そして、第四回王様ゲームの後日談にもなります。麟の出番も少ないかもしれません。
そして、此方がコラボした作品です↓
『もうやだ……助けてバーサーカー!!!!』
https://syosetu.org/novel/219947/
それと、バイオ8をやった皆様なら、誰もが関わっているあの人も登場します。私も、あの謎の方がドナの次に好きです。
花の異変は自然に終わるが、スフィアの襲来とスフィアが憑依したメカゴジラの暴走が始まり、幻想郷に危機が訪れたが、氷の妖精がメカゴジラを氷結させて倒した。
チルノは目を覚ました後、霊夢にやり過ぎだと怒られたが、それ以上にメカゴジラを倒した事を褒められた。
凍結したメカゴジラはチルノが凍結状態を解除した瞬間に、液状化して溶けてしまい、使い物にならなくなってしまった。
ウルトラマンヒカリから元に戻った霖之助は、メカゴジラが溶けてしまった事を一瞬嘆いたが、メカゴジラがとんでもない破壊兵器である事は解っていた為、不良品として切り捨てた。
そして、宴会は王様ゲームで盛り上がり、最後には幼女化した文が大人の爆乳美女となったチルノに可愛がられるという辱しめを受けた。
そしてその数日後、ある世界から帰還した麟達。
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「いやぁ楽しかったねチルノちゃん」
「おう!アタイも色んな奴と戦えて楽しかったぞ!」
麟は自宅にチルノを招待した。萃香とフランが遊びに来ており、麟の話を聞いて羨ましがっていた。
「くそー!麟とチルノ!羨ましいぞ!」
「ずるーい!私も麟先生と行きたかったのに!」
萃香とフランも誘われたのだが、萃香はザ・キングダムの仕事があり、フランは寺子屋の宿題を済ませていた。
「まあああいう企画ってまたやると思うよ。その時は二人を誘うね」
「おおっ、期待してるぞ!」
「やったー!お願いね!麟先生!」
機嫌を取り戻した萃香とフラン。
(イリヤちゃん達が主催のパーティー。凄く良かったな~。最後はウルトラマントリガーだっけ?凄いなあイリヤちゃんは。まさか本物まで呼んじゃうなんて、どんだけ経済力良いんだろ?)
イリヤの凄さを実感した麟であった。
「そうだ。これ、お土産で二人に買ってきたんだよ。なんでも、ギルガメッシュが所有する物の中にあるお酒を真似たお酒みたいだけど、それでも高級なお酒らしいよ。後、皆で食べようと鮪の大トロや寿司にお刺身、それと炊いたご飯をその場で食べれる便利な品も沢山買ってきたんだよ」
麟がお土産として持ってたのは、金色の杯に金色の酒器といった“如何にも”と言わんばかりのお酒のセットだった。酒器の蓋を開けば、萃香ですら知らない高級な酒の匂いが漂う。
「こりゃ良い匂いだ!勇儀の杯に注いだらもっと美味くなるぞこりゃ!」
「そう言うと思ってさ。さっき───」
「よお麟!萃香も来てるか!?」
麟の家の扉を開けて、一人の女性が入ってきた。赤い一本角を額に生やす、姉御肌の女性だ。勇儀である。
「勇儀!これ嗅いでみろよ!凄い酒だぞ!」
「ん?おおっ、こりゃスゲェ!!でもランクを上げる前に元の味を確かめねぇとな!」
「おうよ!早く飲もうぜ!!」
勇儀が畳の上に胡座をかいて座り、麟がテーブルに寿司や刺身を皿に盛ってテーブルに置き、パックを開いて炊きたての白米をそれぞれの分用意した。
「んじゃあ今夜はプチ宴会だ!パーっとやろうぜ!」
「おう!アタイも飲むぞー!」
「萃香もチルノも盛り上がってるねぇ。お前もどうだい?英雄王さんの酒、一緒に飲まねえか?」
「はい。お付き合いします。勇儀さん」
こうして、冴月家にてプチ宴会が行われた。英雄王の酒(を模した酒)を萃香や勇儀は絶品だと評価し、勇儀の持つ杯に注いだ結果、更に美味しくなったのだが、味は想像にお任せしよう。
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その頃、妖夢は人里にやって来た。今日が休みである鈴仙と、此から人里でデートを行う為だ。
「お待たせ、妖夢ちゃん」
「いえ、来て頂いてありがとうございます!鈴仙さん!」
今日の鈴仙は何時ものセーラー服ではなく、下半身のエロさを引き出すピチピチのデニムに、細身のあるお腹を露出した短い白シャツという、大人の女性の魅力を引き出すファッションであった。
妖夢は何時もと変わらない服装であった。
「鈴仙さん、とても素敵です!」
「妖夢ちゃんは変わらないけど、妖夢ちゃんはそのままが一番似合ってるわ」
お互いのファッションを褒め合う二人。そして、人里を歩き始める二人は、ある話を始めた。
「あっ、御師匠様から聞いたんだけど、幻想郷中で達磨が馬車で商売してるって」
「達磨が?新手の妖怪ですか?」
「分からないわ。でも、商いの腕前は一流らしいわ。慧音さんと妹紅さん、それから人里の重鎮達がお世話になってるって」
「成る程。もし会ったら、料理の本とか売ってないですかねぇ」
「妖夢ちゃんの手料理が、もっと幅広くなるのね。私も、医学薬学の本とか売って貰えたら良いわね」
幻想郷に現れた謎の達磨の商人について話しながら、人里を歩いていると、突然一台の馬車が目に止まる。
「・・・ねえ妖夢ちゃん。あれってまさか・・・」
「デスヨネー」
まさか話をした達磨の店だろうか?そう思った二人。しかし、馬車の回りには何処から仕入れてきたのか、見たことも無い品から高級な品物まで、幅広い品物が数多く揃っていた。
すると、馬車の扉が開いて、中から達磨と言わんばかりの肥満体型の大男が現れた。素足のままだが、体型的に移動等不可能に見えるが、その動きには軽々しさが感じられた。
「お待ちしておりました。鈴仙・優曇華院・イナバ様。魂魄妖夢様」
「噂通りの達磨だ・・・」
「というか、私達の名前を?」
「ホッホッホッ。商いを営む者、情報収集は基本です。それにお二方は、幻想郷でも有名なカップルとお聞きしております」
「「っ!?/////」」
二人は顔を赤くした。そんな情報が何処から流れてきたのか疑問を抱いたが、それ以上に恥ずかしさで固まってしまった。
「おやおや?まだお付き合いしておられなかったのですか?お会いした際も近い距離感を感じたので、もしやと思いましたが」
「・・・まだ、お付き合いは・・・///」
「私と鈴仙さんは・・・その・・・///」
「因みに、此方の情報を提供して頂いたのは因幡てゐ様ですぞ」
「「・・・へぇ」」
鈴仙と妖夢の目元が黒く染まる。怒っているのが一目で分かる。
「妖夢ちゃん。この後悪戯兎狩りでもどう?」
「良いですね。では、えっと達磨さん。兎を売ってくれますか?」
「おっと自己紹介がまだでしたな。私は『デューク』と申します。商いを営んでおります。ええっ、勿論ですとも。兎を捕獲した暁には兎料理を振る舞って差し上げましょう」
てゐ。逃げよ。
「それはそうとお二方。私の店『デュークの大店』をご利用しませんか?初回利用により、通常価格より半額サービスさせて頂きます」
「本当ですか!?」
「勿論ですとも」
こうして、デュークと商売を始めた鈴仙と妖夢。妖夢はデュークに刀の修理を頼んだ。デュークはお金を受け取ると、瞬く間に妖夢の刀三つを完璧に仕上げた。
楼観剣や白楼剣、星斬丸も刃こぼれが無く、光をより強く反射するようになった。
「出来ましたぞ。三つの刀はどれも素晴らしい業物の刀でしたな。こうして業物の刀を手入れ出来るのも、多々良嬢から鍛冶を教わったお陰ですな」
「小傘ちゃんとお知り合いですか!?」
「私に鍛冶を教えてくださいました。お陰様で私は銃のカスタマイズだけでなく、剣や刀等の近接戦闘武器の修理や強化、改造もお手の物となりましたぞ」
「素晴らしいです!小傘ちゃん直伝ならば、これ程の刀の修理具合も納得出来ます!」
「貴男何者よ?」
「ホッホッホッ。私自身も存じ兼ねますが、今はザ・キングダムと幻想郷、外の世界を経由する商人と思って頂ければ」
「成る程」
鈴仙は納得した。ザ・キングダムの話は、自分も聞いた事があるからだ。
「じゃあ、私の銃も修理してくれるかしら?」
「どれどれ・・・ほう此は!イナバ様の銃は外の世界でも全く見ない機能を備えております!ハンドガン、ショットガン、マシンガンの三種の形態に切り替えが可能!此が月の技術というものですな!」
「凄いわね。其処まで分かるの!?」
「勿論です。商いには見極めを必須ですから。では、修理をご希望ですかな?」
「ええっ、お願い」
「はい。ご利用ありがとうございます」
こうして、デュークの大店を利用した妖夢と鈴仙。妖夢は前より切れ味と軽さが増した三つの刀の良質さに満足し、鈴仙は以前よりも弾速や連射速度、威力が増した銃の強さに驚く事になるのだった。
そして鈴仙は知らなかった。とある大異変で、彼の助けが多く必要になる事を。
デューク。彼は本編では稀に登場させるつもりですが、特に風神録や紺珠伝ではかなり世話になるかと。番外編や後日談、コラボ編では時々出番を増やそうと思ってます。