ありふれていなければならない物理法則で世界最強 ※完結   作:十二の子

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 標準理論に沿い、延長するカタチで魔力を説明するのは困難だった…(インフレーション前を持ち出した時点で全然沿ってないが)。


29 「ヒカリ・ヒトツイシの第二心理」

―*―

 

 …完っ全に、分断されたわね。

 

 氷鏡の道を進め、と。

 

 それにしても、よく映るわよね。

 

 温度がめったに上がらないから、水蒸気が発生せず、霜が降りないせいで永久に氷の様子が変わらない、と。

 

 …まるで、氷の向こうで、生きて、動いているもう一人の私がいるみたい。

 

 それにしたって、危ないわよ?銃なんて向けちゃ。

 

 カッ!

 

 [殺伐としたものね。銃弾に銃弾をぶつけるなんて。]

 

 「あなたが先に、ゴクを向けてきたんでしょう?

 

 それと、その黒の服、喪服のつもりにしても趣味が悪いから、止めてくれる?」

 

 [意図がわかっているのなら、止めるはずないでしょ?]

 

 「あなたも、大迷宮の試練でしょう?

 

 自分に打ち勝つー私自身が目を背けてきたネガティブパートや矛盾に打ち勝つことで、神につけ込まれないことを示せ、と。だから、負の自分との対戦をしなければならない。

 

 だけど、あいにく、私の今のステータスは知っての通り。

 

 借り物の武器は無数にあり、その中には燃料気化爆弾も、そして使徒人格を使うことを決心したのならば波動砲で惑星すら危うくなるかもしれない。

 

 だけど、耐久値は雀の涙。使徒人格で障壁魔法を用いたところで、フュージョンカノンの前には何の意味もなさない。

 

 大迷宮の試練として、自ら大迷宮を吹き飛ばした後で反省するか、それとも今戦うことを辞めるか、どうする?」

 

 [ペンは剣よりも強し。

 

 武器を一つも使わずに、屈服させて見せるわ。]

 

 「なるほど、答え合わせに来たのね?」

 

 私に、真理を突き付けるカタチで。

 

―*―

 

 [まず、異論なく、標準理論の延長線上として構築したこの世界の法則、自然界の第5力『魔力』に関する法則をおさらいしましょうか。]

 

 「物質の状態を変化させるには、エネルギーを与えなければならない。

 

 魔法の一部には、明らかにエネルギーを増減させているものがある。

 

 以上から、魔力の正体は、力と考えられる。

 

 でも、どう見ても、電磁気力、重力、弱い力、強い力の4力とは相互作用していても別物。

 

 そして、この上で、魔法の頂点であり祖先である神代魔法を分析する。

 

 生成魔法は、強い力による素粒子の核子化と、弱い力による核子の原子核構成で、好きな原子を生成する。

 

 重力魔法は、言わずもがな、重力を操る。

 

 魂魄魔法は、電磁気力に作用して、脳内の電子作用を再現する。

 

 昇華魔法も、同じく脳内の電子作用に作用して、潜在能力を引き出し、処理能力を向上する。

 

 こうしてみれば、魔力は4力が未分化な姿だと解釈することができる。」

 

 [『自然界の4力はもともとは1つの力であり、1つの式で説明することができる』っていうのが、現代物理学が目指す世界の真理、『統一場理論』だものね。具体的には超ひも理論がその答えで、ひもの状態によって力の性質が変わるって言う仮説が有力だったけど、トータスには統一された力が実在した、と。

 

 私は、その、統一状態の力こそが魔力の正体で、魔法としての物質への作用は、魔力が4力に分化した結果起きている、と、そう考えた。

 

 でも、空間魔法は?再生魔法は?

 

 空間魔法は連続していると考えられる空間を不連続につなげる。

 

 再生魔法は不可逆と考えられている時間を逆転させたかのような現象を引き起こす。

 

 これらは、4力では説明がつかない。

 

 これを踏まえて、4力統一粒子の正体は?]

 

 「踏まえるまでもないわ。

 

 4力は、宇宙創成の時には1つで、その後インフレーションに伴う場の相転移により、重力、強い力、弱い力、電磁気力と派生した。

 

 その前の世界、つまり、インフレーションの前の世界を満たしていた力場が、この世界にはまだ、分化しきらずに残っている。

 

 魔力伝播子であり魔力でもあるとはすなわち、標準理論では説明しきれないインフレーション前を満たす、エネルギーか質量であるかすら未分化な存在、『インフラトン』。

 

 インフラトンは空間そのものに伴い発生し、宇宙が膨張しても薄まることはなく一定の密度で存在し、かつそれ自体が不安定なために質量物質かエネルギーになるその過程で放出する大量の相転移エネルギーによってインフレーションを引き起こしたと考えられている。

 

 けれどこの世界、トータスでは、インフレーションが完全な形で起こらず、インフラトンが併存し、空間がある限り存在し発生し続け、そして、その不安定さによって容易に分化、作用している。これを指して、トータス人は『魔力で魔法が起きた』と言うのね。」

 

 [インフラトンは原初の粒子にして、宇宙が今のカタチになるインフレーション前の粒子。だから、時間にも空間にもとらわれないし、ないがしろにしても驚かない、と。

 

 でも、それだけですべてを説明できたことにはならない。

 

 空間魔法だって再生魔法だって、作用そのものを説明することができない。

 

 さて、現状の理論では一切を説明できないとされている謎の存在、インフラトンとは何でしょう?

 

 どうして概念魔法は、インフラトンを介して、物質でもエネルギーでもなく、概念そのものに干渉できるのでしょう?]

 

―*―

 

 科学とは、多分に数学的なモノであり、論理の飛躍は厳禁である。

 

 物事の証明は、原因と結果を積み重ね、要素の欠落なく行われなければならない。

 

 すでにその点で、一石の考えは穴だらけだったが、「魔法」という訳の分からないものを無理やりに既存の体系に当てはめる過程での無理は排除できない。

 

 彼女は、考えた。

 

 ある一面から見ればー

 

 ー概念魔法でも、魔力を消費する。それはインフラトンが、4力への分化によって質量に作用しつつも、また別口で、「概念、または、その裏側にあるもの」に作用することを示す。

 

 概念の上にあるもの。

 

 概念を裏打ちするもの。

 

 そしてまた、インフラトンが「質量とエネルギーが未分化な存在」であるからには、インフレーション前には質量もエネルギーも存在しなかった。

 

 では、インフレーション前にあったのは?

 

 「宇宙を成す情報ビットが、インフラトンの正体?」

 

 [確証はないけど、そう思ってるのよね?

 

 宇宙の根幹は、結局、構成情報そのもの。

 

 どの粒子がどの位置にどのエネルギーで存在するか、それ自体が1つの情報であり、物質とエネルギーの集積である世界は、それと同時に、それらの位置と状態の情報の集積の裏返しでしかない。

 

 インフラトンの『空間における密度が決まっている』という性質も、空間が内包する情報の規定量だとすればそうであるべきだとわかる。

 

 当然のことながら、それは情報そのものであり、情報を集めれば概念になるのだから、大量の情報粒子インフラトンに干渉することで、時空の座標を書き換える空間魔法や再生魔法はおろか、概念そのものを造り出し、それどころか世界の情報そのものを新たに作り出したり壊したりすること、概念魔法さえできる。

 

 でも、ここでまだ、私には疑問があった。]

 

 真っ黒なもう一人の自分に対し、一石光は首を横に振る。

 

 「ないわ。」

 

 [あなたは私。

 

 ないって言っても、あるものはあるのよ?

 

 すべての事実と同様に。

 

 世界のすべてと同様に。]

 

 一石は、口を開かなかった。

 

―*―

 

 [沈黙は了解とみなすわよ。

 

 魔力を伝えて現象を起こす魔力伝播子にして、魔力そのもの。それが創世の粒子インフラトン。

 

 そしてまたインフラトンは、空間そのものに内在してこの世を裏打ちする情報の構成要素でもある。

 

 では、どうして、それ自体ちっぽけな情報の集積でしかないはずの人間が、情報の構成要素に働きかけることができるのか。

 

 そもそも、なぜ、地球世界とトータス世界が同じ情報の規格に基づいているのか。

 

 そして、魔法が、人格、自我、主体に依存している。

 

 もはや逃げることは許されないでしょ?

 

 メディアリテラシー…って言うのもおかしな話だけど、情報が存在した時に、どう受け取り、その結果世界をどう見るかは、受け手に委ねられている。

 

 わざわざ私が人間原理を持ち出して説明する必要性は、ありそう?

 

 …もう、口答えでごまかす元気もないか。

 

 この世界が人間が存在できる世界なのは、人間が存在できる法則である世界なのは、人間が存在しなければこの世界が存在しないからだ…なんて説くのはたしかに開き直りに思われても仕方ない。

 

 だけど、この世界の情報が人間が存在できるような情報であるのは実際、人間が存在するからかもしれない。

 

 あるいは、宇宙の構成情報はさまざまな受け取り方があるけれど、人間が存在できるような受け取り方にしか人間は情報を解釈することができないのかもしれない。

 

 あるいは、あるいは?

 

 無数の情報でできたこの世界が、私たちが見て聞いて感じるような世界として理解するまで、そのプロセスのどこかには、私たちの、観測主体の介入がある。

 

 ここで『なぜ人間がいる世界なのか』を、『なぜ私がいる世界なのか』に置き換えても、結果は同じ。]

 

 「止めて!もう、止めて!」

 

 [そう思う、どれだけ多くの人たちに、あなたはこの世界で選択を強いてきたのかしら?

 

 そう、選択。

 

 一見『私がこうである世界』『私がこうでなかった世界』を選べるように思えても、現にこうであるからには、私に選ぶことなどできない。

 

 この世界を私に対して存在させ続けているのは、ただ一人、私。

 

 その限りにおいて、主体にとってこの世界は、主体が見ている夢と言っても過言ではない。

 

 過去も今も未来でさえも、誤謬なく、ある一点において、観測者の脳みそが観測者に感じさせている幻想でしかない!

 

 味気ない情報のかたまり、羅列が、私たちが感じてきた『地球』『トータス』になったのは、ただただ、そのカタチでしか私たちの脳みそが構成情報を解釈できなかったから!

 

 『概念魔法に極限の意思が必要』?

 

 言うまでもない!

 

 この世界が今あるように受け止められること自体に、意思が大きく介在する。特に、その大部分は、無意識、潜在心理、深層心理!

 

 ならば、意思、表層心理で世界を捻じ曲げるには、必然、強力な意思が要求される!

 

 普段当たり前だと誰もが思っている情報の集積を、意思の力で捻じ曲げ、読み替える、それこそが、概念魔法の正体だとしたら!

 

 そして、『言語理解』のような技能も、その存在と使えることに疑問を心の底から持ってこなかったからこそ、何の問題もなく、当然のごとく使われてきた!

 

 私が魔法を使えないことすらも!ただ、私が心の底で認めている情報が、標準理論の枠内に過ぎないから!

 

 技能、それは、トータスにおける自らの定義!

 

 …さて、これだけのことを確信した上で。

 

 強情にもあなたは、トータスに入ってもトータスに従わなかった。

 

 最初からわかっていてもなお、人間の深層心理における情報次元の解釈は、各人の間で齟齬をきたしていないことからわかるように共通フォーマット、世界の在り方を変えるようなことはできなかったかもしれない。それでも、魔法の一つや二つ使えたかもしれない。

 

 でも何より罪深いのは!

 

 この世界が、根本的には、観測者である私の情報解釈によって存立しているというこの一点!

 

 ならば世界のあらゆる事象の責任は、今まさに、私自身に帰す!

 

 私の両親が死んだのも!

 

 私が香織たちを巻き込んでこの世界に来たのも!

 

 私がお荷物になっているのも!

 

 みんなみんな、観測主体である私、私こそが望んだ結果!

 

 その事実を知ったうえで、私は今、何を果たすの?果たせるの?

 

 いや、違うか。

 

 情報を取捨選択して、どんな世界を選ぶつもり?]

 

―*―

 

 ドタッ。

 

 一石光は、氷の上に倒れ伏した。

 

 反論は、何一つ浮かばない。

 

 いつか、南雲ハジメが、「涼宮ハルヒの憂鬱」という一冊を勧めたことがある。そのヒロインの能力は、「世界を夢のように、願望によって好きに改変できる」というものだった。

 

 しかし現実たるや。

 

 己がいる世界の実存を証明できるのが己の脳みそであり、また世界は脳みそによってつくられていると言いきらないまでも解釈されていること。

 

 それに気づいたことは、世界が自らの掌の中に落っこちていたことに気づいたにも等しい。

 

 そして、また。

 

 探究者たちが求め、解明を願い続けてきた「万象の真理」はここで、その一端をあらわにした。

 

 ・世界はつまるところ、情報の集まりである。

 

 ・質量、エネルギー、魔法というのも、情報が人間の脳に受け入れられるカタチで解釈された結果そう見えるだけ。

 

 ・情報を解釈し、見えている世界を構築する能力は、主体、意識によって達成されている。だから、人格が2つあれば技能もまったく違う2つなのも道理。

 

 ・明らかに潜在意識のほうが意思より大きいので普通はそうはならないが、極限の意思の場合はその限りではなく、脳が情報の解釈と取捨選択を意志的に変えることで世界の在り方をも変えることも可能である。これこそ、空間魔法や再生魔法の根幹である時空操作であり、情報そのものに干渉する概念魔法である。

 

 ・技能のような誰も気にしていない能力、また、本来は人間にできない情報粒子インフラトンへの作用による魔法行使も、使用者がそれをできて当然だと思っていることが世界の在り方に作用し、可能にさせている。

 

 あえて、ややこしい要素をすべて省き、結論だけを簡潔に表すことを許されるのなら。

 

 ・「ある人にとって世界の在り方を保証するのは、その人自身の脳みそだ」

 

 ・「だから、世界の在り方は、その人が思った通りに変えられる。それが、概念魔法。」

 

 ・「実際は、意識的に思っていることより、無意識に思っていることのほうが多い。だから、世界は変わらない。」

 

 ・「だけど、極限までに強く無意識に伯仲できるほどの意志の力があれば、世界は好きなように書き換えられる。」

 

 ・「逆に、今の世界の在り方のいくつかは、、その人がこれで当然だと心の底で思っていることに由来する。」

 

 ・「さあ、キミは真実を知った。世界を、変える力は、もう近い。」

 

―*―

 

 「私は…」

 

 違う。

 

 [え、何?]

 

 「決定的な間違いと、些細な間違いが、1つずつ。」

 

 [ここまで追い詰めても、まだ?

 

 すべてのとがが私にあると知ってなお?]

 

 「虚像の私なら、言うまでもないでしょう?

 

 どんな状態に置かれても、私、考えることだけはやめてないの。」

 

 [ああ、なるほど…ね。それはまいったね。]

 

 「まず、些細な間違い。

 

 この世界の主体を私に置くのは、間違っている。」

 

 […否定するの?

 

 それに、世界の真理に関わることが、些細?]

 

 「私は今まで、世界の観測者、存在の保証者を私自身に位置づけようとしてきた。

 

 その場合、他の人の存在は、私が脳内で生み出した幻想でないのなら。」

 

 [それは確かに理論的に厳しいところね。私の深層心理が魔法を否定しているのに、私が脳内で生み出した幻想の人物が魔法を使えるのはおかしいから。

 

 でもそれは、ホログラム理論で解決しない?

 

 この世界の真象は、情報次元の羅列情報。それを、それぞれの人がそれぞれの見方で見た結果が、物質世界。そして、同じ人間の脳構造、だいたい見え方は一緒、と。

 

 多少ご都合主義に情報の見え方や情報そのものを変えたところで、それなら]

 

 「だとして、なぜ、知りもしない別の情報次元に突然放り込まれたのか。

 

 そして、何より。

 

 概念魔法の存在は、さすがに、齟齬が大き過ぎる。

 

 その存在を知らない万人にも同じように作用することについては」

 

 [だから情報の在り方そのものに]

 

 「…そもそも、私という存在の根拠を私自身の存在に求めている自家撞着と言う点を、人間原理そのものが解決できていない。

 

 私が求める理由は、そこにはない。

 

 真理より先の、私が求める、真理の存在理由。『そうなっているものはそうだから』じゃない。なぜそうかを聞いているの。

 

 …間違いない。

 

 観測者は、別にいる。」

 

 [インテリジェンス・デザイン?

 

 せっかく私自ら私を絶対神の地位に引き揚げておいて、それを言い出す?]

 

 …ああ、この虚像の私、リアルタイムスキャンをしているわけじゃないのか。

 

 今の私の気持ちまでは、わからないのか、それとも迷宮のキャパシティーが私の思考速度に追い付いていないのか。

 

 「情報次元の外側に、観測者がいて、私たちと私たちの世界の在り方を破綻なく意味づけている。

 

 だから、だからこそ私たちは意味として存在するし、破綻なく脈絡を以て存在するための脈絡を近似的に見たら、私がたどり着いたとおりの理論でつじつまが合ったのかもしれない。

 

 [それじゃ、まるで…

 

 …まるで、まるでその、外側の観測者の世界の脈絡が、私たちの世界と同じであるかのような…

 

 まあいいわ。

 

 それで、これが、インテリジェンス・デザインが些細なことって、どういうこと?

 

 知ることができた真理と、それに伴う責任。それより重いものなんて]

 

 当然、あるわよ。

 

 「私は、過去も、今も、見ていない。

 

 私が目指すのは、未来だけよ。

 

 そしてあなたは、私に、私が目指す未来を得るためのカギを手渡した。」

 

 諸刃の剣でしょうけど。

 

 「誰もいない、今だからこそ。

 

 もはや、私の魔法に、詠唱は一通りでいい。そう、教えてくれて、ありがとう。」

 

 そう、たった一通り。

 

 [あらら…

 

 …ダメだったか。

 

 それで?

 

 もはや、私には、この大迷宮の神代魔法を手に入れる必要性すら薄いわよね?

 

 どうして、迷宮の試練に過ぎない虚像の私を、生かしておくの?]

 

 うーん、私が、機会主義者だから?

 

 「私が望む世界を、つかみ取るためよ。」

 

 [まだ、私は、私自身の力では、何もできないのね。]

 

 「私は、私の世界の存在を証明し存在させることができて、それで手一杯だって、さっき示したじゃないの。」




 あえて例えるならば、この理論は「魔法科高校の劣等生」の魔法理論と微妙に似ています。情報の世界があって、それを反映するようにこの世界があり(=情報の世界が人間にはかくのような世界に見え)、通常の魔法は情報世界のビット(=魔力・魔力伝播子)を4力へ相転移させることで魔力をエネルギー作用に転換して作用し(なお失われたインフラトンは空間密度一定則で補充され)、神代・概念魔法はビットを生み出し/書き換えて情報世界を改ざんしています。

 その上でー
 
 ー理論の要旨は「誰もがハルヒパワーを持っている。ただ、意識がハルヒパワーで世界を書き換えようとしても、それ以上に強い無意識が書き換わるわけないという方向に常にハルヒパワーを働かせているので、改変できない。」というところにあります。しかし、神代魔法、概念魔法という説明と「究極の意思」によってはじめて、無意識を乗り越えて世界を改変できるようになったのです

 では、法則に絶対の信頼を置く一石光の場合は?
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