WORLDTRIGGER THE ORIGIN   作:taipho

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アニメ2期みたいになかなか主人公が出せない!

ただ、次の話か次の次の話からはもっとからませて行けると思うので我慢強くお待ちくだされ○| ̄|_=3



金とクマさん誤字報告ありがとうございます!


黒トリガー

三輪「近界民との接触を確認。処理を開始する。トリガー起動」

 

修(この人は……城戸司令の横にいたA級隊員の………!!)

 

2人の学ランを着たボーダー隊員がトリオン体への換装を終える

 

陽介「さて、近界民はどいつだ?」

 

達也「待ってもらおうか、三輪隊」

 

三輪「!?」

 

陽介「あれ!?最上さんじゃん!なんで居んの?」

 

達也「近界民はこいつだ。が、殺らせるわけには行かないんだなぁ」

 

三輪「何故だ!なぜ貴方が近界民をかばう!」

 

達也「違うな、庇ってるのはおまえをだよ。三輪」

 

三輪「なに!?」

 

達也「こいつ自身は近界生まれだがこいつの父親は旧ボーダーとランク戦の仕組みそのものを作った人だ。そしてその実力は忍田さんすらも凌駕していた。その人に6年間鍛えられ、さらに戦場での戦闘経験なども合わせてこいつの実戦経験は9年にもなる。そんな相手だ、おまえたちでは勝てないよ。手を抜かれたとしてもな」

 

陽介「え!?マジで!?でもオレは余計やりたくなった!」

 

達也「まぁ今のは忠告だやりたきゃやれ結果は見えてる。遊真くん、穏便に済ませる必要は無い。全力でやるんだ」

 

遊真「OKOK、トリガー起動」

 

遊真は自身のトリガーを起動し戦闘体に換装する

 

遊真「わるいな千佳、巻き込んで」

 

千佳「…………!」

 

陽介「うひょー強そうじゃん!なぁ秀次こいつオレに一対一でやらせてくれよ!」

 

三輪「ふざけるな遊びじゃない。こいつは2人掛りで確実に始末する」

 

遊真「『2人掛り』……?おまえおもしろいウソつくね」

 

三輪「…………!!」

 

 

 

 

~❖旧弓手町駅周辺のビル❖~

 

 

 

古寺「勘づかれた……!?ウソだ、この距離で……!?」

 

奈良坂『落ち着け章平。やつは1度もこちらを見ていない。探知を受けた反応もない。ハッタリで「かま」をかけてるだけだ』

 

 

 

~❖旧弓手町駅❖~

 

 

 

陽介「へぇー………やっぱただもんじゃないな。ここはひとつ『全員』でじっくりかかるか」

 

三輪隊のカチューシャを付けた槍使いが遊真に向けてノールックで突きを繰り出す

 

が、もちろん遊真は余裕を持ってかわす

 

遊真「不意打ちがミエミエだよ」

 

陽介「……………と、思うじゃん?」

 

遊真「………?」

 

遊真の戦闘体の首にいきなり切れ目が入りそこからトリオンが漏れ出す

 

遊真「!(なんだ……?今のは絶対かわしたハズ)」

 

陽介「浅いな〜いきなり首は欲張りすぎたか〜やっぱ狙うなら足からかな?」

 

遊真「どういう仕掛けだ?」

 

修「(空閑が手傷を負った……!?こんなの初めて見たぞ……!)達也さん!いくら空閑でもやっぱりA級が相手じゃ……」

 

達也「大丈夫だ。なんなら賭けてもいい。あいつらじゃ遊真くんには勝てない」

 

修が遊真を心配する間も戦闘は続く

 

三輪「1発を警戒しろ大型近界民をバラバラにした相手だ」

 

陽介「そんなでかいのくらわないって」

 

遊真「『鎖』印!!」

 

遊真は槍使いの突きに対してカウンターで鎖を付ける

 

陽介「なんだこれ!」

 

遊真「『強』印!四重!せーの!!」

 

遊真は付けた鎖を振り回して強化した筋力で槍使いを遠くへ飛ばし戦線を離脱させる

 

三輪「陽介!」

 

陽介『飛ばされただけだ!大丈夫』

 

三輪「チッ」

 

遊真「これで形成逆転だな」

 

三輪「黙れ近界民!」

 

三輪は持っているハンドガンのマガジンを入れ替え、入れ替えた弾を遊真に向けて放つ

 

遊真「『盾』印!」

 

三輪が放った弾丸は遊真のシールドをすり抜けて戦闘体に当たり重石に変わる

 

遊真「重っ………なんだこりゃ」

 

レプリカ『トリオンを重石に変えて相手を拘束するトリガーだ。直接的な破壊力がない代わりにシールドと干渉しない仕組みのようだ』

 

遊真「ふむ」

 

三輪「終わりだ近界民!!」

 

修「空閑!!!」

 

遊真「『弾』印!」

 

遊真はこちらを動けないとみて距離を詰めてくる三輪に対して『弾』印を使い距離を詰める

 

遊真「『強』印!二重!」

 

動けないと思い込んだ三輪の不意を突いて強化した戦闘体で三輪を殴り三輪の戦闘体を破壊する

 

『戦闘体活動限界ベイルアウト』

 

三輪の戦闘体が破壊され緊急脱出が発動する

 

陽介「まだ終わってねえぞっと」

 

先程投げ飛ばした槍使いが後ろから突きで右腕を切り落とされる

 

そしてさらに追撃をしてくる

 

レプリカ『解析は完了している。印は「錨」と「射」にした』

 

遊真「OK。『錨』印+『射』印。四重」

 

陽介「!?」

 

レプリカが重石を解析し新たな印として遊真が槍使いに対して四重にして放つ

 

槍使いが攻撃中の為躱すことができずにくらい、動けなくなる

 

陽介「これは…!秀次の!」

 

遊真「いいなこれ、かなり便利だ」

 

陽介「………やっべー」

 

遊真は立ち上がって槍使いが使っていた槍を調べる

 

遊真「おおー、穂先が自由に変形できるのか。だからギリギリで避けてもくらったんだな。なるほどなるほど」

 

 

 

 

~❖旧弓手町駅周辺のビル❖~

 

 

 

 

奈良坂(三輪と陽介がやられた。奴は危険だ。ここで始末する……!!)

 

迅「よう奈良坂。ぼんち揚げ食う?」

 

奈良坂「………!迅さん!?」

 

迅「もうやめとけ。あいつを敵に回すと達也さんまで敵に回すぞ」

 

 

 

~❖旧弓手町駅❖~

 

 

 

迅「おー派手にやってんなー」

 

修「!?迅さん!」

 

迅「どもども。ビルの屋上でレプリカ先生とばったり会っちゃってさ、せっかくだから来てみた」

 

迅はそう言うと周りを見渡す

 

迅「おっなんかかわいい子がいるな。はじめまして」

 

千佳「えっ、は、はじめまして」

 

達也「通報されるぞセクハラエリート」

 

迅「これはこれは達也さん。いつも通り手厳しい」

 

達也「沢村さんから愚痴を聞かされれば手厳しくもなる」

 

迅「あはは〜……と、遊真たちはあっちか?」

 

達也「話逸らしやがって……」

 

修「あの後ろの2人は?」

 

レプリカ『三輪隊の狙撃手だ。私が対処するつもりだったがジンのおかげで戦わずに済んだ』

 

迅「おーなんだ遊真けっこうやられてるじゃんか」

 

遊真「おっ迅さん」

 

迅「油断したのか?」

 

遊真「いや、普通に手強かったよ」

 

古寺「派手にやられましたね。先輩………」

 

陽介「やーばいこれ超はずかしい」

 

迅「まぁおまえたちがやられるのも無理ないよ。なんせこいつのトリガーは『黒トリガー』だからな」

 

陽介「マジで!?」

 

修(『黒トリガー』………?)

 

迅「むしろおまえらは善戦した方だな。こいつにそこまで殺す気が無かったとはいえ………さすがA級三輪隊だ」

 

修「………レプリカ。『黒トリガー』ってなんだ?」

 

レプリカ『ふむ、「黒トリガー」とは優れたトリオン能力を持った使い手が死後も己の力を世に残すため「自分の命と全トリオンを注ぎ込んで作った」特別なトリガーだ。「黒トリガー」には作った人間の人格や感性が強く反映されるため使用者と相性が合わなければ起動できないという難点があるがその性能は通常のトリガーとは桁違いだ』

 

修「自分の命と全トリオンを……(形見と言うのはそういう事か)」

 

達也「まぁとりあえずボクが遊真くんが今襲ってきてる奴らの仲間じゃないってのは保証するから奈良坂くんたちはボーダー本部に帰って『こいつを追い回しても何の得もない』って城戸さんに言っといて」

 

迅「さてと、多分三輪もこの会話通信で聞いてただろから報告が偏るだろうしおれも本部に行かなきゃな。メガネくんはどうする?どっちにしろ呼び出しはかかると思うけど………」

 

修「……じゃあぼくも行きます。空閑と千佳はどこかで待っててくれ」

 

千佳「うん」

 

遊真「OK」

 

達也「ボクも本部に行くよ。色々言うことあるし」

 

修「はい……………千佳、空閑はまだ日本のことよく知らないから面倒見てやってくれ」

 

千佳「うん、わかった」

 

修「じゃあ2人ともまた後で」

 

 

 

 

 

~❖ボーダー本部会議室❖~

 

 

 

城戸「………なるほど、報告御苦労」

 

鬼怒田「まったく……前回に続いてまたおまえか、いちいち面倒を持ってくるヤツだ」

 

根付「しかし『黒トリガー』とは………そんな重要なことをなぜ今まで隠していたのかね。ボーダーの信用にも関わることだよ」

 

達也「お言葉ですけど、そもそも三雲くんは『黒トリガー』の存在すら知らなかったのにどうして隠せるんです?あなた方が教えていないことを隠していたと言われてもそれは理不尽でしょう」

 

忍田「確かにそうだ。それに迅の話によれば結果的に三雲くんは今まで『黒トリガー』を抑えている」

 

達也「それと、さっきから報告中に近界民、近界民とおっしゃってましたけどあなた方が言う近界民は正確には近界民では無いと言う考え方ができる人物だ」

 

城戸「………なに?」

 

達也「彼の名前『空閑遊真』」

 

林藤「…………『空閑』……!?」

 

忍田「『空閑』……!?」

 

城戸「『空閑』…………だと………!?………………『空閑』………『空閑有吾』か………!?」

 

達也「その通り、あなた方が言う近界民は有吾さんの息子です。そして彼の持つ『黒トリガー』は有吾さんが作った物だ」

 

鬼怒田「クガ………?何者ですかなそのクガとやらは?」

 

根付「我々にもご説明願いたいですねぇ」

 

忍田「空閑有吾…有吾さんは……4年半前にボーダーの存在が公なる以前から活動していた言わば『旧』ボーダーの創設に関わった人間。ボーダー最初期のメンバーの1人だ。私と林道にとっては先輩にあたり、城戸さんにとっては同輩にあたる」

 

達也「さらにいうならランク戦のシステムを構築したのは鬼怒田さんと忍田さんだけど、仕組みそのものを考案したのは有吾さんだ。だから今ボーダーが戦えているのは有吾さんのおかげでもある。親がこちらの世界の人間なのだから彼はこちらの人間でもあると言えるでしょう」

 

忍田「そうか、そういうことならこれ以上有吾さんの子と争う理由などない。迅、三雲くん、『つなぎ』をよろしく頼むぞ」

 

修「…………はい!」

 

迅「そのつもりです忍田さん」

 

城戸「…………では解散とする進展があれば報告するように」

 

城戸司令のこの一言をきっかけに達也、修、迅、忍田本部長、林道玉狛支部支部長が退室する

 

鬼怒田「…………このままでよいのですかな?城戸司令。クガとやらのことはようわからんが………」

 

根付「そうですねぇこのまま玉狛が『黒トリガー』と手を結べばボーダー内のバランスが………」

 

城戸「わかっている、空閑の息子かどうかは別問題として………『黒トリガー』は必ず我々が手に入れる」

 

 

 

 

~❖ボーダー本部通路❖~

 

 

修「空閑の親父さんが上層部の人たちと知り合いなら空閑ももう大丈夫ですよね?」

 

迅「うーんどうかな」

 

修「えっ…………いや、だってさっき忍田本部長が………」

 

迅「うんまぁそうなんだけど。メガネくんも何となく気づいてると思うけど今ボーダーは大きくわけて3つの派閥に割れてんだよね」

 

修「『派閥』………?」

 

迅「そう、近界民に恨みのある人間が多く集まった『近界民は絶対に許さないぞ主義』の城戸さん派、近界民に恨みはないけど街を守るため戦う『街の平和が第一だよね主義』の忍田さん派、そして……『近界民にもいいヤツいるから仲良くしようぜ主義』の我らが玉狛支部」

 

修「…………!!」

 

迅「で………まあ玉狛と城戸さんとこは考え方が正反対だからあんまり仲が宜しくないわけ」

 

修「………なるほど」

 

迅「まぁ城戸さん派は1番でかい派閥だからウチが何かやっても王者の余裕で見逃して貰えてたけど、もし遊真が玉狛と手を組んだら多分そのパワーバランスがひっくり返る」

 

修「…………!?空閑1人にそこまで……!?」

 

迅「『黒トリガー』ってのはそういうもんなの。城戸さん派的にはそれは避けたいだろうからどうにかして『黒トリガー』を横取りしようとするだろうな」

 

 

 

 

~❖ボーダー本部会議室❖~

 

 

迅の予想通り遊真の『黒トリガー』を奪取するべく城戸派上層部による会議が行われていた

 

鬼怒田「問題はどうやって捕らえるかだ!先の会議で最上のやつとした約束があるせいで大きく動く訳にはいかん!」

 

城戸「唐沢くん。君の意見を聞かせてくれ」

 

唐沢「私は兵隊の運用は専門外なので……」

 

城戸「かまわん」

 

唐沢「そうですね……今は特に何もしなくていいのでは?」

 

鬼怒田「なにィ!?」

 

唐沢「『黒トリガー』は玉狛支部に任せておいて問題無いでしょう。むしろ居場所がわかって好都合だ。この件に大規模侵攻や最上くんが絡んでくる以上私ならまず玉狛との交渉を考えますが………『奪い取る』という方向で考えた場合、今はただ条件が整うのを待つべきでしょう。勝算が低い時は衝突を避けるのがセオリーです」

 

鬼怒田「『条件が整うの』……?手をこまねいて何が整うと言うのかね」

 

城戸「………なるほど、あと数日待てば遠征中のトップ部隊が帰還する」

 

鬼怒田「!!」

 

根付「おお!」

 

城戸「………いいだろう、遠征組の帰還を待ち三輪隊と合流させて……4部隊合同で『黒トリガー』を確保する」

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

 

遊真「おっ来た来た。オサムと迅さん」

 

会議が終わって本部を後にした達也、修、迅と近くの神社で待っていた遊真、千佳が合流する

 

遊真「オサムえらい人に叱られた?」

 

修「達也さんが庇ってくれたから全然だった」

 

遊真「おーそりゃよかった一安心だな」

 

修「まだ安心じゃない。ボーダーがおまえのトリガーを狙って来る可能性があるんだ」

 

遊真「ほう」

 

修「………これからどうすればいいですか?迅さん」

 

迅「うーんそうだな。色々考えたけどこういう場合はやっぱシンプルなやり方が1番だな」

 

遊真「シンプルな………」

 

修「やり方……?」

 

迅「うん遊真おまえ………ボーダーに入んない?」

 

修「………!?」

 

遊真「おれが…………!?」

 

 

 

❖WORLD TRIGGER❖

 

 

 

 

修「空閑をボーダーに入れる……!?」

 

迅「おっと別に本部に連れていく訳じゃないぞ。ウチの支部に来ないかって話だよ。ウチの隊員は近界民の世界に行ったことあるやつが多いからおまえが『むこう』出身でも騒いだりはしないぞ。とりあえずお試しで来てみたらどうだ?」

 

遊真「ふむ………オサムとチカも一緒ならいいよ」

 

修・千佳「「!」」

 

迅「よし決まりだな」

 

 

 

~❖玉狛支部❖~

 

 

 

 

迅「さあ着いたここが我らがボーダー玉狛支部だ」

 

修「川の真ん中に建物が………!」

 

迅「ここは元々川の何かを調査する施設で使わなくなったのを買い取って基地を建てたらしい。いいだろ。隊員は出払ってるっぽいけど何人かは基地にいるかな?」

 

修(玉狛支部の隊員………迅さんの同僚………やっぱりみんな腕利きなのか…………?)

 

迅「ただいま〜」

 

迅が支部の入口のドアを開けるとそこにはヘルメットを被りカピバラに乗った幼児がいた

 

修「!?」

 

迅「おっ陽太郎、今誰かいる?」

 

陽太郎「……………しんいりか………」✨

 

質問に答えない陽太郎に対して迅がチョップを入れる

 

陽太郎「おぶっ」

 

迅「『新入りか』じゃなくて」

 

達也「若、人の質問にはしっかりと答えるようになさってください」

 

???「迅さんおかえり〜あれっえ?なに?もしかしてお客さん!?やばい!お菓子ないかも!まって、まって!ちょっと待って!」

 

修「…………」

 

メガネをかけた少女が迅を出迎えるが一緒にいた修たちを見て慌ててパタパタと来客用のお菓子を探しに行った

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

宇佐美「どら焼きしか無かったけど……でもこのどら焼きいいやつだから食べて食べて。アタシ宇佐美栞、よろしくね!」✨

 

遊真「これはこれはりっぱなものを………」

 

修「いただきます」

 

遊真が頭を下げ修が受け取った瞬間、遊真のどら焼きに魔の手が伸びる

 

宇佐美「あっ陽太郎!あんたはもう自分の食べたじゃん!」

 

陽太郎「あまいなしおりちゃん。ひとつでまんぞくするおれではない」

 

が、もちろん遊真から制裁が下る

 

陽太郎「おぶっ」

 

遊真「わるいなチビ助。おれはこのどらやきと言うやつに興味がある」

 

陽太郎「……………ふぐぐ………おれのどらやき………」

 

千佳「よかったら………わたしのあげるよ」

 

陽太郎「………!……きみかわいいね。けっこんしてあげてもいいよ」

 

千佳「えっ!?結婚………!?」

 

陽太郎「おれとけっこんすればらいじん丸のおなかさわりほうだいだよ。けっこうきもちいい。こう、ゴロンってやって………」

 

そういった陽太郎がらいじん丸を何度も転ばそうと押すがらいじん丸は一向に転ばない

 

陽太郎「………けっこんしたらさわりほうだいだよ」ぐすり

 

達也「若、食べ物につられて将来の約束をするものではありません。第一姫様がお許しになられなければ怒られてしまいますよ?」

 

陽太郎「ふっるかねーちゃんははそんなことでおこったりはしないのだ!」✨

 

達也「いや、じゅーぶん怒ると思いますよ。ボクは」

 

陽太郎「それよりもあれいすたあはむかしのおれおれいってたときのほうがかっこよかったとおもうぞ!るかねーちゃんがあれいすたあはかわったっていってた」

 

達也「あはは…………そ、それを今言いますか。若」

 

達也は陽太郎を注意したつもりが逆に弱味を突かれてしまう

 

修「なんていうかここは本部とは全然雰囲気違いますね……」

 

宇佐美「そう?まあウチはスタッフ全員で10人しか居ないちっちゃい基地だからねー。でもはっきりいって強いよ」✨

 

修「!」

 

宇佐美「ウチの防衛隊員は達也さんが本部に行っちゃったから迅さん以外に3人しかいないけどみんなA級レベルのデキる人だよ。玉狛支部は少数精鋭の実力派集団なのだ!」

 

達也「まぁそのかわり変人数人いるけど」

 

宇佐美「キミもウチに入る?メガネ人口増やそうぜ」✨

 

千佳「あの……さっき、あの、迅さん………が言ってたんですけど、宇佐美さんも『むこう』の世界に行ったことがあるんですか?」

 

宇佐美「うん、あるよ。1回だけだけど」

 

千佳「じゃあ……その『むこう』の世界に行く人間ってどういう風に決めてるんですか?」

 

修「…………!?」

 

宇佐美「それはねーA級隊員の中から選抜試験で選ぶんだよね。だいたいは部隊単位で選ばれるからアタシもくっついて行ったんだけど」

 

千佳「A級隊員……………ってやっぱりすごいんですよね……」

 

宇佐美「400人のC級、100人のB級のさらに上だからね。そりゃツワモノ揃いだよ」

 

修(千佳のやつ……まさか『むこう』の世界に………?)

 

迅「よう3人とも。親御さんに連絡して今日は玉狛に泊まってけ。ここなら本部の人たちも追ってこないし空き部屋も沢山ある。宇佐美面倒見てやって」

 

宇佐美「了解」

 

迅「遊真、メガネくん、来てくれ。ウチのボスが会いたいって」

 

 

 

 

~❖玉狛支部支部長室❖~

 

 

迅「失礼します。2人を連れてきました」

 

林藤「おっ来たな。おまえが空閑さんの息子か、はじめまして」✨

 

遊真「どうも」✨

 

林藤「おまえのことは達也たちから聞いてるウチはおまえを捕まえる気は無いよ。ただ1つ教えてくれ、おまえ親父さんの知り合いに会いに来たんだろ?その相手の名前はわかるか?」

 

遊真「モガミソウイチ。親父が言ってた知り合いの名前はモガミソウイチだよ」

 

林藤「そうか………やっぱり最上さんか……最上宗一はボーダー創設メンバーの1人で達也の義理の父親、おまえの親父さんとはライバル関係だった。そして、迅の師匠でもあった」

 

修(師匠でもあった………?)

 

林藤「この迅の『黒トリガー』が最上さんだ」

 

遊真・修「「………………!?」」

 

修「じゃあその人は………」

 

林藤「最上さんは5年前に『黒トリガー』を残して死んだ」

 

遊真「……そうか…このトリガーが………」

 

修(空閑………)

 

林藤「最上さんが生きてたらきっと本部からおまえのことを庇っただろう。俺は新人の頃空閑さんに世話になった恩もある。その恩を返したいし達也だって上層部に色々進言して手を回してる。おまえがウチに入れば俺も大っぴらにおまえを庇える本部とも正面切ってやりあえる………どうだ?玉狛支部に入んないか?」

 

遊真「…………………それは………」

 

 

 

 

~❖玉狛支部空き部屋❖~

 

 

修「空閑にとってもいい話だと思ったのにな……どうして断ったんだろう……」

 

レプリカ『…………………』

 

 

 

~❖玉狛支部屋上❖~

 

 

遊真「悪いね迅さん。せっかく誘ってくれたのに」

 

迅「別にいいさ、決めるのは本人だ。おまえが後悔しないようにやればいい……………そうだ、それよりもおまえの話聞かせてくれよ。今までのおまえと親父さんとの話」

 

 

 

~❖玉狛支部空き部屋❖~

 

 

 

レプリカ『…………オサムには話しておこうと思う』

 

修「………?」

 

レプリカ『ユーマが「こちら」の世界に来た理由を』

 




陽太郎が達也のことを『あれいすたあ』と呼んでいるのはちゃんと理由があります

理由はのちのち明かします
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