WORLDTRIGGER THE ORIGIN   作:taipho

3 / 20
1話追加するだけでUAって倍になるんですね〜


今回はちょっと多めです
それと主人公の絡みがまた少ないです
主人公は大規模侵攻の対策会議辺りからグイグイでしゃばる予定ですのでこの作品を気に入ってくれた方はそれまで我慢強くお付き合い下さい

予定ではもっと進めるハズが文字数が増えすぎそうなので1話伸ばします

会話ばっかなのはいつも通りだし多分これからもあんまし変わんないんで嫌な人は批判じゃなくて読むのをやめてください







原因解明

修「迅さんはもう目星が付いてるんですか?その………イレギュラー門の原因」

 

迅「いや、全然」

 

修「え!?」

 

迅「でも大丈夫。おれのサイドエフェクトがそう言ってるから」

 

修(サイドエフェクト……!)

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

サイドエフェクトという言葉に聞き覚えのない修は自宅で深夜に遊真から渡されたちびレプリカを通してサイドエフェクトの事を聞いていた

 

レプリカ『高いトリオン能力を持つ人間はトリオンが脳や感覚器官に影響を及ぼして稀に超感覚を発現する場合がある。それらの超感覚を総称してサイドエフェクトと言う。意味は「副作用」』

 

修「『副作用』………超能力みたいなもんなのか?」

 

レプリカ『炎を出したり空を飛んだりといった超常的なものではない。あくまで人間の能力の延長線上のものだ』

 

遊真『目閉じてる間だけめちゃくちゃ耳が良くなるやつとかいたな。何百メートル先の会話とかも聞こえるんだと』

 

修「なるほど……迅さんがやたら余裕な感じなのはよっぽどすごいサイドエフェクトを持ってるってことなのか………?」

 

遊真『そんな凄いサイドエフェクトあるかなあ?まあ明日も会えるんだろ?そんとき聞いてみればいいじゃん』ゴトゴト

 

修「(………?何の音だ?)空閑、お前今どこにいる?」

 

遊真『え?今?学校』

 

修「学校!?こんな時間に!?」

 

遊真『レプリカがイレギュラー門の原因に心当たりあるって言うからちょっと調べてまわってる』

 

修「お前『ボーダーに任せる』とか言ってなかったか?」

 

遊真『なんか見つかったらオサムにも教えてやるよ。じゃ、また明日』

 

修(こいついつ寝てるんだ………?でも、強制封鎖が解けるまであと42時間………ぼくはのんきに寝てていいのか……?)

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

翌日の朝、修が家を三輪隊の三輪と米屋が監視していた

 

???「あのメガネボーイが近界民と繋がってんの?マジで?」

 

三輪「ああ、最上さんからそう聞いてる」

 

???「うへぇ〜見かけによらねぇ〜。って事はその近界民人型?おれ人型近界民初めてなんだよな。やべーテンション上がってきた!」

 

三輪「だが、話を聞いた限りかなり厄介な相手だぞ。気を抜くなよ陽介」

 

迅「ぼんち揚げ食う?」

 

三輪「………!?」

 

陽介「うおっ迅さん!?」

 

迅「うはははは、びっくりした?おまえらさ今日の午後から大仕事あるから基地戻っとけよ。ほいこれ命令書ね。じゃあなよろしく〜」

 

陽介「このタイミング…………なんか『読まれてる』っぽいなー」

 

三輪「迅………!」

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

一方で監視されていると気が付いていない修は迅と待ち合わせをしていた

 

迅「ようメガネくんおまたせ」

 

修「あ、おはようございます」

 

迅「さあこの先にイレギュラー門の原因を知る人間がいる」

 

修「!迅さんの知ってる人ですか!?」

 

迅「いや、全然」

 

修「………え!?」

 

迅「でも多分メガネくんの知り合いだと思うよ」

 

修「ぼくの………!?どういう意味ですか!?……………!(ここは……)」

 

その場所は以前遊真に助けて貰い遊真が近界民であると告げた場所

 

遊真「ん?」

 

修「空閑………!?」

 

迅「おっやっぱり知り合い?」

 

遊真「おうオサム………と、どちらさま?」

 

迅「おれは迅悠一!よろしく!」

 

遊真「ふむ?そうかあんたがウワサの迅さんか」

 

迅「おまえチビっこいな!何歳だ?」

 

遊真「おれは空閑遊真。背は低いけど15歳だよ」

 

迅「空閑遊真……遊真ね」

 

遊真と目を合わせた瞬間迅のサイドエフェクトが発動する

 

迅「ほう。おまえが達也さんの言っていた近界民か」

 

遊真「………なんでわかんの?」

 

迅「それはおれのサイドエフェクトがそう言ったからだな」

 

遊真「ほう………?」

 

修「迅さんのサイドエフェクトって………!?」

 

迅「おれには未来が見えるんだ。目の前の人間の少し先の未来が」

 

修「未来………!?」

 

迅「昨日基地でメガネくんを見たとき今日この場所で誰かと会ってる映像が見えたんだ。その『誰か』がイレギュラー門の原因を教えてくれるって未来のイメージだな。それが多分こいつの事だ」わしゃわしゃ

 

修「!じゃあ空閑おまえ……突き止めたのか!?原因を!」

 

遊真「うん。ついさっき」

 

そう言って遊真は1体のトリオン兵の死骸を持ち上げる

 

遊真「犯人はこいつだった」

 

修「……!?なんだこいつは………!?トリオン兵………!?」

 

レプリカ『詳しくは私が説明しよう。はじめましてジン、私はレプリカ。ユーマのお目付け役だ』

 

迅「おお、これはどうもはじめまして」

 

レプリカ『これは隠密偵察用の小型トリオン兵「ラッド」。ただし門発生装置を備えた改造型のようだ。昨日と一昨日の現場を調べたところバムスターの腹部に格納されていたらしい。1体掘り出して行動プログラムを解析してみた。ラッドはバムスターから分離したあと地中に隠れ、周囲に人がいなくなってから移動を始め散らばっていく。人間の多い場所付近で門の起動準備に入り、近くを通る人間から少しずつトリオンを集めて門を開く。木虎の言っていたボーダー隊員の近くで門が開くのが多いのは高いトリオン能力を持つものからは大量のトリオンを得られるからだろう』

 

修「じゃあつまりそのラッドを全部倒せば………」

 

遊真「いや〜きついと思うぞ」

 

レプリカ『ラッドは攻撃力を持たないいわゆる雑魚だがその数は膨大だ。今探知できるだけでも数千体が街に潜伏している』

 

修「数千………!」

 

遊真「全部殺そうと思ったら何十日もかかりそうだな」

 

迅「いや、めちゃくちゃ助かった。こっからはボーダーの仕事だな」✨

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

迅「実力派エリートただいま戻りました!」

 

ボーダー本部に帰還した迅は真っ先に遊真から受けとったラッドを鬼怒田開発室長の元へ持っていく

 

迅「鬼怒田さん、はいこれ。2時間以内に解析してレーダーに映るようにして」

 

次は広報部等のメディア対策を総括する根付メディア対策室長の元へ記者会見の要請

 

迅「根付さん緊急放送の準備。コイツの写真もってってよろしく」

 

全ての根回しが終了した迅はボーダー全隊員の出動を要請する

 

迅「忍田さん全部隊に出動かけてください。害虫駆除します」

 

忍田「わかった」

 

その頃根付はメディアを通してイレギュラー門の原因の説明と市民への協力要請を行った

 

根付『市街地に開く門の原因が判明致しました。この小型近界民がそうです。ただいまよりボーダーによる一斉駆除を行います。発見された方はボーダーまでご一報を!』

 

迅「さーて、いくぞみんな」

 

迅の指揮のもとC級隊員まで動員した小型トリオン兵の一斉駆除作戦が昼夜を徹して行われた

 

レプリカ『反応は全て消えた。ラッドはこれで最後のハズだ』

 

迅「よーし作戦完了だ。みんなよくやってくれた、おつかれさん!」

 

修「これでもうイレギュラー門は開かないんですよね?」

 

迅「うん。今日からまた平常運転だ」

 

修「よかった…………」

 

遊真「しかし本当にまにあうとは。やっぱ数の力は偉大だな」

 

迅「何言ってんだ、まにあったのはおまえとレプリカ先生のおかげだよ。おまえがボーダー隊員じゃないのが残念だ。表彰もののお手柄だぞ」

 

遊真「ほう、じゃあその手柄はオサムにツケといてよ。そのうち返してもらうから」

 

修「……………え?」

 

迅「あーそれいいかもな。メガネくんの手柄にすればクビ取り消しとB級昇進は間違いない」

 

修「ま、待ってください。ぼくほとんど何もしてないですよ!?」

 

迅「メガネくんがいなかったら遊真たちに会えてないし地味に重要人物なんじゃない?」✨

 

修「そんな無理やりな……」

 

遊真「いいじゃんもらっとけよ。おれの手柄がナシになっちゃうじゃん」

 

修「…………」

 

迅「B級に上がれば正隊員だ。基地の外で戦っても怒られないし、トリガーも戦闘用のが使える。おれの経験から言って……パワーアップはできる時にしとかないと、いざって時に後悔するぞ。それにたしかメガネくんは………助けたい子がいるからボーダーに入ったんじゃなかったっけ?」

 

修「…………!」

 

遊真「………ふむ?」

 

 

 

 

 

 

❖WORLD TRIGGER❖

 

 

 

 

 

少女(ちょっと早く着きすぎたかな………)

 

ガシャン

 

少女「!」ビクッ

 

待ち合わせ場所に来ていた少女は自身の後ろから聞こえた大きな音に驚いて振り返ると頭が真っ白な少年が自転車でコケていた

 

遊真「うーむ………手強い」

 

少女「だ、大丈夫!?」

 

遊真「ふむ?平気平気ぜんぜん平気。ケガなんかしてないよ」

 

少女「(私と同じくらいの背………小学生かな……)自転車の練習してるの?」

 

遊真「友達を待ってんだ。その間ヒマだから練習してるだけ」

 

少女「そうなんだ。わたしもここで待ち合わせしてるの」

 

遊真「ほう、奇遇ですな………おまえ自転車乗れる?」

 

少女「え?うん一応………」

 

遊真「……やるね」✨

 

少女「そ、そうかな」

 

遊真「こんな絶対転びそうな乗り物がどんなしかけでまっすぐ走ってるのかと思ったら別になんのしかけもなかった!驚愕の事実……!これで倒れずに走れるのがふしぎだ………日本人が特別に訓練されているのか?」

 

少女(外国の子なのかな……?)

 

ピロリロリロ

 

少女「あ、もしもし………うん、うん、わかった、待ってる、じゃあね」

 

少女が待ち合わせ相手と思われる人物と電話をしている間に遊真が再び自転車に乗ろうとチャレンジするが

 

ガシャン

 

また失敗してしまう

 

少女「わっ!大丈夫!?」

 

遊真「大丈夫大丈夫」

 

それから遊真は少女に自転車を押してもらいながら練習する

 

遊真「おっ?おおっ!?これは!?走ってる!ちゃんと走ってる!これはつかんできた!だんだんコツつかんできたぞ!!」

 

遊真が調子に乗ってスピードをあげてしまったため少女は着いて行けずつい手を離してしまう

 

遊真「つかん………どぅわー」

 

ドボーン

 

少女「わあ!?」

 

調子に乗った遊真はそのまま自転車と共に川へ落ちてしまう

 

遊真「いやー危なかった。せっかく買った自転車が川の藻屑になるとこだった。でも確実になにかつかめたな。おまえのおかげで。えーと……名前まだ聞いてないか」

 

千佳「わたしは………千佳。雨取千佳」

 

遊真「そうか、チカか。おれは遊真。空閑遊真…………チカの服ずぶ濡れじゃん。カゼひくぞ」

 

千佳「遊真くんの方がずぶ濡れだよ」

 

遊真「そうか?」

 

千佳「そうだよ」

 

ピクッ

 

千佳「…………!」

 

ウーーーーーーーーーー

 

遊真「お、警報。けっこう近いな。でも警戒区域の中か…………」

 

サイレンを聞いた千佳が急に走り出す

 

遊真「ん?」

 

千佳「ごめん!わたし行くね!」

 

千佳はそう告げると走り去ってしまった

 

遊真「おいおいそっちは警戒区域………近界民がいる方だぞ?」

 

レプリカ『彼女……警報が鳴る前に襲撃に気づいていたように見えたが………』

 

遊真「………!?」

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

千佳(ここまで来れば街の方には行かないよね………)

 

ズシン、ズシン

 

千佳「………!」

 

ズシン、ズシン、ズシン

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

その頃修が待ち合わせ場所に行くと1台の自転車だけがポツンと取り残されていた

 

修「あいつ……なんでいないんだ……!」

 

そう言って修は待ち合わせ相手に電話をかけた

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

千佳(大丈夫わたしは見つからない。落ちついて………自分を空っぽにするの……自分を空っぽに……………)

 

ピロリロリロリロリロ

 

千佳の携帯が突然鳴り響きその音にトリオン兵が機敏に反応し千佳を捕獲しようと突進してくる

 

が、その瞬間に遊真が千佳をお姫様抱っこで救いだす

 

千佳「………!!……遊真くん!?」

 

遊真「レプリカ、トリガー使って大丈夫か?」

 

レプリカ『…………待て、付近でボーダーが戦闘を開始している。トリガーを使うのはまずい。今、オサムがこちらに向かっている』

 

遊真「おっ、じゃあオサムに任せるか」

 

千佳「『オサム』……?」

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

 

修「トリオン兵……!」

 

レプリカ『中型トリオン兵バンダーだ。ユーマはあの付近にいる。バンダーは捕獲用兼砲撃用のトリオン兵だ。砲撃直後の眼を狙え』

 

修「わかった!トリガー起動!!」

 

修の言葉に反応してトリガーが起動しトリオン体に換装される

 

修「こっちだ近界民!!」

 

バンダーは修に気が付くといきなり砲撃を放つが修には当たらない

 

修「アステロイド」

 

修はその隙を逃さず射手・銃手用トリガーの『アステロイド』を8つに分割しトリオン兵の弱点である『眼』に向けて放つ

 

修の放った『アステロイド』のうちの1発がバンダーの『眼』にあたりバンダーは沈黙するとすかさず修は追撃に出る

 

修「スラスターON」

 

修の持つ攻撃手用トリガー『レイガスト』の専用オプショントリガーである『スラスター』を使い修は一気に距離を詰め、その勢いのままバンダーの『眼』を切り裂く

 

ドンッ

 

弱点である『眼』が破壊された事で残っていたトリオンの漏出を防げず溢れ出すトリオンでバンダーは破裂した

 

修「うー………」

 

遊真「おーやるじゃん。さすがB級隊員」

 

千佳「あ…………」

 

修「千佳!!」

 

遊真「………へ?」

 

修「なんでおまえが警戒区域に入ってるんだ!バカな事はやめろ!」

 

千佳「ごめん。街のほうにいたらあぶないと思って……」

 

遊真「なんだおまえら知り合いか?」

 

修「………ああ、今日は千佳と会わせたくておまえたちを呼んだんだ。…………空閑、レプリカ、2人の知恵を貸してくれ。こいつは近界民を引き寄せる人間なんだ」

 

遊真「ふむ…………?」

 

 

 

 

 

 

❖WORLD TRIGGER❖

 

 

 

 

遊真「近界民を引き寄せる………?」

 

レプリカ『話をするから場所を変えようオサム。付近に他のボーダーがいる』

 

修「………そうだな、移動しよう」

 

遊真「こいつはラッド出てないか?見逃すとまたイレギュラー門が出るぞ」

 

レプリカ『大丈夫だ。ラッドの反応はない』

 

 

 

 

~❖旧弓手町駅❖~

 

 

 

修「…………とゆうかそもそもなんでおまえたちが一緒にいたんだ?」

 

千佳「えっと………待ち合わせの橋の下で知り合って……」

 

遊真「自転車を押してもらって川に落ちた」

 

修「さっぱりわからん。まぁいいひとまずお互いを紹介しておこうこっちは雨取千佳。うちの学校の二年生。ぼくが世話になった先輩の妹だ」

 

千佳「……よろしく」

 

修「こいつは空閑遊真。最近うちのクラスに転校してきた。外国育ちで日本についてはまだよく知らない」

 

遊真「どもども」

 

千佳「えっ修くんと同級生!?じゃあ年上!?ごめんなさいわたしてっきり年下だと………」

 

遊真「いいよ別に年の差なんて」

 

修「空閑は近界民で………じゃない、近界民について詳しいんだ。千佳が近界民に狙われる理由も知ってるかもしれない」

 

千佳「そっか遊真くんもボーダーの人なんだ」

 

遊真「う………まぁ大体そんなもんだ」

 

遊真「そんなもんのようです……しかし近界民に狙われる理由なんて「十中八九トリオンだろうな」…!?」

 

修「も…最上さん!?」

 

達也「達也でいいよ。そっちの子は初めまして、ボーダー隊員の最上達也です」

 

千佳「は、はいどうも初めまして雨取千佳です」

 

達也「うん。で、雨取ちゃんが狙われる理由だけど、トリオン能力が高いからなんだよネ」

 

修「トリオン…!?トリオンがなにか関係あるんですか?」

 

達也「まぁそれは遊真くんに説明してもらおうか」

 

遊真「ええ、人のセリフ取っといて丸投げすんの?」

 

達也「HAHAHA、いやごめんネ。出ていくタイミング失いかけてたから」

 

遊真「まぁいいや。とにかく関係あるも何もこっちの世界に来る近界民は大体トリオンが目的だよ。トリオン能力が高いやつは生け捕りに、トリオン能力が低いやつはトリオン機関だけとっていく。そうやって集めた兵隊とトリオンを『むこう』の戦争で使うわけだ」

 

修「な………なんでわざわざこっちの人間を……!?」

 

達也「『むこう』の世界はこちらよりもはるかにトリガー技術が高いし自分たちもトリオン兵使うからトリオン兵に関する知識も誰もが知ってるから捉えにくい。だからトリガー技術が低レベルで第一次侵攻まではトリオン兵の存在すら認知されていなかった『こちら』の世界を狙ってたんだ。捕まえやすいから」

 

遊真「確かにそれもあるし、チカがしつこく狙われてるならそれだけトリオン能力が高いってことかもな」

 

千佳「トリオン能力?……って?」

 

修「近界民の武器を使うための特殊な力のことだ」

 

遊真「なんなら試しに測ってみるか?なあレプリカ」

 

レプリカ『そうだな、そうすればはっきりする』

 

千佳「わっ」

 

レプリカ『初めましてチカ、私はレプリカ。ユーマのお目付け役だ』

 

千佳「は、はじめまして」

 

挨拶を済ませたレプリカは人間で言う舌の様なものを出した

 

レプリカ『この測定策でトリオン能力が測れる』

 

遊真「どうぞご利用ください」

 

千佳「う、うん………でもちょっとこわいな……」

 

千佳が怖がっているのを見た修は自分が先に試すことにした

 

修「レプリカ、ぼくが先に測っていいか?」

 

千佳「………!」

 

レプリカ『了解だ』

 

レプリカはそういうとスグに計測を始めた

 

レプリカ『計測完了』

 

計測を終えるとレプリカの頭上に立方体が表示される

 

修「………!」

 

レプリカ『この立方体はオサムのトリオン能力を視覚化したものだ。立方体の大小がトリオン能力のレベルを表している』

 

修「このサイズはどのくらいのレベルなんだ?」

 

達也「三雲くんのトリオン能力はボーダーの基準で数値にすれば2だ。ボーダーの平均が約6〜7くらいだからまぁ低いネ」

 

遊真「近界民に狙われるにはその平均位はほしいな」

 

修「……別に狙われたいわけじゃない。千佳、おまえも測ってもらえ。大丈夫だ」

 

千佳「………うん。修くんがそういうなら……」

 

レプリカ『少々時間がかかりそうだ。楽にしてくれ』

 

千佳「うん」

 

遊真「オサムとチカって付き合ってんの?」ボソッ

 

修「!?ばっ………ち、ちがう!全然そんなんじゃない!!」

 

遊真「なんだそうなのか」

 

達也「遊真くんのサイドエフェクトは恋バナにはもってこいだな」

 

修「さ、サイドエフェクト!?」

 

遊真「!?なんでわかんの?おれ言ったっけ?」

 

達也「ボクも迅と似たようなサイドエフェクト持ってるからね。戦闘中はあまり活かせないけど事前の対策とかは迅のサイドエフェクトよりも有能だよ」

 

遊真「なるほど、だから学校であんなこと言ったんだな。それにしても、そんなはっきり近界民に狙われてるならボーダーに言って助けてもらえばいいじゃん」

 

修「………それは………………千佳は他の人間を巻き込みたくないらしい。昔それで友達を近界民に攫われてるらしいから、たぶんそれで」

 

遊真「ふーむ?…………それなら俺は巻き込まれていいの?」

 

修「おまえは近界民だし巻き込んだのはぼくだからいいんだ」

 

遊真「ほう、ならいいな。しかしチカはよく1人で逃げられるなートリガーも無いのに」

 

修「あいつは自分を狙う近界民の居場所がわかるらしいんだ。今まで半信半疑だったけど………」

 

遊真「あ、サイドエフェクトか」

 

修「………たぶん」

 

遊真「なるほどね、そんでオサムは千佳を助けたくてボーダーに入ったわけか」

 

修「別にあいつを助けたいわけじゃ………ぼくは街を守るために……」

 

遊真「おまえつまんないウソつくねー。ごまかす必要ないだろ、誰かを助けたいってのは立派な理由じゃん」

 

修「………そんな立派な理由じゃない。ぼくがボーダーに入ろうと思ったのは………何も出来ない自分に腹が立ったからだ」

 

と、そこで解析が終了し話が止まる

 

レプリカ『計測、完了だ』

 

そこには千佳の体よりも大きな立方体があった

 

修「…………!?」

 

遊真「うおお………!でっけー!オサムの何倍だ?これ!」

 

修「……………」

 

レプリカ『尋常ではないな。これ程のトリオン器官はあまり記憶にない。素晴らしい素質だ』

 

遊真「すげーな、近界民に狙われるわけだ」

 

修「感心してる場合じゃない!千佳が狙われる理由はわかった。問題はそれをどう解決するかだ!」

 

レプリカ『最も現実的なのはボーダーに保護を求めることだと思うが』

 

遊真「でもチカはそれ嫌なんだろ?」

 

千佳「……うん。あんまり他の人に面倒かけたくない……」

 

達也「面倒かけたくないなら尚のことボーダーを頼れ」

 

千佳「……!?」

 

達也がさらに口を挟もうとするがそれはさらなる介入者の到来で出来なかった

 

三輪「動くな。ボーダーだ」

 

学ランを着た2人組がボーダーと名乗り現場を抑えようとする

 

三輪「間違いない現場を押さえた。ボーダーの管理下にないトリガーだ」

 

レプリカ『………!』

 

三輪「近界民との接触を確認。処理を開始する。トリガー起動」

 

 

 

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