了解(それさえわかってれば顔出した瞬間に殺せる)」
しかし遊真の思惑とは裏腹に笹森は姿を見せぬまま遊真に抱きついて拘束した
遊真「…………!!」
修「!?(空閑の動きが…………!?)」
遊真はすかさず背中にスコーピオンを出して笹森を貫く
笹森「ぐっ!!諏訪さん!!止めました!!」
修(武器を使わずに…………!)
諏訪「よくやった日佐人、吹っ飛ばす!!」
諏訪が
宇佐美「千佳ちゃん!」
千佳「はい!」
しかしそこをすかさず千佳の砲撃で建物を壊して諏訪の体制を崩す
建物の崩壊に紛れて遊真は自身をおさえていた笹森の両腕を切り落としてぬけだしトドメを刺す
アナウンス『戦闘体活動限界』
諏訪(ここで大砲かよ、くそったれ!射線も何もおかまいなしじゃねーか!)
荒船は撃ち終わって隙をさらした千佳を狙撃するが千佳が狙撃が終わると同時にバッグワームを解除して展開した固定シールドで防がれる
諏訪は遊真に攻撃を集中させ
諏訪(こっちにゃ追う足がねえ、よってきてくれて助かるぜ)
遊真は諏訪の攻撃をかいくぐって接近するとグラスホッパーを使って堤を仕留めた時と同じ動きをする
しかしそれを読んだ諏訪が勝ちを確信する
武富『読み切った!』
東『勝負ありですね。玉狛の勝ちです』
遊真がグラスホッパーで飛んだ場所には最初に荒船隊が千佳を狙っていた時に仕掛けていたワープがあった
遊真はワープで回避しグラスホッパーで諏訪の後ろを取ると諏訪の首を跳ねて緊急脱出させる
諏訪(最後の最後で…………ワープかよ…………!!)
アナウンス『戦闘体活動限界、
武富『諏訪隊長、荒船隊長が緊急脱出!!ここで決着!最終スコア6対2対0!玉狛第二の勝利です!』
| 得点 | 生存点 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 玉狛第二 | 4 | 2 | 6 |
| 諏訪隊 | 2 | 2 | |
| 荒船隊 | 0 | 0 |
武富『デビュー2戦目も6得点!玉狛第二の勢いは止まらない!』
時枝「強い」
武富『なお、荒船隊長はトリオン漏出による緊急脱出ですが、それに至るダメージを与えたのは空閑隊員なので空閑隊員の得点としてカウントされます!』
加賀美「お疲れ様」
荒船「悪い、誰も仕留められなかった」
穂刈「いや固すぎたな、あれは」
小佐野「すわさん0点!つつみんとひさとは1点ずつ獲ったのに!」
諏訪「うるせー!俺が1番へこんでんだよ!」
宇佐美「みんなお疲れ様〜」
遊真「サンキューチカ。助かった」
千佳「…………うん!」
武富『…………さて、振り返ってみてこの試合いかがだったでしょうか?』
東『そうですね、終始玉狛が作戦勝ちしていたという印象ですね。相手の得意な陣形を崩す、エースの空閑をうまく
黒江「米屋先輩」
米屋「あん?どした?」
黒江「玉狛の作戦ってそんなに意味があったんですか?単にクガって人が強かっただけに見えたんですけど」
米屋「どうなの?センパイ」
古寺「おれですか?…………黒江ちゃんの言う通り確かに空閑は強いけど普通のMAPで五分の条件だったら玉狛が荒船隊を崩すのは難しかったと思うよ。さっき東さんも解説で言ってた通り遠距離戦じゃ経験の差が歴然だからね。玉狛もそれをわかってたから極端な地形を選んで
黒江「…………荒船隊と諏訪隊を自分たちのルールに乗せたってことですか?」
古寺「いい表現だね、その通り。『地形を使って
黒江「なるほど………ありがとうございます」
古寺「どういたしまして」✨
東『えー………古寺に全部言われたので話すことが無くなっちゃいました』
古寺「あっすいません!」
東が話すことが無くなったため原因の古寺を使って会場を笑いに包んだ
武富『………さて、本日の試合が全て終了!暫定順位が更新されます!玉狛第二が8位に上昇!早くもB級中位のトップに立った!諏訪隊は11位、荒船隊は12位にダウン!次回の対戦の組み合わせも出ました!注目の玉狛第二の次の相手は………暫定14位那須隊と暫定9位鈴鳴第一』
荒船「…………!鈴鳴第一………!」
東『これは………面白い組み合わせですね。鈴鳴第一と那須隊は前衛、中衛、後衛がそれぞれ1人ずつ、そして中衛の隊員が隊長という似通った編成の部隊です。そして鈴鳴第一にはナンバー4攻撃手の村上がいる。玉狛は次はMAPを選べないし、順位的にもマークされる側…………玉狛第二の真価を問う一戦になりそうですね』
東はそう締めくくってB級ランク戦二日目・夜の部が終了した