WORLDTRIGGER THE ORIGIN   作:taipho

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黒トリガー②

~❖ボーダー本部会議室❖~

 

 

 

風間「これが今回の遠征の成果です。お納めください城戸司令」

 

城戸「御苦労。無事の帰還なによりだ、ボーダー最精鋭部隊よ」

 

机の上に置かれた4本のトリガーホルダーを見た鬼怒田開発室長が興奮を顕にする

 

鬼怒田「おお!素晴らしい!未知の世界のトリガー!これでボーダーのトリガー技術はさらなる進化を遂げるぞ!」

 

当真「鬼怒田さんさ〜遠征艇もうちょいでっかくつくれねぇ?オレ足なっげーから窮屈で死にそうだったぜ」

 

鬼怒田「バカ言え!あれよりでっかいのを飛ばそうと思ったらトリオンがいくらあっても足らんわい!」

 

当真「ありゃそーなの?」

 

城戸「………さて、帰還早々で悪いがおまえたちには新しい任務がある。現在玉狛支部にある『黒トリガー』の確保だ」

 

風間「『黒トリガー』………!」

 

太刀川「玉狛?」

 

城戸「三輪隊、説得を」

 

奈良坂「はい、12月14日午前追跡任務により近界民を発見。交戦したところ『黒トリガー』の発動を確認、その能力は『相手の攻撃を学習して自分のものにする』」

 

風間「…………!!」

 

奈良坂「その後玉狛支部の迅隊員が戦闘に介入、迅隊員とその場に居合わせたかった最上隊員とその近界民に面識があったため一時停戦、その近界民は迅の手引きで玉狛支部に入隊した模様─────そして現在に至ります」

 

当真「近界民がボーダーに入隊!?なんだそりゃ!」

 

風間「いや、それよりも最上だと!?やつが戻ってきていたのか!?」

 

城戸「そうだ、そしてその近界民の扱いを玉狛支部に一任するといった契約も交わしているが、『黒トリガー』だけはなんとしても我々の手元に置かねばならん」

 

太刀川「でも、達也が戻ってきてんなら例の『黒トリガー』も回収できたんじゃねえの?」

 

城戸「現在『黒トリガー』自体は本部と玉狛で合わせて2本ずつの4本あるが、最上が持ち帰った『黒トリガー』についてはまだ解析と起動実験が終わっておらずどんな性能かもわかっていない。実質本部には現在1本しか無いと言える」

 

風間「なるほど、それは早急に回収する必要があるようだ」

 

太刀川「『黒トリガー』の行動パターンは?1人になる時間とか決まってんの?まさか玉狛の全員を相手する訳には行かないだろ」

 

奈良坂「『黒トリガー』は毎朝7時頃玉狛支部にやってきて夜9時から11時の間に玉狛を出て自宅へ戻るようです。現在もうちの米屋と古寺が監視しています」

 

根付「チャンスは毎日ある訳だねぇ。ならばしっかりと作戦をねって……」

 

太刀川「いや、今夜にしましょう。今夜」

 

三輪「………!?」

 

鬼怒田「今夜!?」

 

三輪「太刀川さん、いくらあんたでも相手を舐めない方がいい」

 

太刀川「舐める?なんでだ?三輪。相手のトリガーは『学習する』トリガーなんだろう?今頃玉狛でうちのトリガーを『学習』してるかもしれない。時間が経つほどこっちが不利になるぞ」

 

三輪「…………!」

 

太刀川「それに長引かせたら米屋と古寺に悪いだろ。サクッと終わらせようや」

 

当真「なるほどね」

 

風間「………確かに早いほうがいいな」

 

太刀川「それでいいですか?城戸司令」

 

城戸「いいだろう、部隊はおまえが指揮しろ。太刀川」

 

太刀川「了解です。さて、夜まで作戦立てるか」

 

風間「襲撃地点の選定が先だな」

 

太刀川「なるほど」

 

三輪(太刀川慶……この人は昔から苦手だ………)

 

 

 

 

~❖玉狛支部❖~

 

 

 

宇佐美・小南「「おおお!?」」

 

小南「なに!?この数値!!『黒トリガー』レベルじゃない!!」

 

宇佐美「千佳ちゃんすごーい!!」

 

小南「どうなってんの………!?」

 

木崎「雨取のトリオン能力は超A級だ。忍耐力と集中力があって性格も狙撃手向き。『戦い方』を覚えればエースになれる素質はある」

 

宇佐美「おお〜…………!」

 

達也「ただ1つ問題がある」

 

木崎「問題?」

 

達也「キツいことを言ってしまうが、雨取さんはサイドエフェクトで見た感じ人が撃てない。理由はざっくり言えば自分を悪く思われるのが嫌だから。雨取さんは兄と近界民の事を相談し、信じてくれた友達を連れ去られている。そしてそれを自分のせいだと言われるのが怖いタイプだ。ボクもそうだからよく分かる」

 

千佳「わ………わたしは……………わたし…………は……………………」

 

達也「君のために言っておく。この先、人を撃てなければそう遠くない大規模侵攻でメガネくんが死ぬぞ」

 

修「…………え?」

 

遊真「オサムが………死ぬ?」

 

達也「迅が居ないからこの際言うが、迅の予知ではそこそこ高い確率でメガネくんが死ぬ。理由は敵が雨取さんを狙うからだ」

 

修「で、でもそれは千佳を戦いに出さなければいいんじゃ………」

 

達也「迅とボクは間違いなく雨取さんを囮にして市民の犠牲を減らそうとする」

 

修「そ………そ、そんな…!?」

 

達也「ボクのサイドエフェクトは説明が難しいから簡単に言うが、迅のサイドエフェクトとは根底から違う。ボクが見るのはボクが存在しない世界だ。ボクが見たものはこの世界でもボク自身が手を加えたところだけしか変わらず、他のところは全く同じことが起きるようになっている。ボクが迅を使って遊真くんをボーダーに入れたのだって、1番強い敵を抑えてもらうためだ。そのためなら本部と1〜2戦やり合うつもりでいる。これは君たちを利用しているボクなりの責任の取り方だ。ボクはメガネくんが傷つく事を知りながらその道を大きく変えず雨取さんを危険に晒そうとしている。だからその責任として雨取さんが苦しむことになったとしても人を撃てるようになってもらう。これは強制だ」

 

小南「達也さん……………」

 

遊真「ウソ入ってないっぽいね(……でも…)」

 

達也「それと遊真くん、君には皆が家に帰ったりでいない間レプリカ先生とボーダーのトリガーを解析して印を作ってもらう」

 

遊真「ふむ。なんで?」

 

達也「単純にメガネくんの生存率をあげるためだ。ボクが見た世界では相手の1番強い使い手を倒したものの戦闘体を失っていてレプリカ先生が敵に連れていかれてしまい、君はその後の『黒トリガー』での戦闘に大きな支障が出ている」

 

遊真「レプリカが………!?」

 

達也「だからこそ桐絵がいる間はボクが設定したトリガーで戦ってもらい、それらを印として強化して戦う方がレプリカ先生の健在とメガネくんの死を回避するのにいいと判断した」

 

レプリカ『なるほど、チカの方はともかく『黒トリガー』については理にかなっている。了解した』

 

小南「わっ!?なに!?」

 

 

レプリカ『はじめましてこなみ、とりまる、レイジ、私はレプリカ。ユーマのお目付け役だ』

 

達也「まあそういうわけだからレイジさんには悪いけどこの先は狙撃の基礎訓練と並行して仮想訓練モードでひたすら人を撃ってもらう。ボクは迅と共に遊真くんの『黒トリガー』狙ってくる慶や風間くんたちを退けなきゃならないから。あとは桐絵、新しい印を追加したら遊真くんの『黒トリガー』と戦ってあげて。これはボクからのお願いだ」

 

木崎「……………………わかった………」

 

達也「話はここまでだ。もう行かないと」

 

達也はそう言うとさっさと外へ出ていってしまった

 

修「………千佳、大丈夫か?」

 

千佳「………………………う、ん………わたし………達也さんが言ったことがすごい図星……だった…………だからちゃんと人を撃てるようになって誰にも迷惑をかけたくない!」

 

遊真「………………1歩前に進めたな!チカ。でもおれたちはチームだからな!師匠のレイジさんやおれたちは迷惑とか考えずガンガン頼ってくれよ!それがオサムを助けることになるんだからな!」

 

千佳「………うん!」

 

木崎「じゃあそろそろ午後の訓練を始めるぞ雨取」

 

千佳「はい!よろしくお願いします!」

 

遊真「おれたちも訓練室に行こうぜこなみ先輩。印を作る前に1度今の力を試しておきたい」

 

小南「いいわ!あんたの『黒トリガー』が拍子抜けじゃないことを祈ってるわ」

 

烏丸「さて俺達も行くぞ。三雲」

 

修「はい!烏丸先輩!」

 

 

 

 

~❖警戒区域❖~

 

 

 

現在警戒区域では遠征部隊と三輪、奈良坂を合わせた8人が玉狛支部に向けて走っていた

 

月見『目標地点まで残り1000』

 

太刀川「おいおい三輪、もっとゆっくり走ってくれよ。疲れちゃうぜ」

 

三輪(……………やっぱりこの人は苦手だ………)

 

月見『目標地点まで残り500』

 

太刀川「!!とまれ!」

 

太刀川の掛け声で全員が止まる

 

正面には迅と達也が待ち構えていた

 

風間「迅……!!それに………」

 

太刀川「よう、久しぶりだな達也」

 

達也「久しぶりだネ、慶」

 

迅「太刀川さん久しぶり、みんなお揃いでどちらまで?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

❖WORLD TRIGGER❖

 

 

 

 

当真「うおっ迅さんじゃんなんで?」

 

迅「よう当真、冬島さんはどうした?」

 

当真「うちの隊長は『船酔い』でダウンしてるよ」

 

風間「余計なことを喋るな当真」

 

太刀川「こんな所で待ち構えてるってことは俺たちの目的もわかってるわけだな」

 

迅「『うちの隊員』にちょっかい出しに来たんだろ?最近うちの後輩たちはかなりいい感じだから邪魔しないで欲しいんだけど。実際邪魔した人が隣にいるし」

 

達也「最善のためだ。だからこうして慶や風間くんたちを止めに来てる」

 

太刀川「悪いが出来ない相談だと言ったら?」

 

達也「まあ待ってくれ、君たちも聞いてると思うけど君たちが狙ってるやつの処遇は玉狛に一任されてるんだ。だから君たちがやってる事は契約違反だし、三輪は聞いてたでしょ?オレ言わなかったっけ?」

 

三輪「!?(オレ………!?)」

 

達也「あいつがいないとボーダー壊滅するって言ったよな?」

 

三輪「…………………!!」

 

達也「オレは今結構頭にきてるんだ。わかってたこととはいえ、あいつの事情も知ってると余計に!……………だからまあ手を出す前に話し合いをしたいんだけど…………」

 

太刀川「悪いがこっちも命令なんでな。その話は上とやってくれ」

 

達也「まあ君ならそう言うと思ってたし、君たちはここで負けてもらう」

 

風間「最上、迅『模擬戦を除くボーダー隊員同士の戦闘を固く禁ずる』隊務規定違反で厳罰を受ける覚悟はあるんだろうな?」

 

達也「先にルールを破ったのはそっちだ。オレのこの行動は市民を守るための行動であって今はオレが正義なんだよ風間くん」

 

迅「それにうちの後輩だって立派なボーダー隊員だよ。あんたらがやろうとしてることもルール違反だろ風間さん」

 

風間「………!」

 

三輪「『立派なボーダー隊員』だと……!?ふざけるな!近界民を匿ってるだけだろうが!!」

 

達也「おまえこそふざけるなよ三輪。おまえは自分の私怨を優先しておまえと同じ境遇の市民を大勢作ろうとしてるんだゾ?わかってんのかテメェ」

 

三輪「……………!?」

 

太刀川「だが、おまえたち2人で勝てるほど俺たちの部隊は甘くないぞ」

 

迅「おれも達也さんもそこまで自惚れてないよ。おれが『黒トリガー』使って達也さんと一緒でも勝率1割がいいとこだ。『2人だけだったら』の話だけど」

 

風間「………!?なに……!?」

 

そのとき遠征部隊を見下ろすようにしてA級5位、忍田本部長派の嵐山隊が姿を現す

 

太刀川「!!」

 

嵐山「嵐山隊現着した、忍田本部長の命により玉狛支部に加勢する!」

 

太刀川「嵐山……!」

 

三輪「嵐山隊……!?」

 

太刀川「そうか……達也が居る時点で忍田本部長派はそっち側って訳だ」

 

嵐山「遅くなりました達也さん、迅」

 

迅「いいタイミングだ嵐山、助かるぜ」

 

嵐山「三雲くんの隊のためと聞いたからな、彼には大きな恩がある。それに達也さんがここまでキレてるのは久しぶりみるからな。それほど重要だってことだ」

 

達也「木虎もメガネくんのために?」

 

木虎「命令だからです」

 

達也「慶、嵐山達が居ればオレらの勝ちは確定してるんだけどまだやるか?」

 

太刀川は基本的にポイント廃人の戦闘狂である

 

長い間戦えなかった相手との戦いに内心心を震わせながら腰の弧月を抜刀し、笑いながら答えた

 

太刀川「………当然」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

❖WORLD TRIGGER❖

 

 

 

 

 

 

戦いは機動力のある風間隊の3人による突撃から始まった

 

中距離の火器を持つ嵐山隊が銃で迎撃するも歌川を止められず、歌川は迅に斬りかかる

 

が、それをサイドエフェクトで予測していた迅にあっさりを対応され受けに回される

 

風間隊の3人が使うブレードのスコーピオンは耐久値が低いため簡単に折られ歌川は左肩から浅く斬られトリオンが漏出する

 

そこへ太刀川が入れ替わるようにして迅に弧月で斬り掛かる

 

太刀川の一撃は迅を仰け反らせ迅は体制を立て直すために一度距離を取る

 

太刀川はさらなる追撃に弧月の専用オプショントリガーである旋空を使い攻撃範囲を伸ばすが上に飛ぶことでそれも躱される

 

当真「うひーさすが迅さんイヤな地形選ぶぜ。全然射線通んねーじゃん」

 

太刀川「5人纏まってるとなかなか殺しきれないな」

 

風間「しかも迅はまだ『風刃』を1発も撃っていない。達也の方もトリガー構成が不明だ」

 

奈良坂「(嵐山隊の狙撃手はどこだ?こっちの動きは補足されているハズ………)後手後手だな………」

 

菊地原「風間さん、こいつら無視して『黒トリガー』獲りに行っちゃダメなんですか?うちの隊だけでも」

 

風間「玉狛には木崎たちがいる。ここで戦力を分散するのは危険だ」

 

菊地原「なるほど…………了解」

 

太刀川「三輪、米屋と古寺はまだか?」

 

三輪「もうすぐ合流します」

 

太刀川「出水、三輪」

 

出水「はいはい」

 

三輪「なんですか」

 

太刀川「俺と風間隊と狙撃手三人は総攻撃で迅をやる。達也は確かブレードがメインじゃなかったハズだ。出水は達也を抑えろ。三輪は嵐山隊を足止めしろ」

 

出水「了解」

 

三輪「………了解です」

 

風間「玉狛と忍田派が手を結んだという事は『黒トリガー』2つと本部隊員の3分の1、さらに最上がいることでA級部隊1つ分の戦力が増えている。戦力の上で完全に我々を上回っている。『黒トリガー』奪取はより緊急性を増した。失敗は許されないぞ三輪」

 

三輪「わかってます風間さん」

 

迅「………次はこっちを分断しに来そうだな」

 

嵐山「その場合はどうする?」

 

迅「別に問題ないよ。何人か嵐山達に担当してもらうだけでもかなり楽になる。風間さんがそっちいってくれると嬉しいんだけど、こっち来るだろうな」

 

達也「出水だっけ?慶のとこの射手がオレのとこ来るだろうな」

 

時枝「うちの隊を足止めするなら三輪隊ですね。三輪先輩の『鉛弾』がある」

 

木虎「どうせなら分断されたように見せかけてこっちの陣に誘い込んだほうがよくないですか?」

 

嵐山「そうだな、賢と連携して迎え撃とう」

 

迅「おっ来たな。上手いことやれよ嵐山、達也さん」

 

嵐山「そっちもな迅」

 

達也「スグ終わらせて風間くん取ってやるよ」

 

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

 

三輪「嵐山隊……なぜ玉狛と手を組んだ?玉狛と達也さんは近界民を使って何を企んでいる?」

 

嵐山「玉狛は知らないけど達也さんなら市民を守るためだろう?だからこうして俺たちが派遣されてるんだ」

 

三輪「……………チッ」

 

三輪は言い返せなくなりイラつき混じりにハンドガンの引き金を引き、嵐山隊VS三輪、米屋の戦闘が始まった

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

達也「はじめましてだな。出水だっけ?慶のとこの射手」

 

出水「おぉ〜これはこれは名前を覚えてもらえてるなんで光栄っすね〜はじめまして太刀川隊の射手の出水公平です」

 

達也「オレは最上達也だ。合成弾、あれは非常に使い勝手がいい」

 

出水「銃手の概念を創った人にそう言って貰えるとはホントに光栄だなあ〜」

 

達也「風間くんを受け取りに行かなきゃならんからな。サクッと終わらせよう」

 

出水「俺も太刀川さんを援護しに行かなきゃなんでその意見には賛成ですよ」

 

達也は左手に短機関銃を出し、出水はトリオンキューブを展開した

 

 

 

 

 

 

 

❖WORLD TRIGGER❖

 

 

 

 

 

 

太刀川が重い一撃で迅の体制を崩しその隙を逃さず風間隊が斬りこんでいく

 

風間が腕からブレードを出して迅の体制を崩ず

 

狙撃手はその隙を逃すまいと撃ち込むも読まれていて最小限の動きで躱される

 

古寺「奈良坂さん当たんないです!」

 

奈良坂「いいから黙って撃て、迅さんには予知のサイドエフェクトがある。躱されるは仕方ない。当てるんじゃなく動きを制限するつもりで撃て。迅さんの対処能力を攻撃の密度で上回るんだ」

 

当真「ふい〜」

 

奈良坂「当真さん、あんたも少しは撃ったらどうだ?」

 

当真「ああ〜?外れる弾なんか撃てるかよ。狙撃手としてのプライドが許さねー。『躱されるのは仕方ない』?そんなだからいつまで経ってもナンバー2なんだよ、おまえは。そんな訳でおれは出水の方に行くぜ。迅さんはおまえらに任せた」

 

奈良坂「………なんだと!?」

 

太刀川「いや、それでいい奈良坂。確かに当真はそっちの方が生きる駒だ……が、行くなら三輪の方に行け。冬島さんいないのに達也を狙撃したら逆に抜かれるぞ」

 

当真「うへぇそうなの?じゃあ大人しく三輪の方行くかー」

 

太刀川「あと、奈良坂たちまで居なくなられたら困るからな」

 

奈良坂「………はい」

 

菊地原「どんどん下がりますね『黒トリガー』のくせに」

 

風間「包囲されないためには当然の行動だろう。突出するなよ、浮いた駒は食われるぞ」

 

歌川「でもどうします?ここままだと警戒区域外まで行くんじゃ……」

 

太刀川「いやそれは無い。迅は市民を危険にさらさない(しかし……確かに消極的すぎる。一体何を考えている………?)」

 

太刀川と風間隊は攻撃の手を緩めず次々と攻撃を仕掛けるが全て下がりながら受け流される

 

太刀川「どうした迅、なんで『風刃』を使わない?」

 

迅「………」

 

太刀川「何を企んでる?随分と大人しいな迅。昔の方がまだプレッシャーあったぞ」

 

菊地原「まともに戦う気なんかないんですよ。この人は単なる時間稼ぎ、今頃きっと玉狛の連中が近界民を逃がしてるんだ」

 

風間「いいや、迅は予知を使って守りに徹しながらこちらのトリオンを確実に削っている。こいつの狙いは俺たちを『トリオン切れで撤退させる』ことだ」

 

歌川「………!?」

 

迅「あらら………」

 

太刀川「………なるほどあくまで俺たちを『帰らせる』気か『撃破』より『撤退』させた方が本部との摩擦が小さくて済む」

 

風間「戦闘中に後始末の心配とは大した余裕だな」

 

菊地原「………………(風間さんたちは何をもたもたやってるんだ………?『トリオン切れを狙ってた………?』買い被りだ、ただ逃げ回ってるだけじゃないか。この人とは遠征前の訓練でも何度か戦ったけど、大して強いとは思わなかったぞ………相打ちOKならスグに片が付く)風間さん、やっぱりこの人は無視して玉狛に直行しましょうよ。ぼくらの目標は玉狛の『黒トリガー』、この人を追い回したって時間のムダだ」

 

風間「(なるほど………迅の『逃げ』を封じる手か)………確かにこのまま戦っても埒が明かないな。玉狛に向かおう」

 

迅「…………やれやれ……やっぱこうなるか」

 

逃げを封じられた迅は『風刃』を起動しスグ横の壁に斬撃を伝播させ風間隊の菊地原の首を跳ね飛ばす

 

菊地原「え………」

 

歌川「!?」

 

『戦闘体活動限界ベイルアウト』

 

首を切断され戦闘体が活動限界を迎えた菊地原は本部に強制送還された

 

太刀川「出たな『風刃』」

 

迅「仕方ないプランBだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公のトリガー構成です

❖TRIGGER SET
・MAIN
ギムレット:拳銃
イーグレット(改)
シールド
エスクード
・SAB
ホーネット:突撃銃
弧月(改)
シールド
バッグワーム


ちなみに主人公の口調と一人称が変わってるのはわざとです

理由はのちのちということで

主人公のB級ランク戦所属部隊(自分で作る場合はオペレーター確定済み)※玉狛第二のメンツは原作通り

  • 自分で作る(メンバー小南)※まだマシ
  • 自分で作る(メンバー迅)※強すぎ注意
  • 自分で作る(メンバー???)※バイパー主
  • 香取隊※個人的にめちゃ好き
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